//航空機テンプレートバージョン19.11.23

*アメリカ RankIII 戦闘攻撃機 P-47D-25 Thunderbolt(サンダーボルト) [#A1_Top]

//↑は国家名 Rank(ローマ数字←半角英字で表記) 機種カテゴリ 機体名(機体アイコンマウスオーバーで表示される詳細版・英語表示)を記載してください。
//例:ソ連 RankII 重戦闘機/戦闘攻撃機 Pe-3/Early 
//ただし、ここの機体名に関しては、判りやすいよう日本語表記等を追記しても良いこととします。
//例:日本 RankIII 軽戦闘機 Ki-43-III otsu Hayabusa 一式戦闘機三型乙 隼

&attachref(./2016-05-02 (11).jpg,nolink,40%);
**概要 [#A1-1_Summary]
//↓概要説明は実装時のバージョンや機体特性などを2~3行でコンパクトにまとめること。本格的な解説は【解説 [#A3_Explanation]】にて。

アメリカRank3戦闘機。
P-47-D-22REのキャノピーをファストバックから涙滴型に改良したもの。
*機体情報(v2.5.0.39) [#i5845660]
**必要経費 [#A2-1_Costs]

|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~必要研究値(&color(blue){RP};)|36,000|
|~機体購入費(SL)|140,000|
//|~機体購入費(&color(Red){GE};)|***|
//|~機体購入費($)|**.**|
|>||
|~乗員訓練費(SL)|39,000|
|~エキスパート化(SL)|140,000|
|~エース化(&color(Red){GE};)|590|
|~エース化無料(&color(Blue){RP};)|360,000|
|>||
|~バックアップ(&color(red){GE};)|20|
|~護符(&color(red){GE};)|60|
//|~デカール枠解放(&color(blue){RP};)|1,200|
**BR・報酬・修理 [#A2-2_BR_Rewards_Repair]

|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~項目|~【AB/RB/SB】&br;(初期⇒全改修完了後)|h
|~バトルレーティング|4.0 / 4.3 / 3.7|
|~&color(Blue){RP};倍率|1.48|
//↑課金機体の場合、「(+100%)」と護符分のボーナスを加えて表記。例:「1.72 (+100%)」
|~SL倍率|0.7 / 1.6 / 3.5|
|~最大修理費(SL)|1,107⇒1,506 / 2,525⇒3,332 / 3,507⇒4,629|
**機体性能 [#A2-3_Statistics]

|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~項目|~(初期⇒全改修完了後)&br;【AB/RB&SB】|h
|~最高速度(km/h)|676⇒729 / 657⇒700|
|~|(高度9,144m時)|
|~最高高度(m)|12,200|
|~旋回時間(秒)|26.2⇒23.8 / 27.2⇒25.0|
|~上昇速度(m/s)|7.3⇒15.0 / 7.3⇒10.6|
|~離陸滑走距離(m)|600|
|>||
|~エンジン型式|Pratt & Whitney R-2800-63|
|~最大出力(hp)|1,806⇒2,252 / 1,786⇒2,000|
|~離陸出力(hp)|2,108⇒2,554 / 2,088⇒2,302|
//|~離陸推力(kgf)|***⇒*** / ***⇒***|
//↑X線画面でエンジンにカーソルを合わせると表示される
|>||
|~毎秒射撃量(kg/s)|4.31|
|~燃料量(分)|min*** / *** / *** / max***|
//|~銃手(人)|-|
|>||
|~限界速度(IAS)|885 km/h|
|~降着脚破損速度(IAS)|450 km/s|
|~フラップ破損速度(IAS)|(戦闘)498 km/h, (離陸)469 km/h,(着陸)320 km/h|
|~主翼耐久度|-5G ~ 13G|
//↑↑フラップ破損は大体の速度でOK。戦闘フラップの代わりに離陸フラップ等がある場合は適宜表記を変更。
//↑主翼耐久度は主翼が折れる直前のGを表記。折れない場合は「-∞G」「∞G」と表記しても良い。一応の耐久度の限界値は設定されているらしいが、通常プレイでデータ取得が難しい場合(20G以上等)は公式英語Wikiやデータシートも参考に。
**レーダー [#A2-3-1_Radar]
なし
**武装 [#A2-4_MainWeapons]

|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~分類|~名称|~搭載数|~装弾数|~搭載箇所|~購入費用(SL)|h
|~|~|~|~|~|通常/ステルス|
|~機銃|~12.7mm&br;M2 Browning|8|3400|翼内|110/160|

