- 種族
- 甲虫種(甲虫目 盾虫亜目 クンチュウ科)
- 別名
- 盾虫(たてむし)
- 英語名
- Konchu
- 危険度
- MH4・MH4G・MHX・MHXX:★1
- 登場作品
- MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHST, MHST2, MH-R
目次
特徴・生態
- 主にバルバレ周辺地域を中心とする広い範囲に生息する小型の甲虫種。
地上や壁面を這うように移動し、危険を感じた時や遠方まで移動する時には地中にも潜る。
モンスターの腐肉やモンスターの体表に付着した老廃物、
腐葉土等を食料とするスカベンジャーであり、これ等を求めて広い範囲を移動する。
基本的には他の大型モンスターに襲われた動物の死骸などに群がる事が多いが、
比較的力を付けた一部の個体は自ら大型モンスターに貼り付き、
直接体表の老廃物を摂取しようともする。
環境に対する適応力が高く、極寒や灼熱の地での目撃例も多い。
- 背面全体を非常に頑丈な甲殻で覆っている事から《盾虫》とも呼ばれる。
その外殻の強度たるや、希少鉱石や大型モンスターの鱗などにも匹敵するほどで、
他の小型モンスターとは一線を画す防御力を誇っている。
ハンターの武器でも生半可な斬れ味では傷を付ける事も難しいほどだが、
逆に腹部側からの攻撃には弱く、ひっくり返されてしまうと起き上がるまではほぼ無力と化す。
この弱点をカバーするため、危険を感じると身体を丸めて急所を守ろうとする
(しかし最終的にはバランスを崩し、仰向けになってしまうことも多い)。
また、イャンクックを始めとする昆虫食の大型モンスターにも狙われる事があり、
その場合小さく丸まった姿が仇となり、口に入るサイズなら逆に呑み込まれてしまうことも多い。
なお、甲殻の色はその個体の生息地に合わせた保護色となる性質があるが、
それ以外の性質や強度は変わらない。
ちなみに、甲殻は脱皮直後は白い色をしており、非常に柔らかいという。
- 普段は大人しく、余程の事が無い限りは脅威とならないものの、
防衛本能が強く、外敵に対しては身体を丸めたまま勢いよく体当たりを仕掛けてくる。
一体が戦闘態勢に入ると群れ全体がそれに同調するため、囲まれると厄介である。
また、火や熱に対して反応する習性を持っており、
たいまつを灯していると群れが一斉に集まってくる場合がある。
また大きな音に敏感であり、爆音に驚いてひっくり返る姿もしばしば見られる。
- 滑らかな曲線と圧倒的な硬度を両立するクンチュウの外殻は、武具の素材としても重宝され、研究が続けられている。
しかし、その非常に高い硬度のために比較的剥ぎ取りが難しく、加工にも相応の技術を要する。
なお、その素材の性質や外見などに惹かれた愛好家が一定数存在しており、
加工品だけでなく甲殻そのものを目的とした取引も散見される。
概要
- MH4で初登場した、ダンゴムシやダイオウグソクムシを思わせる外見をした甲虫種のモンスター。
見た目だけなら、虫というより甲殻類のようである。*2
遺跡平原や未知の樹海といった比較的安定した気候の地域は勿論、
氷海や地底火山のような過酷な環境の地域まで、生息場所は多岐にわたる。
ブナハブラと同様、生息する場所によって体表の色が少しずつ異なるようだ。- ちなみに、クンチュウのカラーバリエーションは4つあり、
通常カラー、地底洞窟(地底火山)カラー、氷海カラー、天空山カラーが存在する。
それぞれ青味を帯びていたり、赤っぽかったりとフィールドの保護色になるように変色を遂げている。 - MHXでは、天空山がなくなったため、埋め合わせのために天空山カラーが原生林に進出している。
また、MHXXでは天空山カラーは高地対応ということでか遺群嶺でも確認されている。
- ちなみに、クンチュウのカラーバリエーションは4つあり、
- 外敵を確認すると群れで襲い掛かるという厄介な性質を持っており、
