【くびかりぞく】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:05:26

概要

DQ2で初登場したモンスター。人間の首を斬って陳列することを好む蛮族の一種で、上位種に【バーサーカー】がいる。
それ以外に色違いがいなかったが、3DS版DQ7では亜種として【とうぞくこぞう】【デスパイレーツ】が登場した。
逆立った髪、宝玉を嵌めたサークレット、背中にはマントを翻しており、かの伝説の人っぽい服装だが、シリーズ登場はこいつの方が先である。
表記は概ね平仮名で「くびかりぞく」だが、初期の公式ガイドブック等では漢字で「首狩り族」と表記されたこともある。
 
倒した敵の首級をあげることを宗教的な慣習にしていた部族は洋の東西を問わず、東南アジア・南米・アフリカ等の各地に実在していた。
人間の頭部には霊的な力が宿るという信仰が根底にあり、その力を自分のものにすることを目的に、人間の生首を材料とした魔除けを作る部族もあったとか。
日本の武士が戦における手柄の確認手順として敵将の首級を上げていたのはご存じの通り。
そうした事情のため、Googleで「首狩り族」を検索のキーワードにする場合、グロ画像が引っかかる可能性があるので注意しよう。
往年の冒険番組「川口浩探検隊」でも、首狩り族と称する一団は何度か“出演”している。
 
その手の団体に怒られそうなネーミングだが、【さつじんき】ほどダイレクトじゃないせいか、最近の作品にも普通に登場している。
初登場時点から肌の色は緑で、顔だけ黒。つまり黒マスクを被っていると思われる。
近年ではバーサーカー同様に北米版DQ8での修正に合わせて、顔のマスクを外して緑色の顔になっているパターンもたまに見られる(国内ではDQMJ2以降の作品)。

DQ2

本作で華々しいデビューを飾った。FC版では盾を持っておらず、服のデザインが上位種と異なる。また、上位種と違って最大4匹同時出現する。
【テパの村】周辺に住んでいる。
最速では【ベラヌール】から【世界樹】を探しに東へ向かった際に、ベラヌール南東の小島でしれっと4人組に出遭う可能性がある。
船入手後まもないレベルでは危険極まりない相手なので、迂闊に足を踏み入れないほうが良いだろう。
強さの秘訣は82という高い攻撃力と、まとまった集団で現われることが多いという性質。
テパ付近の川から様子を伺う王子達の船に乗り込み、数の暴力で守備力の低い(防具の性能が低い)後列キャラの首を狩る達人。
 
FC版では3人の被弾率は均等なので【集中攻撃】そのものはないものの、ひとたび運悪く攻撃が後列に集中しようものならHP満タンからでもあっという間に惨殺される。というか普通に結構な頻度で名前通り狩られるので、FC版DQ2の理不尽の1つにあげられる。
【ガイアのよろい】【ロトのかぶと】【ロトのたて】で守備力+75を得られるローレはまともな装備なら1ターンで沈むようなことはないが、FC版は行動順がほぼランダムで回復までに2ターン連続集中攻撃を浴びせられることも多く、移動中の回復を怠っていると危ない。
テパ周辺は物理攻撃を主体とする敵が多いので、防具の性能が低い後続の二人には防御力よりも約1/7の確率で物理攻撃を回避できる【みかわしのふく】を着せておく方が生存率が高まる。
なお、テパに向かう入り組んだ道中でサマルが狩られると【ルーラ】が使えなくなり、よしんばその戦いに勝てても次で全滅コースが見えてくるので、【キメラのつばさ】【せかいじゅのは】は常備しておこう。
 
ラリホーで動きを止めたいところだが、そこそこ耐性があって結構外れる。
バギや【いかづちのつえ】で削ったあとは、ローレにまかせて後ろの二人は防御していた方が無難かもしれない。
DQ2では斧がないので落とすアイテムは【てつのやり】
というか、普通はサマルが装備しているので実際にはゴールドを落とすことが多い。
 
また、ルカナンを使う【タホドラキー】とは無二の相棒(=注意すべき敵の組み合わせ)として、公式ガイドブックで紹介された。
と言っても、お供のタホドラキーの【ルカナン】は欠陥品。バギかいかづちの杖で1発だし、相手にせずともベギラマを絡めればついでに吹き飛ぶので、それほど心配はいらないだろう。
首狩り族には攻撃呪文がたまに外れるので油断は禁物だが、ローレにいかづちの杖を持たせて3人がかりでベギラマとバギが全弾命中すれば1ターンで終わることもある。
むしろ同じルカナン使いの【ヒババンゴ】と組んで出ることもあるので、そちらのほうが面倒かもしれない。こちらのルカナンも欠陥品であるが…
 
