破壊工作員

Last-modified: 2024-08-11 (日) 14:45:49
収録拡張コストカード種別効果
陰謀(初版)5アクション-アタック他のプレイヤーは全員、自分の山札からコスト3以上のカードが出るまで(上から順に)公開し、そのカードを廃棄する。
そのプレイヤーは、サプライからそのカードよりもコストが2以上少ないカード1枚を獲得してもよい。
公開した残りのカードは捨て札に置く。
 削除されたカード
このカードは初版のみに収録されており、第二版には収録されていません。


概要

コスト3以上のカードを破壊するアタックカード。高額カードにヒットすれば大きなダメージを与えることができる。
しかし、使ったプレイヤーには何の恩恵も無いので、勝利するためには他の手段で点数を稼ぐ必要がある。
相手の展開に追いつけそうにない場合の足止めや、コンボデッキでアクションが余る場合のダメ押しなどに使える。

利用法

  • デッキに3コスト以上のカードが含まれていれば、属州だろうと何だろうと確実にサーチして廃棄してしまう。
    • 一見強そうに見えるが、実態は打たれる回数よりもデッキ成長の方が早いことがほとんど。
      • 例えば5コストのカードを1回買われてしまうだけで、アタック側は2回打って初めて帳消ししたことになる。
    • 勝利点を下げる目的で購入したとしても、狙いのカードに必ずヒットするわけではない。
      • 仮に属州にヒットして公領を獲得されたなら3点の被害。破壊工作員でなく公領を購入したときと点数差は同じな上、点差が生まれるのが購入よりも遅い。
    • のようなコストを下げるカードを事前に使用しておけば、属州を狙い撃ちしやすくなる。
  • 破壊工作員のあるサプライでゲームを長引かせるとデッキと点数がボロボロになる。早期にゲームを終了させたい。

詳細なルール

  • 対戦相手のデッキにコスト3以上のカードが無い場合、全てのカードを捨て札にして効果が終了する。
  • カードテキストにある「捨て札に置く」は「捨て札にする」と読み替える*1
    • よって、破壊工作員の能力で忠犬(あるいはコスト減効果によりコスト2以下となった坑道村有緑地)を捨て札とした場合はリアクションできる。

余談

  • ドナルド・Xによる削除理由は以下の通り。
    原文と日本語訳

    【原文】(引用元)

    Long ago my pick for worst card relative to its cost.

    It's got three huge problems: some people hate that it's an attack that doesn't otherwise help you; it's weak; and it's crazy wordy.

    On top of that some people just don't like trashing attacks, and the set already has Swindler.

    Some people do like them, but did I mention that the set has Swindler?

    【日本語訳】

    かなり前に私がコストパフォーマンスが最悪のカードとして選んだものだ。

    このカードには3つの大きな問題がある。アタックだけして使ったプレイヤーに何の恩恵も与えないことを嫌悪しているプレイヤーがいること、弱いこと、そして狂ったように(効果文が)長いことだ。

    それに加えて廃棄を行うアタックカードが好きではないプレイヤーもいるし、既にこのセット(陰謀)には詐欺師が入っている。

    廃棄を行うアタックカードが好きなプレイヤーもいるが、先ほど詐欺師が入っていると言及したよな?

  • 陰謀日本語版の初期に収録されたこのカードは「そのプレイヤーは、サプライからコスト2以下のカード1枚を獲得してもよい」と誤訳されていた。
    • 金貨・属州などの高コストのカードが廃棄された場合も、屋敷などのコスト2以下のカードしか獲得できないことになる。
    • 発売から1年ほどして修正された。
  • 同盟(拡張)にて蛮族が収録されるまでの間、これ以降の拡張に登場するデッキ破壊系のアタックカードは、騎士盗賊等の属州以上のカードを対象としないものか、蝗害のように発生する機会が限定的なものとなっていた。

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*1 英語版カードでは"He discards the other revealed cards."というテキストになっているため