日本 RankI 中戦車 Type 3 Ka-Chi
概要
2021年夏イベントSummer Landingにて陸タスクを5個クリアすることにより取得できる大日本帝国海軍の特三式内火艇。特二式内火艇Ka-Miに比べChi-Heが改造母体であるためある程度の攻撃力を備える。
車両情報(v2.*)
必要経費
車両購入費(GE) | - |
---|---|
乗員訓練費(SL) | 450 |
エキスパート化(SL) | 3,000 |
エース化(GE) | 40 |
エース化無料(RP) | 220,000 |
バックアップ(GE) | 140 |
デカール枠解放(RP) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.7 / 1.7 / 1.7 |
RP倍率 | 1.0(+100%) |
SL倍率 | 0.2 / 0.2 / 0.2 |
最大修理費(SL) | 520 / 400 / 170 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 14.28⇒28.24 / 8.93⇒15.0 |
俯角/仰角(°) | -10/24 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 4.29⇒3.3 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 肩当て式/ 10 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 10+10 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 25 / 25 |
重量(t) | 26.5 |
エンジン出力(hp) | 458 / 240 |
2,000rpm | |
最高速度(km/h) | 38 / 35 |
実測前進~後退速度(km/h) | 38 ~ -10 / 31 ~ -9 |
視界(%) | 250 |
乗員数(人) | 7 |
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 47 mm Type 1 Cannon | 1 | 120 | - |
機銃 | 7.7 mm Type 97 machine gun | 1 | 4000 | - |
注: 機銃はInstartion of Pontoonsを取り外した状態のみ使用可能。
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
47 mm Type 1 | Type 1 APHE | APHE | 1.49 | 22.4 | 808 | 77 | 75 | 67 | 58 | 50 | 44 |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
7.7 mm Type 97 | 既定 | AP/AP/T | 10 | 9 | 7 | 4 | 0 | 0 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
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I | 履帯 | *** | *** | *** |
修理キット | ||||
砲塔駆動機構 | ||||
弾薬開発1 | ||||
II | サスペンション | *** | *** | *** |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | ||||
砲火調整 | ||||
弾薬開発2 | ||||
III | フィルター | *** | *** | *** |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
弾薬開発3 | ||||
IV | 変速機 | *** | *** | *** |
エンジン | ||||
追加装甲 | ||||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
旧日本海軍の水陸両用戦車。同ランク帯と比べて圧倒的なサイズを誇り、フロート装着時にはなんとあの超重戦車Mausよりも大きい*2。
フロートの装着・取り外しは改造欄のInstration of Pontoonsをクリック、または改造欄の固定武装項をクリックして選択することで行える。
【火力】
チハ改・チヘと同じ1式47mm砲を装備しており、BR2,0としては十分な火力を持つ。
機銃は車体正面についたものを使用できるが、フロート装着時は発砲できない。
車高が著しく高いため、普通の車両ならば背が足りないような岩越しに射撃などをすることも可能。
【防御】
あのマウスに匹敵する圧倒的巨体を持つため、被弾面積がかなり大きい。ただし、装甲防御はかなり優秀で正面は50mmの厚さを誇り、初期車両相手ならばダメージを受けずに一方的に虐殺することすら可能である。また、乗員が7名と多い上にフロート装着時は何もない空間がかなり大きいため、貫通されても意外としぶとく生き残ることができる。
砲塔はチヘ車とほぼ同様で正面50mm、側面25mmとなっている。
車体はやや変則的で、正面50mm、側面10mm+10mm、背面20mmとなっている。車体乗員や機器類は10mmRHAからなる円筒内部に収められており、側面スポンソン部が空間装甲としての働きを持つ。また、フロート装着時には前後に巨大なフロート(4mmRHA)を装着できるため、HEAT系の砲弾に対しては無類の強さを誇る。
