ソビエト連邦 RankIII 軽巡洋艦 Krasny Krym,1943/クラースヌィイ・クルィーム(1943年仕様)
概要
ver1.85にて実装された軽巡洋艦。クラースヌイ・カフカースの姉妹艦である。
主砲は180mmと大口径だが4門しかなかったカフカ―スとは対極的で、主砲は130mmとかなり口径が小さくなったが門数が15門と倍増どころの話ではなくなっている。
艦名の「クラ―スヌィ・クルィム」は、ロシア語で「革命のクリミア」の意。
艦艇情報(v2.1)
必要経費
必要研究値(RP) | 50,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 190,000 |
乗員訓練費(SL) | 55,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 20 |
護符(GE) | 1900 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.0 / 5.0 |
RP倍率 | 1.54 |
SL倍率 | *** / 3.3 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / 6,400⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
艦橋装甲厚 (前/側/後)(mm) | 125 / 125 / 125 |
船体装甲厚 (前/側/甲板)(mm) | 75 / 50 / 20 |
主砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 74 / 25 / 0 |
排水量(t) | 7999 |
最高速度(km/h) | 36⇒*** / 35⇒*** |
乗員数(人) | 852 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 130 mm/50 pattern 1913 | 単装 | 15 | 2625 | *** |
副砲 | 100 mm Minizini naval gun | 連装 | 3 | 3000 | 1 |
対空砲 | 45 mm/46 21-K cannon | 単装 | 4 | 2000 | 1 |
37 mm/67 70-K automatic cannon | 単装 | 10 | 20000 | - | |
12.7 mm Vickers Mk.V machine gun | 四連装 | 2 | 16000 | - | |
12.7 mm DShK machine gun | 単装 | 4 | 8000 | - |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
130 mm/50 pattern 1913 | pattern 1928 HE | HE | 33.4 | 2710 | 861 | 0.3 | 32 | |||||
pattern 1928 SAP | SAPBC | 33.4 | 1670 | 861 | 6 | 176 | 153 | 127 | 111 | 99 | 85 | |
distance grande | HE-DF | 33.4 | 2640 | 861 | - | 31 |
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
100 mm Minizini | 100 mm HE | HE(弾底信管) | 15.8 | 1910 | 800 | 1 | 53 | 47 | 42 | 38 | 35 | 32 |
100 mm anti-air HE | HE-DF | 13.85 | 2060 | 880 | - | 26 |
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
45 mm/46 21-K | OR-73A HET | HE | 1.41 | 56.98 | 760 | - | 3 |
機銃
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
37 mm 70-K | 汎用 | HEF-T/AP-T/HEF-T/HEF-T/AP-T | 79 | 76 | 65 | 56 | 50 | 45 |
HE clips | HEF-T/HEF-T/HEF-T/HEF-T/AP-T | 79 | 76 | 65 | 56 | 50 | 45 | |
AP clips | AP-T/AP-T/AP-T/AP-T/HEF-T | 79 | 76 | 65 | 56 | 50 | 45 |
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm Vickers Mk.V | 規定 | AP/I/T | 27 | 26 | 23 | 20 | 18 | 16 |
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm DShK | 既定 | API-T/API-T/AP-I/IAI | 33 | 32 | 28 | 24 | 20 | 14 |
追加武装*2