//分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座
**弾薬 [#A2-5_Shells]

[[''搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く''>搭載武装解説]]
#include(12.7 mm M2 Browning machine gun (late),notitle)
#br


//分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座

//この項目の表は「搭載武装解説」の各国ページにリンクが張られている各武装のページからデータを引用している。「weapon_dummy」をページ名に置き換えて欲しい。
//データが更新されて古くなっている場合は、大本のページを編集して欲しい。これを編集すると、全てのページにある武装データが一度に更新される。
**追加武装 [#A2-6_PayloadOptions]
**追加武装 [#a4c02500]
|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~分&br;類|~名称|~搭&br;載&br;数|>|>|~影響【AB/RB/SB】|~費用&br;(SL)|~搭載条件|~備&br;考|h
|~|~|~|~最高速度&br;(km/h)|~上昇速度&br;(m/s)|~旋回時間&br;(sec)|~|~|~|h
|>|>|CENTER:SIZE(12):|>|>|CENTER:SIZE(10):|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~B|~500lbs&br;AN-M64(A1)|1|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|100|△|-|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~B|~1000lbs&br;AN-M65(A1)|2|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|400|△|-|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~B&br;&&br;B|~1000lbs&br;AN-M65(A1)|2|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|500|△|-|
|~|~500lbs&br;AN-M64(A1)|1|~|~|~|~|~|~|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~R|~127mm&br;HVAR|10|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|200|△|-|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~R&br;&&br;B|~127mm&br;HVAR|10|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|300|△|-|
|~|~500lbs&br;AN-M64(A1)|1|~|~|~|~|~|~|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~R&br;&&br;B|~127mm&br;HVAR|10|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|600|△|-|
|~|~1000lbs&br;AN-M65(A1)|2|~|~|~|~|~|~|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~R&br;&&br;B&br;&&br;B|~127mm&br;HVAR|10|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|700|△|-|
|~|~1000lbs&br;AN-M65(A1)|2|~|~|~|~|~|~|
|~|~500lbs&br;AN-M64(A1)|1|~|~|~|~|~|~|

//分類...爆弾=B,魚雷=T,ロケット=R,ガンポッド=G,爆弾&爆弾=B&B,ロケット&爆弾=R&B
***爆弾 [#A2-6-1_Bombs]
#include(500 lb AN-M64A1 bomb,notitle)
#br
#include(1000 lb AN-M65A1 bomb,notitle)
#br
***ロケット[#A2-6-2_Rockets]
#include(HVAR rocket,notitle)
#br
**機体改良 [#A2-7_Modifications]

''[[解説ページを開く>性能・パーツ]]''
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|~名称|~必要&color(Blue){RP};|~購入費(SL)|h
|~I|~胴体修理|***|***|
|~|~ラジエーター|~|~|
//|~|~ボディーアーマー|~|~|
//|~|~防弾ガラス強化|~|~|
|~|~**mm弾薬ベルト|~|~|
|~|BGCOLOR(#FFDDDD):~**mm銃座用弾薬ベルト|~|~|
|>|>|>||
|~II|~コンプレッサー|***|***|
//|~|~新しいブースター|~|~|
|~|~機体|~|~|
|~|~新しい**mm機関銃|~|~|
|~|BGCOLOR(#FFDDDD):~新しい**mm銃座用機関銃|~|~|
|>|>|>||
|~III|~主翼修理|***|***|
|~|~エンジン|~|~|
//|~|~後部装甲板強化|~|~|
|~|~**mm弾薬ベルト|~|~|
|~|~爆弾懸架装置|~|~|
|>|>|>||
|~IV|~インジェクター交換|***|***|
|~|~**オクタン燃料使用|~|~|
//|~|~耐Gスーツ|~|~|
|~|~カバー交換|~|~|
|~|~新しい**mm機関砲|~|~|
|~|~ロケット懸架装置|~|~|

//名称にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座関連
**カモフラージュ [#A2-8_Camouflage]

