長老

Last-modified: 2022-07-20 (水) 14:01:16
収録拡張カード名コストカード種別効果
AlliesElder5Action-Townsfolk+2 Coin
You may play an Action card from your hand. When it gives you a choice of abilities (e.g. “choose one”) this turn, you may choose an extra (different) option.
同盟長老5アクション-町民+2 コイン
あなたの手札のアクションカード1枚を使用してもよい。それの能力がこのターンあなたに1つを選ばせる(例:次のうち1つを選ぶ)場合、追加で異なる選択肢1つを選んでもよい。

概要

分割された山札の一つである町民の4番目のカード。
2コインに加え、手札からアクション1枚を使用でき、「そのアクションが持つ『選択効果(=複数の選択肢から選ぶ効果)』について、もう1つ選択肢を選べるようにする」という特殊な能力を持つ。
長老が含まれる町民の山は、触れ役蹄鉄工が選択効果を持っており、粉屋デッキ操作系なので、長老の存在を前提としたカードで揃えられている。
町民以外でも、この拡張(同盟)には専門家仲買人など選択効果を持つアクションが多く、おおむね強力な効果を発揮できる。

利用法

※以下、長老の効果で使用されたアクションを【長老化アクション】と呼称する。また、例えば長老で使用された触れ役は【長老化触れ役】と呼称することがある。

  • 選択効果のあるアクションとの組み合わせが有用だが、特に以下のカードとの組み合わせが強力である。
    • 町民の山にある蹄鉄工は組み合わせ易い上に強力なので、第1候補となる。
    • 廃棄カードのコスト分のドロー&アクション権が確保できる仲買人もよいだろう。
  • 玉座の間にも似ているが、以下の違いがある。
    • 選択効果のないアクションは1度使用するのみである。
    • 選択効果を敢えて増やさないこともできる。
    • 同じ選択効果は選べない。
    • 選択効果を持つアクションを使用した場合も、選択効果以外の部分は1度しか発生しない。
      • 【長老化宿屋の主人】でも得られるアクション権は+1なので、アクション使用枚数をどんどん増やす運用にはあまり向かない。
      • 【長老化改造】は、手札1枚を廃棄するだけで両方の効果を得られるので、手札消費の面ではお得だが、廃棄したい手札が2枚あっても1枚しか廃棄できないので一長一短と言える。
    • このターンの選択効果」にしか効果が無いため、【長老化魔除け】は【玉座の間+魔除け】よりも若干弱い効果となる。
      • その代わり、持続カードを使用した長老が場に残ることは無いので、これも一長一短とは言える。