実は行動パターンに「逃げる」が含まれているが、キャンセル判定の仕様の関係で絶対に逃げることはない。

リメイク版

盾が装備され、服のデザインがバーサーカーと全く同じになってしまった…
リメイクに当たって細かい演出(?)が省略されてしまった箇所は結構多い。
ステータスは素早さが少し下がったくらいで後は変わらず、相変わらず攻撃力が高い。
集団で出現する点も変わっていないが、バランス調整によって呪文耐性が全体的に下げられており、攻撃呪文とラリホーが100%通用するようになっている。
ベギラマ1発でそれなりに(ベギラマ+バギなら確実に)倒せるので、習得しているならぜひ使うとよい。
ベギラマ習得前ならラリホーで眠らせてしまおう。
ちなみに、リメイク版ではルカナンが超強化されているので、【ヒババンゴ】やタホドラキーとの組み合わせの危険度が上がっている。
 
モンスターが逃げるかどうかの判定にエリアレベルが参照されるようになったため、FC版と違ってこちらのレベルが十分に高ければ逃げることもある。

ゲームブック(双葉社)

下巻にて登場。
女性の個体で、戦闘中に【ローレシアの王子】に惚れてしまい、【ぱふぱふ】(?)を行おうとする。
 
また【ムーンブルク】城でも【どろにんぎょう】と共に大集団で出現。
こちらは戦うとゲームオーバーなので逃げるしかない。

小説版

テパへ向かおうとする王子2人を襲撃するが、あっさり蹴散らされる。

DQ7

表記は「首狩りぞく」(リメイク版では「首狩り族」)。
DQ2以来久々に登場した本作では、【ユバール族の休息地】からお目見えする。
持っている武器を振り回したりするが、あまり強くない。この実力で首を狩るのは難しいだろう。
しかもドロップ品は【こんぼう】と、刃物ですらなく、明らかにやる気が無いことがわかる。
呪文への耐性も低く、なんとニフラムさえ効く。
このように、DQ2における脅威の代表格だった頃の脅威は影も形も無くなってしまった。
後に【まさかりぞく】なんていうバッタモンまで出てくる。しかもバッタモンの方がだいぶ厄介。
【モンスターパーク】では洞窟エリアに配置されている。
話しかけても意味の無い叫び声で返すことが多いが、その気になれば喋れる模様。
また、まさかりぞくとは対立関係にあるらしい。そんな実力で勝てるのか?あっという間に返り討ちに遭う気がするが。

リメイク版

同時に出る数が2匹までに減少してさらに地味になった。
モンスターパークでの名前は、下記のとおり。

一匹目二匹目三匹目
名前ネッカージミーディアン

1匹目は首(ネック)の狩りの捩り、3匹目はインディアンからだろうが2匹目は不明。
同時期に出るどろにんぎょうのDQ6の仲間モンスターの名前と間違えたのだろうか。

小説版

ユバール地方で二度に渡って登場。
一度目はメンバー4人で危なげなく対処できたが、二度目は【ダーツ】【ライラ】の護衛をしていた【キーファ】しか戦えるキャラがいない状態で群れをなして襲撃。
当時【てつのオノ】を使っていたキーファを大ピンチに陥れた(キーファは本来剣士なので、斧とは相性が悪かった)。
この場でダーツがとっさに【ユバールの剣】をキーファに貸し与えたことが、キーファがユバールに残るきっかけとなった。
ちなみに「金髪で斧を振り回している」ため、地の文で「キーファに似ている」と書かれてしまっている…。