狩猟中もハンター目がけてコロコロ転がってくる。
もちろん、大型モンスターと戦っている最中にも遠慮なく邪魔をしてくれる。
遠くから転がってきて大型モンスターの目の前で尻餅をつかされる事など日常茶飯事。
遺跡平原から天空山、旧砂漠、果てはギルクエにも現れるため、
クンチュウの突進アシストからの華麗なコンボで1乙もさほど珍しい事態ではない。- また、その甲殻の硬さをも活用し、大型モンスターを攻撃しようとする瞬間に
横から入ってきて攻撃を弾いてしまうことも。
ハンターに隙ができるのみならず、モンスターの怯み時間を潰されたり等、
武器種によっては非常に厄介な存在。
フルチャージを潰されて泣いて悔しがるガンナー多数。
あまりの面倒臭さにクンチュウではなくクソチュウと呼ぶ人もいたり。 - MH3から登場したオルタロスたちと同じく壁面を登る能力を持つが、
今作では壁を登るハンターに追撃してくるため、崖を登りきったところを
転がってきたクンチュウに叩き落されるといった事態が発生しうる。
これが遺跡平原エリア7や地底洞窟・火山エリア8で起こると
3DSやNintendo Switchを叩き割りたくなること請け合い。
- また、その甲殻の硬さをも活用し、大型モンスターを攻撃しようとする瞬間に
- イャンクックはこの甲虫が好物で、PV第2弾のラストでは、この甲虫をついばんで
そのまま捕食する様子が映し出されており、公式サイトの画像でもこの甲虫をくわえている。- その生態のとおり、スタミナが減少するとこの甲虫を掘り起こして捕食しようとする。
- ファミ通で名前が初公開された際の触れ込みはズバリ「イャンクックの好物」。
せっかく特徴的な外見をした新モンスターであるというのに、これでは少し不憫である。ざまぁ
この甲虫はクック先生のおやつとして生まれたのだろうか…。 - もちろんクンチュウ側も天敵への対応策を持っており、
地面に潜って身を隠したり、自慢の甲殻で丸まって防御したり、
イャンクックの脇を気づかれないようにゆっくり転がりながら逃げようとしたりと
様々な手で難から逃れようとする。
しかしそんな努力も空しく、丸まって防御しても丸呑みするので意味が無く、
むしろ小さくまとまっているので、非常に食べやすそうである。
また、地面に潜ってもクチバシで穿り出されるのでやはり意味が無い。
見ていて何とも言えない哀愁が漂ってくる。いいぞもっとやれ
イャンクックの方は、とても嬉しそうだったが…。- ちなみに、この捕食行動は失敗する事がある。
ツタでできた網の床の上で大岩を掘り出したり、
闘技場の中で溶岩や雪玉を掘り出したりするMH世界では信じられない事だが、
クンチュウが元々生息している場所でないと掘ってもクンチュウが出てこないのだ。
すなわち、闘技場や森丘、古代林では失敗してしまう。
- ちなみに、この捕食行動は失敗する事がある。
戦闘中は地面に埋まっているものを掘り返して食べる。
是非フィールドを転がってるのも食べて欲しいものである。- しかし、生徒たちの願いもむなしく、MH4GでG組を担任する先生は
この虫をわざわざ地面から掘り起こし生徒に向かって投げつけ転がすという
スパルタの教育方針を打ち出してしまった。
しかも、クック先生の教育力が上乗せされているためか、
投げられたクンチュウはあろうことか吹き飛ばし効果を有するようになる。- なお先生により掘り出されたクンチュウはしばらくフィールド上に留まり、
ある程度時間が経つと自発的に地面に潜り撤収してしまう。
また、先生が倒された場合も仕事は終わったと言わんばかりにそそくさと撤収する。
- なお先生により掘り出されたクンチュウはしばらくフィールド上に留まり、
- 大型モンスターがいてもお構いなしでフィールドをコロコロ転がっているのは前述したとおりだが、
小型モンスターの宿命か、大型モンスターに轢かれてしまった亡骸もよく転がっている。- なお、他の小型の甲虫種と違い、甲殻が丈夫であるからか、