#region(''クリックで表示'')

|>|SIZE(12):|c
|>|~△△△|
|>|&attachref(,nolink,100%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|-|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|標準カモフラージュ|
|>||
|>|~△△△|
|>|&attachref(,nolink,100%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|△|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|△|
|>||

#endregion


**研究ツリー [#A2-9_Tree]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~前機体|''[[P-47D-22 RE]]''|
|~派生機体|''[[P-47D-28]]''|
|~次機体|''[[P-51D-5]]''|
*解説 [#A3_Explanation]


**特徴 [#A3-1_Characteristics]

翼内に搭載された8挺の12.7mm機銃という大火力に加え対地攻撃装備の豊富さとバブルキャノピーによる視界の広さが特徴。
エンジンもパワフルで、4500m以上の高度では数値以上にぐんぐん昇る。ちなみに、高度11000mでもフル爆装で時速450km近く出すことも可能。(RB)

高速域以外での旋回性能は低いので、格闘戦はせず一撃離脱を基本としたほうが良い。速度がある程度乗っていればドイツ機、特にFw190相手なら短時間の格闘戦で何とかなるかもしれない。もちろん爆撃機等の双発以上の機体よりは良好な旋回性能ではある。
エンジンパワーは強力なものの、低空では鈍重すぎて高空に上るのも苦労する。戦闘機の中ではその傾向が強い。高度の維持を他の一撃離脱機以上に意識すべきだろう。
全弾が&color(Red){''API-T(徹甲焼夷曳光弾)''};で構成された曳光弾ベルトと機銃8門の火力はすさまじいく、どのような敵機が相手でも一瞬でスクラップにしてしまう。ただし、長時間撃ち続けると弾丸がバラけてくるので注意が必要。
防御性能は高いほうだが、やはり20mm以上の弾丸を被弾するとあっさりパイロットが死んだり翼が折れたり火がついてしまったりするので過信は禁物。可能な限り被弾は避けたほうがいいだろう。


ちなみに、爆弾投下の順番は1000lb(左→右)→500lb 爆弾の重さが大きい順に落とされる。また、RBではロケットは2発ずつの発射なので、本機は10発搭載で5斉射分である。

