システム/独行種

Last-modified: 2023-08-23 (水) 18:06:51

モンスターハンターオンラインに登場する種区分。
簡体字では「独行种」と書く。

目次

概要

  • 独行種とは読んで字の如く、群れをなすことなく単独で行動する種
    これを分かりやすく表現するためか、
    独行種には群れのボス的なポジションにあるモンスターがそれなりに見受けられる。
    ドスランポスなどの中型モンスターを除くと、
    このポジションで、なおかつMHOに登場する限りでは全てに独行種が存在している
    • ただし、フィールドやエリアによっては同種の小型モンスターと同時に現れることもある。
  • システム面では亜種や希少種に近く、見た目はもちろん属性関係や行動パターンが通常種とは異なる。
    強さは作中におけるその種の中でもトップクラスであり、
    通常種などを狩ったことがあるからと言って舐めてかかると大抵返り討ちにされる。

独行種の一覧

金毛獣王

  • 桃毛獣ババコンガの独行種。
    全身の体毛が金色と化しているが、手首や目元の毛はアクセント気味に淡い水色となっており、
    なんとなくエスニック風の雰囲気を漂わせている。
    この変化は特殊なキノコを長期的に摂取したことによるものとされている。
  • 独行種となった理由として、
    あまりの食欲と暴力性ゆえにコンガがついてこないためとも言われているそうだ。
    ババコンガらしいと言えばババコンガらしい。
  • 怒り移行時に放屁を行うと、
    その後は下半身に放屁の臭気を纏ったまま行動するようになる。
    剣士はほぼ確実に悪臭を浴びてしまうハメになるため、対策は必須。
    また、片腕を地面に引っかけ、そこを支点として体を振り回し、
    あちこちにフンをばら撒くという攻撃も見せる。

鎧岩砦蟹

  • 砦蟹シェンガオレンの独行種。
    ヤドはラオシャンロンの頭骨ではなく、また別のものを背負っている。
    それは明言こそされていないものの、どう見てもアカムトルムのものである。
  • 「鎧岩」という名前だけのことはあり、肉質が非常に硬い。
    更に脚が赤熱化しており、足踏みの度に爆炎が噴き出す。
    熱が治まっていれば炎も発生しなくなる。
  • 通常種の酸弾がそのまま溶岩になったような溶岩弾を扱うほか、
    ヤドから熱線を発射し、それをなぎ払う攻撃も有する。
    鎧裂ショウグンギザミの水ブレスに似るが、あのシェンガオレンのサイズでそれを行うのである
    さすがに動きはそこまで俊敏ではないが、油断していると焼かれがち。
    • なお、実はこのビームもMHOでは通常種の時点で見られるもので、
      酸が炎に置き換わっているというだけである。
  • 以上のように火属性を扱うようになってはいるが、
    意外にも弱点属性は火属性のままである。
  • 「鎧」「岩」「熱線」とあるがグラビモスは関係ない。

紅蓮砦蟹

  • 砦蟹シェンガオレン第二の独行種。鎧岩砦蟹の特殊個体に相当する。
    鎧岩砦蟹の熱が更に活性化した存在で、体の大部分が赤熱化している。
    さすがにここまで来ると火属性弱点とはいかず、水属性や氷属性が効くようになっている。
  • あまりの熱量ゆえ攻撃するだけでも爆炎が噴き出し、
    猛り爆ぜるブラキディオスのようなカウンターとなってしまう。
    ただし、冷却用の氷タル爆弾が支給されており、これを用いて熱を抑えることが可能。
  • いくらかの変化はあるとはいえ、基本的には鎧岩砦蟹と変わらない。
    そもそもその鎧岩砦蟹も、属性以外は通常種とそこまで変わっている訳ではないので……。
    そんな訳で、慣れてしまえば3種ともに作業的に処理されてしまうモンスターだったりする。

