持ち主に慟哭の呪いをもたらす漆黒の妖刀。
鈍く煌めく魔眼は相対する者を黄泉へと誘う。
(スティールofファクト~スティールofジャッジ)
持ち主に凱旋の祝福をもたらす虹色の太刀。
七色に輝く刀身があらゆる物を華麗に両断する。
(THEジャスティス~THEディカローグ)
目次
概要 
- 黒蝕竜ゴア・マガラ、天廻龍シャガルマガラの素材で作られた太刀。
- スティールofファクトは黒蝕竜の素材を用いた片刃の黒刀。
鍔の部分には髑髏の飾りが施され、見るからに禍々しい。
よく見ると鞘にも黒布が巻かれている。- しかしこの髑髏、普通に考えたら相対する相手に威圧感を与えるために刃側に顔を向けると思うのだが、
なぜか逆に峰側に付いている。
この構造では構えるたびにハンターが髑髏と目が合うのだが…
スカルフェイスを被れば、髑髏同士が見つめ合うシュールな光景を作り出せる。
- しかしこの髑髏、普通に考えたら相対する相手に威圧感を与えるために刃側に顔を向けると思うのだが、
- 天廻龍の素材から誕生するTHEジャスティスは、大剣のTHEアポカリプスを縮小したような両刃の剣になる。
鞘も含めてRPGに出てくる勇者の剣風味のデザインで、一部からは「ロトの剣」等と言われている。
性能 
スティールofファクト 
MH4 
- 強化順はスティールofファクト→スティールofロウ→スティールofジャッジ→THEジャスティス。
スティールofファクトは一発生産も可能だが逆鱗が必要となる。
斬破刀から派生させれば逆鱗は必要無い。 - マガラ武器の例に漏れず、龍属性持ち。
高会心率かつ斬れ味も優秀な極めてバランスのいい武器である。
下位から生産出来る唯一の龍太刀なので、活躍してくれる機会は多い。
- スティールofファクトから下位シャガルマガラの素材を使い
スティールofロウに、そこから上位ゴア・マガラの素材を使いスティールofジャッジに強化できる。
前者は下位終盤の武器ながらわずかとは言え青ゲージ持ち、後者は素で白ゲージあり(=匠でさらに延長)と、
斬れ味は極めて優秀である。
MHX 
- ゴア・シャガル両種の続投によりこの武器も無事続投。
黒蝕竜の素材を手に入れると生産リストにスティールofファクトが現れる。
なお本作では、他の武器からの派生は不可能なので、スティールofファクトを一発生産するしか無い。
攻撃力120、龍属性値7、会心率15%に平均的な長さの緑ゲージにスロット1と少々龍属性に不安が残る。
今作では武器の強化がLV制に変更されたことにより、LV2でゴアの素材を用いたスティールofファクト系統か、
シャガルの素材を用いた、THEジャスティス系統への2択を迫られることとなる。
- 最終的にスティールofファクト系統はLV5でスティールofロウ、
THEジャスティス系統は、同じくLV5でTHEロウとなって強化終了。
なお、今回は今までと打って変わって龍属性太刀の数が豊富なので、表を用いて比較してみることとしよう。武器名 龍属性値 武器倍率 会心率 斬れ味(+2時) 物理期待値 スロット スティールofロウ 12 190 20% 青40白40 284.1 ○-- THEロウ 18 160 40% 白60 254.1 ○-- 白骸の虐刀 12 260 -20% 青30 313.5 ○-- 戦慄ナル刀星リグイ 8 190 0% 素で青200白10 270.6 ○○- 禍鎌ヴァルナロス 30 170 0% 青40白10 244.2 ○○○ クロノサイス 18 210 0% 青30白20 297 --- カラミティペイン 22 190 10% 青50白40 277.3 --- 滅刀シンスレイヴ 50 170 0% 青90白30 244.2 ○-- 審判の翼X 7 150 50% 白60 245 ○○- 漆黒爪【終焉】 34 160 0% 素で白60 231 ○○- メメントノス 45 160 0% 白50 231 ○○-
攻撃力が200以上のものは2本しかなく、属性値も20にも満たないのが半分以上という有様。
龍属性が弱点の相手であっても第二弱点の属性の武器を選んだ方がダメージが上の場合も多い。