**立ち回り [#A3-2_HowToFight]
''【アーケードバトル】''
このBRの他国機に対しては上昇力が大幅に低い。たとえ空中スポーンであっても、序盤に何も考えず上昇しては撃墜されてしまう。
''%%%迂回上昇や状況判断を怠らずに%%%''一撃離脱に最適な速度性能やブローニング8門の火力を活かせば、十分な活躍が見込める機体だ。
低空でエネルギーを消耗する敵戦闘機に対して高度2000m以上から一撃離脱に徹すれば、史実通りの生存性が発揮されるだろう。
12.7mm機銃最優秀の性能であるM2を8門という射撃量から来る航空機の構造への破壊効果と徹甲曳光焼夷弾の極めて高い着火力(副次効果として弾道確認による敵機への命中率向上)とP-47自体の高い防御力、高い急降下速度を併せ持つ機体であり、低空から高速侵入する爆撃機の迎撃に向いた機体であるとも言える。
戦闘機であるためにリロード時間がかかるものの、爆撃機に引けを取らない豊富な対地装備が用意されているので、対地攻撃マップや戦車や艦船の登場する制圧戦マップでは残りチケットを削るトドメとして運用するのもあり。
BRが低い為に低ランクでのみ登場する対地攻撃(車輌)や制圧戦(車輌)といったマップにマッチングすることもある。この場合は非装甲ユニットばかりになるので機銃による対地攻撃が更に有効となるだろう。
&br;
''【リアリスティックバトル】''
低高度から中高度での上昇性能があまり高くないため、真っすぐ上昇しようものであれば枢軸機の一撃離脱を食らうのみである。そのため乱戦が始まるまでは%%%''迂回上昇は必須となる。''%%%基本6000mぐらいまで昇れば十分であるが、状況によっては中高度以下で乱戦が始まることもあり、その際はすぐに駆け付けて低空の味方を上空から支援するとよいだろう。
弾薬ベルトに関しては各人の好みにもよるが、曳光弾ベルトは&color(Red){''全弾API-T(徹甲焼夷曳光弾)''};なので敵機を燃やしつつ、対地の必要がある場合に効率よく軽トーチカを破壊できるのでおすすめである。
機動性を確保するために、燃料は最低量または30分を選択しよう。&color(Silver){45分以上は高高度籠りしかできなくなるのでやめておいた方がいい。};
高度を確保したのであれば、最初のうちは速度を付けて%%%''一撃離脱に徹する''%%%こと。機体重量と馬力の恩恵もあって降下加速は極めて良好であり、なおかつ高速域での機動性に優れるため、高速で一撃を加えてすぐさま離脱して高度を取り、また一撃を繰り返して徐々に相手を低高度に追い詰めていこう。速度が出ていれば格闘戦に持ち込んでもある程度の勝機はあるが、低空低速の状況では''旋回性能が極端に悪化する''。くれぐれも速度を失わなず、仕留め切れないからといって無理な旋回はしないよう心掛けること。M2の装弾数は十分な程に多いので、挫けずに何度でも一撃離脱をしよう。
対地に関しては終盤の「最後の詰め」という認識で行うこと。味方がある程度生き残っているうえで最後の敵が飛行場に籠った場合や、高高度を逃げ続ける場合など、対地しても安全と言える状況を見計らってするとよいだろう。軽トーチカや軽戦車、上陸用舟艇はブローニングでも破壊できる。爆装は中戦車やトーチカ、艦艇など爆弾でしか撃破できるものがない場合に搭載するとよいだろう。ちなみに飛行場で修理を終えた状態でJ抜け(機体から脱出)すると爆装や燃料搭載量を変更することが出来るので%%%''最初から爆装する必要はない。''%%%
海戦マップでは飛行場が無く空母のみのマップも存在する。(例:ペレリュー、硫黄島)その場合は補給する前に試合を終わらせるか、空母に着艦して補給することになる。着艦の際は''%%%胴体着艦が基本となる。%%%''ランディングギアを出しての着艦では制動が間に合わない可能性が極めて高い。着艦する際はフラップを着陸まで下げてギリギリまで減速して胴体着艦すると機体へのダメージを多少抑えられる。
この機体は戦闘機である。もはや言うまでもないが%%%''開幕の対地は攻撃機や爆撃機に任せてまずは制空に徹すること''%%%を心掛けよう。
一方陸RBではブローニング8門の火力と豊富な爆装量で''%%%ヤーボとしては優秀な性能を発揮する。%%%''敵戦車を爆撃で吹き飛ばし、ブローニングでオープントップの車両を蜂の巣にし、向かってきた航空機を高火力で燃やし尽くすなど、マルチロールな活躍ができる。M4シリーズのお供にぜひ持っていくと良いだろう。

手動エンジン管制([[MEC]])を行なう場合、プロペラピッチを85%、燃料混合比を90%でラジエーターを0%(加熱したら開き冷えたら絞る)としWEP上昇性能は最大になる。

&br;
''【シミュレーターバトル】''
「一番気に入ってるのは...」
「何です?」
「値段だ」
と言う具合に、ランク3ECだとSP0で出せる。
ただし、ランク3には[[ki-100>http://wikiwiki.jp/warthunder/?Ki-100]]や[[試製雷電>http://wikiwiki.jp/warthunder/?J2M2]]がいらっしゃるため、技術の上達に一役買ってくれるだろう。
決して、「説明書を読んだ」だけでは上達しないので注意。
*史実 [#r622abd1]
P-47はアメリカの単発レシプロ戦闘機。開発・製造はリパブリック・アビエーション。愛称は“jug(ジャグ)”、または“Thunderbolt(サンダーボルト)”。

#region(長いのでクリックで表示)
1939年5月。アメリカ陸軍航空隊(USAAC)※の次期主力戦闘機採用審査に、リパブリック社はとある機体を提出する。それはP-35を一回り大きくしてターボチャージャーを搭載したような外見をした実証機、AP-4であった。(※アメリカ陸軍航空隊”USAAC”は1941年6月にアメリカ陸軍航空軍”USAAF”と改称。)この審査自体はカーチス・ライト社のXP-40に軍配が上がったものの、AP-4に興味を示した陸軍はリパブリックに対しYP-43“ランサー”の名で13機の評価試験機を発注する。1941年の春頃までに全機引き渡されたYP-43はその後様々な試験に用いられ、YP-43は最高時速565km/hとそこそこの性能を示した。
この性能に満足していなかった陸軍はリパブリック社に対しさらに、YP-43の評価試験中であった1940年にAP-4をベースにした2種類の新型(AP-4J、AP-4L)の開発を指示。このうちAP-4LはAP-10として設計が進められ、XP-47の名称が与えられた。
&color(Gray){AP-4Jは後にP-44として発注を受けたものの、全機キャンセルされてしまった(悲しみ)};
 
