戦闘
- 戦闘を仕掛ける
- 部隊が所属の異なる部隊に攻撃を仕掛けた(または、仕掛けられた)場合に戦闘が開始されます。攻撃を仕掛けられるかどうかは、対象の部隊の現在地と所属する国家との関係、そして締結した軍事協定によって制限されます。戦闘を仕掛ける側を基準とした制限は以下の通りです。
自国地域 中立地域 敵国地域 軍事協定未締結 戦闘可能 (不明、要検証) 軍事協定"小競り合いの許容"を締結 戦闘可能 戦闘不可 軍事協定"小競り合いの許容"以外を締結 戦闘不可 戦争中 戦闘可能
- 戦場の決定
- 部隊が攻撃を仕掛ける(仕掛けられる)と、ワールドマップの一部が戦場(戦術マップ)の候補地として扱われます。この時、攻撃側となった部隊・防御側となった部隊だけでなく、戦場候補地内に存在する当事者と所属が同一の部隊のすべてが戦闘に参加することになります。実際の戦場は戦闘に参加するユニット数に応じて拡大するため、多数の部隊を巻き込んだ戦闘は大掛かりなものとなるかもしれません。
- 配備
- 戦闘が開始される前に、戦場の自軍エリアにユニットを自由に配備することができます。
- 増援
- "集団戦術"の技術の研究が完了している場合、プレイヤーは追加の部隊を戦場に移動させ、援軍を送ることができます。
- 戦闘期間
- 戦闘は1ターンに5ラウンド進行します。1ターンで決着がつかなかった場合、戦闘は最大5ターン、合計25ラウンドに渡って継続されます。
- 戦闘
- 戦闘中、ユニットは個別に操作できます。1ラウンドにつきすべてのユニットに1回ずつ、移動や攻撃などを行わせることが可能です。戦場の地形は戦闘に大きな影響を及ぼすかもしれません。高台から弓矢を射掛ければ、通常よりも大きな効果があるでしょう。近接攻撃を得意とする戦士でも、渡河攻撃などではその能力を十分に発揮することは難しくなります。森に潜む相手は、平原に立っている相手よりも攻撃しづらいはずです。防備を固めた都市に立てこもった相手などは、さらに有効打を与えにくいことでしょう。
- 勝利条件
- 戦闘に勝利する方法は2つです。戦場に存在するすべての敵ユニットを撃破するか、戦闘が終了するまでの間に防御側の旗のあるタイルを占領(攻撃側)/防衛(守備側)してください。
包囲
- 包囲の開始
- 部隊を中心街区と地続きになっている都市タイルに移動し、都市を攻撃することで都市の包囲が開始されます。
- 防御側の選択肢
- 包囲中、防御側の部隊は都市に出入りすることはできません。それに加えて交易路が破壊され、プラスとなるステータスが無効化され、開発済みタイルがFIMSを産出しなくなります。安定性にもペナルティがかかります。防御側は、都市を降伏させるか、包囲に耐えるか、打って出るかを選択できます。包囲中にターンを終了した場合、包囲に耐えることが自動的に選択されます。ですが、技術/特性/攻撃側のユニットに応じて、毎ターン民兵1体程度のユニットを喪失するほか、攻撃側に攻城兵器を準備する時間を与えることになるでしょう。
- 攻撃側の選択肢
- 攻撃側は、包囲を維持するか、攻撃を開始するか、撤退するかを選択できます。撤退は、攻城兵器の破壊を招くでしょう。基本的には包囲を維持することが優れた選択肢です。包囲を継続していれば、ターンごとに防御側の民兵(都市を防衛するために自動的に作成された部隊)は弱体化し、その総数を減らしていくためです。包囲を行っている間、攻城兵器を準備することもできます。これらの兵器は、"集団戦術"の技術によってアンロックされ、またその後に他のテクノロジーによって強化することができます。攻城兵器ユニットは、包囲部隊に直接追加されるか、それが満員の場合は予備として追加されます。攻城兵器は戦闘時に都市の防壁を標的にして破壊することができます。防壁によって強化されたタイルに攻撃側の部隊が移動する際には、すべての移動力を使用しなくてはなりません。加えて、防壁はその影響を受けるユニットに大幅な戦闘力ボーナスを与えます。彼我の戦力に大きな差がない場合、攻城兵器を始めとする防壁の破壊能力を持つユニットなしに力攻めで都市を攻略することは困難でしょう。
略奪
- 略奪の開始
- 部隊が略奪の対象となるタイルの上に立っているとき、"略奪"の部隊行動を使用して略奪を開始することができます。
- 略奪の期間
- 略奪の完了には数ターンが必要です。具体的なターン数は、実行する部隊の戦闘力に依存します。戦闘力が高ければ略奪は速くなり、戦闘力が低ければ遅くなります。略奪時に部隊の戦闘力を増減させる特性なども存在します。これらは、略奪の完了に必要なターン数を大きく上下させるでしょう。
- 略奪の中断と再開
- 部隊の略奪が中断された場合(たとえば、部隊が戦闘に関与している場合、部隊が移動した場合、または略奪行動がキャンセルされた場合)、略奪の進行状況はすぐには失われません。部隊(同一部隊はもちろん、異なる部隊でも)がターンの終了前に略奪を継続するのであれば、略奪は中断したところから再開されます。
- 略奪の報酬
- 略奪が完了すると、それを実行した部隊の所有者は報酬を獲得します。略奪部隊が遊牧部族のユニットで構成されている場合、報酬は略奪部隊の食料となります。それ以外の場合、報酬は貨幣になります。略奪からの報酬を増減させる特性なども存在します。
- 略奪に伴う破壊
- 略奪が完了すると、対象となっていたタイルに存在していたものが破壊されます。対象が街区であった場合、廃墟がそこに残されます。開拓地または都市中枢が破壊された場合、その所有者は該当地域を領土として主張できなくなります。地域内の街区も資源の産出を停止します。都市中枢が破壊された場合、都市全体が破壊され、すべての都市設備と市民が消滅します。通常であれば、都市中枢を略奪することは不可能です。(これを実行しようとすると、略奪ではなく包囲が開始されます。)ですが、略奪は自国の所有するタイルに対しても行うことができるため、対象都市の所有者であればその都市中枢を略奪することが可能です。
- 略奪の対象
- 略奪の対象は少なくありません。禁猟区やそれに類するユニットの発生地点、(設立中でも設立後でも)開拓地と中心街区を含む街区が対象にできます。帝国は、中立の領土、開拓地が主張する領土、自国の所有する領土、または戦争中の国家が所有する領土内のターゲットを略奪することができます。ただし、(属国を含む)他国の都市内のタイルを略奪しようとすると、宣戦布告が行われます。