砂岩竜

  • 岩竜バサルモスの独行種。
    その名の通り甲殻が砂岩のような質感となっており、砂漠地帯に生息する。
    やはりと言うべきか砂岩を好んで食べるらしい。
  • グラビーム……もといバサビームが砂ブレスへと変化しており、
    排熱行動とは根本的に仕組みが異なるためか、通常種のビームのように失敗することはない。
    また、ガスは砂噴出となり、これを浴びると泥まみれ状態に陥る。
  • 一度潜ってから上半身のみを出して火球を放つ攻撃が変化しており、
    上半身を出すまでは同じなのだが、そこから砂ビームを高速でなぎ払うようになっている。
  • 狙いをつけたハンターの頭上まで飛んでからボディプレスをかますという、
    飛行が不得手なバサルモス(及びグラビモス)にしては珍しい攻撃手段も持つ。
  • この砂岩竜が成長を遂げるとどうなるのか気になるところではあるが、
    残念ながらグラビモスの独行種は確認されていない。

金眠鳥

  • 眠鳥ヒプノックの独行種。
    体毛がファルノックに近い金色と化しており、
    ヒプノック種全般に言えることではあるが非常に目立つ。
    この体色は、同じ地に生息する金色のカエルを食べたことによるものとされ、
    多く摂取すればするほど派手な体色になっていくらしい。
  • 基本的な攻撃モーションは希少種を元としているが、怒り時には金色の睡眠ブレスを扱う。
    この金色のブレスを浴びると、なんと睡眠と前後不覚状態を併発してしまう。
    操作が制限された状態で、高い攻撃力をもってせわしなく動き回る金眠鳥を相手取るのは危険。
    睡眠ブレス自体は、これまでの種と同じくモーションが分かっていれば避けやすい部類なのが救いか。

葵盾蟹

  • 盾蟹ダイミョウザザミの独行種。
    体は黒く染まっているほか、両爪には暗緑色の結晶が融合している。
    この結晶は葵盾蟹の激情に応じて明るく変色し、
    爪を振るったり、ボディプレスなどによる衝撃を受ける度に飛散・炸裂するようになる。
    もちろん、この結晶は纏う者の感情によって変化するなどという摩訶不思議な物質ではなく、
    爪の血流の変化と結晶による光の屈折が相まってそう見えるのである。
  • ヤドは一見通常種と変わらないように見えるが、
    実はモノブロス亜種の頭骨となっている。
    通常種と見比べてみると分かりやすいが、確かに色が白っぽい。
    とはいえ形状が通常種と異なる訳でもなく、攻撃面ではやはり変わらない。
  • 通常種と比較して非常にアグレッシブに動くようになっており、
    両爪を振り回しつつ前進したり、前方へ飛びかかって結晶の大炸裂を起こす技を用いる。
  • 片爪を地面へ突き立てて一回転し、続けて跳躍・プレスを行う大技を持つ。
    当然この際には結晶が炸裂するため、イメージ以上に攻撃範囲が広い。
  • 上記した金毛獣王や砂岩竜などに対しこちらは"葵"盾蟹と、
    特徴が分かりづらい……というかまず分からない名称となっている。
    しかしモチーフは明らかであり、
    英名が「Gongen Hermitaur」(Hermitaur:ダイミョウザザミの英名)であることから、
    死後に東照大権現として神格化された、
    三つ葉葵を家紋とする戦国武将・徳川家康であると考えられる。
    しかし確かに有名な武将だが、MHOのメイン層である中国人ユーザーには伝わるのだろうか……?

