MH3Gのイベントクエストの一つ。『ケロロ軍曹』とのコラボレーションクエスト第2弾。
- 潜伏中のケロン人
- 侵略作戦の障害となる生物を狩っておくであります。
小さいうちに狩ってしまえば、恐れるに値しないのであります。
我がケロロ小隊が出撃するまでもありますまい。
この任務、貴君らハンター小隊に任せたであります!
概要
- クエストの目的としては陸の闘技場でガノトトス亜種を1頭狩猟するというもの。
しかしクエスト受注書にはガノトトス亜種は2頭表示されている。
つまり、2頭同時に出現するが、そのうちの片方だけを狩猟すればいいという、
MHP3以降では珍しい形態のクエストである。
- …が、もちろんこれはイベントクエスト。やはりと言うべきか、
何かがおかしい。
何がおかしいかというと、ガノトトス亜種のサイズである。
登場するガノトトス亜種、なんと一方は
447.44cmの超極小個体、
そしてもう一方は
4026.97cm
と前代未聞過ぎるサイズの超ド級個体だったのである。
どちらか片方を狩猟すれば良く、クリアすれば(当然だが)最大金冠もしくは最小金冠を付けられる。- この超大型個体は、ハンター達の間で「ママトトス」と呼ばれている。*1
- だが、特筆すべき点はサイズ程度では終わらなかった。
何を隠そう、この超ド級ガノトトス亜種は、
全てのメインシリーズトップクラスの攻撃力を誇る
宇宙最強の化け物だったのである。
その推定攻撃倍率、世紀末と言っても過言ではない
13.0~15.0。
ランディープラギ亜やジョジョブラキといったお馴染みの超強化モンスターを鼻で笑う、驚異の攻撃倍率。
これはMHP2G以前相当の倍率でも実に7.2~8.3と、
ファミクシャやGJテオ、マガティガを遥かに上回る恐るべき数値である。
そして、怒り状態では、これに1.3倍されMHP2G相当で9.36~10.79、
今作の倍率ではなんと16.9~19.5という驚愕の数値になる。
もし攻撃力が最高の個体に会ってしまった場合、
攻撃倍率15倍、怒り状態で約20倍という、フロンティアの剛種を軽く凌駕し、
あの覇種にも相当する世紀末級の攻撃力と宇宙規模の巨体を持つママトトスが立ちふさがることになる。- その攻撃力からガチ装備の剣士でも尻尾回転の一撃で半分以上持っていかれる。
更に1.3倍された怒り時の攻撃は防御550+不屈2死状態(=防御力715)でも体力を9割程消し飛ばし、
最も威力の高い水ブレスに至っては、
限界まで強化を施した剣士防具に身を包んでいても体力MAXからBC直行である。 - しかも規格外の大きさ故、尻尾振り回しの攻撃範囲があまりにも広い。
頭身が高いにもかかわらず、尻尾の下の空間は全く安全ではなく、振り回せば容易に薙ぎ払われる。
尻尾下でしゃがんでいたとしても当然の如くブチ当ててくるため、
実質半身全てが危険地帯である。 - さすがに足元までたっぷり攻撃範囲が存在する訳ではないが、
彼女には新たな力学を利用した必殺技が存在することをお忘れなきよう。 - ただ、薙ぎ払い水ブレスに限ってはその巨大さが災いして
ハンターの遥か頭上を通り過ぎてしまう。
適切な距離を保っていればまず当たらない攻撃なので、貴重な攻撃チャンスにするといいだろう。
- その攻撃力からガチ装備の剣士でも尻尾回転の一撃で半分以上持っていかれる。
- 攻撃力のみならず、体力も異常というほかない。
ソロでガンナーで行ったら弾切れになったという報告すらある。
圧倒的なタフネスで数々の猛者を屈服させてきたランディープラギ亜も顔面蒼白になる超体力である。
もっともラギアクルス亜種は元々青白いのだが。
- そんな仰天すべき点が目白押しなクエストであるが、
ママトトスを討伐したいというハンター達の野望を妨げる最大の壁が存在する。
それが、同士討ち被害である。
ママトトスの尋常ならざるHPの前に倒せず、逆に小さい方のHPが普通レベルなのが災いし、
巨大な方の攻撃で小さいほうが倒れてしまったという報告が相次ぎ報告されている。
冒頭の通り、このクエストは「1頭の狩猟」なので、
小さい方が倒れるとその瞬間クエストクリアになってしまう。
あの【モンスターを討伐してしまった!】を上回る絶望を味わうことになる。
こんなにも嬉しくないクエストクリアが今まであっただろうか…
全く攻撃しなくても、クエスト開始から40分くらいで小さいほうが勝手に瀕死状態になった、
ママトトスを倒し、残りの1分で小さい方に攻撃を叩き込んだらそのまま昇天したという報告も。
ソロで巨大サイズを狩猟する際には、むやみに小さい方を攻撃しないよう注意したい。- ママトトスのみを狩猟したいのであれば、粉塵のフォローやけむり玉による分断は
もはや必須と言っても過言ではない。
パーティープレイで落とし穴や大タル爆弾G等を調合分持ち込み、
ありったけの最高火力を全力でぶつけ続ける必要がある。
罠は回数を重ねるごとに耐性がついてしまうため、麻痺要員もいると心強いだろう。 - とは言っても、これは精神衛生上そうでもしないとやってられないというだけであり、
ソロでの討伐も十分可能。
どうしてもソロで討伐したいのならば、リミッター解除したヘビィボウガンで
弱点に貫通弾を通し続けるという方法や、
ミラオス弓と十分な回避スキルを用意して遠距離から溜め2の貫通矢をバラ撒くといった方法が楽であろうか。
ただし前述のような攻撃力を持つため、生半可な腕では軽く昇天してしまう。
視界の外から小さい方の水ブレスを貰って壁際に飛ばされ