どういう倒し方をしても死骸が砕けず残るという特徴がある。
毒殺する手段を持ち込まない限り、
滅多に死骸が残らず剥ぎ取りができない従来の小型甲虫種に比べ、
モンスターの体液などの素材集めが格段に楽である。 - 咆哮などの爆音に反応し怯む場面がよく見られる。
音爆弾が効く初の甲虫種であり、もちろん狩猟笛の高周波も効く。
- なお、他の小型の甲虫種と違い、甲殻が丈夫であるからか、
- その甲殻は小型モンスターとしては非常に硬く、正面から斬りかかっては
白ゲージだろうが紫ゲージだろうが余裕で弾かれる。
グラビモス亜種よりも硬い。硬すぎるほどに硬い。
どれくらいかというと伝説の黒龍の絶対に切れない尻尾と(肉質的に)同じである。
そんなダイヤモンド級の盾虫を難無く飲み込む怪鳥はやはり最強か
しかし攻撃を一撃でも加えると、転がった後裏返って暫らくの間無防備となる。
肉質も柔らかくなるので、まずは裏返しを狙って行こう。
打撃であれば白ゲージ以上なら弾かれないので、
片手剣のシールドバッシュや大剣の横殴りなども有効。- なお、攻撃なら何でも良いが、蹴っ飛ばすのがお約束。
というか、弾かれによる隙の大きさと斬れ味の消費の問題から蹴ることが最適解になりやすい。
また、転がり突進をガードすることでも裏返すことが出来る。 - ちなみに、攻撃を喰らって転がっている間も攻撃判定があるようで、
クンチュウの群れの中の一匹を転がすと他の個体も次々ひっくり返って行く。
これはハンター側にとっても例外ではなく、
大型モンスターが転がしたクンチュウでこかされることもある。
また、転がしたのが誰なのかは無関係であるらしく、
例えばオトモが殴ったクンチュウであってもしっかりダメージを受ける。下剋上 - ハンターを発見すると、上体を起こして威嚇してくる。
しかし、威嚇といっても大型モンスターの咆哮と違いこちらが怯む訳でもなく、
弱点の腹を自分から見せてくれるだけというハンター側としては有難い行動である。
左右に激しく揺れながら脚という脚をワシャワシャと蠢かせる様子は恐ろしく不気味であるが…。
- なお、攻撃なら何でも良いが、蹴っ飛ばすのがお約束。
- なんと、あろうことか鎧玉を剥ぎ取りが可能というある意味画期的な特性を持つ。
- 鎧玉は説明文によると「蒸着させる」と書いてあるので、
熱すると蒸発する物質だということになるが、
クンチュウの体組織は熱しても炭化せずに蒸発するのだろうか?
もしくはバサルモスのように甲殻の高度を保つために鉱石類を摂取する性質でもあるのだろうか。
もしやクンチュウのとんでもない固さの理由は、
鎧玉を体に蒸着させて甲殻を強化させているからなのかもしれない。 - G級でも下から3番目の尖鎧玉までしか剥ぎ取れないので最終的にはどうでも良くなるが、
ゲーム始めたての頃は鎧玉そのものの安定入手に難があるので有り難い。
- 鎧玉は説明文によると「蒸着させる」と書いてあるので、
- 上位以降は、地中からモンスターに飛び掛って張り付き、別名通りモンスターを守る盾となる。
この特性上、心眼効果のある技を持たない武器種にとってはモンスター次第で悪夢の様な存在となる。
モンスター毎に張り付く部位は決まっており、例えばケチャワチャだと腕に張り付いて
天然のクンチュウアームになったりする。- 遭遇前から張り付いている場合もある為、腕にクンチュウを貼り付けたケチャワチャを見た人は、
「上位のケチャワチャはクンチュウを防具として使うのか」と驚くことだろう。
これがラージャンだったら評価は違っただろう。
本当に防具として使っている個体がいたら、それはそれで(知能的な意味で)格好良い気もするが。
- 遭遇前から張り付いている場合もある為、腕にクンチュウを貼り付けたケチャワチャを見た人は、
- モンスターによっては頭に張り付かれることもあるが、
その姿は寄生虫に乗っ取られている様で非常に不気味。
と言うか、明らかに前が見えない状態なのに気にはならないのだろうか?
