中国 RankⅢ 自走式対空砲 Type65(CN)
概要
1.91で実装された中国ツリーのランクⅢBR5.7の対空戦車。
戦後ソ連が中国人民解放軍に供与した37mm対空機関砲M1939と、M1935を中国でコピー生産した55式37mm単装機関砲(55式37毫米単管高射炮)の発展型として開発された対空機関砲である…と、思われていたのだが(史実参照)
車両情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | *** |
---|---|
車両購入費(SL) | 150,000 |
乗員訓練費(SL) | 44,000 |
エキスパート化(SL) | 150,000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 1,300 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.7 / 5.0 / 5.0 |
RP倍率 | 1.54 |
SL倍率 | 1.0 / 1.4 / 1.8 |
最大修理費(SL) | 7,700⇒*** / 1,440⇒*** / 2,800⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 52.8⇒**.* / 35.7⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -5/85 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 1.3⇒1.0 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 45 / 45 / 45 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 15 / 15 / 15 |
重量(t) | 24.9 |
エンジン出力(hp) | 710⇒*** / 442⇒*** |
1,800rpm | |
最高速度(km/h) | 60 / 55 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
視界(%) | 120 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 65式37mm機関砲 | 2 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
既定 | AP-T/HEFI-T* | - | - | - | 70 | 68 | 56 | 45 | 36 | 29 | - |
UO-167 | HEFI-T* | 0.73 | 56.98 | 866 | 3 | 30 | |||||
BR-167 | AP-T | 0.77 | - | 868 | 70 | 68 | 56 | 45 | 36 | 29 | 40 |
BR-167P | HVAP-T | 0.62 | - | 960 | 87 | 82 | 65 | 49 | 37 | 28 | 50 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
37mm連装機関砲を持つ対空車両。同じ車両がイベント報酬としてソ連にも実装されているが、
こちらは通常ツリーで使用できる。M42との使い分けだが、M42がランク3なのに対しこちらはランク4なので高ランク開発時にM42より有利となる
【火力】
37mm連装機関砲は発射速度などの関係でZSD63等優秀な対空戦車揃いの中国ツリーでは当てにくく感じるかも知れない。
代わりに対地では軽装甲車両相手に猛威を振るう。対空ではUO-167、対地ではHVAT-TのBR-167Pと使い分けよう。
【防御】
乗員は5人と対空戦車の割には多いがそのうち4人がオープントップ砲塔内配置で2人は上半身丸出しと機銃掃射等でとにかく気絶しやすい。救急キットの活用、エキスパート化で強化すると良いだろう。
【機動性】
元になったT-34よりも5t以上軽量なので軽快に走行できる。拠点占領に役立てよう。
史実
65式は、T-34/76の車体にソ連で開発された艦載対空砲であるV-11 37mm連装機関砲を中国海軍で改良した艦載対空砲の61型37mm連装機関砲を搭載した63式自走高射砲のT-34/85車体仕様である。国内のT-34/76の車体を使い果たした為にT-34/85の車体を使って製造されたが構造はまったく一緒だった。
65式自走高射砲の搭載している61型37mm機関砲は61-K 37mm対空砲の艦載連装砲仕様のV-11を中国海軍が改良したものでこれは中国陸軍の65式37mm連装機関砲と同じものではない。しかし、65式37mm連装機関砲も61-K 37mm対空砲の改良型なので親戚みたいなものである。
と今までは考えられていた。
ところが、後にベトナムはハノイのベトナム人民空軍博物館で展示されていた写真などの調査が行われた結果、この車両はベトナム戦争時に北ベトナム軍が廃棄または損傷して使えなくなったT-34-85に61型37mm連装機関砲を載せて作った即席の自走対空砲である事が判明した。この車両は元々ベトナム戦争中の1972年春夏攻勢時に南ベトナム軍により鹵獲されたもので、アメリカのアバディーン試験場にて調査分析が行われていたのだが、中国製の対空砲が装備されていたために「中国軍の自走対空砲」と考えられてしまったようである。
なおこの車両の「本名」など詳しい事は、ベトナム軍の公式文書がほとんど残っていないためよくわかっていない。現在はオクラホマ州フォートシルの防空砲兵博物館に「Type 64(CN)」と記録されていた車両が、ハノイのベトナム人民空軍博物館に14,5mmと37mmを装備したSU-76ベースの自走対空砲2両と57mmS-60対空砲を備えたT-34-85ベースの自走対空砲1両が前線に向かっている写真がそれぞれ展示されている。
小ネタ
このページに来た時に「間違えて違う車両のページに来てしまったのかしら?」と困惑した人はいないだろうか。実はこの車両、実装された当時はGaijinが北ベトナム軍の装備に関してあまり資料を持っていなかったらしくかつて唱えられていた説に基づき「中国軍のType 64(CN)」として設定されており、このページもそれに基づいて「Type 64(CN)」と登録されているのだ。後に資料が届いたのか、WTでは「北ベトナム軍のXe tăng phòng không 37mm」として修正されたのだが、このwikiでは仕様の都合上修正後もType 64(CN)のままとなっている。
この車両の名前である「Xe tăng phòng không 37 mm」は
Xe(車)
+
tăng(戦車、英語で戦車を表す「tank」からの借用語)
+
phòng không(防空、「漢越語」というベトナム語に定着した中国語の一つ)
+
37mm(砲口径)
という単語から構成されている。日本語や英語と異なりベトナム語は単語の修飾を行う際に「被修飾語→修飾語」の順で修飾を行うため、その順番に沿って整理して和訳すると
「37mm防空戦車」
となる。つまりドイツの3.7cm Flak 36 Sd.Kfz.6/2などと同じような説明的な名前なのだ。
(参考:コメント欄2024/03/07 (木) 21:31:45の書き込み)
外部リンク
コメント
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