DQ8

【パルミド地方】の森と夜のフィールドに広く生息している。
さつじんきは【ごろつき】に名前を格下げ(?)されたが、くびかりぞくはいいのだろうか?
まあそれはさておき、今回は系統が明確化され、怪人系に分類された。
数による攻めを行い、【身を守りながら攻撃】したり自分や仲間に薬草を使用するなど、意外と賢い戦法をとる。
身を守りながらの攻撃は、防御しながら70%の威力で攻撃するコイツのオリジナル技。
レティスがラーミアと呼ばれた世界にも同じような技を使う冒険者達がいるらしいが、そいつらのなれの果てではないことを祈る。
また、8ではモンスターが不意打ち時に防御・逃走などの不意打ちらしからぬ行動を取ることが禁じられているにも関わらず、コイツは防御攻撃使用可能。というか使いまくり。
名前の割に慎重な性質をもつ部族なのかもしれない。
攻撃力はそこそこの位置に落ち着いておりくびかりぞくという名前のインパクトは影を潜めているが、攻撃手段が多彩になった分、7に比べると格段に強くなった。
落とすアイテムは通常枠が【やくそう】(1/8)、レア枠が【うろこの盾】(1/64)。当然の如く常備品の薬草を頻繁に落とす。
なお、コイツは終盤になると多くの場所で出現率が下がる。ラプソーンの手下に首を狩られたのだろうか。

DQ10オンライン

Ver.3.3より登場。
攻略レベル的にはそれほど強くなく、レアドロップなどが美味しいため、逆に狩られる羽目に。
詳しくはこちらを参照。

ジョーカー1

バーサーカーを差し置いてこちらのみが登場。
怪人系という系統はないので、悪魔系に分類される。ランクはD。
やはり攻撃力の伸びが良い他、守備力もまずまず伸びる。他は平均~それ以下。
所持スキルはやはり【バーサーカー】。普通の一般配合で作れる。
また特性として【メタルハンター】を持っており、中盤のメタルスライム狩りには便利。
斧、槍、ハンマー、杖を装備可能。
野生のものは【レガリス島】に生息しており、北側にも南側にも出現するが、北側では昼にしか出現しない。
南側の月の塔入り口付近には、彼らのものと思しき住居が立ち並んでいる。
RTAでは野生個体をスカウトして手に入れるチャートがあり、主に【バーサーカー】のスキルで覚える【かぶとわり】が目当て。GP決勝戦の前には【まおうのつかい】の配合素材として使われる。

ジョーカー2

表記は「くびかり族」。
密林エリアに出現し、しばしば【ベビーパンサー】を追いかけている場面が見られる。獲物なのだろうか。
ランクが悪魔系のEランクに下がったため、前作と比べて各能力値の限界値が下がってはいるものの、成長の傾向等はあまり変わらず、典型的な前衛タイプの能力である。
登場時期が早く前作から引き続きメタルハンターの特性を持っているので、序盤におけるメタル狩りに便利である。
また、稀に【ダウンガード】の特性を持っているため、【こうげきアップSP】のためにスカウトされることも。

ジョーカー2プロ

無印でも上記のような利用価値があったが、こちらではくびかり族の本領発揮となる。
まずメタルハンターの特性はそのままに、ステータス限界が全体的に伸びた。
特に攻撃力限界が大きく引き上げられ、更に特性として【ザキブレイク】も追加された。
強化で【メタルキラー】、最強化で【ザキ攻撃】が追加される。
とにかくメタルと相手の首を狩ることに特化したモンスターである。

テリワン3D

野生のものはとまどいの扉、いかりの扉、ふういんの扉に出現する。
特性は【スタンダードボディ】【アンチみかわしアップ】【ザキブレイク】、+25で【メタルキラー】、+50で【ヒャドブレイク】
 
アタッカーとしては申し分ないが成長率が低く、麻痺にも弱いので注意。
耐性も大したことないが、HPが高めなのでカンストまでこぎ着ければそこそこの耐久を得られる。
高ランクモンスター相手ではザキブレイクなど無用の長物だが、高い攻撃力とヒャドブレイクの乗った【海破斬】の威力はかなりのもの。アンチみかわしアップがあるので命中率もバッチリ。
MPの低さから究極化でも5発、通常なら4発が限界なので、何とかして補強してやろう。
ちなみに悪魔系は+値が上がるごとにマホトーン耐性(とマインド耐性)が上がるが、マインドはともかくマホトーン無効はこいつになんの恩恵があるのだろうか。

イルルカ

【おおにわとり】との特殊配合で【ウイングアサシン】になるので、新たに配合素材としての利用価値ができた。
ウイングアサシンはこの方法でしか作れず、【パオーム】【ヘルゴラゴ】がいれば少ない配合回数で【マンモデウス】にできるので、素材が揃っているなら積極的に利用してみよう。
 
