棒の先に三日月状の尖った刃を取り付けた道具。
本来は日本語では「つるはし」、英語では「pickaxe」と呼ぶ*1。
硬い土や岩などを掘削するための道具で、現代では主に土木作業や鉱山、災害時において使われる。
炭鉱夫の象徴でもある。
目次
概要
- 大体のフィールドには主に鉱石などが採れる採掘ポイントが存在する。
ただし、リアル寄りな描写がウリのモンスターハンターというゲーム*2では
後述の例外を除いてもちろん素手で採掘ポイントから鉱石を取り出すことなどできないため、
その採掘ポイントで岩を砕き、鉱石を掘り出すために必要になるのがピッケルというアイテムである。
MH~MHXX, MHF
- モンハンにおいて鉱石というアイテムはかなりの需要がある為、ポーチに常時入っているハンターも少なくない。
ただ、MH世界におけるピッケルは採掘する鉱石や岩盤がよほど硬いのかそれともよほど作りが雑なのか、
結構な頻度で壊れて使い物にならなくなってしまうので、大抵は複数個持ち歩くことが推奨されている。
- ボロピッケル、ピッケル、ピッケルグレートの3種が存在する。採掘能力そのものはどのピッケルでも変わらず、
グレートでないと採掘できないポイント等と言ったものはなく、その壊れる確率が異なる。
ボロが最も壊れやすく、グレートが最も壊れにくい。- ただし、壊れるかどうかは確率なので、たとえグレートだろうが壊れるときは容赦なく壊れる。
新しめのシリーズではクエスト開始から○回採掘するまでは壊れない、など補正もあったりするが、
本腰入れて採掘するためにはスキル/気まぐれや後述の調合素材の持ち込みが欲しいところ。
ボロピッケルが10回使っても壊れないこともあれば、ピッケルグレートがたった1回で壊れることもある。
これにはアイツの介入を感じずにはいられない…
MHFで独自に追加されたものとしてキャラバンクエスト限定だがより壊れにくいG改、
たまに1回の採掘で2個取得できるグークのピッケルなども存在する。
また、採掘には使えない調合用アイテムにフエールピッケルがある。 - ただし、壊れるかどうかは確率なので、たとえグレートだろうが壊れるときは容赦なく壊れる。
- 無印では買うだけだったが、MHGからは自前で調合できるようになった。
棒状の骨+αで作れるが、これによりボロピッケルの刃は石ころで出来ていたことが発覚した。
また、普通のピッケルは鉄鉱石、グレートはマカライト製である。
調合で鉱石を尖った形に削れるなら、ピッケルが無くても採掘出来るのでは…?とか言ってはいけない- MH3以降、ボロピッケルのみなぞの骨と石ころの調合で作成できるようになり、
MH4以降はピッケルとピッケルグレートもなぞの骨との調合方法で作成するようになった。
…風化して元の生物も分からないような骨を柄にして大丈夫なのだろうか?
- MH3以降、ボロピッケルのみなぞの骨と石ころの調合で作成できるようになり、
- ちなみに虫あみなどの採取用アイテムは壊れにくいものほど調合成功率が低いのが普通と思えるのだが、
作品によってはボロとグレートの調合成功率が95%で回復薬と同等、
代わりに普通のピッケルだけなぜか75%だったりする。
マカライト鉱石は案外素手でも加工しやすい物なのだろうか。- 現実世界には、黒曜石や頁岩のような「薄く鋭く割れる」性質を持つ岩石が打製石器によく用いられていた歴史がある。
マカライト鉱石の調合成功率が高いのは、このような鋭い形に割れやすい性質があるからかもしれない。
石ころに関しても、調合に際して加工しやすい性質の石を選んで使っている可能性がある。
- 現実世界には、黒曜石や頁岩のような「薄く鋭く割れる」性質を持つ岩石が打製石器によく用いられていた歴史がある。
- MHX(X)でのニャンターやオトモもピッケルを攻撃に用いることがある。
同作にはサポート行動の1つとしてココ掘れニャンの技という、地面からさまざまなものをランダムに
掘り出して相手に投げつける技があるのだが、その技で掘り当てる物体の中にピッケルが含まれている。
他の物体と異なり、これのみモンスターを貫通して飛んでいき、かつ連続ヒットするという特徴がある。
見た目もハンターが採掘で使うピッケルと同一のものである。- シリーズによっては、オトモやニャンターが使う武器の中に見た目がピッケル、ツルハシの物もあるが
武器として使う場合は見た目だけの話なので、そちらに関しては余談にて解説する。