実際は寄生どころか、モンスターには利益が、クンチュウには(自業自得だが)損害があるという、
聞くだけならむしろクンチュウが寄生されている側という状態である。- その後、モンハンフェスタ'13における藤岡Dの解説により真の目的が明らかとなった。
それによると、クンチュウは大型モンスターの体表に付着している老廃物を摂取するために
あのような行動をとっているらしい。
大型モンスターに張り付くことで外敵からの攻撃を防ぎ、ついでに餌を確保する、ということか。
確かに、大型モンスターに積極的に襲い掛かるような命知らずの生き物は
(例外の皆様も一定数存在するものの)多くはないので、
大型モンスターの体表という居場所は大型モンスター同士が衝突しない限りは実に安全である。
ついでに餌も頂けるというのであれば、クンチュウにとっては願ったり叶ったりであろう。 - なお、攻撃判定がモンスターに発生する攻撃を持つモンスターに張り付いたクンチュウが
そのモンスターの攻撃で引きはがされることがある。
フルフルに張り付いたクンチュウが帯電によって地面に落ちる様は哀愁を漂わせる光景である。
また、大きな音に怯む特性がある関係上、
モンスターの咆哮に驚いて勝手に剥がれ落ちている事も珍しくない。 - イャンクックやイャンガルルガに張り付く事もある。
しかし餌の為とは言え天敵にまで張り付いていたら本末転倒ではなかろうか…
確かに実際は張り付いた個体を直接食べる様な表現は無いのだが、
張り付かれた側からすればクンチュウはハンターから一時的に身を守るのに使い、
その後脅威が去ってから美味しく頂くという認識なのだろうか。 - ちなみに、クンチュウは攻撃を当てないと剥がれないと思われがちだが、
クンチュウが自発的にモンスターから降りることもある。
それは「モンスターがエリア移動の為定位置に移動し始めた時」である。
さすがのクンチュウと言えど飛竜が飛行するような高度から落下したり、
溶岩に浸からされたりしてはただでは済まないので、
自己防衛という意味では妥当な判断と言えよう*3。
- その後、モンハンフェスタ'13における藤岡Dの解説により真の目的が明らかとなった。
- このようにお邪魔虫としてのイメージが非常に強いクンチュウだが、
ゲーム開始直後の金欠時期にはかなり有り難い存在である。
一番最初のフィールドの遺跡平原からわさわさ登場する存在でありながら、
剥ぎ取れる素材の盾虫の甲殻・とがった牙・モンスターの体液は、
いずれも150~500z程度で売れる。
ジャギィの鱗だの竜骨【小】などが良くて50zである事を考えればずば抜けて高い。
武具の強化や生産のお金が足りなくても、クンチュウを10匹も狩ればだいたい賄えてしまう。
- 何気に張り付いたモンスターの大きさに合わせて体長が伸び縮みしている。
普段なら気付かないレベルだが、イベントクエストの極小個体等に張り付くと
明らかに縮んでいるのが分かり、そして剥がれた瞬間巨大化して飛んできて驚かせてくれる。
- MH4(G)のクエスト「コロコロ・モンスターじゃい!」というクエストでは、超巨大なクンチュウが闘技場にいる。
しかもこのクンチュウは火力が超高い。誰が言ったか、ドスクンチュウ。
このクエストにクンチュウが起用された理由はコロコロしているからだろうが、何気ない人気が窺える。
MHX(X)
- MHXの発売まで参戦は発表されなかったが、無事(?)続投。
旧砂漠などに引き続き姿を見せる他、MHXXでは遺群嶺にも進出している。- 同種なので当然言えば当然だが、隻眼イャンガルルガにも掘り起こされて食われる。
ざまぁ不憫だなぁ…。