大きい方の這いずりを重ねられるというデスコンボもそこそこの確率で起こってしまう。 - 上手く立ち回れたとしても上記の通り攻撃力が余りにも高く、
3Gの同士討ちの仕様上小さい方が勝手に死ぬ事もあり、
その為ママトトスを倒せずにクエストクリアしてしまう事例も起こりうる。
プレイヤーの中には多くのハンターの精神を爆砕したあのジョジョブラキよりも難しいという声も。
オトモありのソロで10分針捕獲の動画も動画サイトにアップロードされているので、
腕に自信があるのなら挑戦してみてもいいだろう。
- ママトトスのみを狩猟したいのであれば、粉塵のフォローやけむり玉による分断は
- 上記の理由から、クエストクリアだけが目的なら
攻撃力が平均的である小さい方を狩猟した方がいいのは火を見るより明らかである。
大きい方の攻撃力と範囲を利用して巻き込ませるのも悪くない。
また、エリアに入った時点で大きい方に気付かれなければ、けむり玉で分散して戦うのが望ましいだろう。- 依頼人「潜伏中のケロン人」によれば、『小さいうちに叩いてしまえばいい』とのこと。
まさしくその通りである。
- 依頼人「潜伏中のケロン人」によれば、『小さいうちに叩いてしまえばいい』とのこと。
- 報酬で手に入る「ケロン軍人の魂」からは、頭装備の「ギロロフェイク」が作成できる。
見た目はギロロそのまんま。他の装備と組み合わせると違和感満載である。
装備するだけでボマーがつく点も、あのバケネコ装備を彷彿とさせるものがある。
それに加え、根性のスキルポイントもつくため悪い装備ではない。
余談
- 第一弾の「ケロロ軍曹・偵察任務」のターゲットはチャナガブル、そして今回のターゲットはガノトトス…。
そう、どちらもカエルが大好物のモンスターである。- 今回のクエストの依頼文には「小さなうちに狩ってしまえばどうと言うことはない」
みたいなことが書いてあるが、小さかろうが、大きかろうが、天敵には変わりないはずである。
何でそんなに余裕なのだろうか…いや、ビビっているから「我々の出る幕はない」などと言い訳しているのか。
というかすでにとてつもないサイズの個体が出現しているのだが
そしてハンターが小さい方だけ倒せばもれなくでかい方が残されるわけだが
本当によかった……のか? - 今回のクエストの依頼文には「小さなうちに狩ってしまえばどうと言うことはない」
- 後に、「モンスターハンター・ザ・リアル2012」とのコラボクエスト「USJ・ガノトトス3D」でも
ガノトトスの強化個体が登場した……が、ぶっちゃけママトトスの方が攻略難易度は高い
(水中戦が致命的に苦手なハンターにとってはこの限りではないかもしれないが)。
- 上で述べたとおり、MHP2G以前における攻撃倍率7.2~8.3と言うのは
冗談抜きにMHFの剛種をも超える攻撃力である。
参考までに、クシャルダオラの剛種でも攻撃倍率は5.5~7.1程度。
つまり、攻撃倍率においてはガノトトス剛種、いやそれ以上と言ってもなんらおかしくはないのである*2。
救いはガノトトスの技の威力が低めに設定されていること。即死の危険性は流石に少ないと言えば少ない。
ただし、必殺技にあたる水ブレスとなると話が別。
最強個体の怒り時の場合、水耐性0でなぎ払い水ブレスを耐えるには大体防御力650を確保する必要がある。
直線水ブレスに至ってはおよそ防御力750に満たなければ即死となるほどであり、
判明している限りではtri系列で最大ダメージを叩き出す一撃となる。
なお参考までに、MH3Gには最終強化で防御力600を超える一式防具は存在しない。
即死が頻繁に起こることで知られる次作MH4のギルドクエストLv100でも、
純粋な単発ダメージでこれを超える攻撃は極僅かである*3。
- 他の超絶強化クエストの個体は全てのモンスターをしっかり倒さないといけないのが普通であるが、
このママトトスは依頼文と達成条件の内容から倒す必要性が皆無であり、
単純に挑む場合はクエストを妨害する障害物、腕試しとして挑む場合は最強の強敵と
うまく棲み分けができている。- また、苦難の末に倒せば確定で4026.97cmの規格外サイズ記録が
ギルドカードに刻まれるので、この凶悪個体を制した勲章と言えよう。
- また、苦難の末に倒せば確定で4026.97cmの規格外サイズ記録が
- 2015年4月、MHFにおいて「新発見!?水竜ベイビー!」というクエストが配信された。
名前からも判る通り、極めて小さいガノトトスが登場する……だけで済まなかった。- なお、この小さいガノトトスからは釣りカエルが剥ぎ取れる。
性質上別の意味が込められているとみられるが、
MH3G既プレイ者にとってはこのクエストを想起させるのも無理ない話である。
- なお、この小さいガノトトスからは釣りカエルが剥ぎ取れる。
関連項目
モンスター/ガノトトス亜種
モンハン用語/強化クエスト
モンハン用語/極小個体 - 極大個体についても記載
モンハン用語/アタリハンテイ力学 - この現象が頻繁に確認される
クエスト/ケロロ軍曹・偵察任務 - 『ケロロ軍曹』とのコラボクエスト第1弾。
クエスト/双魚竜 - ガノトトス2頭が同時に出現するクエスト。ステータスの異常はないが、こちらは2頭とも狩猟しなければならない。
クエスト/SF・サイキョー流昇段試験 - 超強化個体と通常個体のラージャンが登場するが、狩猟するのは一頭で良いという本クエストと似た形式のクエスト。