武鎌蟹

  • 鎌蟹ショウグンギザミの独行種。
    通常種の体色を薄めたような淡い水色の甲殻を持つ。ヤドは通常種と変わらない。
    最大の特徴として左爪が盾のように変異しており
    タイクンザムザのようにこれでガード体勢をとりながら突進してくることもある。
    この左爪は怒り時に展開されることで真価を発揮するが、
    平常時だと右爪とはさほど形状が変わらない。
    • なお、左爪は「盾鎌」と呼ばれるが、一方の右爪は「槍鎌」と呼ばれる。
      右爪は通常種とそう変わっているように見えないが、槍なのだろうか?
  • 特異個体のように毒ビームを吐き出すことができる。
    ただしグラビモスのヤドでもそこから毒霧を吐き出すことはない。
    • なお、毒を扱う原理は特異個体とは異なる。
      毒の生成器官をガミザミ時代から退化させずに成長したあちらに対し、
      武鎌蟹は液体の貯蔵器官が通常種よりも大きく、そこに沼地の毒素を蓄えているのである。
      この原理の毒ブレスはMHOにおける通常種のダイミョウザザミも行う。
      あちらは戦闘中に吸い上げてそう時間を置かずに吐き出すが。
  • 両爪で眼前を斬り裂きつつバックステップを行うことがある。
    イメージとしては太刀の斬り下がりに近いか。
  • 力を貯めるような行動の後に2連続の回転攻撃を繰り出す。
    2回目の回転はやや移動しながら行うため、
    ギリギリ離れた場所で立ち止まっていると喰らってしまう場合がある。
  • 葵盾蟹ほどではないかもしれないが、こちらも特徴が名前からは推測しづらい。
    "武"という言葉は、イメージ的にはピッタリだろうが。
    また、英名ではメインシリーズの鎧裂(Rustrazor Ceanataur)や
    MHOの特殊個体の剣豪鎌蟹(Swordmaster Shogun Ceanataur)などで慣習化されている
    ○○ Ceanataurという命名法に則らず、単に「Onimusya」と呼ばれる。
    もっと分かりづらい。
    由来はおそらく……というか確実に、
    MHシリーズと同じくCAPCOMが手がける『鬼武者』シリーズだろう。

炎獅子

  • 雪獅子ドドブランゴの独行種。
    火山地帯という、亜種以上に通常種とは真逆の環境に適応した存在であり、
    体毛が赤褐色に、額のコブはババコンガのような毛を尖らせたものになっている。
  • 通常種はMHOだと「雪獅子王」という名称だが、こちらは"王"の名が外れている。
    この"王"は部下の方と区別するための名なのだが(詳細はこちらを参照してもらいたい)、
    炎獅子は独行種ということで部下が存在せず、区別する必要もないため、
    このような名称になったのだろう。
    しかし、ユーザー間では便宜上「炎獅子王」と呼ばれることがなかった訳ではない。
  • 地面に両腕を埋め、溶岩石でコーティングするという生態を有し、
    この時は引っかきや飛びかかりといった腕を扱う攻撃が強化される。
  • 属性はもちろん火属性であり、
    溶岩すくい上げや溶岩投げ、眼前をなぎ払う炎ブレスを扱う。
    特に炎ブレスは放射ギリギリまでハンターを狙ってくる上、範囲や威力にも優れ、
    元がドドブランゴの雪ブレスなので予備動作も短いという脅威的な攻撃である。
  • 飛びかかりは2回連続で行うことがある。
    これはMHXでの通常種も行うようになったが、炎獅子の場合はブランクが非常に短く、
    一度目の飛びかかりで着地した次の瞬間には再度飛びかかってくる
  • 火属性の牙獣種、火山地帯に生息する、両腕に石を纏うなど、
    MHFに登場するヴォージャンとは多くの共通点が見られる。
    しかも実装時期もほぼ同じ(2016年夏)。

炎轟竜

  • 轟竜ティガレックスの独行種。
    亜種の黒い体色にやや橙色が差したといった趣の見た目である。
    また、頭と両腕は冷えかけの溶岩のような質感となっている。
  • 咆哮を転用した熱波のビーム攻撃を扱う。
    火山の環境に適応したと言えども元はティガレックスなので火炎袋系の器官は持たないのだが、
    凄まじい衝撃波と火山地帯の熱が合わさり熱波と化しているらしい。
    だがこの性質が災いして、ビームの使用後は短時間ながら頭部が赤熱化し、肉質が軟化してしまう。
  • 他にも従来通りの岩飛ばしのほか、
    前脚で地面を叩きつけて放つ岩盤砕きの波で遠方のハンターを狙い撃つ攻撃など、
    上記したビームと併せて遠距離攻撃手段も多彩。
  • なんと荒鉤爪の地盤炸裂攻撃をも会得している。
    エネルギーや溶岩といった何かが噴き上がるという訳ではないが、
    衝撃でハンターがかち上げられる。
    地面に突っ込んだ腕は赤熱化し、やはり肉質が軟化する。

余談

  • 単独で行動するようになり性質が変化したというモンスターは、
    日本のシリーズではミドガロンが存在する。
    こちらもカム・オルガロン独行種と言える存在……かもしれない。
    • ちなみにオルガロンはMHOにも登場しているが、ミドガロンは登場しない。

関連項目

シリーズ/モンスターハンターオンライン