MHW:Iの大型無料アップデート第2弾(Ver.12.01)にて追加されたフィールド。
目次
概要
- 地帯ごとにそれぞれ異様な生態系を見せる導きの地の、更に奥地に存在するフィールド。
上位時点で打倒したゼノ・ジーヴァとは別個体と思しき個体が根城にしており
その個体は脱皮と変態を繰り返して赤龍:ムフェト・ジーヴァとして成熟している。
フィールドの至る所には彼の抜け殻とみられる無数のボロ布状の幽膜が風に靡いている。- MHW上位任務クエスト「収束の地」で登場する個体は地脈の収束地にて生まれる場面が描かれていた。
一方、ムフェト・ジーヴァは「幽境の谷の繭から生まれた」ことが開発より言及されており、
少なくとも両者は恐らく別の個体であろうことが示唆されている。
- MHW上位任務クエスト「収束の地」で登場する個体は地脈の収束地にて生まれる場面が描かれていた。
- 幾つかの層で構成されているようだがムフェト・ジーヴァの手によって
地脈エネルギーが操作され、生態系が大きく作り替えられている。
作中でも語られている通りムフェト・ジーヴァ一種のみが生息しやすいだけの環境であり、
他のモンスターはおろか、環境生物すら確認されないほどの不毛な地である。一応粘菌は住んでおり、岩棚が崩落するのは粘菌による侵食が原因らしい。
ムフェト・ジーヴァは傷ついた場合この地に蓄えられた地脈エネルギーを用いて自身を治癒するが、
この地に蓄えられた地脈エネルギーにも限界があり、地脈エネルギーを吸収・枯渇させることで、
ムフェト・ジーヴァを討伐する大規模作戦が練られた。
- 大型アップデート第4弾からはなんと煌黒龍アルバトリオンが出現し、調査が行われることとなった。
この地はムフェト・ジーヴァに密接に絡んだフィールドであるため、
ストーリーではムフェトの調査が行われた後の事件として扱われ、偵察任務をクリアしないとクエストが発生しない。
出現した理由は解明されていないが、「ムフェト・ジーヴァの棲み処に現れたこと」について
編纂者を含む一部調査団メンバーはなにか事情があるのではないか?と疑念を抱いていた。
そのすぐ後、幽境の谷において再度アルバトリオンが出現するという異常事態が発生。
更に新大陸での"超災害級古龍"の度重なる出現と時を同じくし、現大陸のとある地方でも未曾有の大異変が発生した。
各層の解説
- ムフェト・ジーヴァ戦では彼を追い詰めるごとに下へ下へと逃走を繰り返すため、
それを追撃する形で戦場も下の階層へと移っていくこととなる。
性質的にはマム・タロト戦での「地脈の黄金郷」に類似していると言えよう。- 階層移動時には翼竜を用いるが、ムフェト・ジーヴァ戦ではBC⇒第一階層の最初の移動時、
および形態移行直後の第一階層⇒第二階層、第二階層⇒第三階層移動時にカメラ演出が入る。
それ以外のタイミングでは通常の「翼竜の止まり木」と同様に移動シーンは省かれることになる。- カメラ演出では翼竜に掴まったまま移動先のムフェト・ジーヴァを見下ろすことができる。
また、第二階層にあるゼノ・ジーヴァの抜け殻に最も接近できるのもこのタイミングである。
- カメラ演出では翼竜に掴まったまま移動先のムフェト・ジーヴァを見下ろすことができる。
- 地表に近い層のエネルギーを既に枯らしている場合、その層での戦闘が短縮される。
ただ、最初は必ず第一層からの開始になる点は変わらない。 - マム・タロトとムフェト・ジーヴァはゲーム内での立場・扱いなどに類似点が多々見られるが、
マム・タロトに紐付いている地脈の黄金郷には固有の環境生物が生息しており、
配信されていない間はそれらの入手が不可能である点が時折物議を醸していた。
幽境の谷の場合はそのような環境生物が一切存在しないため、
純粋に「強大なモンスターと戦うためだけのフィールド」と化している。
- 階層移動時には翼竜を用いるが、ムフェト・ジーヴァ戦ではBC⇒第一階層の最初の移動時、
- アルバトリオン戦では第一・第二階層では戦わず、直接第三階層へ向かうこととなる
(このため、翼竜による階層毎の移動演出は見られなくなっている)。
ベースキャンプ