各要素で得意とする太刀はハッキリしているものの、その分他の要素が足を引っ張っている。
これ1本作っておけば、という万能なものがない。
一番それに近いのが漆黒爪【終焉】だが、アルバ武器の中で唯一攻撃力が低いという謎の弱調整を受けているため、
最適解かと訊かれれば……微妙である。攻撃力が一緒であれば文句なしに決まりのなのだが。
相手・装備でどの龍属性太刀を使うか選定していこう。
- マガラ武器の話に戻すと、まずゴア武器のスティールofロウ。属性値12ではほぼ無属性武器である。
物理攻撃力で見ると、スティールofロウが白骸の虐刀、クロノサイスに次いで3番手に食い込むという結果に。
すぐ後にこちらより高く実用的な龍属性値22を持ち合わせたカラミティペインが迫っているものの、
製作時期が比較的早いこと、あちら側にはないスロット1もあるのでなんとか差別化は可能。
(ジョー武器のくせに攻撃力でタメを張っているのがおかしいのだが)
MHXX 
- 性能は
- 攻撃力320
- ほぼ飾りの龍属性15
- 少しアップして会心率20%
- スロット1
- 素だと青80、匠で白20+紫5、+2で紫30まで延長
- ゴア武器の近接武器種中最も低い龍属性値であり、
龍太刀全体でも下から数えた方が早いため実質的には無属性太刀という扱い。
物理性能自体は匠無しではあまりに非力だが、匠発動時は高会心率も相まって高い火力は出せる。- スキル次第では簡単に会心率が丁度100%になる。一例として弱特+連撃、弱特+見切り+3など。
基本的に匠+2で超会心運用することを強いられるが100%超会心構成が狙えるため、期待値上は決して低くはない。
どころか、瞬間火力に関して言えば期待値651.91をマーク。
上位争いに食い込む火力を有することになる。
- スキル次第では簡単に会心率が丁度100%になる。一例として弱特+連撃、弱特+見切り+3など。
- 匠+1では白ゲージが非常に短く、+1で運用するのは正直現実的とは言い難い。
匠+2でも合計50というのは太刀という武器種の手数を考えると心もとなく、
紫をキープしようとするなら業物と絶対回避【臨戦】の両方が欲しくなるだろう。
本作では匠の発動難度が大きく下がると共に紫ゲージの補正が弱体化したので、
無理に紫をキープする必要のない武器は増えているのだが
本武器の白ゲージは20しかないので、匠+1でも業物と絶対回避【臨戦】の両方が必要になろう。
- 前述の通り比較対象は無属性太刀となってしまう訳だが、
本作の無属性太刀はラスボス武器の金色の板真名メルセゲルを筆頭に大業物揃いである。
物理性能だけならそれらと十分肩を並べられる本武器であるが、
斬れ味の自由度が狭いという本作の他近接武器ではそこまで重視されない部分が
本作の太刀では致命的な欠点と捉えられがちであり、作成は趣味の領域だと言われる。- 例として、この武器と似た性能のマガラ武器のパワーofエンミティは、
ハンマーにあまり積みたい固有狩技がなく、基本的に汎用性の高い臨戦を採用するために、
今作のマガラ武器特有の短い斬れ味・高火力の特徴が綺麗に噛み合い、
龍属性があまり効かない相手にも担がれる大業物となっている。
本作のテンプレには匠+2&業物かつ盛ろうと思えば多くの火力スキルを盛れる構成があり、
その辺りの問題は概ねクリアされている。
他の近接武器種でも似たような感じでとりあえず臨戦を採用する(出来る)余地があるケースが大半な中、
太刀は固有狩技が全て優秀であり、
ストライカー(レンキン)スタイルでも固有狩技で固めたい、
斬れ味回復のためだけに臨戦は入れたくない、という状況が珍しくはない。
ソロTAでは鏡花を犠牲に臨戦を積む必要がある時点でハンデとさえ言われるほど。
素で紫20+白10も出る真名メルセゲルですら、
総合的な斬れ味が短いのが弱点であると言われるのが本作の無属性太刀界隈である。
と言う所であろうか。
何が足りないのだと言うならもうその斬れ味ゲージを恨む以外ないだろう。- 運用するなら業物を外して開き直って砥石使用高速化を採用するのもあり。その場合は狩技はある程度変更が効く。
鏡花を採用し、ブレイヴ太刀で運用するならば突進をいなしての砥石チャンスもあり、
斬れ味の低さもカバー出来なくはない。