- 同種なので当然言えば当然だが、隻眼イャンガルルガにも掘り起こされて食われる。
- 超音波笛の技の影響を受けると穴を掘って撤収を図るのだが、いなくなる前に攻撃を加えると
転がった後に体勢を崩さず即表向きになるという、スゴイ特徴がある。
この状態はちょっとした無敵であり、去り際を仕留めて素材調達…といった事がほぼ不可能になっている。
まぁ超音波笛吹くシチュエーションでクンチュウ素材を集める事なんて無いと思うが。
- どの虫相手にも言えることだが、ニャンターでプレイすると視線が低くなる分、
威嚇時や剥ぎ取り中に文字通り目の前で沢山の脚をワシャワシャされることになる。
虫嫌いの人には特に堪えるだろう。
派生作品
MHSP
- 本作ではイャンクック亜種の武器として登場している。
殆どの小型モンスターが登場しないスピリッツにおいて、
イャンクック亜種のおまけとはいえ名前付きで登場しているのはある種の優遇か。- 但しクンチュウをぶつけるだけでは決定打にならないのか、威力はそこまで高くない。
- 極めつけは特殊攻撃「クンチュウ火炎爆破撃」で火炎液で火を点けて放り投げられる。
- なお、この時のクック亜種のモーションはクンチュウを口に咥え、
メジャーリーガーの如く大きく振りかぶってジャイロボールを投げると言う
突っ込み所満載のもの。
ついでにわざわざ3視点でヒットしたりする。 - 一見不憫だが、よく見るとクンチュウは命中後に
何事もなかったかのようにその場を立ち去っている。
クックの火炎液の威力が低いのか。それともクンチュウが硬すぎるのか…。
- なお、この時のクック亜種のモーションはクンチュウを口に咥え、
MHST
- 本作でも登場。
普段通りフィールド上をうろつき、こちらを見つけると転がってくる。- 転がり中に咆哮で追い払うと、なんと丸まったままの状態で
その場でクルリと方向転換して逃げ出す。
しかも逃げる際のスピードは何故か通常時の歩く速度と同じなので非常に遅い。
また何故か丸まっているのに転がらず、スーッとスライド移動をする。
どうやって進んでいるのだろうか?
かなりシュールな光景なので一見の価値あり。
- 転がり中に咆哮で追い払うと、なんと丸まったままの状態で
- 戦闘ではテクニック攻撃のほか、防御力や属性耐性バフを掛けてくる。
バフは自身だけでなく、他のモンスターにも掛けることがある。- 天敵であるイャンクックと同時出現しても、フィールド・戦闘中問わず
捕食されることはない。
それどころか上記のバフをイャンクックに掛けてくることもあるため、
さっさとクンチュウから掃除したいところ。
- 天敵であるイャンクックと同時出現しても、フィールド・戦闘中問わず
- また、イャンクック及び同亜種の絆技「リバースボール」にも出演する…のだが、
その内容は戦闘中にもかかわらずクンチュウを食べご満悦なイャンクックに対し、
ライダーによる強烈なツッコミ(後頭部殴打)によってクンチュウを
文字通り口からリバースするというものである。
どんどんイャンクックの餌兼武器というポジションからの脱却が難しくなってきている。
恐妻家とさして扱いが変わらない。あと本作からは他にも似たような立場の新モンスターが登場している。- ちなみにリバースボールも含み、
伝承の儀によってオトモンの属性が変化していると、
それに合わせて属性とエフェクトが変化する絆技がある。
この場合、通常では燃え盛るクンチュウを拝むことができるが、
イャンクックの属性によっては水浸しにされたり氷漬けにされたり
電気を纏わされたり、はたまた謎のエネルギーに包まれたりする。
まあ、火だるまよりはマシなものもあるかもしれない。え?そういう問題じゃないって?