詳細なルール

  • 長老を使用した際、手札のアクションを使用するかは任意である。
    • 使用が任意なので、長老の直後に使用するアクションは、「長老の効果で使用する」モノなのか「(長老の効果では使用せず)通常通り使用する」モノなのかを、宣言すべきだろう。
      • この宣言が無いと、例えば、長老の直後に+1カードトークンの乗った語り部を場に出し、「+1カードトークンのドローを見てから、語り部で使用する王冠が参照するアクション数を敢えて減らす」という不正ができてしまうため。
  • 長老の効果で「選択効果のないアクション」を使用しても良い。その場合、通常通り使用時効果を発揮する。
  • 長老の効果で持続アクションを使用した際、(その持続アクションが選択効果を持つかどうか関係なく)長老はこのターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
    • (玉座の間などとは違い)長老の効果で使用した持続アクションが捨て札になるまで場に残るということはない。
  • 長老が対象とする『選択効果』とは、「選ぶ」というテキスト持つ効果のみである。より厳密には英語版で「choose one / two / a different thing per X」というテキストを持つ効果に限られる。
    • 例えば、工房の効果により使用プレイヤーは『獲得カードを選択する』という処理を行うが、これは「選ぶ」というテキストがある効果では無いので、長老が対象とする『選択効果』とは見なされない。
    • 義賊などの「あなたが選んだカードを廃棄する」系の効果テキストに「選ぶ」「choose」が登場することがあるが、この"選択"は長老が対象とする『選択効果』ではない。
  • 【長老化アクション】で「選択効果」をもう1つ追加するかは任意である。
    • 【長老化伯爵】は、最初の「選択効果」で1つだけを選び、次の「選択効果」で2つを選ぶ、という動きができる。
  • 【長老化アクション】が選択効果を追加することができるのは「このターンあなたに能力を選択させる場合」に限られるので注意。
    • 【長老化魔除け】は、このターンの選択効果は2つ選べるが、次のターンの開始時に得る選択効果は1つしか選べない。
    • 【長老化拷問人】の効果で選択をするのは「あなた」ではなく他プレイヤーなので、他プレイヤーは選択効果は1つしか選べない。
  • 【長老化アクション】が選択効果を追加することができるのは「長老自身の効果で使用したアクション」に限られるので注意。
    • 例えば、【長老化急使】により触れ役を使用した場合、この触れ役は長老ではなく急使で使用されているため、選択効果は1つしか選べない。
    • 例えば、【長老化触れ役】の使用後、御料車王笏でこの触れ役を再使用した場合、この触れ役は長老ではなく御料車or王笏で使用されているため、選択効果は1つしか選べない。
  • 【長老化アクション】の「選択効果」を複数選んだ際、選んだ効果は『カードテキストの上から順』に発揮される。
    • 【長老化蹄鉄工】で「手札が6枚になるまでドロー」と「+1アクション&+1ドロー」を選んだ場合、①手札が6枚になるまでドロー→②+1アクション&+1ドロー…の順で処理される。この順を逆にはできない。
    • なお、海賊船はカードテキストが版によって異なる*1。現行最新版では「海賊船マット上のコイントークン1枚につき+1コイン」が先で、「他のプレイヤーは山札2枚を公開し、公開された財宝1枚を廃棄し、残りを捨て札にする&財宝を廃棄した場合、海賊船マットにコイントークン1枚を置く」が後に処理されるので注意。
  • 【長老化アクション】で「選択効果」をもう1つ追加で選ぶかは、「選択効果」を選択するタイミングで判断する必要がある。
    • 例えば、原住民の村の選択効果は、「①デッキトップのカードを原住民の村マット上に裏向きに置く」か「②原住民の村マット上のカード全てを手札に加える」だが、
      【長老化原住民の村】は(+2アクションを得た後に)『①のみを得る』か『②のみを得る』か『①と②両方を得る』のいずれかを選択することとなる。
      このとき、『①を得た後で(原住民の村マット上のカードを確認し)、②を得るか選択する』という処理はできないので注意。
  • 長老の効果により、『「カード廃棄」と「廃棄カードのコスト参照タイミング」の間に処理が挟まる』ことがあるので、その際の処理に注意。
    • 例えば、【長老化仲買人】により、漁師を廃棄し「①廃棄カードのコスト分、+1ドロー」「②廃棄カードのコスト分、+1アクション」を得る、と選択する際、『①の処理時は捨て札にカードが有り、漁師は5コストなので5ドローを得る』が、『(①の処理により捨て札が無くなったので)②の処理時は捨て札にカードが無く、漁師は2コストなので+2アクションを得る』という処理が発生する場合があるので注意。
  • 【長老化アクション】を使用したが、カメレオンの習性として使用した場合、カメレオンの習性の『使用時効果上書き効果』により、【長老化アクション】の選択効果は通常の個数選ぶこととなる。
  • 【長老化廷臣】で手札の王家のガレー船を公開した場合、「王家のガレー船の持つカード種別[アクション-持続]で2個選択+1個選択=合計3個の効果を選択する」という処理になる。
    • 「王家のガレー船の持つカード種別[アクション]で2個+[持続]で2個=4個の効果を選択する」という処理にはならない。
  • 【長老化がらくた】で0コストのカードを廃棄した場合、0+1=1つの追加効果を得ることができる。
    • ただし、【長老化がらくた】でカードを廃棄しなかった場合は、追加効果を得ることはできない。
  • 【長老化地下墓所】では、有用な効果は得られない。
    • 【長老化地下墓所】の選択効果を2つとも得ると、①デッキの上から3枚のカードを見て、その3枚を手札に加える→②「その3枚を捨て札にし、+3ドロー」を得る…という処理になり、結局地下墓所の二番目の効果が強制的に処理されるのみであるため。
  • 【長老化要塞】は、「+3コイン」と「次のターンの開始時に+3ドロー」の両方を発揮することができる。
    • 一方で、【長老化】は、「現在のターンに+3ドロー&+1購入」と「次のターンの開始時に+3ドロー&+1購入」のどちらかしか発揮できない。これは、艀のテキストに「選ぶ(choose)」というテキストが無いためである。