着々と開発計画が進められていた期待の新型XP-47であったが、その間にもヨーロッパ戦線は激化の一途をたどっていた。また、そんなヨーロッパ戦線からの報告書に記されていたドイツ軍戦闘機の性能は予想以上のものであり、それを知った陸軍はXP-47を計画段階で不採用とし、さらに改良型のXP-47Aまでも不採用としてしまった。これに対しリパブリック社は1940年6月に更なる改良型の設計案を提示し、同年9月にXP-47Bの名称でプロトタイプの発注がなされた。
 
このXP-47Bはそれまでの機体(P-43、XP-47)などとはだいぶ異なっており、まさしくこれこそP-47の始祖と言えよう。
XP-47BはP&W R-2800 ダブルワスプ(空冷星形9気筒×2列の18気筒、出力は約2,000馬力)を動力とし、エンジンからダクトを通して胴体内に(陸軍念願の)ターボチャージャーを搭載した。そのパワフルな心臓によって本機は、約4500kgという大重量(P-43の1.65倍)にもかかわらずかなりの高速を発揮した。このダクトとターボチャージャーを胴体内に搭載したことでXP-47Bの胴体は太く大きなものとなり、それに伴い主翼もやや高めの中翼配置となった。だがこの主翼配置は問題だった。というのも、強力なエンジンの力を吸収するべく直径の大きなプロペラを採用していたので、中翼配置ではプロペラ先端と地面との間隔が取りづらかったのだ。この問題を解決するには主脚を長くとれば良いわけだが、主脚が長過ぎれば強度的な不安も出る。何より設計主任のカートゥヴェリー技師は主翼外側に機関銃を埋め込みたかったので、翼内に長大な主脚を搭載して余計なスペースを使うことは受け入れがたかった。結果としてXP-47Bの主脚は23 cm伸び縮みする機構を備えることとなり、これは量産型にも受け継がれた。&color(Gray){(紫電が主脚の伸縮機構で散々苦労して、結局紫電改では低翼配置に再設計して主脚の伸縮機構を廃止したのとは対照的である。)};
 
XP-47Bは1941年5月に初飛行。その後何度かの飛行試験を行い、いくつかの初期不良に対する改修を行った後、同年中にP-47Bとして制式化された。技術試験用の機体が同年12月に陸軍に引き渡され、初期量産型が翌1942年3月に続いた。そして1942年5月には量産型が引き渡され、一部の部隊への配備が開始された。
P-47Bはまず新型戦闘機の運用評価部隊であった第56戦闘航空群 (56th Fighter Group) へ引き渡された。ところがP-47Bはその後も様々なトラブルが相次いだ。同年には急降下試験中のP-47Bが操縦不能(引き起こしができなくなった)に陥り、リパブリック社のパイロットが死亡するという事故も起こっている。リパブリック社では機体の製造と平行して改修を行っていたものの、根本的な問題の解決には更なる改良型の開発が急務であった。
新たに開発された改良型はP-47Cとされ、1942年9月に引き渡しが開始された。
基本はP-47Bと同じであったが、
・全金属製動翼の採用
・ターボチャージャーの制動器をGE製のものにアップグレード
・新しい無線支柱の採用
などの改修が加えられていた。
 
こうして1942年末頃までに問題点をほぼ払拭したP-47は、前線のUSAAF各部隊及びイギリスのアメリカ人義勇部隊への配備が開始された。
初めは、その巨大な機体サイズや離陸距離の長さ、機動性の悪さなどによって、主にイギリス義勇軍パイロットたち(それまではスピットファイアに乗っていた)からは敬遠されがちであった。しかしそれを補って余りある重武装と速力は次第に受け入れられ、ドイツ軍を圧倒していくことになる。(というのもP-47は機体が重くて頑丈でエンジンが強力であるため、急降下時には880km/h近い速度で、空中分解せずに敵を追撃できたのである。これは当時ヨーロッパ戦線にいた他のどんな戦闘機にも不可能な芸当であり、追われる側のドイツ軍戦闘機は急降下速度で圧倒して逃げるということができなくなったためP-47は大きな脅威であった。)ちなみにThunderboltという愛称はこのころ、その雷のごときスピードを讃えてイギリスにいたパイロットたちによってつけられたものだという。またP-47C-2以降は本体にドロップタンクの搭載が可能になり、1943年8月頃からはその長大な航続距離を活かしてP-38に代わり爆撃機の護衛任務に就いた。
 