【新生配合】【ザキ攻撃】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【スタンダードキラー】、SP版では【超ギガボディ】化で【いきなり冥界の霧】を習得。
ちなみに本作の設定では、ライブラリのまめちしきには「顔の形がさだかでないのは首借り族だからだとか…」と書かれている。
首を狩るのではなく、首を借りる種族だったのか…しかしどうやって借りるのだろう?
……結局、首を(一生)借りるとしか思えない。

少年ヤンガス

トルネコ2、3で大いに暴れまわったバーサーカーに続けと言わんばかりにようやく登場。
初登場は【ならくの洞くつ】
怪人系という区分けが無いので、バーサーカーと同じくゾンビ系に分類されることになった。
出現時期に比して異常に高いちからと異常に弱い守りが特徴。先手必勝で倒そう。
 
成長限界はレベル15。
デフォルトネームは♂が「くびぞう」、♀が「くびくび」。
レベル8で【ドラゴンぎり】、16で【ふういんむこう】、24で【あくまぎり】を覚える。
特技を6つまで覚えられるテクニシャンだが、前述の通り守りが弱い点には注意したい。
配合は【ぼうれい剣士】×鳥系or植物系や、【がいこつけんし】×ドラゴン系or獣系など。
ごろつきを血統に配合すると【エリミネーター】が生まれる。
成長率の高い親を配合に用いることでレベルアップ時にステータスが大きく上昇するようになる。(【配合強化種】)
まもり、回避、運のよさが飛躍的に伸び、レベルアップも非常に早いためやりこみで育てていけば頼もしい仲間となるだろう。
 
仲間にして話しかけた時のセリフは、オスはとにもかくにもクビを欲するクビジャンキー、メスは自らを「くびかり おとめ」と称するお嬢様という、なかなか濃いキャラ付けがされている。オスの信頼度が低いと「俺をクビにしたらお前の首を取っちまうぞ」といった少し怖いダジャレのような台詞を言う。

ビルダーズ2

【ムーンブルク島】で城壁が完成した後のハーゴン軍バトルから登場。
普段からピョンピョン飛び跳ねているだけあって、2段以上の壁があっても楽々と飛び越えてくるというビルダーズシリーズの常識を覆す能力を持っている。
HPこそ低いが攻撃力が高く、さらにジャンプ斬りを受けると守備力が下がってしまう。ジャンプ斬りは溜め動作抜きでいきなり繰り出してくるので注意。
こいつらに対抗するには【デインバリア】が必要になる。
デインバリア入手前でも城壁の上に【雪】でもいいので適当なブロックを2段ほど積んでおけば飛び越えられることはなくなる。あとは城壁の前に【トゲわな】をビッシリ並べておけば勝手に自滅していく。
 
倒すと【生肉】【油】【ひも】×2を落とす。生肉は食糧としても攻撃力アップとしても便利な食材なのでデインバリア完成後に集めておくのも手。
ちなみにドロップアイテムは野生で出てくるバーサーカーと全く同じだったりする。

星ドラ

ブルリア星・ツンデラ大陸の太陽の塔 地上2階のボスなどに登場。
通常攻撃や痛恨の一撃の他、【メダパニぎり】などを使用してくる。

ライバルズ

第2弾カードパック「解き放たれし力の咆哮」にて実装。戦士専用のレア。また、第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」でも「強奪のくびかりぞく」名義で復刻された。そちらは僧侶専用のノーマル。

第2弾

4/4/4
味方リーダーの攻撃で敵ユニットが死亡する度、味方リーダーのテンション+1

テンションをどんどん上げる効果を持つ。
雑に強いカードとは言えないが、複数回のリーダー攻撃を可能にする【はやぶさのけん】などと組み合わせると面白い。

第10弾

4/3/5
召喚時:味方リーダーのテンションが2以上あるならこのユニットにさくせんを出す
このユニットの攻撃で敵ユニットが死亡する度、カードを1枚引く

【バッチリがんばれ】などのさくせんで強化できれば頼もしいスタッツに。
僧侶がやや苦手とする手札補充に貢献してくれる。

にしても盗賊ならまだしも、僧侶のカードなのに堂々と強奪とは・・・

蒼天のソウラ

【守護者ラズバーン】の配下として【ゴズ渓谷】の聖地を守る呪術師の村を襲撃したまもののむれの一員。
任務である村民の殺戮には成功するも、「ジャック」の【断空なぎはらい】で倒された。