納刀状態からもカウンター二種が使用できるため比較的安全と言える。
まあ、その場合は鏡花のエキスパートにボロ負けしてしまうが…
会心率のアドバンテージも匠+2の分で消し飛んでしまう。 - ちなみに本武器と同じような斬れ味の武器は他にもいくつかあるのだが、
無属性太刀とは競合しない高属性太刀だったり、攻撃力が比較的高めだったりする。
要するに半端な斬れ味で無属性太刀と殴り合うのがまずかったのである。 - ソロTAでは大人気の鏡花の構えだがPTでは機能しづらいというケースもあるので、
匠+2&業物&臨戦で会心率100%超会心運用と言うのも全く考えられなくはない。
ただその場合、エスぺイズムの存在も気になる。
斬れ味の長さで負けている上にスロット1に至るまで属性以外の物理火力は完全に同じ性能。
匠2運用ならば、紫ゲージの長さで劣る分を龍属性でひっくり返せば良いが、
エスペイズムの場合は匠1+業物でも紫ゲージを維持可能という強みがあり、立ち位置的には厳しいところ。
匠1業物と匠2のどちらを組みやすいかで使い分けるといいだろう。
- 例として、この武器と似た性能のマガラ武器のパワーofエンミティは、
- 作製難度も獰猛化ゴア・マガラを相手にする関係上低いわけでもない。
一応HR解放前に作れないこともないが、その時点では匠2業物は現実的ではなく、
同時点で手軽に作れて匠2のみ、もしくは業物臨戦でも運用できる青熊長筆【鮭獣戯画】辺りが立ちはだかる。
- ボロクソな評となってしまったがどうしようもない産廃という訳ではなく、
斬れ味さえどうにかできれば平均以上はこなせる太刀ではある。
前述の状況故ソロTAでは出番はないだろうが、
PTプレイにて狩技・スタイルの選択次第では活躍の余地はあるだろう。
返す返すも、もう少し白ゲージがあればと言わずにはいられないが……
- 物理龍太刀としてはライバルは白骸虐刀アルレシャか。
あちらは会心率がマイナスで裏会心構成向きなので、方向性が違うと言えば違うのだが。
MHR:S 
- ゴア・マガラのまま最終強化へつなげることで過去作同様スティールofジャッジとなる。
- 攻撃力310と全体では低め
- 会心率20%で物理を補う
- 龍属性28とこちらも低め
- 斬れ味は素で紫10、白50 匠で紫延長
- 空きスロットはLv2×1
- 百竜スロットLv2
短い紫を補う手段も豊富で、太刀は物理を最大限に活かす技も多数あるため全体的に優秀な一品。
紫を維持する戦い方も、紫と白を使いきる戦い方もできる器用な太刀である。
- 物理型龍太刀のライバルは裂空のフリューゲル、冥淵斬刀ブロンテ、神斬・風雲滅裂の3振り。
- フリューゲルもブロンテも長い紫を持っており強力な太刀の一角ではあるが、
フリューゲルはわずかに低い物理期待値と百竜スロLv1、ブロンテは投げやりな低属性とマイナス会心で
それぞれ無視できない欠点も持ち合わせる。
運用する上で特徴がやや被るのは神斬の方となるだろう。 - 神斬は特徴的な斬れ味から研磨術【鋭】とバツグンの相性を誇る。
そのため、スロ0と龍22という見た目からは想像もつかない火力を叩き出せる。
素の状態でも物理期待値は龍属性太刀第1位と侮れない相手。
その代わり紫20をいかにして維持し続けるかが課題となっている。
対してこちらは・・・なんとこちらも同じく研磨術【鋭】採用型に適性を持っている。
この場合は神斬と異なり斬れ味補助スキルがいらないため、会心率を軸に色んなスキルが搭載可能。
特定のスキルを利用して全力を出す物理特化の神斬、同様のスキルをバネに色々いじれるバランス型のスティールと
住み分けはしっかり成されているのがありがたい。
- フリューゲルもブロンテも長い紫を持っており強力な太刀の一角ではあるが、
MHF 
- ゴア・マガラとシャガルマガラが遷悠種として登場したことで遷悠武器として実装された。
二体の実装が同時でないためそれぞれの武器は独立したツリーとなっている。 - HR5の素材でスティールofファクトを生産し、
G級の素材でスティールofロウ→スティールofジャッジと強化していく。
最終強化となるスティールofジャッジの性能は以下の通り。- やや控えめな攻撃力2313
