アクスムは古典時代に選択可能な商業文化です。
"市場を支配するものが世界を支配する"
家畜,鉱物,その他の天然資源など多くの自然の富を産し雨の多い肥沃な高地から乾燥地帯の港までを領有するアクスムは交易を力の源泉とした文化でした。
”さあ、アクスムです!形のある物も、ない物も扱うのが巧みな人々。戦いだけでなく、商いの達人でもあるのです”
”信仰心篤い農民の文化,ーーアクスムです。でも気をつけて、彼らの剣は凶悪そうです”
文化特性
商業文化は貨幣と通商に特化した文化です。
これらの文化は貨幣を増やすことで得られる商業の時代の星から追加の名声を獲得できます。
- 特殊アクション:剛腕投資家
- 影響力を消費してマップ上の資源に対し積極的投資を行う。
- 選択した資源上に生産施設が存在しない場合、即座に生産施設が建設される。
- 選択した資源上に生産施設がすでに存在する場合、施設の所有者から分け前を受け取ることで貨幣を得ることができる。受け取る貨幣はその資源を購入する帝国の数に応じて増加する。また、施設の所有者が独立勢力である場合、その国への分け前は賄賂として扱われ、関係を改善させる。
- 特殊効果:調停
- 交易により得た資源を第三国に転売することができる。ただし、第三国がその資源を同じ輸入先から購入していない場合に限る。
- 超越ボーナス:すべての煌めき
- 都市または開拓地の貨幣+5%
継承特性:豊穣の角
- 貨幣を産出するタイルに貨幣+2
象徴街区:大オベリスク(Great Obelisk)
"諸王の墓として使われた大オベリスクは、人類が建てた中で最も高く重い石柱の一つだった”
- 宗教の影響下にある地域ごとに貨幣+1
- 信仰+3
- 貨幣+3
- 安定性-10
- 隣接する商業街区1つにつき貨幣+3
- 都市または開拓地の商人スロット+1
街区特性
- 各種ボーナスの算出において商業街区かつ聖地として扱われる。
- 隣接タイルから貨幣を産出する。
象徴ユニット:ショテル兵
"ショテル兵は湾曲した剣、ショテルを使った。戦いの中でそれは盾やその他の防御を回り込み、背後の敵に攻撃を届かせる”
近接戦闘兵
- 近接戦闘ユニット
拘束(Grappler)
- 通常よりも広いZOC(半径2タイル)を持つ。
解説
タイルや宗教から貨幣を稼ぐことができる商業文化。
継承特性『豊穣の角』は使いこなすのがやや難しい効果。食料や生産力と違い、基本的に貨幣を産出するタイルは商業街区や一部の贅沢資源など、ごく一部に限られるからだ。贅沢資源の生産施設に商業街区を隣接させることで得られる+3のボーナスなど、意識して貨幣の産出タイルを増やす動きが求められる。ヌビアの継承特性を取っていれば産出タイルが増えてお得である。
象徴街区『大オベリスク』は国教の伝播範囲を参照して産出が増える珍しい街区。状況にもよるが自国領土全体に広まっていれば10以上の産出は簡単に出すことができ、最終的には1タイルから20~30程度の産出も目指せる優秀な街区である。
問題は宗教の伝播というひと手間が必要になる点。単に高出力を得たいだけならば隣国の宗教を受容してしまうのが手っ取り早いが、のちのち教義などのメリットも得られることを考えると、どうせなら自国の宗教をしっかりと育てたいところ。その場合は必然的に共同計画の聖地を建設する必要があり、忙しい序盤にどのタイミングで建設するかの判断を慎重に下さなければならない。
象徴ユニット『ショテル兵』は少し強化された剣士。正直あまり目立つ強さはないが、敵ユニットの動きを封じる能力により防衛戦で力を発揮するだろう。資源不要のため量産しやすいことも利点。
宗教や貨幣タイルの確保など考えなければならない要素が多く扱いが難しいが、しっかりとケアしてやればかなりの貨幣を稼げる文化。現状、このゲームにおける宗教は必須といえるほどの重要性はなく、あくまで勝利を補助する要素でしかない。しかし信者を増やすことで選択できる教義には強力な効果を持つものが多く、また一部の文化や遺産には宗教の活用を前提とするものも存在するため、この文化を採用するならばそれらの要素とのシナジーを念頭に置きつつゲームを進めていくと良いだろう。
- 採用に向く状況
- 贅沢資源の多い領土に入植できた
- 宗教を活用していきたい場合