- シリーズによっては、オトモやニャンターが使う武器の中に見た目がピッケル、ツルハシの物もあるが
MHW(:I)
- ピッケルが壊れないことを祈りながら鉱石をカンカン叩いて回る…というのはシリーズのお約束だったが、
様々なシステムが刷新されたMHWolrdからは大幅に簡略化され、
ハンターもついに絶対に壊れないピッケルを使うことができるようになった。
その上、消耗品だった砥石や虫あみの後釜となる捕獲用ネットなどと同様、
ポーチとは別の固定アイテム枠に変更になったため、ポーチを圧迫することもなくなった。- MHW:Iのモンスターライド中では通り側に鉱石を採掘する際に、素手で鉱石を採掘してしまう。
MHSTのライダー同様に他のアイテム同様の拾うモーションで鉱石を取ってしまうという、人外っぷりを披露してくれた。
- MHW:Iのモンスターライド中では通り側に鉱石を採掘する際に、素手で鉱石を採掘してしまう。
MHR(:S)
- MHRiseでも同様の扱いだが、壊れなくなったことでアイテムとして存在する意義がなくなったためか、
相棒の虫あみと共にとうとう持ち物欄に表示すらされなくなった。
どうやら物質から概念へと昇華してしまったらしい
鉱石を調べるとおもむろにピッケルを取り出して掘るが、それを持っているという記載はどこにも無い。- それだけでなく、一度振るうとそのポイントから取れる鉱石はまとめて入手できる。
ただ、MHSTとMHW:Iではライド中にスムーズな採掘ができたが、
MHR(:S)ではいちいち止まってピッケルを取り出して採掘するモーションになってしまい、テンポが悪くなってしまった。
- それだけでなく、一度振るうとそのポイントから取れる鉱石はまとめて入手できる。
MHWilds
- MHWildsでも概ね同様の扱いだが、
鉱石のモデルを変更することでゲーム的な挙動と見た目の違和感を軽減する工夫がなされるようになった。
中に鉱石が入ったジオードのような見た目になり、
採取する際はまずハンターがピッケルで鉱石を崩し、その後手で素早く拾い集めるという表現になった。
ピッケル自体も小型化し、かなり現実的なサイズになっている。
MHSTやMHRiseのようにアイテムポーチを圧迫しない謎概念になってるが。- フィールドを調査をしている時はオトモが鉱石を場所を教えた上に、採掘も済ませてくれる。
Wildsでもライド中の採掘は立ち止まって行わなくてはいけないが、
オトモが先に採掘していた場合はライド中でも拾うような短いモーションで鉱石を取れるので、
MHR(:S)の時よりは採掘を兼ねた探索のテンポは改善された。
- フィールドを調査をしている時はオトモが鉱石を場所を教えた上に、採掘も済ませてくれる。
MHSTシリーズ
- MHSTでは消費アイテムではなく、まさかの貴重品のうちの1つとしての登場。
虫あみや釣りざおと同じくライダーの標準装備の1つらしく、最初から持ち物の中に入っている。- 名称こそ普通の「ピッケル」であるのだが、あろうことか説明文には「けっして刃こぼれしない」とある。
その謳い文句の通り、本作のピッケル(虫あみもだが)は実際に何回使っても絶対に壊れることがない。
独自の文化を持つライダーならではの秘伝の製法で作られたもの、ということだろうか? - 因みに、何故かライド中に採掘を行うと素手で拾うモーションで鉱石をもぎ取る。
ライド中に限ってはピッケルを使っている描写がないのである。
ハンターに負けず劣らずライダーも超人ということか。
- 名称こそ普通の「ピッケル」であるのだが、あろうことか説明文には「けっして刃こぼれしない」とある。
余談
- 最初に述べた通り、このような硬い鉱床や岩盤に打ち付けて砕くための道具は厳密には「ピッケル」とは呼ばず、
日本語では「鶴嘴」、英語では「pickaxe」と言う。
「ピッケル」とは登山用に使われる多目的用具のことを指す。
「突く」という語を英語にするとpick、ドイツ語ではpickelnと訳すため、
英語で「突いて砕く斧」をPickaxe、ドイツ語で「氷に突き立てる登山具」がEispickelとなる。
ドイツ語圏のスイスが現在の登山文化の発祥なので「氷に突き立てる登山具」としては
ドイツ語名の「ピッケル」が定着したという流れがあるのである。- どちらも形は似ているといえば似ているが、サイズは大きく異なる。
現実のピッケルは氷の斜面に突き刺して一時的な取っ手や足がかりにして滑落を防いだりする目的の他、