「選択効果」を持つアクションカード

陰謀: 待ち伏せ手先執事寵臣廷臣貴族
海辺: 原住民の村海賊船
収穫祭: 名馬
異郷: 香辛料商人
暗黒時代: 従者地下墓所伯爵墓暴き
冒険: 魔除け守銭奴
帝国: ワイルドハント
ルネサンス: 出納官
移動動物園: がらくた
同盟: 触れ役蹄鉄工仲買人宿屋の主人堡塁改造専門家要塞
プロモ: 総督

神託の初版は「次のうち1つをあなたが選ぶ:(choose one:)」というテキストだが、エラッタが出ており最新版では選択効果ではなくなっている。

余談

【長老化地下墓所】の効果については、ドミニオンオンライン上では「①デッキの上から3枚のカードをみて、その3枚を手札に加える→②「その3枚を捨て札にし、+3ドロー」を得ても良い…という処理」が行われますが、
これを実際のオフラインでの処理で行うのは極めて難しいので注意が必要。
実際、オフラインで処理すると、①の「3枚」を手札に加えた時点で、『①の「3枚」と②の「3枚」が一緒のカードなのか?』を地下墓所使用プレイヤー以外が確認する手段が無いので、公式の場で問題となった場合はジャッジなどの第三者を呼び確認してもらう必要があるだろう。

コメント

  • 効果を選択可能なアクションは公爵ではなく伯爵ですよ。 -- 2022-03-18 (金) 00:17:51
  • 手先の処理の順番はどうなるのでしょうか? -- 2022-03-18 (金) 00:20:26
  • 書いてある順番です。例えばカードを引くを含んだ選択なら、必ず一番先にカードを引きます。 -- 2022-03-18 (金) 07:56:27
  • 追加で選択するかどうかは、選択肢の処理の前ですか? たとえば総督を使うときに、まずドローして、そのカードを見てから廃棄するかどうか決める、という動きはできませんか? -- 2022-03-18 (金) 12:37:27
  • ↑3↑2:初版だと手先の処理順番は選べた。第二版では処理順番を選べる記載が無いが順番に処理を行うとも書いていない。ただしいずれにせよどの順番で処理しても何の問題もない。 -- 2022-03-18 (金) 13:47:45
  • ↑2 処理前に決めます。例のようなことは出来ません。(例の場合、引いたカードを見てしまっている以上undoは基本認められません) -- 2022-03-22 (火) 19:11:56
  • 混乱しかねないので一応補足すると、「処理前に決める」「上述の動きは不可」の回答は合ってるけど、undoなんて事情は関係ないね。長老で総督を使った場合は処理前に1つまたは2つ選ぶので、「ドロー」もしくは「ドロー+強制廃棄」を選び、その通りに順に処理するだけ。 -- 2022-04-08 (金) 02:08:52
  • 【長老化廷臣】で要塞のような4つの種類を持つカードを公開した場合、効果を4つ選んだ時点で「異なる」選択肢が残っていないので追加の選択肢を選べない(4つの効果のうちどれか一つを重複して受けることはできない)という解釈で合ってますか? -- 2022-07-19 (火) 17:16:05
  • はい -- 2022-07-19 (火) 17:23:05
  • 複雑なルールの割に、やってることは対象カードや選択肢の減った玉座に近い。使えそうなサプライでも買うタイミングに制約があるのも苦しい。+2コインも玉座に求められてる効果ではないように思う。使い方が分からない… -- 2022-07-19 (火) 22:10:07
  • 玉座の劣化版に2金のオマケが付くと考えてみれば、そんなに悪くもないのでは?デッキの圧縮前提に運用すれば、金量UPは嬉しいハズ。 -- 2022-07-20 (水) 14:01:16



*1 現行最新版は「英語版のSeaside (2020 printing)」である。詳細はリンク先参照http://wiki.dominionstrategy.com/index.php/Pirate_Ship