- 種族
- 翼竜種(翼竜目 翼竜科 メルノス属)
- 英語表記
- Mernos
- 登場作品
- MHWorld, MHW:I, (MHST2)*2, MHNow
目次
生態・特徴
- 「翼竜種」に分類される小型モンスターの1種。
くすんだ青を基調とした体色、黄色も混じった大きな翼、細長い尻尾などが特徴。
頭部には碇状のクチバシと弛んだ喉があり、特にクチバシは頭部に対してかなり大きい。
食性は草食性が強く、はじけクルミ等の木の実を主食としている。
性格は基本的に臆病であり、驚くと群れで大移動する習性がある。
- 小柄な体格ながら、フル武装したハンター1人を運べる程の飛行能力を持つ。
その特性と前述の性格から、野生個体の彼らの脚にスリンガーを括り付け、移動手段に用いることもある。
新大陸古龍調査団では飼育もされており、手懐けた個体には胴体にスリンガーを引っ掻ける鞍が取り付けられている。
ムービーではアイルーが餌付けしている様子が描写される他、アステラの集会所では待機中のメルノスや鞍が確認できる。
口笛1つでハンターの元へ訪れ、スリンガーのワイヤーを括り付けられても動じずに様々な狩猟場へと運ぶことが出来るなど、
かなり訓練され人に慣れた様子も見受けられる。
しかし、基本的には臆病な性格であるため、何らかの異変を感じると不意に暴れ出し、
運んでいるハンターを振り落としてしまう場合もある。
- 野生個体は森林地帯を中心に棲息しており、極端な環境に姿を見せることは基本的にない。
一方、調査団が飼い慣らしている個体は様々な狩猟地への移動に活用されており、
酷暑の活火山、極寒の雪山、果ては有害な瘴気の漂う谷底などにも赴くことになる。
目的地に送り届けるという観点だけでいえば、このような過酷な役目も行えるようだ。
ただし、古代樹の森に姿を現した特殊なヴァルハザクが撒き散らす瘴気の影響は受けてしまうようで、
該当個体が滞在している際には狂暴化したメルノスの姿も見られる。
概要
- MHWにて初登場した分類「翼竜種」に属する小型モンスター。
- 青を基調とした体色に、裏地の黄色い大きな翼を有する。
また、頭部に着目するとアグナコトルに似た碇状のクチバシが見て取れる。
黄色い色味も相まって、真横から見ると三日月が頭にくっ付いているようにも見える。
MHWに登場する翼竜種では他種との差異が大きく、間違えることは少ないだろう。
- 初公開はMHWのPV第1弾。当初は「翼竜」とだけ呼ばれ名称不明であった。
PV第1弾はアンジャナフの狩猟シーンを中心に構成されており、その中で時々映り込んでいたが、
その中に「ハンターが翼竜にワイヤーを引っ掛け、引っ張られる形で空中移動する」場面が見られ、
MHWからの様々な新規要素の中でもよく目立つ存在になっていた。
恐竜のような姿のアンジャナフと合わせ、良くも悪くもMHW初期のイメージ形成に一役買っている。- このワイヤーで掴まる場面はムービーでの演出という訳ではなく、
実際にゲーム内で利用できる移動手段の一つであることも早期から判明していた。 - 姿自体はPV第1弾より判明していたが、正式に名称が判明したのは2017/9/14の公式ツイートであった。
- このワイヤーで掴まる場面はムービーでの演出という訳ではなく、
- 翼竜種の中でも人馴れする傾向があるのか、新大陸古龍調査団ではメルノスを飼育している。
アステラの集会所「星の船」ではこの飼育されているメルノスが休んでいる姿が見られる。
集会所にいる物資補給係によると、交代で餌やりなどを行っているようだ。- 調査団所属ハンターなどは各狩猟地への移動時にメルノスを活用しており、
口笛で呼び寄せた後にスリンガーから射出したワイヤーを絡み付け、
そのワイヤーに吊り下がる格好で各地のベースキャンプなどへと移動を行う。
オトモアイルーが同行する場合は、ワイヤーを引っ掛けたハンターの肩に掴まることとなる。
なお、稀に翼竜が途中で暴れだし、ベースキャンプではない場所に放り出されることもある。
これが本作におけるランダムスタートで、従来作と違いあまり頻繁には起こらない。 - また、MHWからの新要素ファストトラベル機能についても上記と同様の流れになる。
モンスターの追跡などに役立つ便利機能だが、モンスターに見つかっている間は利用できない。
世界観的な理由は不明だが、メルノスが怖がってしまうのだろうか? - MHWでモドリ玉を使用した場合はこのメルノスが関わってくる。
旧作では緑の煙に包まれた直後にBCへとワープする怪奇現象が発生していたが、
MHWでは煙を発生させた直後カメラアングルが変わってメルノスが格好良く飛来、
それに素早く、かつ直接捕まる形でBCへとファストトラベルのように移動することが出来る。
上述のファストトラベルと違いモンスターに見つかっている間でもやってくる事、
この飛来時の飛行速度がかなり速い事を考えると、
余程メルノスを惹きつける匂いでも発しているか、
あるいは緊急時の信号弾として教えられているのだろうか?
