Farmhands

概要

手札のアクションor財宝カードを次のターン開始時に使用する獲得時効果(遅延と似た効果)を持つ、4コストの村。
アクションを次ターンへ持ち越す効果はアクション被りの事故対策として、また引き切りデッキでドローを予約しておいて初動を安定させるなど幅広い活躍が可能。
Farmhands自体がアクション増に寄与するので、ターミナルアクションが多めのコンボも成立しやすくなるのは嬉しい。

利用法

• 使えなかったターミナルアクションor手札に特定のカードが必要なアクションor余った財宝を次のターンに回す。
  • Farmhandsを用いるゲームでは、男爵や宝の地図が有用になりやすくなる、と言えるだろう。
    また、Joustと属州を揃えるのに一役買う可能性があることも見逃さないように。
• ターン開始時から使用したいアクションや財宝を仕込む。
  • 上陸部隊を使用した後にこれを獲得して財宝を仕込むことで、次ターンに山札の上に戻して再度使用できる。
• 次ターンとラグはあるものの、ターンの開始時にアクションを打てる特性がある。「ターンの開始直後に打ちたいターミナルカード」と組み合わせでも活きる。
  • アクションであれば、橋やギルドマスターなど、ターンの最初に使用しておくと、ターン中は常に恩恵を受けられるようになり便利。
  • 財宝であれば、石切場や勲章などを使用した後にアクションを使用し、これらの恩恵を受けたアクション効果発揮を狙うのも良いだろう。
  • 航海士や六分儀をターンの最初に使用するのも強力。願いの井戸、伝令官などのカードの追加効果が得やすくなる。そうでなくとも、コンボパーツのドロー順を調整できるとコンボの安定感が増す。
  • 侯爵などの手札が多いと効果が強力になるカードと組み合わせるのもよいだろう。
• シャッフルが入る際に廃墟などの不要なアクションor銅貨を脇に置くことで、次のデッキ周回に弱いカードが1枚入るのを阻止できる。地味だがお得なテクニックなので覚えておきたい。

詳細なルール

• Farmhandsの獲得時、手札からアクションor財宝カード1枚を脇に置く効果は任意である。
  • ただし、カードを脇に置いた場合、次のターンの開始時に使用するのは強制である。
• Farmhandsはアクションor財宝を「ターンの開始時」に使用する効果を持つので、以下の組み合わせに注意が必要。
  • 「ターンの開始時」に発生する効果は好きな順番で処理できる。ターンの開始時に発生する効果には、持続カードの処理、一部のリアクションカードの処理、一部のリザーブカードの呼び出し、一部のイベント、プロジェクト、習性、同盟の効果の処理などがある。
    • このため、例えばすり師団で手札1枚を捨て札にした後に、Farmhandsの獲得時効果で脇に置いた蹄鉄工を使用して手札を6枚にする、という動きが可能。
    • 前のターンにFarmhandsを複数獲得するなどして複数枚のカードを脇に置いていた場合、次のターンの開始時にそれらを使用する順番は自由に選んでよい。
  • Farmhandsの獲得時効果で脇に置いたカードを使用したことで、他の「ターンの開始時」に発生する効果を発揮できる場合もある。
    • Farmhandsの獲得時効果で脇に置いた「ターンの開始時に呼び出せるリザーブカード（鼠取り、案内人、変容、教師）」を使用し酒場マットに置いた場合、そのリザーブカードをこの「ターンの開始時」内ですぐさま呼び出すことも可能。
    • Farmhandsの獲得時効果で脇に置いたカードの使用により「各ターンの開始時」の効果が発揮された場合、すぐさまその効果を発揮する。雇人、尽きぬ杯、鍵などが該当する。
  • 「ターンの開始時」はアクションフェイズである。
    • Farmhandsの獲得時効果で脇に置いた冠は、必ず「アクション2回使用」の効果となる。
    • Farmhandsの獲得時効果で脇に置いた人狼は、必ず「+3ドロー」の効果となる。
• 職人・変容・カブラー・願い・彫刻家・交換などでFarmhandsを手札に獲得した場合、その獲得したばかりのFarmhandsを自身の獲得時効果で脇に置くことができる。

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