- それを補う会心率20%
- ゴア・マガラのイメージに合わせた闇属性900
- 斬れ味レベル+1で短めの空ゲージが出現
遷悠武器の太刀というカテゴリでは龍属性の真・狼牙刀【寂滅】と比べると
属性値は互角で物理性能と斬れ味では劣ってしまうが、
氷属性は他におらず龍と氷がどちらも通る相手であればなおのこと有効な武器なのは言うまでもないだろう。
会心武器なので閃転はほぼ必須であり、
辿異スキルの閃転強化があれば単純な攻撃力では辿異武器にも近づくことができる。
また、斬れ味も巧流などで補助しておきたいところ。
THEジャスティス 
MH4 
- さらにそこから上位シャガルマガラの素材を用いてTHEジャスティスに強化できる。
攻撃力528・龍属性値230と、どちらも及第点以上。
スロットも1つ追加され、会心率も40%に上昇した。
そして特筆すべき点は匠で白60、青50という非常に安定した斬れ味。
- これだけ見れば強力なのだが、MH4の龍太刀の生存競争は熾烈を極め、
- 攻撃力、属性値共にTHEジャスティスを上回り、スロット2も保持する獄刀リュウコツ。
- 覚醒必須で属性値も低いが、他の追随を許さない圧倒的な物理攻撃力の業刀ダインスレイヴ。
- 強化の手間は多いが、属性値が極めて優秀で匠も必要ない(というか意義が薄い)オヴィリオン。
- 極めて簡単に生産でき、上位終盤まで通じる性能を上位序盤から得られる覇王剣。
- 唯一匠で紫が出現するアドバンテージを武器に立ち回るミラドレパノン。
ほぼ無属性武器である業刀ダインスレイヴはのぞくにしても、
生産難易度の面でオヴィリオンや覇王剣との争いは避けられず、
斬れ味で勝るが瞬間火力で負けてしまう獄刀リュウコツや
生産難易度が最も高いがそれに見合う高性能を誇るミラドレパノンも非常に手強い。- THEジャスティス自体も極めて優秀な武器であり、この面子では唯一匠なしで白ゲージを保持している。
また会心率も40%と大剣ほどではないが極めて高い。
ただ、属性値がダインスレイヴをのぞけば最も低く物理特化の傾向が強めである。
実際、その物理攻撃力の期待値は表示攻撃力の勝る獄刀リュウコツや
紫ゲージを有するミラドレパノンにも勝るほど。
また、上の奴らは匠無しではなまくらだったりスロットが無かったり、攻撃力が低かったりと
あからさまな欠点があるのに対し、ジャスティスはこれといった欠陥が無いという強みがある。
- もちろん生産難易度は相応のものを覚悟する必要がある。
一発生産にせよ斬破刀からの強化にせよ、入手困難な黒蝕竜の触角3本が回避できず、
この時点で難易度が高い。
さらにスティールofロウへの強化に天廻龍の角が2本、
スティールofジャッジへの強化に黒蝕竜の尖触角が3本、
THEジャスティスへの強化に天廻龍の尖角が3本とやたら角に縁がある。
もちろんジャスティスへの強化にはお決まりの天廻龍の光玉が必須である。
さらに上位シャガルマガラのクエストの出現がHR7と遅いのも悩み所。
とはいえ、この後にはテオ・テスカトルやクシャルダオラ等の龍属性弱点の
強力な古龍が控えており、光玉さえ手に入れば対古龍武器として簡単に作成できる。
ジャスティス自体の斬れ味と会心率が恵まれている事もあって、この武器を担ぐ太刀使いも多い。
MH4G 
- そしてG級が追加され、この武器もG級強化が可能となった。
G級ゴア・マガラ、シャガルマガラの素材を用いることで
「THEロウ」、「THEディカローグ」に強化される。
黒蝕竜の天鱗こそ要求されないが天廻龍の天鱗が必要となる。
他には黒蝕竜の剛触角3本ぐらいなのでそれさえ集まれば言うほど作成は難しくない。
センサーが反応したらお察しください。
- そしてその性能だが、
- 低めな攻撃力792
- 属性値もやや低めの300
- スロットは1のまま据え置き
- さらに磨きのかかったTHE武器らしい圧巻の会心率45%
- 素で長い白ゲージ、匠で長めの紫40
斬れ味と会心率に恵まれた扱いやすい太刀に仕上がっている。
会心率・護符爪込みの期待値は約936.1と属性太刀としては高く、
やや物理重視の傾向にあるのも上位段階と同じ。