そんな激戦の間にもP-47の改良は続き、次に決定版となるP-47Dが登場した。ただD型はその生産時期によって仕様が大きく異なるため、一概にD型といっても初期型と最終タイプとでは性能もずいぶん異なる。(初期のD型はC-2型とほぼ同じである。) 
そんなP-47にはひとつ決定的な弱点が存在した。それはキャノピーがレイザーバック式であるために「後ろがほぼ見えない」という、戦闘機としては致命的なものである。これはイギリス軍もスピットファイアで同様の問題を抱えており、マルコムフードと呼ばれるキャノピーを採用してどうにか視界の改善を図ろうとしていた。この問題を解決したのが、イギリス軍のタイフーンに搭載されたバブルキャノピーである。バブルキャノピーでは全周の視界が確保できたためパイロットたちに大好評であり、アメリカ軍もすぐさまこのバブルキャノピーを取り入れた。P-47D-5最終号機を改修して作られたバブルキャノピー搭載型P-47はXP-47Kと呼ばれた。このXP-47Kをベースにさらに燃料タンクの増大などのいくつかの改修を加えたものがP-47D-25である。WarThunder内に登場するP-47(D-25とD-28)は、今のところどちらもこのバブルキャノピーを搭載した型となっている。D型はその後、最終タイプであるD-40までの間にP-47の各タイプ最多である12602機が生産された。
 
こうして出来上がった決定版P-47Dは1944年までにはアラスカ以外のすべてのUSAAFの部隊に配備され、戦争の矢面に立つこととなった。ヨーロッパ戦線では主に制空任務と爆撃機の護衛に就いたが、特に爆撃機護衛任務で顕著な活躍を見せた。P-47はその頑丈な構造故に被弾に強く、また12.7mm機銃8門という大火力に加え翼下に様々な兵装を搭載できたため、爆撃機護衛の帰りに通り魔的に地上目標に向けて撃ちまくったのである。結果P-47はドイツの地上軍および駐機中の航空機を多数撃破し、図らずもアメリカ軍の最優秀戦闘爆撃機となったのであった。
太平洋戦線ではより航続距離を伸ばしたP-47Nが1945年春頃から投入され、B-29の護衛や地上攻撃任務などに従事した
 
アメリカ以外にも、P-47は様々な連合国で運用された。その国は主にイギリスとフランスで、イギリスはレイザーバックタイプのP-47Dを”Thunderbolt Mk.1”として240機、バブルキャノピータイプのP-47Dを”Thunderbolt Mk.2”として590機発注した。イギリスに採用されたP-47は主にインドに配備され、ビルマ(現ミャンマー)に駐留していた日本軍部隊への攻撃に使用された。ただ運用期間はとても短く、イギリス軍のP-47は1946年には全機退役している。フランスは、自由フランス軍が1945年にP-47Dを446機発注し、第二次大戦後の紛争で使用した。
他にもブラジルやメキシコなどが数十機のP-47を運用していた。
またソ連にも203機のP-47Dがレンドリースによって提供されたが、このP-47がどうなったのか詳しいことは分かっていない。&color(Gray){低空での戦闘が主だったソビエトで、高空性能に優れた本機をどのように運用したのかは非常に興味深い。};
 
現在は民間に払い下げられた機体が何機か存在し、海外のエアショーなどでその姿を見ることができる。
各タイプ合計の総生産数は15660機で、第二次大戦時に製造されたアメリカの航空機としては陸海全軍で第2位。
 
↓レイザーバック式キャノピーのP-47D
&attachref(./EXP=1420611437.jpg,50%);
 
↓バブルキャノピーのP-47D
&attachref(./EXP=1420611436.jpg,50%);
 
↓P-47N。主翼が角張っている。
&attachref(./P-47.jpg,80%);
 