しかし側面はペラペラなため、側面に回り込まれると簡単にやられてしまうことも多い。
【機動性】
意外と良好で、ABでは前進38km/h・後進10km/hを発揮する。旋回性能も良好であり不満を感じることはないだろう。
史実
・経緯
海軍の企図した水陸両用戦車は南方諸島への奇襲のために用いるものであり、戦前から旧式駆逐艦改造の輸送艦や輸送潜水艦の整備がすすめられ、水陸両用戦車もこれに対応して計画が進められたと見られる。このコンセプトに沿って1941年、陸軍の協力のもと特二式内火艇が設計された。これは潜水艦による運搬が前提であるが耐圧部はなく、浮上後にエンジンや電装品を車内に取り付けて発進する。所要時間は15~30分ほどを要し、奇襲攻撃は現実的ではなかった。またその戦闘力は九五式軽戦車と同等の能力が求められた。こうした点を踏まえ、後継の特三式内火艇はコンセプトを踏襲し、潜水艦からの奇襲攻撃のために耐圧部を備えてエンジンなどを収め、浮上から5分以内の発進を実現した。また戦闘力は一式中戦車と同等が求められている。
・構造
特三式内火艇は一式中戦車と同等の戦闘力が求められた。また潜水能力を有する。さらに車体前後にフロートを装着し洋上から発進、水上を航走して障害を踏破し陸上を攻撃できる。フロートは投棄可能である。本車は7名が搭乗した。
こうした性能を要求されたため、特三式内火艇は車体中央に深度100mに耐える耐圧船殻を持ち、その左右に浮力を保持する袖部を設けている。この袖部は潜水時には自由に海水が出入りする。耐圧船殻内にはエンジン、電装品、燃料タンク、弾薬などを収める。また車体後方から見て右側に操縦席、左側に機銃手席を設けている。なお耐圧船殻となる円筒の直径はしばしば3mと呼ばれるが、『カチ車要領図』外観図を見れば左右袖部を合わせた全幅が2,900mmであること、後方から撮影した写真から見ても実際径はより小さい。走行装置を除く全幅から見て径は2,060mm以下と思われる。
砲塔内部にはこの耐圧船殻と連絡する大型の円形ハッチが設けられ、船殻ハッチを外した後に砲塔後部から車外へ出せた。砲塔後部は、ヒンジを介してほぼその面全てを銃座ごと左側へと開放できる。また特二式内火艇と同様の構造であれば、司令塔上部の展望塔は取り外せる。
車体前後に離脱可能なフロートを装着、車体内部からの操作によって投棄ができる。投棄は砲塔の四隅の下部、内筒に設けられたハンドルを介してシャフトで回転力を伝え、回転は水密化されたシャフト先端のネジ部で前後運動に変換される。この前後運動をピボットを介したフックの開閉運動に変えてフロートの支持部と接続する。フロートごとにフックは4か所設けられており、ハンドルは一つ当たり上下2か所を作動させる。前部フロートは左右に二分割されており、投棄後左右に分かれて前進の妨げにならないよう考慮されている。
動力系統は前進5段、後進2段。車体中央部にエンジンを置きその前方に伝動機を置く。伝動機に伝えられた動力は前方へ出力され、変速機を介して操向伝動機で左右に分配、操向変速機から終減速装置に至って起動輪を動かす。伝動機から後方へ伝えられた動力はシャフトを介して後方2軸のスクリューを動かす。高速速度は陸上32km/h、水上で10.5km/hである。車体後部に2軸設けられたスクリューは特二式と異なり、投棄せず跳ね上げ式として地面との干渉を避けた。
履帯幅は370mm。図の通りならば一式中戦車の装備した履帯より40mmほど大きく、接地圧やサンゴ礁の踏破などを考慮して大型化した可能性がある。
機関部上部に立っている塔は波浪をよける吸気塔である。特二式内火艇と同様であればこの塔は取り外せる。
装甲は海軍仕様の水中防御に用いるNVNC鋼板もしくは銅を添加しニッケル量を抑えたCNC鋼板系列が使われたものとみられる。命中角度に関係なく良好な耐弾性能を示すことから、陸軍関係者は驚きを示したとの回想がある。
弾薬は砲塔弾薬箱に30発、砲塔下の床上砲弾薬箱に30発ずつ3箱を収め90発。機銃弾は操縦席付近の機関銃弾薬箱甲に1000発以上、砲塔下の機関銃弾薬箱乙に数百発、機銃主席の背後下にある床下機関銃弾薬箱に3240発。
総じて奇襲攻撃に特化した本車は高性能だが高価であった。特二式内火艇を使用する計画を立てた陸軍も本車両を採用しようという動きは見せず、開発陣にもやや高級な機材に過ぎるという反省が見られた。また1943年時点ですでに諸島を占領する段階は過ぎており、攻撃よりは防衛に適した機材が求められ、本車は19両が生産されたものの実戦参加の機会はなかった。終戦時には倉庫にストックされていた、もしくは横須賀鎮守府第十六特別陸戦隊に配備されていたともされる。
・諸元(『機甲入門』巻末諸元表。データは資料により異なる)
寸法 全長10.3m、全幅3.0m、全高3.82m。履帯幅33cm
武装 一式四十七粍戦車砲、1門。携行弾数120発。九七式車載重機関銃、2挺。
装甲 砲塔前面50mm。もし一式中戦車の砲塔設計を流用しているならば側後面25mm、上面10mm。車体前面50mm、車体側後面20mm、上面底面10mm
重量 陸上形態26.5t。水上形態28.8t
機関 統制型空冷V12ディーゼル。最大240hp、平均出力200hp
速度 陸上32km/h、水上10.5km/h。航続は陸上320km、水上140km。超壕能力3.3m
・参考文献『GROUNDPOWAER』2017年9月号。佐山二郎『機甲入門』。『MILITARY CLASSICS』2017年、57号。
小ネタ
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- 4005の弾正面から受けてもなんともないの笑う -- 2021-09-09 (木) 10:33:46