分類 | 名称 | 搭載数 | 費用 (SL) | 搭載条件 |
---|---|---|---|---|
魚雷 | 533 mm 53-38 torpedo | 6 | 80 | - |
魚雷
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量(kg) | 水中最大速度 (km/h) (初期⇒改修) | 射程 (km) (初期⇒改修) |
---|---|---|---|---|
533 mm 53-38 | 1615 | 300 | 82⇒56 | 4.00⇒10.00 |
カモフラージュ
研究ツリー
前艦艇 | Pr.56 Spokoinyy |
---|---|
派生艦艇 | - |
次艦艇 | Chapayev |
解説
特徴
【火力】
主砲は1913年型59口径130mmである。なんと十五門も装備されている。
両舷に主砲を8門ずつ向けられる。更に両舷とも別々に配置されているので適応力は高め。その為火力は十二分にある...のだが、やはり太古の昔に作られた主砲の宿命というべきか、SAPと二種の榴弾(時限信管と通常の)しか用意されておらず、SAPに至っては敵との距離が1kmで157mm。つまり至近距離での戦闘で8門の大火力を発揮する。
しかし、後述する旧態依然極まる防御性と鈍足がこれをすべて台無しにしており、現在では火力を発揮する方法が榴弾を敵に投げつける以外の選択肢は取りづらい(というよりもそれぐらいしか出来ない)。
【防御】
ほぼカフカ―スに準じており、差異は機関部の隔離装甲ぐらい。そして前述した武装の防御性は壊滅的。主砲には一応の装甲こそ施されているが、本当に気休め程度で榴弾が着弾した途端に燃え・壊れ・人員が減り、反撃が難しくなるという圧倒的なディスアドバンテージと化している。
これを避けるには船団に紛れたり、駆逐に追随するなどの考慮が必要で、そうでもしないと高貫徹の徹甲弾に弾薬庫を狙撃されたり、無限に榴弾を投げつけられて地獄を味わったりする羽目になるので注意してほしい。
【機動性】
劣悪の一言。途中で設計変更されたカフカ―スとは違い、全てが第一次大戦設計のままなので旋回半径も大きく、全改修状態時の最高速度はABで49km/h(RBで41km/h)と非情なまでに鈍足。狙われたら逃げれない。
史実
<クラースヌィイ・クルィーム>(クラースヌイ・クリムとも)はソビエト連邦の巡洋艦。艦名は「赤いクリミア」を意味する。やっぱりアカい。
もとはロシア帝国海軍スヴェトラーナ級巡洋艦1番艦<スヴェトラーナ>であり、概要にもある通り<クラースヌイ・カフカース>の姉妹艦。
ただし、スヴェトラーナ級にはスヴェトラーナなどのバルト海艦隊型と、それをもとに機関室を拡張・艦体を延長するなどしたカフカースなどの黒海艦隊型の2タイプがあり、ややスペックが異なる。さらに両タイプから1隻ずつに18㎝主砲が搭載された(そのうちの1隻がカフカースである)ため、実質的に4タイプあることになる。大変ややこしい。
妹のカフカースと違い、こちらは主砲の換装が行われない原設計のままで完成したため、主砲は13㎝速射砲を15門装備している。
1913年11月にエストニアのタリン(当時ロシア帝国領)にあったバルト海艦隊のドックで起工、起工前にスヴェトラーナと命名される。
1915年に進水したが、第一次大戦中の1917年にドイツ帝国軍が東部戦線で反攻を開始し、前線崩壊の危険があったためサンクトペテルブルク(あるいはクロンシュタット)に避難させられた。この時点での建造進捗率は9割ほどだったが、その後ロシアではご存知ロシア革命から内戦状態に突入、建造中断された。
1924年に建造再開。翌25年に<プロフィンテルン>(国際赤色労働組合)に改名する。
1928年にようやく竣工、予定通りバルト海艦隊に配属されるが、翌年末*3には黒海艦隊に転属となる。
1930年代後半に近代化改装を受け、対空砲の増設や射撃指揮装置の更新を行った。1939年10月末、<クラースヌイ・クリム>に改名。
独ソ戦が始まると黒海艦隊のほかの所属艦と同様にドイツ軍に対する対地砲撃や友軍の輸送・援護に当たった。
そのうちのいくつかの作戦では妹の<カフカース>と共に行動している。ただ、カフカースと違い親衛称号は授与されなかった。
独ソ戦を戦い抜いたのちも黒海艦隊で活動した(ただしこの時代の記録は少ない)。
1952年にカフカースが標的艦として最後のお勤めを終えたさらに後の1954年に練習艦に類別変更となり、1959年に解体された。
スヴェトラーナ級は8隻が起工されたが、本艦とカフカースのほか<チェルヴォナ・ウクライナ>だけが完成した*4。そのウクライナは第二次大戦中にセヴァストポリで空襲に遭い転覆、戦後引き上げられ練習艦・標的となるものの1952年に沈められた。皮肉なことに、1番艦である本艦が一番長生きした。
スヴェトラーナ級軽巡洋艦 | ||
---|---|---|
1 | Профинтерн | 「Красный Крым」へと改名され竣工 |
2 | Адмирал Спиридов | ※未成艦 |
3 | Адмирал Грейг | ※未成艦 |
小ネタ
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外部リンク
コメント
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