- ムフェト・ジーヴァの偵察、及び討伐作戦を円滑に行うために設立されたキャンプ。
テントから出て右手にやや奥まった崖があり、そこではハジケ結晶を拾うことが可能。
恐らくムフェト・ジーヴァが通常のクラッチ武器攻撃でスリンガー弾を落とさないため、
攻撃性能がスリンガー弾に依存する武器種に対する措置と思われる。
やや進んで翼竜の止まり木手前にも同様に石ころの採取ポイントがある。
- 後述するアルバトリオン戦では、特別任務で赴く際、救難信号で駆け付けるプレイヤー以外は
登場ムービーの関係で最初に力尽きるまで赴く事が出来ない。その為支給品も最初に持って行く事は不可能。*1
キャンプから下を見渡せば外観がムフェト・ジーヴァ戦とは違い、
火山地帯と見違えるような赤々とした景色になっている。
また、イベントクエストの氷活性スタートの場合は寒々とした光景が広がっている。- ムフェト・ジーヴァ戦では岩の間から覗く空は普通の青空や星空であるが、
アルバトリオンが出現していると、時間を問わず常に暗黒で塗り潰されたかのような異様な光景になる。 - 今作の乗り状態のアルバトリオンはかなり激しく動き回るため、
ハジケ結晶があるとだいぶ楽になるのだが
アルバトリオンのクエストでハジケ結晶を手に入れられるのはBC横の脇道しかない。
ぶっ飛ばし【特大】を受けた時の咄嗟のカウンターにも使えるので、
拾っておくと何かと役に立つ。
- ムフェト・ジーヴァ戦では岩の間から覗く空は普通の青空や星空であるが、
第一層
- 一番最初にムフェト・ジーヴァと戦うことになる場所。
ムフェト・ジーヴァによって作り替えられた殺風景な谷の上層。
形状的には段差や斜面もない、平坦な円形のフィールドとなっている。
南側には崖沿いに朽ちて脆くなった床、北側の岸壁には二ヶ所の落石ポイントがそれぞれ存在する。
朽ちた床の上にいるムフェト・ジーヴァを怯ませるとツタやられのように床に沈ませて拘束でき、
落石ポイントでは大ダメージと共にやや長めのダウンが取れる。
朽ちた床は範囲が広い上にギミック自体の使用回数に制限もなく利用しやすいが、
ギミック発動中もムフェト・ジーヴァはもがき続けるため部位破壊狙いやダメージ稼ぎがややしにくい。
落石はダメージを与えてダウンもとることが出来る上にダウン時間も長いが、
回数に制限があり外すと損失もでかい上に、ギミック自体も効果範囲が狭い。
第二層
- 第一層のエネルギーを吸収しつくしたムフェト・ジーヴァが次に移動するエリア。
エリア北西には一際大きな岩塊があり、その上には白濁したゼノ・ジーヴァの蛻がある。
恐らくこれこそがムフェト・ジーヴァが以前まで被っていた皮なのだろう。
第一層と同じく生命の気配のない場所で、フィールド外縁に段差が存在する他、
段差の上にやや分かりにくいが滑走が出来る斜面も存在する。- そして硬い材質の石柱がフィールド上に点在している。この石柱はこの階層で重要な役目を持っており、
ムフェト・ジーヴァが放つ大技「王の雫」を石柱に隠れてやり過ごすことできる。
王の雫はベヒーモスのエクリプスメテオのように通常の回避手段が効かない技であり、
この石柱に隠れることが唯一の回避手段となっている。
よって、いつ王の雫が来ても石柱への退避が間に合うよう、
交戦中の位置取りには注意を払う必要があるだろう。
その他、通常の遮蔽物としても機能しているので、ブレス等をやり過ごすこともできる。
ただし、手足の小規模なビッグバンなど地面の下から吹き上げるものに対しては効果が無い。
- そして硬い材質の石柱がフィールド上に点在している。この石柱はこの階層で重要な役目を持っており、
- なお、王の雫を放つのは体内のエネルギーが消耗した時。放った後は地脈エネルギー吸収に移るが、
王の雫は第二層の地脈エネルギーを吸い尽くして第三層に降りるまで複数回放ってくる*4ため、
第二層のエネルギーが無くなるまで安心はできない。
なお、前段階となる偵察任務では王の雫を一度放つのを確認したら撤退してクエストクリアになる。- この階層では第一層のようなエネルギーを枯渇させるギミックは無く、
