概要
ゲーム中の用語ではなく、カードゲームでは昔から広く用いられている概念。
カードゲーム要素の強いクロノアークにおいても考え方をほぼそのまま流用できる。
端的に言ってしまうと「強いスキルを引く確率を上げるために弱いスキルをデッキから抹消する」行為を指す。
本作では1人のキャラに何個でもスキルを覚えさせることができるが、多ければ多いほど良いわけではない。
デッキの総数が増えれば増えるほど、本当に引きたいスキルを引きにくくなってしまうからだ。
そのためにデッキ圧縮が必要になるのである。
主なデッキ圧縮手段
忘れるによるデッキ圧縮
クロノアークでは各キャラクターごとにスキルが5個になるまで(血霧2段階以上発動中は6個になるまで)いつでも忘れることができる。
これが本作において最も多用するデッキ圧縮となる。
他の多くのカードゲーム系ローグライト作品では同様の行為にかなり重めのコストがかかることから、デッキ圧縮の重要性を知ったプレイヤーも多いのではないだろうか。
デフォルト設定ではスキルを新しく習得した際に基本シリーズ(基本攻撃、基本治療、基本保護)を自動で忘れるようになっているが、これもデッキ圧縮と言える。
再構築後のデッキ圧縮
このゲームでは残りデッキ枚数が0枚になると捨てられたデッキのカードをシャッフルして新たなデッキにする。
一度使用した単発や除外カードはもうデッキには混ざらないので2週目以降のデッキの総数が減ることになる。
アイアンハートの前方守備など、使用すると戦闘中の間だけデッキから取り除かれる単発のスキルもデッキ圧縮の要素を持っていると言える。
その単発スキルが本当ならできれば何度でも利用したいという場合は定義的にデッキ圧縮と言っていいのか難しいところだが…。
また、再構築後のデッキの強いスキルの濃度を上げるという観点ならば、再構築時に弱いスキルは手札に残し強いスキルは捨てられたデッキに置いておくことで同様の効果が得られる。
不要なカードは交換により手軽に入れ替えが可能ではあるが、デッキの残り枚数が少ない場合は例えば基本攻撃を交換するのは再構築後にする、強いスキルは使用しておく等も効果があるかもしれない。
弱いスキルを常時手札にキープしておけば再構築ごとの濃度は上がっていくが、おそらくそのような症状の場合はデッキ構築自体に問題が発生している。
戦闘不能によるデッキ圧縮
戦闘不能になったキャラのスキルは手札、デッキからすべて取り除かれる。
(そのプレイヤーにとって)使いにくいスキルばかりを持ったキャラが戦闘不能になると実質的に大きなデッキ圧縮になることがある。
ある程度意図的にこの仕様を逆用することも可能で、特にカロンの命を借りるよ!が能動的に味方を戦闘不能にする際に極めて便利である。
ただし、そうした少人数パーティ戦法をメタってくるボスも多い。
逆デッキ圧縮
コスト | 1 |
---|---|
キーワード効果 | 迅速 1ターン後に捨てられる |
説明 | このスキルは戦闘終了後にもデッキに残る。使用するとデッキから除外される。このスキルを取得した戦闘では使えない。 |
ザコモンスターの一人見習いメイドは、攻撃時に何の効果もない文字通りゴミスキル「ホコリをはたく」をデッキに混ぜてくる狡猾な敵である。
放っておくとデッキにずっと残り続けてしまい、大事な場面でこれを引いてドローを1枚分潰されて全滅に繋がってしまう可能性すらある。
逆デッキ圧縮とでも言うべき戦法であり、デッキに不要なカードが混ざっていることのデメリットを痛感させてくるモンスターであるが、引いてはデッキ圧縮の必要性を証明しているとも言える。
理想的なデッキの総枚数とは?
デッキの総枚数を無駄に増やすのが悪手ならば、デッキは常に最低枚数になるまで忘れるで枚数を抑えたほうがいいのかと言うと、それもまた正しいとは限らない。
例えばアタッカーが少ないパーティ編成ならそのアタッカーのスキルだけ数枚多く習得させて、デッキ全体の攻撃スキルの割合を高くするのも有効な手かもしれない。
回復スキルについても同様のことが言える。
それらの考え方が実際に効果的なのかは簡単には断言できないが、人によって様々なやり方があっていいはずである。
ただひとつだけ言えるのは、デッキの総枚数を増やすならその分ルシーのドロースキル等で多めにドロー(手札増強)できるようにしておかないと手札が枯渇しやすくなる。
デッキの総枚数、ドロースキルの枚数や種類、自分が回しやすいバランスを探してみよう。
コメント・情報提供など
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これはなぜでしょうか?
無理やり解釈するなら、ルシー以外の以外のデッキ枚数を増やす→ルシースキルが逆圧縮される→ドローソースが手札に来る機会が減る→手札枯渇ということであっていますか? -- 2023-12-10 (日) 20:33:57