Footpad

Last-modified: 2024-04-18 (木) 11:02:26
収録拡張カード名コストカード種別効果(※日本語訳はDominion Onlineより)
収穫祭&ギルドFootpad5Action-Attack+2 Coffers
Each other player discards down to 3 cards in hand.
--------------------
In games using this, when you gain a card in an Action phase, +1 Card.
野盗5アクション-アタック+2 財源
他のプレイヤーは全員、手札が3枚になるように捨て札にする。
--------------------
これを使うゲームで、誰かが自他のアクションフェイズにカード1枚を獲得したとき、そのプレイヤーは +1 カードを引く

概要

2財源が得られる民兵
2コインよりも2財源の方が融通が利くことを考えるとコスト相応の使用時効果と言える。
最大の特徴は仕切り線以下の効果であり、ゲームに「アクションフェイズ中、カード獲得時1ドロー」という特殊なルールを加えるもの。
獲得カード全般が強化されるため、他効果との関連性をよく理解してゲームに臨む必要があるだろう。

利用法

※以下、特に断りが無い限り、カード獲得はアクションフェイズ中の処理であるものとして記載する*1*2
※以下、説明を簡単にするために、「カード獲得時、Footpadの仕切り線以下の効果により発生する『+1カードを引く』の処理」のことを【Footpadドロー】と表記することがある。

Footpadを用いるゲームでは、カード獲得時に【Footpadドロー】を得られるため、一部カードが強化されたり、逆に使いにくくなったりする。

  • カードを獲得する効果を持つアクションは【Footpadドロー】を得られる。
    • 工房効果で【Footpadドロー】できる。【Footpadドロー】は強制である関係上、アクション数不足で裏目になる可能性もあるので組み合わせに注意。
      • 操舵手は毎ターンカードを獲得することができるため、最低でも雇人以上の能力を持つことになる。
    • 【デッキトップに獲得】の効果で獲得したカードが【Footpadドロー】により即時手札に来るので、より強力になりやすい。
      • 武器庫が実質的に手札獲得相当の効果になるなど、大幅な強化だと言える。ダメ押しに屋敷などを獲得してもデッキトップを汚さずに済む。
      • 開発は財宝カードを獲得する場合はよいが、アクションカードを獲得する場合は、別途アクション権を確保しておかないと使用できないので注意。点数アップのため公領などを獲得することにも使える。
      • 役人が即座に2金を生み出したり、墓暴きで廃棄置き場から獲得したカードを手札に入れたりできる。
    • 遠い海岸堡塁のようなターミナルでない獲得カードは純粋に使い勝手が向上する。
      • 山賊の宿営地のように、アクション権が付くカードは強くなりやすい。
      • 大学は「5コストまでのアクションカードを獲得できる」となり、強力なアクションカードを加えつつデッキを回していけるようになる。
      • 大工も序盤は強いが、サプライが1山切れた時点で効果が変わることに注意。
    • 闇市場による闇市場デッキからのカード購入も、アクションフェイズ中のカード獲得なので【Footpadドロー】が発生する。
      • 同様に、闇市場・語り部専門家等のアクションフェイズ中に財宝を並べる手段があれば、豊穣の角笛によって【Footpadドロー】ができる。
      • 特に引き切り後に闇市場→豊穣の角笛を出して豊穣の角笛を取得→【Footpadドロー】→手札に豊穣の角笛が来る→(まだ闇市場の最中)豊穣の角笛を出して…というループで一気に豊穣の角笛を枯らすことができる。
    • 複数枚のカードを一気に獲得するカードは、一転してドローソースとなり得る。
      • 宝の地図は、獲得した金貨が【Footpadドロー】により手札に入るので、宝の地図が2枚揃ったらすぐに属州植民地を購入できるようになる。
      • 物乞いは、銅貨3枚獲得により【Footpadドロー】を3回得る。獲得もドローの内訳も銅貨で埋め尽くされるため、単独でステロ戦術が可能。
        ※リアクション効果で物乞いを手札から捨てた場合、【Footpadドロー】が2回が発生する*3。一見、手札が増えるのでよいように見えるが、Footpatのようなハンデス系アタックや、騎士のようなデッキ破壊系アタックに対しては通常より不利になるので注意。
      • 交易人は、獲得した銀貨の数だけ【Footpadドロー】が発生する。銀貨を廃棄して銀貨3枚獲得などしてもそのターンの出力が下がりにくいためかなり強くなる。
        ただし、複数人が同じことを行うとあっという間に銀貨の山が枯れるリスクがあるので注意。
      • パドック馬丁など、を含めた複数枚獲得を行うカードの性能は破格となる。
  • 相手にカードを獲得させる効果は、【Footpadドロー】を献上するため弱体化すると言える。
    • 呪い撒き廃墟撒きはその代表例。
    • デッキ破壊アタックも、「代わりに弱いカードを獲得」という効果の場合は、【Footpadドロー】の献上となる(詐欺師などが該当)。
    • 道化師のアタック効果で他プレイヤーが銅貨を捨て札にした場合、「自分が銅貨1枚を得る代わりに【Footpadドロー】を得る」か「相手に銅貨1枚を押しつける代わりに【Footpadドロー】を与える」かを悩むことになる。
    • 総督は選択肢によらず大抵は相手プレイヤーにカードを引かれることになる*4
    • いずれも、後からFoodpadなどによって民兵アタックを入れることでデメリットを軽減できる。
    • また、魔女の集会など「獲得」させないカードによる抜け道もあるため注意。
  • シャーマンを用いるゲームでは、お互いのターン開始時、強制的に廃棄置き場のカードを獲得させれられて【Footpadドロー】を得る展開になりやすい。

