収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
陰謀(第二版) | 3 | アクション | +2カードを引く 手札が1枚以上ある各プレイヤーは、左側にいる手札が1枚以上ある次のプレイヤーへ、手札のカードを1枚同時に譲渡する。 その後、あなたは手札のカードを1枚廃棄してもよい。 |
※注 仮面舞踏会のカードテキストは、日本語版陰謀第二版の2021年頃の印刷分*1から、上記テキストへ変更が行われている。この版を【修正版】と仮称することとする。
第二版(日本語カード発売済)でのテキスト変更 | |
このカードは初版と第二版でカードテキストと効果が異なります。 Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは第二版のテキストに基づき処理が行われています。 初版のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため初版と第二版のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。 (初版のカードテキストについては余談を参照してください。) |
概要 
ドローしながらデッキの圧縮もできるカード。
大抵は屋敷や銅貨を隣のプレイヤーに譲渡することになる。当然相手からもいらないものが譲渡されるが、使用したプレイヤーだけは廃棄できるので困らない。
終盤、手札に有用なカードしかない場合は、致命的な被害を避けるためにあえて使用しない選択も必要。
利用法 
- ドローしながら廃棄する能力は強力で、デッキを高速で強化することができる。ステロでもコンボでも使いたいカード。
- 3コストと初手でも購入できるため、とりあえず「仮面舞踏会-銀貨」でスタートするのはよく見る光景。
- カードを譲渡し合う効果は、弱いカードを送るうちはメリットであることが多いが、圧縮が進んだ中盤以降はデメリットとしての側面が目立つようになる。
- 有用カードを譲渡してしまうリスクを避け、使用すべきでない局面が発生する。
- しかしいずれにしろ相手に仮面舞踏会を使われることを考えると、圧縮はほどほどにして弱いカードを数枚残しておくとよいだろう。
- 余裕があるなら、民兵のような手札破壊を使った後で仮面舞踏会を使うのは常套手段。相手の手札に有用なカードは2枚しか残らないことになる。
- 呪いを手札に獲得させられるアタック(拷問人)や、呪いをデッキトップに獲得させられるアタック(海の妖婆)に対しては、呪いを左隣のプレイヤーに譲渡することができるためアンチカードとなる。
- とはいえ、デッキ圧縮を阻害していることに変わりはないので、過信は禁物。配られる枚数が勝れば対応できなくなることもある。
- 支配の追加ターン中に仮面舞踏会で隣のプレイヤーに譲渡したカードは、廃棄した場合と異なり戻ってこない。
- これを警戒して仮面舞踏会を獲得しない場合でも、右隣のプレイヤーから「仮面舞踏会の効果で仮面舞踏会を譲渡する」という行動をされる可能性があり、防ぐ方法はない。
より強い選択肢がないならば、仮面舞踏会の獲得を避ける意味は薄いだろう。
- これを警戒して仮面舞踏会を獲得しない場合でも、右隣のプレイヤーから「仮面舞踏会の効果で仮面舞踏会を譲渡する」という行動をされる可能性があり、防ぐ方法はない。
- 以下のような凶悪なコンボが存在するので、サプライによっては注意しておきたい。
巾着ピン 
巾着切りと仮面舞踏会を組み合わせた、相手の手札を0枚にするコンボ。必要なカードは以下の通り。
- 巾着切り3枚
- 仮面舞踏会3枚
- 相手の手札を3枚にできるカード
- なくても巾着切りと仮面舞踏会を5枚ずつ用意すれば実現可能
- 十分な村とドローカード
- 銅貨数枚
以上のカードを揃えた状態で、(民兵等で相手の手札を3枚にする→仮面舞踏会で銅貨を譲渡する→巾着切りで銅貨を捨てさせる→仮面舞踏会で銅貨を譲渡する→巾着切りで銅貨を捨てさせる→・・・と繰り返すことで相手のデッキのカードを受け取りつつ相手の手札を0枚にすることができる。
詳細なルール 
- 仮面舞踏会は、アタックカードではないことに注意。
- 『譲渡する』とは、他のプレイヤーにカードを譲渡することをいう。