ハンター自身の攻撃でダメージを与え、地脈エネルギーの吸収に追い込む必要がある。
ただ、第二層からムフェト・ジーヴァがハンター一人を敵視するようになり、
敵視中は攻撃が激しくなるものの行動によるエネルギーの消費も激しくなる。
敵視を維持し続けることでエネルギーの枯渇を早められることが編纂者たちから示唆される。
敵視中の攻撃が辛いなら乗りや状態異常による拘束も視野に入れよう。
- この階層では第一層のようなエネルギーを枯渇させるギミックは無く、
第三層(最下層)
- 幽境の谷の最下層。ここで地脈エネルギーを枯渇させ、
体を治癒できなくなったムフェト・ジーヴァを討伐することでクエスト成功となる。
エリア外周を囲うようにそびえる岩壁と、
第二層の床だった天蓋には繭とも皮ともつかない糸状の物体で繋ぎとめられぶら下がる多数の岩礫が特徴のエリア。
これまで同様多少の段差がある以外は変化のない平坦なエリア。
また、外周を囲う岩壁は駆け上がりが可能であり、斜面こそないものの段差との併用で、
第二層同様乗りを狙うことも可能。
最下層に降り立った時点で地面の至る所から劣化した岩片が隆起しており、
第二層の硬い石柱同様各種ブレス攻撃や王の雫を凌ぐことも可能。
ここまでは特に語ることもないが…
外周崩壊後
- 最下層でムフェト・ジーヴァが王の雫を放つことで外周を囲っていた岩壁が崩れ去った状態。
隆起していた劣化した岩片も王の雫によって崩れ、段差を除けばほぼ更地に近い状態に変容する。
岩壁の向こうにはガスを発生させる緑白色の液体の湖が広がり、最下層の地面は湖の真ん中にある。
エリアの様相は違えど、地形的には竜ノ墓場に近い印象を受ける。- エリア外周にはそれぞれの段差の隙間を埋めるように地面から吹き出るガス溜まりが三ヶ所あり、
ここにムフェト・ジーヴァを誘導して武器による攻撃で引火すれば大爆発と共に、
ムフェト・ジーヴァに大ダメージを与えることが可能な他、ひるみやダウンを奪うことができる。
ただし、王の雫を打った直後の臨界解除時や拘束攻撃モーション中など、
ムフェト・ジーヴァのスーパーアーマー中は怯み判定が発生しないため注意したい。- このガス溜まりは使用しても時間経過により復活する。
とはいえクエストの制限時間が短いのでそう何度も使えるものでもないが。*5
- このガス溜まりは使用しても時間経過により復活する。
- ここでも王の雫は何度でも放ってくる。
第三層になるとエネルギーの消耗に関係なく臨界状態の終了時に放ってくるため、
回数自体も第二層の比較にならない。
更に瀕死に陥ると王の雫後も臨界状態が解けず常に臨界状態を維持したままになるため、
いつ王の雫が飛んでくるか分からなくなりリスクが大きくなる。
劣化した岩片が吹き飛んでしまって防衛手段が無いように見えるが、幸か不幸か
ムフェト・ジーヴァの攻撃で劣化した岩片が出現することがあるため、
これを利用して王の雫を凌ぐこととなる。- 岩片はムフェト・ジーヴァが地面から天井までを薙ぎ払うようなブレスによって、
天蓋の岩礫から大量に降ってくる他、ビッグバンのような地面からのエネルギー噴出攻撃で、
隆起することがある。
- 岩片はムフェト・ジーヴァが地面から天井までを薙ぎ払うようなブレスによって、
- エリア外周にはそれぞれの段差の隙間を埋めるように地面から吹き出るガス溜まりが三ヶ所あり、
アルバトリオン戦
- 外周崩壊後のエリアが基になっており、前述した通りこのエリア以外で戦うことは一切ない。
クエスト開始時のムービーでは第二階層までの幽膜が風に靡いているのに対し、
深層部の幽膜はエリアごと凍て付いて全く動いていないという演出がなされる。
このまま寒々しいエリアのままで戦うのかと思いきや、突如現れたアルバトリオンが暴れ続けたことで
エリア内の幽膜や繭が大炎上、フィールドの様相を一変させてしまう。- クエスト中ではアルバトリオンの状態によって背景で起きている火災の規模が変化する。
龍活性状態でも激しく炎上しているが、炎活性状態では火山地帯かと見紛うほどの熱気に包まれる。
ただ、演出上のものにとどまっており、神域のようにクーラードリンクが必要な熱ダメージは発生しない。
