M103

Last-modified: 2021-10-20 (水) 10:56:45

アメリカ RankV 重戦車 M103

車両情報(v2.3)

必要経費

必要研究値(RP)170,000
車両購入費(SL)440,000
乗員訓練費(SL)130,000
エキスパート化(SL)440,000
エース化(GE)1,400
エース化無料(RP)830,000
バックアップ(GE)80
護符(GE)2,300

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング7.7 / 7.7 / 7.7
RP倍率2.08
SL倍率1.4 / 1.5 / 1.8
最大修理費(SL)5,640⇒*** / 5,100⇒*** / 6,300⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)19.4⇒38.4 / 14.3⇒24.0
俯角/仰角(°)-8/18
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
19.4⇒14.9
スタビライザー/維持速度(km/h)無し / -
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
127 / 51 / 38
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
162 / 159 / 58
船体崩壊
重量(t)56.7
エンジン出力(hp)1,046⇒1,545 / 716⇒810
2,800rpm
最高速度(km/h)36 / 34
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)214
乗員数(人)5
 

暗視装置

有無種類
赤外線投光器-
車長-
砲手-
操縦手赤外線

基本武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
主砲120 mm M58 cannon133**
機銃12.7 mm M2HB machine gun11000-
機銃7.62 mm M1919A4 machine gun28,000-

弾薬

名称弾種弾頭重量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)購入費用
(SL)
10m100m500m1000m1500m2000m
M358 shotAP231067281280265248233218
M356 shellHE2376242
M469 shellHEATFS2411433801300

車両改良

車両改良

Tier名称必要RP(RP)購入費用(SL)
ITracks******
Parts******
Turret drive******
IISuspension******
Brake system******
FPE******
Adjustment of Fire******
IIIFilters******
Elevation Mechanism******
IVTransmission******
Engine******

スキン

名称条件説明
Standard初期スキン
 

スキン画像(クリックで表示)

スキン画像

Standard
[添付]

研究ツリー

前車両T32
派生車両
次車両T95E1

解説

Ver.1.45にて追加されたアメリカ重戦車のトリを飾る車両。これ以降は重戦車からMBTとなりM1シリーズに繋がる。

 

【火力】
本車両の最大の特徴はここにあり、主砲は120 mm M58 cannonを搭載している。また本車両からHEATFSを使用でき、その貫徹力は380mmである。
一見するとL7砲のHEATFSより貫徹力が低く弱いように見えるかもしれないが、その炸薬量は圧倒的であり加害力は断然こちらのほうが上である。
(比較に西側105mmL7系列のHEATが1.27kg、120~125mm滑腔砲のHEAT群と比較しても倍か5割増しと炸薬量だけならトップクラス)
また、L7砲との違いとしてこちらはAPBC弾を使える。HEATFSと違い大口径故に減衰が少なく、貫徹出来れば正面からでも内部を乗員やモジュール諸共に滅茶苦茶に出来る120mmの威厳を存分に体感できる。これはTiger2Hの車体装甲を真正面からなら撃ち抜けるほか、T-54(47年型は除く)、T-62の砲塔や車体を易々と撃ち抜くことが可能だ。故に状況に応じてHEATFSとAPBCを使い分けることを推奨する。
なお、120mm砲である分装填速度も遅いので少なくともエキスパート化はするとよいリロード遅いとはいえソ連のISシリーズよりも断然優秀な速さで90mm砲と数秒しか違わない上加害力は圧倒的に高くなっているため結構お得である

 

【防御力】

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内部構造

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↑左にある筒状の物も弾薬。*1

装甲自体は薄くはないが、周りに貫徹力の高い化学弾を使える車両が増えてきたために相対的な装甲の優位性は下がってきている。しかし、格下相手には十分であり、戦う敵に応じた戦術を取れれば問題はない。ただし、機動力の欄にある通り側面装甲を減らす代わりに重量増加を抑えた設計であるため側面装甲は薄い。よって、周囲への警戒は怠らないように、敵は必ず真正面に捉えるようにする事。

 

【機動力】
正面以外の装甲を減らすことにより車両重量の増加を抑え込んだ設計になっているため、重戦車としては比較的良好な機動力をもっている。
ただし超信地旋回が出来ず通常の旋回も遅いため、近接戦闘は不得意。

 

【総評】
戦後戦車と言うこともあり、従来の重装甲重武装で鈍重な重戦車のイメージよりは、
主力戦車に近い味付けがされており、使いやすい戦車である。
ただし、リロード速度も速くはないため接近戦は厳禁である。

 

史実

M103はアメリカが開発した重戦車であり正式名称は120mm砲戦車 M103(120mmGun Tank M103)
第二次世界大戦終結直後の1945年9月に行われたベルリン戦勝記念パレードに登場したソビエト連邦のIS-3に脅威を覚えたアメリカが、これに対抗しうる車両として開発したもの。
しかし、生産が開始されたときには既に重戦車というカテゴリが陳腐化しており、開発の遅れから朝鮮戦争への本格投入は間に合わず、その重量故にベトナム戦争にも投入されず、実戦を経験することなく退役した。
因みにエンジン出力が65tもの車体を動かすのに精一杯だったのでM103は常にパワー不足に悩まされていた。

M103は西ドイツに駐留する独立戦車部隊に配備され、T43E1を改良したT43E2が開発された。陸軍はこれを「T43E1(M103)で充分」として採用しなかったものの、海兵隊が採用、1957年6月にM103A1として制式化され、海兵隊の3個戦車大隊に配備された。M103A1は後に海兵隊からリースされる形で1959年より陸軍にも装備された。
後に研究目的で数両が中華民国に渡った。現在は1両が中華民国陸軍集集営区内において展示されている。