- 譲渡するプレイヤーは、自分と譲渡する相手の中間のテーブルに譲渡するカードを裏向きに置く。受け取るプレイヤーは、そのカードをテーブルから取って手札に加える。譲渡するカードは、当事者以外のプレイヤーに見られないようにする。
- カードの譲渡による受け渡しは、カードの廃棄や獲得とは異なる。
余談 
初版の情報を以下に残しておく。
開く
初版 
- 仮面舞踏会は初版と第二版でカードテキストそのものが異なる。
収録拡張 コスト カード種別 効果 陰謀(初版) 3 アクション +2カードを引く
各プレイヤーは、自分の手札のカード1枚を選び、左隣のプレイヤーへ同時に渡す。
その後、あなたは自分の手札のカード1枚を廃棄してもよい。
- 初版と第二版では、仮面舞踏会を使った時に手札にカードがないプレイヤーの扱いが異なる。
- 初版では、手札にカードが無いプレイヤーは左隣のプレイヤーには何も渡さない。その場合でも、右隣のプレイヤーから渡されたカード1枚を受け取ることはできる。
- 第二版では、手札にカードが無いプレイヤーは飛ばしてカードの受け渡しが行われる。
- 第二版のルールで下記のエターナルハンデスを行った場合、こちらの手札が0枚になった時点で相手からカードを渡されなくなるので、相手の手札を3枚から減らすことができない。
エターナルハンデス 
初版に限り、一方的に右隣のプレイヤーのデッキを廃棄する事ができる。二人戦なら完封も可能。必要なカードは以下の通り。
以上のカードを揃えた状態で、デッキを5枚以下にすれば準備完了。
宮廷で宮廷を選択→一度目の宮廷でアタックカードを、二度目の宮廷で任意のアクションカードを、三度目の宮廷で仮面舞踏会を使用すれば、手札がないので何も渡さない→対戦相手から受け取ったカードを廃棄する、を繰り返すことで、相手のデッキを毎ターン3枚廃棄しつつ、相手の手札を0枚にできる。デッキが5枚以下しかないので、次ターンも同じ手札が揃い、相手のデッキがなくなるまで繰り返すことができる。
そこまでしなくても民兵で相手の手札を減らした後に仮面舞踏会をプレイすること自体は、相手から捨て札にしなかった強力なカードを渡してもらえる可能性があるので狙いたい。当然相手もそれを見越して不要なカードを手札に残してくるだろうが、そうなったとしても結果的に相手の手札を弱体化させることにつながるので効果はある。
日本語版第二版修正前カードの情報を以下に残しておく。
開く
収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
陰謀(第二版) | 3 | アクション | +2カードを引く 手札が1枚以上ある各プレイヤーは左回りに、手札が1枚以上ある次のプレイヤーへ、手札のカードを1枚同時に譲渡する。 その後、あなたは手札のカードを1枚廃棄してもよい。 |
- テキストに『左回り』とあるが、これは日本語的には誤訳と言える。
- 本来は『(手札が1枚以上ある)左にいるプレイヤー』にカードを譲渡する効果なので、正確な日本語では【時計回り】とすべき表記である。
英語版カードテキストは、"Each player with any cards in hand passes one to the next such player to their left"となっており、「(手札が1枚以上ある)左にいるプレイヤー」に渡す、という効果である。
- 本来は『(手札が1枚以上ある)左にいるプレイヤー』にカードを譲渡する効果なので、正確な日本語では【時計回り】とすべき表記である。
コメント 
陰謀 (太字…第二版で追加) | ||||||||
コスト2 | 手先 | 中庭 | 待ち伏せ | |||||
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コスト3 | 仮面舞踏会 | 執事 | 願いの井戸 | 貧民街 | 詐欺師 | |||
コスト4 | 隠し通路 | 共謀者 | 鉱山の村 | 男爵 | 鉄工所 | 橋 | 外交官 | 風車(□) |
コスト5 | 改良 | 交易場 | 廷臣 | パトロール | 拷問人 | 寵臣 | 身代わり | 公爵 |
コスト6 | 貴族(□) | ハーレム(■) |