貢物

Last-modified: 2024-11-07 (木) 00:26:24
収録拡張コストカード種別効果
陰謀(初版)5アクションあなたの左隣のプレイヤーは、自分の山札の上から2枚のカードを公開し、捨て札にする。
あなたは、その2枚のうち、異なる名前のカードごとに…
アクションカードの場合:+2アクション
財宝カードの場合:+2コイン
勝利点カードの場合:+2カードを引く
(カード名が同一の場合、そのカードの種類のボーナス1つのみを得る。)
 削除されたカード
このカードは初版のみに収録されており、第二版には収録されていません。


概要

左隣のプレイヤーのデッキトップ2枚を捨て、その種類に応じてボーナスがもらえるアクションカード。
ボーナスは鉄工所の2倍となっており、別名のカードが公開されればさらに重複してボーナスが得られる。
しかし、相手のデッキを操作する方法は一部のアタックカードしかないため、狙ったボーナスを得るのは難しい。
また、コンボデッキのようなアクションカードだらけのデッキをめくって+4アクションでは虚しく、いざ勝利点や財宝がめくれれば2枚が同名カードというオチもしばしば。

利用法

  • 融通が利かないことが最大の欠点であり、何目的で採用するにしても、その成果が得られるかはランダムとなる。
  • コストパフォーマンスが極端に低いわけではないので、相手が貴族のような複数の種類を持つカードを購入しているなら積極的に採用してもよいだろう。
  • 圧縮手段がない、もしくは序盤であれば初期デッキの銅貨屋敷が公開される可能性が高く、2金か2ドローを得るカードと割り切って使うのも良い。
  • 系がないサプライにおいても強引なアクション数稼ぎとして一考の余地はある。
    • 左隣のプレイヤーが過圧縮をしているのならアクションにヒットしやすくなり、ほぼほぼ+4アクションか、最低でも+2アクションを見込んでよいだろう。
  • 密偵神託で事前に相手のデッキを確認しておけば、望むボーナスを得やすくなる。
  • 呪い場ではしばしば何のボーナスも得られず終わるため、採用は見送った方が賢明だろう。

詳細なルール

  • このカードはアタックカードではないので、アタックカードの使用を条件とするリアクションは使用できない。
  • 大広間のように複数の種類を持つカードが公開された場合、その全てのボーナスを得られる。
    • 大広間はアクション・勝利点カードなので、+2カードと+2アクションの両方のボーナスが得られる。
  • 呪いのようなこのカードに書かれていない種類しか持たないカードが公開された場合、何も起こらない。
  • 騎士分割された山札のように1つのサプライの山札に複数の名前のカードが含まれる場合、カードに印刷されている名前が異なるならば別のカードとして扱う。
  • 「公開」を行うため、パトロンによって財源を得られる。
    • この時、財源を得るのは貢物を使用したプレイヤーではなく、デッキをめくった側のパトロンを所有するプレイヤーである。

余談

  • ドナルド・Xによる削除理由は以下の通り。
    原文と日本語訳

    【原文】(引用元)

    This isn't that good, but is better than most of these cards. It's not popular though.

    Hosing Nobles / Harem / Great Hall is not great.

    Some people feel like it's attacking them, since it can flip over good cards;

    I think it tends to help as much as hurt, but so what, I don't need people to feel bad over a non-attack.

    I'll say it for everyone: it wasn't the greatest card in the world; it was just Tribute.

    【日本語訳】

    良いカードではないが、他の削除カードよりはマシである。しかし人気はなかった。

    貴族ハーレム大広間を利用することは微妙である。

    デッキの上にある良いカードを捨てられるため、貢物をアタックカードだと感じる人もいる。

    私は攻撃するのと同じぐらい(どうでもいいカードを捨てさせることで)恩恵を与えがちなカードであると思うが、そんなことはどうでもよくて、アタックでもないカードで悪い思いをさせたくはない。

    みんなに言っておくが、これは世界で最も素晴らしいカードではない。ただの貢物だ。

コメント

  • これの削除理由の最後の一文、アメリカだとこういう言い回しが有名なのか、官吏同様に映画とかが元ネタなのか? -- 2023-04-27 (木) 16:41:02
  • このカード、効果が不安定なのに、5コストに見合わない弱さのカードだと思う。2アクション2金だとコンクラーベ相当、祝祭以下、2ドロー2アクションだと失われし都市相当で妥当、2ドロー2金だと財産目当てに少し足が生えたくらいで、アクション権目的で使用した時に困る。4ドローできる可能性は少ないし、4アクション出ても無駄になることが多い、このカードが出た当時は財宝カードが少なかったので4金出る可能性は低い、と考えると、マジで(これしか村系が無い時以外)使わないんだよなあ。 -- 2023-04-27 (木) 16:41:47
  • 削除理由の最後の一文について気になったので調べてみたところ、Tenacious D という方ののTributeという曲によく似たフレーズがありましたね。これが元ネタなのかはわかりませんが -- 2023-04-30 (日) 01:21:44
  • デビュー当初から4金はそれなりに出ましたよ。下家が銅貨の圧縮の甘いステロならば、銅貨と銀貨(あるいは金貨)のペアは結構ありました。まぁ銅貨2枚もそれなりにありましたけど。 -- 2023-04-30 (日) 01:36:47