- 調査団所属ハンターなどは各狩猟地への移動時にメルノスを活用しており、
- 序盤の狩猟地「古代樹の森」「大蟻塚の荒地」ではメルノスの野生個体が見られる。
森の中などで大人しくしていることが多く、ハンターに対して攻撃してくることもまずない。
また、枯れ木などに降りてきて休む姿が見られることもある。- 基本的に他のモンスターとは関わらずに離れた位置にて数体で飛び回っている。
刺激を加えるとよろめいて一旦低空飛行に移行するが、その後の行動はまちまち。
場合によっては近くにいるメルノスを引き連れて別のエリアへと離脱することがある。 - MHW:Iでは古代樹の森にて本来「瘴気の谷」に住むはずの死を纏うヴァルハザクが出現。
この古龍が撒き散らす瘴気の影響でメルノスが狂暴化している場面が見られる。
MHW時点で一番馴染み深い翼竜であるだけに、変わり果てた様に衝撃を受ける人も居たようだ。
- 基本的に他のモンスターとは関わらずに離れた位置にて数体で飛び回っている。
- 野生個体に対してもスリンガーを用い、ワイヤーを引っ掛けて飛ぶことができるギミックがある。
刺激を与えて低空飛行させ、近付いて「翼竜に掴まる」と表示された際に決定を押すと発動する。
これらは上述したファストトラベルなどとは別のギミックであり、
最初に暴れる仕草を見せるが、その後は特定エリア間を空中移動する手段として活用できる。- ファストトラベルとは異なりリアルタイムで空中を移動するため、少々時間が掛かる。
これを用いるよりファストトラベルの方が先に目的地に着くということもザラである。
ただし一々ベースキャンプから移動するより早く着くケースも勿論あり、
またこちらのメリットとして特殊装具「挑発の装衣」が機能しやすい点が挙げられる。- 例えばリオレウスと戦うのに不利なエリアに野生のメルノスが居た場合、
挑発の装衣を着用して怒らせてからメルノスの空中移動を利用することによって、
リオレウスは飛んで後ろから追いかけてくるため特定のエリアへと誘導できる。
ファストトラベルは発覚時には利用できないため、そちらでの代用はできない。
- 例えばリオレウスと戦うのに不利なエリアに野生のメルノスが居た場合、
- また、単純にフィールドを普段見られない視点から眺められるのも利点。
空からの景色を楽しんだり、思わぬ発見に遭遇することもあるかもしれない。
- ファストトラベルとは異なりリアルタイムで空中を移動するため、少々時間が掛かる。
MHST2
- 派生作品であるMHST2では導蟲や環境生物などMHWorldでの新要素が多く登場しており、
その世界観の演出に協力しているのだが、ファストトラベルはいつものネコタクなのでメルノスの出番は無い。
だがしかし、戦闘中に共闘パートナーであるリヴェルトやカイルと共に『ダブル絆技』を放つ際、
なんと彼らはメルノスにワイヤーを引っ掛けて主人公ライダーと並走、
そこから飛び降りてジャンプ攻撃を行う……という演出になっており、
一瞬しか映らないもののちゃんと作品中に存在している事がわかるのである。
モデルもしっかりとストーリーズ仕様のディフォルメされたものとなっている。
- 導蟲もそうだが、メルノスも新大陸以外のハンターが利用している描写は初めてである。
新大陸以外にも棲息しているのか、はたまた新大陸から連れてこられたのかは不明だが、
彼らを移動や飛行の為に利用する技術はこちらのハンターたちにも受け継がれているようだ。
因みにスリンガーは無いのか両手でロープを掴んでいる。
MHNow
- MHWorld出身モンスターが多く集う位置情報ゲームであるMHNowにも無事(?)出演。
同期の翼竜種たちもノイオスとラフィノスが参戦と、翼竜種に対する待遇も悪くない方である。
メインシリーズでは新大陸から出て来ないが、派生作品だと現大陸だの現実世界だのやたら開放的な様子。
- ただし、今作ではファストトラベルやハンターに使役されている等のシステムは無く、
純粋に野生の小型モンスターとしてのオファーである。
それ故、ジャグラスなどと変わらず数タップで斬り伏せられてしまう運命となってしまった。
こちらから攻撃しても反撃はせず、ただひたすらに威嚇を繰り返すのみなので少々心が痛む。- 生息しているエリアは森林地帯。
砂漠ではノイオス、沼地ではラフィノス(?!)が生息しており、それぞれのフィールドに1種ずつ翼竜種たちが配置されている。
手に入れられる素材は全翼竜種共通の「翼竜の皮」である。
- 生息しているエリアは森林地帯。
余談
- 本作で初登場の分類である「翼竜種」には、他にもノイオス、ラフィノス、
そしてオープニングイベントにも登場したバルノスが確認されている。
しかし、バルノス以外はハンターに対して基本消極的であり、被食者となる種もいるので、
彼らが生態的弱者であるのは間違いないだろう。
- ファストトラベルにおいて、ハンターが飼育個体を駆る時には、オトモアイルーはハンターの背に乗るが、
メルノスが空中に浮くと、ハンターの右足を掴むような体勢に変わる。
ケモナーにとっては朗報である
- 人間に活用されているという事で、
名前の由来は「(評価に)値する・功績・利点」などを意味する「メリット(Merit)」だろうか。
素材
- 生肉
- いつもの生肉。翼竜ではメルノス・ラフィノスから得ることが出来る。
前者は草食、後者は陸珊瑚の卵を食べるものの草食扱いされやすい種となっている。
とはいえ剥ぎ取り回数との兼ね合い上、生肉を得るなら適任は他にいるだろう。
- 翼竜の皮
- 翼竜種から共通して剥ぎ取れる素材。上位では「翼竜の上皮」となる。
上位ではバルノス以外の種は共通して上皮を排出するため、どの種から入手しても構わない。
ノイオスが音爆弾の素材になる鳴き袋を排出するため、メルノスが乱獲されることは少ないか。