- ちなみにリバースボールも含み、
- 何気に3DS版のパッケージに出演するという大出世を果たしている。
ただ、他のモンスターと比べるまでもなくものすごく小さい。
知らない人が見たら「なんだろうこの茶色いボール…何かのアイテム?」と思われそうである。
- 本作でもフィールドによってカラーバリエーションが異なる。
が、なんと色違いは別モンスター扱いという待遇となっており、
これにより野生モンスター図鑑のうちクンチュウは4枠も取っている。
ブナハブラやズワロポスと似たような仕様である。
色だけでなく 黄<青<赤<緑 の順に能力が高くなっている。
属性耐性バフも色によって異なるものを使用する。
- 黄・青・赤はストーリー攻略中に出くわしやすいものの、
緑だけ分かりづらい場所に出現するので注意。
クリア後なのに図鑑番号065が空いてしまっている、というライダーさんもいるのではないだろうか。
色からしてパプダの密林にはいるのだが、密林攻略中のタイミングでは出現しない。
ドヴァン鉱山で赤と先に遭遇するだろう。
その後再び密林へ赴くこととなるが、その先の稀のすみかへ行くと
なんとクンチュウはどこにも居ないことがある。- ではどこに居るのかというと、稀のすみか・エリア2の
小さな段差になっている場所に、ランゴスタと抽選で出現するのだ。
たたでさえ分かりにくいうえ、運が悪いと全然出ない。 - また、そのタイミングで密林の一番奥、
ネルスキュラの巣があるエリアにもしれっと登場している。
なぜか巣の上を歩いているため、色や大きさと相まって見つけにくい。
- ではどこに居るのかというと、稀のすみか・エリア2の
MHST2
- 4色とも続投しており、他のモンスターのサポートとしてよくエンカウントする。
黄<青<赤<緑 の順に能力が高くなっている。
新要素である肉質については打属性のみ有効で斬と突はまるで効かない。
- テクニック攻撃を繰り出しつつ、「予防ダンス」と言う特技で一緒に出現したモンスターを援護する。
属性防御力を引き上げる効果であり、毒やマヒと言った状態異常が防がれる訳ではない*4。
予防ダンスと言う名前だが、間違っても「踊ればコロナも吹っ飛ぶ」とかではない。
- 下位でも多少厄介ではあるのだが最も脅威に感じるのはストーリークリア直後の上位個体だろう。
- 黄は HP204/無属性攻撃力170/無属性防御力190 と、まだ小型モンスターらしいステータスをしているが、
青でいきなり HP500/無属性攻撃力228/無属性防御力347 と跳ね上がる。
そして最強となる緑では HP500/無属性攻撃力238/無属性防御力550
HPと攻撃はさほど変わらないものの防御力は著しい成長を見せる。 - 大型モンスターと比べればHPはそれこそ二桁違うものの攻撃力と防御力は大したもので、
下位では最終盤で登場するジンオウガ亜種が 龍属性攻撃力200/龍属性防御力180 程度。
そして上位では小型と大型での攻撃力の差は意外に少なく、
無属性攻撃力238はジャギィノスやモノブロスとほぼ同じ、下回ってもディアブロス(220)ディアブロスが低いかも
無属性防御力550については、二つ名持ちモンスターやネルギガンテで390台、
特に高いセルレギオスでも435と青以上のクンチュウが異様に硬い事が分かる。
基本的に誰でも手痛いので、取り巻きは早く数が減らせないほど強いという事になり、
クンチュウはその条件に当てはまっていると言える。 - 今作の仕様上、弱点である火属性への防御力は無属性防御力の半分しかなく、
上位緑クンチュウであっても火属性防御力は275と常識的な値にとどまる。
火属性の付与されたスキルや、火属性攻撃力の高いオトモンを用いて速攻撃破するのが手堅い戦略である。 - 一応、段階を踏んで強くなっているように見えるが、
上位モンスターの巣というものは、ストーリーをクリアした時点で全マップ一律に解禁される。
つまり、まだ上位装備の整っていない時期にうっかり黄以外の生息圏に踏み込んでしまう可能性は充分あり、
誰かのおまけで付いてきた最強の緑クンチュウあるいはそう変わらない赤青にいきなり出くわし、
立ち向かうのであれば、まず似たような火力の3連撃を凌ぎながら
2体のクンチュウを半下位装備で片付けなければ生き残れないのである。
- 黄は HP204/無属性攻撃力170/無属性防御力190 と、まだ小型モンスターらしいステータスをしているが、
- 絶妙に保護色になっていることが多く、よく見ないで進んでいるとぶつかってしまいがち。
特にロロスカ地方などにいる青い個体に関しては周囲の景色とほぼ同化しており、非常に分かりにくい。
- 相変わらずイャンクックのリバースボールで食べられては吐き出される役目も担っているが、
前作とは異なり絆技の属性がモンスターごとに固定になった関係で、今回は火だるまにしかならずに済んでいる。
どっちにしろクンチュウからすれば悲惨な目に遭っていることには変わりはないが。
余談
- テツカブラやネルスキュラがPVにて公開された頃、「カプ本」で設定画が公開された。
その他にもweb番組『ハギーのとことんやってみよう!』で映り込んでいたり、
体験版で見ることができたり、上記の通りPVで登場したりと目にする機会は多かったが、
名称の公開はかなり遅く、半年ほど名称不明の時期があった。
- 腐肉+腐葉土食という、他のモンスターと比べると一風変わった食性をもつモンスターである。
モデルになったと思われるダンゴムシも雑食で、肉を食べることもあるので、
それを参考にしたのかもしれない。- 尚、クンチュウのモデルとなっているダンゴムシ等の等脚類は現実世界では甲殻類の分類群となっているが、
クンチュウはモンハン世界の生態樹形図上において甲殻種でなく甲虫種として分類されている。
単純に分類学が現実世界のそれと異なるだけなのか、
それともモンハン世界の甲虫種や甲殻種は現実の節足動物と異なる進化を遂げているのだろうか?