一方、氷活性状態では殆ど鎮火してエリア全体が薄暗くなる(本来の状態に近くなる)ものの、
それでも完全に火が消え去ることはなく、アルバトリオンが形態変化することで再度大炎上する。
- クエスト中ではアルバトリオンの状態によって背景で起きている火災の規模が変化する。
- 外周に壁がほとんど無い状態のせいで、ぶっ飛ばしの難度がかなり高い。
わずかに残った大きめの岩に向かってぶっ飛ばさないと、そのまま外周を滑るだけで終わってしまう。
角の破壊などでぶっ飛ばしを狙う場合は、大岩の付近にうまく誘導するか、
飛行中に隙を突いてぶっ飛ばさなければならない。
ちなみに壁に向けて放っても判定が厳しいのか設定が甘いのか、結構な確率で延々と壁に向かって走っただけで終わるという
どっかで見たような光景が頻発するので、ぶっ飛ばしダウンは飛行中に限定した方が無難だろう。
ちなみにこの壁の配置は、神域にあったアルバトリオンの頭が突き刺さる高台のオマージュだと思われる。
昔も今も頭をボコボコに殴られるのは変わらない
- ギミックや階層が存在したムフェト・ジーヴァ戦と違い、アルバトリオン戦ではシンプルなフィールドになっているが、
一つ見逃せないのはモドリ玉が常時使用不可能となっている事。
基本的には力尽きるまでベースキャンプに帰還することができなくなる。
登場モンスター
余談
- 「幽境(ゆうきょう)」とは「浮世を離れた静かな場所」という意味。
本来は仙人が住むようなイメージの場所のことなのだが、
ムフェト・ジーヴァを初めて目撃する任務クエストの名前が「失われた幽世線」という名前で、
「幽世(かくりよ)」とは現世の対義語で、「神の世界、死後の世界」を表すことから
ニュアンス的には「(生命の気配が無く)静かな場所」ということなのかもしれない。
- 第三層、岸壁が吹き飛んだ後で背景のガスの湖を見てみると、
壁面から糸によってぶら下げられた大きな繭が見える。
どうやらこの繭の中でムフェト・ジーヴァは生まれ落ちたようだが、繭は他にいくつも存在しており、
ファンの間ではこの繭についての考察も盛んになされていた。- 2022年に発売された資料集において、幽境の谷におけるムフェト・ジーヴァは既に繁殖を開始しており、
最下層の繭はムフェト・ジーヴァが自己増殖のために形成したものであることが明かされた。
そのままでは複数のゼノ・ジーヴァが生まれ出るに至っていたとされるが、
異常の力を察知して襲来した煌黒龍アルバトリオンによって焼き払われたことでその可能性は潰えたという。
- 2022年に発売された資料集において、幽境の谷におけるムフェト・ジーヴァは既に繁殖を開始しており、
- Ver.12.0アップデート前には正式な情報公開がなされなかったフィールドである。
実装前PVは同時実装されたジンオウガ亜種と導きの地の「氷雪地帯」解放がメインであり、
ムフェト・ジーヴァについてはPVのラストで一瞬映るだけに留まっていた。
しかし、ムフェト・ジーヴァ自体は殆どシルエットのようにしか映されていなかったのだが、
背景に「繭のような物」が映り込んでおり、正体不明のモンスターについての手掛かりになっていた。- 大型アップデート直後に「ゼノ・ジーヴァの完全体」として情報公開され、
ゲーム本編でも「偵察任務」としてある程度までは戦闘が行えたが、PVにあったような場所は見られなかった。
実際の討伐が行える緊急クエストの配信までモンスターの正式名称も含め多くの情報が秘されており、
ムフェト・ジーヴァ共々特殊な経緯を辿ったフィールドと言える。
- 大型アップデート直後に「ゼノ・ジーヴァの完全体」として情報公開され、
関連項目
モンハン用語/決戦場フィールド
モンスター/ゼノ・ジーヴァ
モンスター/ムフェト・ジーヴァ
モンスター/アルバトリオン - 同地に存在した赤龍とその繭を目的として大陸外より飛来し、その痕跡を一掃した。
フィールド/導きの地 - 幽境の谷はこのフィールドの奥地に位置する。
フィールド/地脈の収束地 - 上位クエストで対峙するゼノ・ジーヴァの生誕の地。
フィールド/抜け殻