#endregion

----
#region(P-47と各戦闘機との大きさ・比較画像)
&attachref(http://cdn-live.warthunder.com/uploads/51/114b9f4d8881d5e46370e4933d0d83144614d0/10998822_1574144319537429_457843819314567083_n.jpg,60%);
いかに本機が巨大であるかが解る。
実際スピットやハリケーンより大きかった為、イギリス勢力圏駐留部隊では「ドイツの空襲が来たらコクピットに飛び込めば(機体が防空壕の代わりになって)助かるんじゃね」だの「オマエ空戦どころか離陸もできへんやろ」だのといったジョークが語られていたとか。
#endregion
----
本機の特徴のひとつ、「凄まじい防御力」をよく表したエピソードとして、ロバート・S・B・ジョンソン大尉のP-47とエゴン・マイヤー中佐のFw190との対決が挙げられるだろう。
時は1943年6月26日、ジョンソン大尉はドイツを爆撃してイギリスにある基地に帰って来る爆撃機の出迎えに離陸((WW2初期~中期、米軍爆撃機の護衛は複数の基地がリレー方式で受け持っていたと伝わっているがそれだろうか。ちなみに、後に米軍戦闘機に航続距離の長いモデルが登場。それにより爆撃機と同じ基地・近くの基地がが最初から最後まで護衛戦闘機を出す形に変更された。))。しかし彼は途中でFw190の編隊と遭遇してしまい被弾、最終的にはなんとか機体の安定は保つもとても爆撃機護衛など出来る状態ではなくなってしまい、基地に緊急帰投することとなった。そこに襲い掛かるはマイヤー中佐のFw190。旋回すら難しいほどズタボロのP-47はFw190の射撃を回避できるわけがなく、もはや一貫の終わりかと思われた・・・が、なんとジョンソン中尉のP-47は''Fw190が弾切れするまで射撃に耐えきった''。尚、マイヤー中佐機は20mm機関砲が弾切れであり、7.92mm機銃によって攻撃した。編隊から受けたのと合わせて総計200発以上の被弾にもかかわらずジョンソン機は撃墜されなかったのだ。この頑丈さにはマイヤーも感服し、ジョンソンに敬礼して引き上げていったそうな。
ちなみにジョンソン中尉はスコアを28機まで伸ばしWW2を戦い抜いている。彼以外にもP-47を自機とするエースパイロットは数多いが、''うちスコア上位10人全員がWW2を最後まで生き延びた''のも特筆するべきだろう。
----
//ちなみに、「Thunderbolt」と辞書で引くと「雷電」との表記がある。辞書での雷電は自然現象だろうが、日本機の「雷電」と本機、何か運命を感じるかも知れない。
*外部リンク [#A4_Links]

#br

●[[WarThunder公式英語Wiki>https://wiki.warthunder.com/P-47D-25]]
//↑対応する航空機のURLを添付。公式英語Wikiトップ→ http://wiki.warthunder.com/

#br

●[[WTフォーラム・データシート>URL]]
//↑対応する航空機のデータシートのURLを添付。WTフォーラム航空機データシートトップ→ http://forum.warthunder.com/index.php?/forum/312-aircraft-data-sheets/

#br

●[[公式Devログ>https://warthunder.com/en/news/3557-profile-p-47d-25-the-all-american-juggernaut-en]]
//↑対応するDevログページのURLを添付。公式サイト検索用ページ→ http://warthunder.com/en/search/

#br

●[[インターネット百科事典ウィキペディア>URL]]
//↑対応するインターネット百科事典ウィキペディアのURLを添付。

#br
*コメント [#mbc56eb3]
&color(Red){''【注意事項】''};
-誤解や混乱を防ぐために、&color(Red){使用感を話題にする際は''ゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。''};
-&color(Red){''荒らし行為''に対しては''スルー''してください。};不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、&color(Red){''荒らし共々BAN''される可能性もあります。};
-ページの編集要望等ありましたら[[編集会議]]のコメント欄をご利用ください。
----
#region(&color(Silver){旧式コメント欄(ZawaZawaコメント欄が使用できない時などに)};)
#pcomment(./コメント,reply,10)
#endregion
#zcomment(t=warthunder%2F750&h=200&size=10&style=wikiwiki)