- 尚、クンチュウのモデルとなっているダンゴムシ等の等脚類は現実世界では甲殻類の分類群となっているが、
- 原生林や未知の樹海のキノコ採取ポイントをよく見ると、クンチュウの死骸からキノコが生えているのがわかる。
おそらく、冬虫夏草のようにクンチュウに寄生するキノコなのだろう。- MHXでは、渓流などの復活した旧フィールドにもこの採取ポイントが存在する。
実際に生きた姿を目にすることはできないが、こちらにもクンチュウは進出しているようだ。
だが、行く先々でキノコに寄生され死骸となったその姿はどこか爽快感がある哀愁漂う。
- MHXでは、渓流などの復活した旧フィールドにもこの採取ポイントが存在する。
- カプコンフィギュアビルダーにてイャンクックとのセットという形でラインナップされた。
一匹はイャンクックの嘴にくわえられ、もう一匹は踏みつけられ半分埋まっている。ざまぁ不憫な……。
とは言え、小型モンスターでラインナップされるのは珍しいことではある*5。
もちろんイャンクック亜種の方でも、同じ型を使用しているため、くわえられ踏みつけられている。
また、ただ嘴に挟むだけで固定するようになっているため、
単体でもちゃんと形になっている点も優遇されていると言えるだろうか。
ただ、イャンクックの足が細く安定感が微妙なため、嘴から脱出してそのままどこかに転がってしまい
「行く手を阻むクンチュウを狩れ」さながらに、エリア部屋を探し回った経験のある諸氏も多いのでは…。- ちなみに「キャラバンク」として発売されているイャンクックの貯金箱でもフィギュア化されている。
1匹はやはりくわえられているが、もう1匹は硬貨の投入口を塞いでいる。
貯金箱として使いたい場合は硬貨に心眼は発動しないので、取り外されひっくり返されたままのクンチュウも多いとか。
- ちなみに「キャラバンク」として発売されているイャンクックの貯金箱でもフィギュア化されている。
- 2015年1月22日からイーカプコンでぬいぐるみが4,500円+税で販売されている。
丸くなった状態が再現できるように作られているのが特長だとか。
- ニコニコ超会議2の生放送でMH4体験版ティガレックスを討伐するという企画の際、
画面のすみをコロコロ通り過ぎる様子が視聴者の人気を完全に持っていってしまい、
野良PTの討伐挑戦時にクンチュウのAAが大量発生し、
辻本Pが実況そっちのけで熱中するという珍事が発生した。([[[[[) ●Ξ ○=
素材
- 盾虫の甲殻
- 盾虫の全身を覆う頑強な甲殻。鉱石にも負けぬ硬度を持ち、えも言われぬ輝きを放つ。
より堅牢に発達したものは「盾虫の堅殻」、さらに発達したものは「盾虫の重殻」と呼ばれ、
名工が製造した盾の如く、理想の形状と硬度を誇る素材とも言える。
その頑強さ故に武具素材としても優秀で、クンチュウの素材を用いた
「クンチュウアーム」「クンチュウガード」という腕防具が存在するほど。
関連項目
防具/クンチュウアーム
武器/アルマグローブ - クンチュウ素材で作られたハンマー
クエスト/コロコロ・モンスターじゃい! - クンチュウが登場するクエストだが…
モンスター/イャンクック - 本種の天敵。
モンスター/イャンクック亜種 - クンチュウと関わりが深い。
モンスター/イャンガルルガ - 本種を捕食する。