重戦車というカテゴリがなくなった理由

なぜ重戦車は姿を消したのであろうか。その理由の一つとして、主要各国で1950年代から60年代にかけて、火力、防御力、機動力の3つの要素を高いレベルでバランスさせた近代的な主力戦車、MBTが、戦車部隊の主力として開発、配備されるようになったことがあげられる。

 

この時代のMBTの代表格といえるのが、1963年に西ドイツで開発されたレオパルト1だ。この戦車と第二次世界大戦中に開発されたパンターの最高速度を比較すると、レオパルト1が65km/hとされるのに対して、パンターは46km/hとされており、特に機動力の向上に力が入れられていたことがわかる。こうした高い機動力を持つMBTの登場によって、もともと中戦車よりも低かった重戦車の機動力が、相対的にはさらに低下することになり、戦車部隊の主力であるMBTの進撃についていくことがますます難しくなったのである。加えて、戦車部隊とコンビを組む機械化歩兵部隊にはアメリカのM59やソ連のBTR-50,ドイツのSPz.12-3(開発はスイス)の様な全装軌式の装甲兵員輸送車(Armored Personnel Carrier:APC)が配備されるようになった。大戦中の機械化歩兵部隊にはアメリカのM3ハーフトラックやドイツのSd.Kfz.251のような、前が車輪で後ろが履帯の半装軌式の兵員輸送車がかつ多く配備されていたが、こうしたものよりも全装軌車のほうが、特に不整地において高い機動力を発揮することができた。このように、高い機動力を持つMBTを主力とする戦車部隊と、同じく高い機動力を持つAPCに乗る機械化歩兵部隊を組み合わせた機甲部隊は、第二次世界大戦中の中戦車を主力とする戦車部隊と、半装軌車に乗る機械化歩兵部隊を組み合わせた機甲部隊よりも、更にテンポの速いスピーディな機動戦を展開することができた。逆にレオパルトの様なMBTは、機動戦の作戦テンポの向上を実現するために大戦中の中戦車よりも高い機動力を与えられたといっても良い。

 

その一方で重戦車は、戦後になっても相変わらず機動力を犠牲にして強大な火力と強靭な防御力を追及する傾向が強く、高い機動力を持つMBTやAPCについていくことが難しかった。機甲部隊の作戦テンポが大戦中よりもさらに速くなったために、機動力の低い重戦車の活躍の場が一段と狭まりもともと汎用性の低かった重戦車の戦力としての価値がさらに低下してしまったのである。たが、戦後に開発された重戦車の中には、53km/hを誇るソ連のT-10Mのように、MBTにさほど劣らない機動力を備えていた物もあった。こうした重戦車まで姿を消すことになったのはなぜだろうか。

 

実は、1960年代初めごろに開発された新しいMBTの中には、1950年代に開発された重戦車の装甲を通常の戦闘距離で貫通可能な大威力の戦車砲を搭載するものや、重戦車に匹敵する重装甲を備えたものも登場してきたのである。一例をあげると、1959年に制式化されたアメリカのM60戦車の搭載する105mm砲は、新しい装弾筒付徹甲弾(Armor Piercing Discarding Sabot:APDS)を使用すると、M103が搭載していた120mm砲の発射する徹甲弾を上回る貫通力を発揮できた。この105mm砲は、もともとイギリスの開発したL7シリーズの戦車砲をライセンス生産したもので、前述した西ドイツのレオパルト1、イギリスのセンチュリオン、日本の74式戦車やスウェーデンのStrv.103(所謂S-tank)などにも同系列の砲が搭載され、旧西側諸国の事実上の標準戦車砲となった。つまり、重戦車のMBTに対する火力面の優位性が事実上消滅してしまったのである。

 

加えて、M60の装甲は砲塔前面が178mm、大きく傾斜した車体前部上面が93mmとM103よりやや薄かったものの、改良型のM60A1では車体前部上面が109mm、砲塔前部が245mmに強化され、M103と大差ないものになった。しかも、M60シリーズはこれだけの武装と装甲を備えていながら、M103に比べ小型軽量であり、加えてM103よりもエンジンがパワーアップされたことによって、最高速度は48km/hとM103を上回る高い機動力を発揮できた。また、距離にかかわらず一定の装甲貫通能力を発揮する成形炸薬弾が戦車砲弾として広く搭載されるようになったこと、その整形炸薬弾を搭載して理論上100%にちかい命中率を持つと考えられた対戦車ミサイルが実用化され、各種の対戦車車両に搭載されるようになったことも重戦車の持つ分厚い装甲の価値を低下させた。さらに、ソ連のT-64の砲塔や車体の前面には、チタンやセラミックなどを組み合わせた複合装甲が採用され、重量の増加にダイレクトにつながる非常に分厚い装甲を備えなくても成形炸薬弾に耐えられるだけの防御力を実現できるめどが立った。これと前後して、イギリスでもチョバムアーマーと呼ばれる複合装甲が採用され、旧西側諸国でも同様に防御力の強化に見通しが立つようになった(もっとも、複合装甲の重量も決して小さいものではないのだが)。

 

まとめると、重戦車はMBTの登場によって相対的な機動力がさらに低下して、滑腔砲の開発を含む戦車砲の威力向上、複合装甲の登場、対戦車ミサイルの発達などによって火力や防御力での優位性を喪失し、機甲部隊の作戦テンポが高速化したことによって活躍の場がさらに狭まり、戦力としての価値を失って姿を消すことになったといえる。

 

(参考文献:ドイツ装甲部隊全史1918-45)

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 分離装薬式なので筒状は装薬。右が弾頭。