収録拡張セット内の相性

  • 同拡張内では以下のようなカードに対してアタック効果が高い。
    • ターン終了時に次のターンの手札を増やすFarrier過払いに対しては、強烈なアンチカードとして働く。
    • Joustは勝利点を手札に残しておきたいカードであり、少ない手札の中で何を残すべきかの判断を強いることができる。
    • 相手が再建Infirmaryで手札を廃棄しようとしていたターンに使用できれば、不要カードの廃棄が遅れやすい。
    • 場に出ているカード種類が重要な豊穣の角笛Housecarlを軸とした戦法は弱化しやすい。
  • 一方、対策カードには手札が少なければ少ないほど追加効果が発生しやすくなる移動動物園が挙げられる。

詳細なルール

使用時効果について

  • 財源については専用ページを参照。
  • 複数枚捨て札にする際はその全てを同時に捨て札にする処理であることに注意。
    • 捨て札によって発生した効果(例えば村有緑地)で手札に加えたカードをさらに捨て札にすることはない。
    • 捨て札にしたカードの内訳は公開しないが、捨て札の一番上は公開情報のため、その1枚だけは他のプレイヤーから見える。

【Footpadドロー】について

  • 【Footpadドロー】は強制効果である。
    • デジタル処理であれば【Footpadドロー】をしそこなうことは無いが、実機のカードで遊ぶ際は正確に処理する必要がある。「複数枚のカード獲得」や「多人数によるカード獲得」の処理が発生する場合は、一つずつ進行するなど正確な処理を心掛けたい。
  • 複数枚のカードを獲得する処理は、「カード1枚の獲得が複数回発生する」と処理することに注意。
    • 例えば、Courser銀貨4枚を獲得する処理は、「銀貨1枚の獲得が4回発生する」という処理である。よって、山札が残り2枚の時にCourserで銀貨4枚を獲得する場合、3回目の銀貨1枚獲得処理時に【Footpadドロー】によりリシャッフルが発生する。
    • 同じセット内では他にも、カード複数枚の獲得を行うカードとして石工再建が存在する。
      • 特に再建は手札の廃棄対象の選択に関わるため注意。「手札1枚廃棄→(可能ならば)カード1枚獲得&【Footpadドロー】」を2回繰り返すことになる。
  • 【Footpadドロー】時に山札が0枚であればリシャッフルが発生するが、これが移動阻止ルールへの抵触に当たる場合があるので注意。
    • 特に、「カードの獲得時効果を処理してからカードを移動する」という処理との組み合わせに注意。
      • 例えば、「山札が0枚の状態で、身代わりを使用し屋敷を廃棄して鍛冶屋を獲得した」という場合、鍛冶屋獲得時に【Footpadドロー】によりリシャッフルが発生するため、身代わりの効果で獲得した鍛冶屋をデッキトップに移動するのに失敗する。
  • テキストの指示で「カードを獲得する」効果を受けても、獲得可能なカードがなかった、獲得するはずだったカードの山札が枯れていた、といった理由でカードを獲得できなかった場合は、【Footpadドロー】を得られない。
    • 1つ目の例は、再建銅貨を廃棄したが、コスト1のカードがサプライに無く何も獲得できなかった場合。
    • 2つ目の例は、相手のアクションフェイズ中に呪い撒きのアタックを受けたが、呪いの山札が枯れていて獲得できなかった場合。
  • 「ターンの開始時」はアクションフェイズである。
    • 拡大操舵手などの持続カードによってカードを獲得する場合、【Footpadドロー】が適用される。

関連カード

拡張名前関連
ギルド(初版)収税吏Footpadの元になったカードであり、金量増に働く&ハンデスアタック効果を持つ。

コメント

  • 工房系カードが全強化は強い。騎兵隊旅籠があればガンガン回転しそう。物乞いも案外使えそう。 -- 2024-02-23 (金) 17:44:02
  • 宝の地図の効果は厳密には「金貨1枚をデッキの一番上に獲得する」を4回行うから、これがあると廃棄できた時に金貨が4枚手札に来る、でいいんだよね -- 2024-02-23 (金) 22:31:39
  • そうなりますね。+購入があれば属州+αが買えるし、なんなら属属行けるという。 -- 2024-02-23 (金) 22:53:49
  • これは「悪党」の天敵と言えるカードだ。 -- 2024-02-24 (土) 17:20:55
  • 「対策法」だった部分、民兵ページ参照以上に書くことは無いし、どちらかと言えば対策とは逆視点で拡張内相性が中心に記述されているしで、実態に合わせた中項目名に変更してみました。 -- 2024-03-03 (日) 16:24:37
  • もしかして、馬商人のリアクション効果をこのカードが引き継いだのかなあ? -- 2024-03-14 (木) 09:28:41




*1 イベントは購入フェイズでしか効果を発揮し得ないことに注意。
*2 夜行カードも基本的にアクションフェイズ中に効果を発揮しないことに注意。
*3 うち1枚はデッキトップに獲得した銀貨
*4 銅貨廃棄をされた場合などは何も起きない