概要
8コストで6勝利点を持つ基本的な勝利点カード。基本的なゲームにおける最上位の勝利点カードであり、これが枯れたターンの終了時にゲームが終了する。
いかに素早く効率的に集められるかが勝利の目標地点であり、最大のポイントとなる。
これ自体は何の効果も持たないお荷物であるため、デッキパワーが十分でない段階から買い始めるとデッキが劣化し、ゲームが終わる前に息切れしてしまう。
このジレンマをいかに克服するかが腕の見せどころであり、ドミニオンの肝と言えるだろう。
利用法
- 8金を出して購入することが通常の入手方法だが、コスト6金以上のカードを改築するなどの手法で入手する手もある。
- 点数で優位に立っている場合、サプライの属州を減らすことでゲームの終了を早め、逃げ切りやすくなる。
- 序盤に偶然8金が出た場合に購入するかはサプライ次第。
- 勝利点カードはしばらく邪魔になりがちなので、妥協して金貨や高コストアクションなど生産力のあるカードを買っておいた方が無難なケースが多い。
- 一方で、極端な荒れ場のなどでは中盤以降に属州を買っておく余裕がないことがある。買える内に属州を確保する戦略が正解なケースも時々ある。
- 馬上槍試合/Joustや探検家など直接的に属州を求めてくるカードも存在し、そういった場合は早期に購入できるように行動すべきこともある。
7枚目属州問題
2人戦で点数が競っているときに、「今自分が7枚目の属州を買うと、次の相手のターンで属州を買われたら負けてしまう」という状況が発生することがある。
具体的には、自分が18点、相手が19点でサプライの属州が残り2枚のとき、自分が7枚目の属州を買うとその瞬間は24対19となるが、次のターンに相手が8金出せた場合属州を買われて24対25でゲームエンドし敗北となってしまう*1。
この状況から相手が次のターンに8金出ないことに賭けて7枚目の属州を買う手もあるが、公領などを買って点を伸ばしつつゲームエンドを回避する選択肢も有力である。
なお、上で挙げた例の状況から公領を買ったとすると、21対19で属州残り2枚となり、対戦相手にも同様の「7枚目属州問題」が発生する。
お互いが7枚目の属州を買いにくい状況で公領など別の勝利点を買い続けた結果、双方のデッキが勝利点まみれになり、もはやどちらも属州を買えなくなってしまい試合が泥沼化することもある。
属州ルート
特殊勝利点があるサプライにおいて、特殊勝利点を無視して属州を買いに行く戦法を「属州ルート」ということがある。
一見、特殊勝利点の無い普段の試合と同じことをすればよいように思えるが、相手と属州を取り合う試合とは異なる展開になるため違いも出てくる。
- 相手が特殊勝利点だけで戦ってきている場合、属州切れでゲームを終了させるためには属州ルートの人だけで属州を枯らさなければいけない。
- 特に二人戦では、普段は属州4枚+α程度の勝利点が目標になるのに対し、相手が特殊勝利点ルートの場合は8枚買い切らなければならないこともある。
ゲームが長引けば長引くほど特殊勝利点が有利になりやすい*2ため、属州ルート側としては、なんとかして属州を買い切るか抜かされる前に三山切れに持ち込みたい。- 鍛冶屋ステロなどは属州を4~5枚取ったら息切れになりやすいため、特殊勝利点相手には分が悪い。
- コンボデッキを組む場合も、相手が特殊勝利点戦法を取っているならいつもより大きめにデッキを成長させてもいいかもしれない。
- 点数優位に立っていれば、属州ルート側から三山切れを狙いに行くこともある。購入権が増やしやすい場では意識しておきたい。
- 公領を買う判断も難しくなる。三山切れ間近では相手より点数を上回らせておくために公領を買うこともあるが、まだ先の長い状況で公領を買って失速してしまう事態は避けたい。
- 特に二人戦では、普段は属州4枚+α程度の勝利点が目標になるのに対し、相手が特殊勝利点ルートの場合は8枚買い切らなければならないこともある。
- 特殊勝利点をカットすることで、特殊勝利点に依存しきっている相手を咎めることができる。
- しかしながら、早い段階で特殊勝利点をカットするということは「自分のデッキが勝利点で汚れる」「有用なコンボパーツ獲得に使えた手数をカットに割いている」の二重苦で自分のデッキが弱くなる。
特殊勝利点相手に自分のデッキを劣化させて属州を買えなくなってしまえば、完全に相手のペースに持っていかれてしまうリスクもある。 - 二人戦であれば勝利点カードは8枚しかないので、相手が特殊勝利点を集めきる前にコンボデッキを組んで大きな金量を出し、一気に特殊勝利点を複数枚カットするのも有効。
三山切れが遠いなど時間に余裕があれば買った特殊勝利点カードを廃棄してしまってもよい。- 多人数戦では、自分がやらずとも他のプレイヤー同士で点数を分け合ってくれることもある。
素直に自分の点数が一番得になる選択をするのが一番丸いかもしれない。
- 多人数戦では、自分がやらずとも他のプレイヤー同士で点数を分け合ってくれることもある。
- しかしながら、早い段階で特殊勝利点をカットするということは「自分のデッキが勝利点で汚れる」「有用なコンボパーツ獲得に使えた手数をカットに割いている」の二重苦で自分のデッキが弱くなる。
詳細なルール
- ゲームの準備で、サプライに用意される属州の枚数は「2人で遊ぶ場合は8枚、3人以上で遊ぶ場合は12枚」である*3。
- 各プレイヤーのターン終了時に、属州の山札が枯れているとゲーム終了となる。
関連カード
| 拡張 | 名前 | 関連 |
| 海辺(初版) | 探検家 | 手札から属州カード1枚を公開すると、金貨カード1枚を獲得し、手札に加える。 |
| 収穫祭 | 馬上槍試合 | すべてのプレイヤーは、自分の手札から属州1枚を公開してもよい。 あなたがそうした場合、そのカードを捨て札にし、褒賞カード1枚または公領1枚を獲得し、それをデッキの一番上に置く。 |
| 収穫祭&ギルド | Joust | 属州1枚を脇に置けばReward1枚を獲得して手札に加える、クリーンアップフェイズに脇に置いた属州は捨てる。 |
| 異郷 | 愚者の黄金 | 他のプレイヤーが属州1枚を獲得するときにこのカード1枚を手札から廃棄すると、金貨1枚を獲得し、デッキの上に置く。 |
| 帝国 | 制圧 | 購入時、属州1枚を獲得する。そうした場合、+9勝利点トークン。 |
| 峠 | 最初に属州が獲得されたとき、あなたが最後になる順番で、すべてのプレイヤーはそれぞれ1度ずつ<40>以下の範囲での入札を行う。 最大の入札をしたプレイヤーは+8勝利点トークン、そして入札した値に等しい< >を受け取る。 | |
| 移動動物園 | 同盟 | 購入時、属州、公領、屋敷、金貨、銀貨、銅貨を獲得する。 |
| 略奪 | へつらう | 属州獲得時、【へつらうカード】1枚を獲得する。 |
