武器/デュークシンクレア

Last-modified: 2024-03-22 (金) 02:02:46

血塗られた過去を持つ太刀
かつて多くの者が、その凶刃の
犠牲になったという。
(デュークシンクレア)

これを手にした者はやがて
血に狂い、血塗られた過去の歴史
が再び繰り返される。
(裂空のフリューゲル)

目次

概要

  • MHR:Sのメインモンスター、メル・ゼナの素材から作られる太刀。
    柄まで伸びた長い片刃の刀身を持った長刀であり、鍔にあたる箇所には翼を思わせる意匠が見られる。
    抜刀すると刀身に赤い紋様がうっすらと浮かぶ。

性能

MHR:S

デュークシンクレア

  • 一発生産は出来ず、カムラノ武刀から派生する形で入手できる。
    生産段階のデュークシンクレアの性能は、
    • 製作可能段階では高い攻撃力310
    • 少々心許ない龍属性値28
    • 斬れ味は素で紫20。匠で延長可能
    • 会心率は0%
    • 通常スロットはLv4が一つ
    • 百竜装飾品スロットはLv1
    製作段階では破格の攻撃力と斬れ味を持ち、拡張性の高いLv4スロットを備える。
    製作難易度も低く、この時点ではレア素材の類いは一切不要。
    段階的にもシャガルマガラやオオナズチ、ラスボスといった龍属性弱点のモンスターが増え始める頃。
    だが百竜スロットがLv1なので前者2頭には空棲系特効がつけられず、実質ラスボス用武器となっている。
  • その後の強化は長らくお預けを食らい、
    MR100で登場する怨嗟響めくマガイマガドの素材とレア素材である爵銀龍の紅血玉を用いて
    漸く最終強化形態の裂空のフリューゲルが完成する。
    • 平均的な攻撃力320
    • 伸び悩んだ龍属性値30
    • 斬れ味は素で紫40に延長
    • 会心率、スロット周りは変化なし。
    少々伸び悩んだ部分もあるが、総じてバランスの取れた龍属性太刀となった。
    特に斬れ味とスロットは数ある龍属性太刀でも優秀。
    しかし、やはり百竜スロットがLv1なのが痛手であり、
    そのままでは優秀な百竜スキルである各種特効系を搭載できないのは大きな短所である。
  • 今作の龍属性界隈はもはや混沌といっていい状況下にある。
    前作から引き続き登場するイブシ太刀バルク太刀デスギア太刀に加え、
    マガラ太刀3振りガイアデルム太刀ととても多彩なのである。
    • この内、手強いのはバルク太刀こと赫絶の閃翼アケイシャ
      同攻撃力に加えて属性値は23も差を付けられ、更にLv2の百竜スロットを備える。
      このため、各種特効系の百竜スキルを付けられるので火力面では更に水を空けられてしまう。
      しかもあちらはMR70で最終強化が可能なので、製作段階でも一歩劣っている。
    • また前作ではその赫翼刀に煮え湯を飲まされた
      デスペレイションの最終強化、災禍鎌ダルクナロスも油断ならない。
      こちらもまたフリューゲルと同攻撃力に龍属性値は48、
      更にスロットLv2×2に百竜スロットLv2という拡張性を持つ。
      ダルクナロスはMR20とバルク太刀よりも更に早いタイミングで強化できる上に
      一切のレア素材を使わないのも長所。
    攻略段階はともかく、ラスボス後は強力なライバルの多さと製作時期の遅さから劣勢な立場にある。
    斬れ味と通常スロットの優秀さで上手く差別化を測っていきたい。

刻銀の斬刀

古より伝わる怪物退治の武器。
銀の刀怪物を斬り伏せ
その血肉をより貪欲に啜る。
(刻銀の斬刀)

  • Ver.16で登場した原初を刻むメル・ゼナの素材を用いて作成できる武器。
    金獅子派生改同様、通常個体の武器からは派生せず、一発生産にのみ対応。
    非常に高い実力を持つかの個体を倒し、イベントクエストを利用しないならば裂空のフリューゲルより早期に製作が可能。
    身も蓋もないことを言えば、部位破壊しつつオトモにぶんどらせれば案外なんとかなるが
    性能は
    • やや低めの攻撃力310
    • 会心率0%
    • アケイシャに次いで龍太刀2番目の龍属性49
    • 縮んだ紫30、変わらず匠で延長可能
    • Lv4スロット×3
    • 百竜装飾品スロットLv3
    • 劫血やられ血氣の効果でダメージを与えた時の体力回復量が上昇する特殊な性質
    加工屋で爵銀龍派生改を見た時、まず目に付くのは3つもあるLv4スロットだろう。
    MHWorld以降のスロットでは最高クラスの性能となっており、
    今後の作品でスロットのLvや個数が上がらない限りは、これを超える拡張性を持つ武器はまず登場しようがない。
    また、上述の通りトップに近い属性値*1に属痛竜珠が入る百竜スロットであるため、
    属性重視の運用で性能を発揮するだろう。
    さらに、同じく原初を刻むメル・ゼナの素材から生産できるプライマルシリーズには特殊ギミックと相性が良い
    スキル「血氣覚醒」が付いており、併用すればより火力を上げることができる。
  • 性能やスキル自由度を考えれば太刀ながら属性特化運用におあつらえ向きなのが分かる。
    しかし、今作の太刀は属性のみならず物理に秀でたモーション値の技を数多く備えるため、
    属性の如何に関わらず物理火力の高い太刀が優秀と見做されやすい環境にある。
    そこで嬉しいのが前述の潤沢な空きスロットと、最終アップデートによる武器性能の底上げだろう。
    傀異錬成のスロットを最後まで強化することで攻撃力・属性値が爆増し、紫ゲージが50になる
    好みの差はあれど50もあれば斬れ味フォローはほとんど必要なく、
    その余った分を攻撃的なスキルに全振りすることで元の物理面の脆さを忘れるほどの魔物となれるだろう。
    • もちろん高属性の太刀も活躍する土台はあるため、こちらで戦いたい場合は
      相手取るモンスターと、属性をできるだけ活かせる狩り方を吟味する必要がある。

余談

  • 「シンクレア」とは西洋の刀剣の一種で、
    銃火器の発達により軽装化していった騎兵の武器として開発された、
    後のサーベル、レイピアといった武器の前身になる剣である。
    • 馬上で扱いやすい片手使いの剣であり、刀身は斬りつける事に特化した真っ直ぐな形状だったとされる。
      また、手指を守るために半球状の護拳でグリップを保護しているのも特徴。
      シンクレアを名乗る本武器だが、これらの特徴が全く当てはまらないのは内緒。
  • 最終強化後の「フリューゲル」とはドイツ語での意。
    日本語部分と合わせて、闇夜を切り裂くように飛ぶメル・ゼナの姿をイメージした武器名だろうか。
    • 操虫棍使いなら猟虫の一種「ヴァルフリューゲル」の名前で聞いた事があるだろう。
      またMHFでも武器名として度々使われており(フリューゲルに限らずドイツ語ワードはよく使われていたが)、
      丁度同じMHR:Sで導入されたエスピナスの太刀にも「ローゼンフリューゲル」という名の段階があった。
      当のMHR:Sではその中間段階の名前が省略されてるけど

関連項目

モンスター/メル・ゼナ
モンスター/原初を刻むメル・ゼナ
武器/メルゼ武器


*1 赫絶の閃翼アケイシャは龍属性53で、その差は4