杖にしたりテントを張る時のロープを留める杭にしたり等、様々な用途がある。
そのためそんなにデカくはなく、基本的に片手で振るえるサイズである。
長さだけならツルハシと大差ないものも存在するが、先端の「鍬」部分はかなり小さい。 - 一方でツルハシは硬い岩盤などを打ち砕く必要があるため、サイズも重量もかなりのものがある。
ピッケルとは似ているのは形だけで、実際の使い方は全く異なる。 - 一応、地質学者などが使う「ピックハンマー」と呼ばれるピッケルのような道具は
ピッケルのようなサイズで採掘に使われるものだが、硬い岩盤を砕くものではなく
主に柔らかい地質を掘り返すのに使う、用途としてはスコップに近い道具である。
岩を砕く事もあるが地質調査という目的の関係上ツルハシのように豪快に砕いたりはしないし、
尖っている方ではなく反対側のハンマー状になっている方で行う。
一貫してピッケルと呼ばれている。- 英語版では元からPickaxeと表記されており、日本語版のピッケルのような名称と実態のズレはない。
ちなみに前述した通りピッケルは「突く」のドイツ語なのだが、
モンハンのドイツ語版でもこのアイテムはPickelとは呼ばずにPickaxeのドイツ語訳のSpitzhackeとなっている。
それを思えば日本語版もツルハシかピックアクスと呼ぶべきな気がするが…? - モンハンの影響が強いのか、元々似ていて混同する人が多かったのか、
現実世界でもツルハシの事をピッケルと呼ぶ人はいる。
当のカプコンはと言うと、モンハン以外の作品でもピッケルを採掘用道具として扱っている。
しかもモンハンのような名前だけピッケルで実体はツルハシ、なんてものではなく
名前も見た目もサイズもピッケルな代物で採掘しているものすらある。
これがカプコン社総出でピッケルとツルハシを勘違いした結果なのか、何かの意図があるのかは不明。
遊戯王のアンデット族の一件のように間違っていることこそ認識しているものの、
すでに周知が進んでしまったので今更修正できないという理由かもしれない。
- どちらも形は似ているといえば似ているが、サイズは大きく異なる。
- 申し訳程度ではあれ、ハンター用の武器の中にも「ピック」が存在する。
銘こそ「ピック」ではあるが、本項の『ピッケル』等の代用はできない。
他にも、近年のメインシリーズやMHFではピッケルそのものが武器になる事もあるが
まさに見た目がピッケルである以外に特筆する点は無いので、結局は申し訳程度も同然である。- オトモ用の装備にも「ピック」が存在し、種類としてはこちらの方が多い。
奇面族チャチャの固定装備「怪鳥のクックック」も、イャンクックのクチバシを素材としたピックである*3。
また、ニャンターの場合は専用のマイピッケル(無限)を別途所持しているため、
「ピック」以外の武器を背負っていてもピッケル採掘が可能となる。- オトモ装備の武器に関しては、イベント配信クエストの報酬ではあるが
「ツルハシ」そのものまで存在する。
- オトモ装備の武器に関しては、イベント配信クエストの報酬ではあるが
- オトモ用の装備にも「ピック」が存在し、種類としてはこちらの方が多い。
- 上記のようにハンター用武器としてのツルハシはネタ武器として扱われているが、
実は史実では戦闘用のツルハシ、および打撃部位がツルハシ状のウォーハンマー(戦鎚)である
「ウォーピック」という系統の武器が世界各地に存在している。
ツルハシは打撃武器のように重量(質量)と衝突力で対象を破壊するものの為に
斬撃には強いが衝撃には弱い金属の鎧に対して有効であった共に、
ツルハシの「先端が尖っている」形状は鎧の装甲を貫くのに適していたためである。
モンハンのハンマーでも完全なウォーピック型こそ少ないものの、
ウォーハンマーを筆頭に「打撃部位の先端が尖っている」という形状をしたハンマーが多数存在している。
- MH4GのJUMPクエストでは、限定装備の一つを製作するのに必要な素材の一つとして「伝説Jの碇」が登場する。
アイコンは赤いピッケルとなっている。
関連項目
システム/採取
アイテム/鉱石
アイテム/虫あみ
アイテム/フエールピッケル
アイテム/ピッケル活魚
アイテム/ツルハシイタケ
武器/鋼鉄ピッケル【採掘狂】 - アイテムではなく武器扱いの特殊なピッケル。
武器/マイニングピッケル - 上記に次ぐ二つ目の武器扱いの特殊なピッケル。