- 前作から龍属性太刀は激戦区だったが、G級でもやはり激戦区である。
- 攻撃力・属性値・スロット数で上回り、匠で現れる紫も30とそこそこで
前作から大躍進を果たしたジンオウガ亜種の太刀、真・狼牙刀【寂滅】 - 攻撃力は低く匠をもってしても白止まりなものの、ぶっちぎりの龍属性値を有する
古代文明の遺産たる風化太刀の最終形、メメントノス - 覚醒させる必要はあるもののその属性値は及第点、そして無属性太刀として
トップクラスの物理火力を誇る、血塗られた恐暴竜の巨刀、滅刀シンスレイヴ - 攻撃力こそ控えめだがメメントノスに迫る驚異の龍属性値で匠で紫も出現し、
弱点の相手に対して高い瞬発力を誇る、伝説の黒龍太刀もとい鎌、ミラザーゲスパノン
メメントノスは勿論、攻撃力で上回られている寂滅にも勝る物理性能を実現しており、
さらに今作で追加された会心撃【属性】との相性も抜群。
シンスレイヴに関してはそもそも龍属性太刀として運用されることが殆どないので競合することはないだろう。
これらの面子と比べると、全体的な斬れ味の長さによる使い勝手が持ち味と言えるだろう。 - 攻撃力・属性値・スロット数で上回り、匠で現れる紫も30とそこそこで
MHX 
- 一方でシャガル武器のTHEロウはというと、低い武器倍率を会心率で補って物理はそこそこだが、
低い龍属性値が災いしてやや押され気味である。というかゴア武器とシャガル武器の属性値に
そこまで差はない上に、物理では上記の通りゴア武器の方が遥か上を行く。
同じ強化元から派生する武器の争いとしては実質的に敗北したといってもいいだろう。
- このように、MHXではマガラ太刀は全体的に見てやや押され気味である。
もう少し龍属性値が高ければ、まだ状況も変わっていたかもしれない。- ちなみにTHEロウの龍属性値18は、他近接武器種のゴア武器と比べてみても、
勝てるのはスラッシュアックス(龍属性値16)のみという低さ。
そもそも初登場のMH4当時と比べて属性値が下がった武器種が、
当時のマガラ武器で属性値400台だったランスとガンランス、
そして下に双剣、スラッシュアックス、ハンマーしかおらず、
チャージアックスと同値のワースト4位タイだった太刀である。
漆黒爪の件といい、何故こんな弱調整を……。
- ちなみにTHEロウの龍属性値18は、他近接武器種のゴア武器と比べてみても、
MHXX 
- 性能は
- 攻撃力280とかなり低め
- 龍属性28
- 攻撃力を補う会心率45%
- 素で白60と長く、匠+1で白70と紫15になり、+2で紫40まで延長
- スロット1
- 物理か属性かに偏りまくった奴らの二択を強いられる龍太刀の中にあって、
会心率で物理火力を補った希少なバランスタイプ。
5%無駄が出るが、連撃と見切りだけで2発目からは会心率が100%に届く。
また、弱点特効だけでも95%と非常に高い会心率を得られる。
物理は低くまとまっているが、100%にも届くため属性会心スキルと非常に相性がいい。
同じ龍太刀希少種バランス仲間のネロ=カラミティ、ミラドレパノンと比べると防御スキルを盛りやすい。
- 白ゲージも素で十分な量があり、匠・業物・臨戦のどれか1つで十分な斬れ味維持が可能なのも利点。
狩技の選択自由度が高く、スキルが盛りやすいのも嬉しいところ。
MHR:S 
- スティールofファクトから派性強化することでTHEジャスティスとなり、
更にMR解放後に最終強化THEディカローグとなる。- 低い攻撃力290
- 高い会心率35%
- 龍属性45とこちらも高い
- 斬れ味は素で紫20、白60 匠で紫延長
- 空きスロットなし
- 百竜スロットLv1
しかし百竜スロットLv1が決定的に足を引っ張っており、そのままでは各種特効が付けられない。
ちなみに龍属性太刀としては属性値は上から3番目、物理期待値は真ん中。
その物理期待値は周囲がみんな匠で紫を出したと仮定すると8本中7位になる。- 傀異錬成により百竜スロットをLv2に拡張できるようになり、
4枠使うものの残りの錬成枠でけっこう性能をいじれるようになっている。
- こちらがやるべきは性能通り会心率を100%に近付けながら、如何に紫の火力を維持するかである。
白に下がった瞬間に物理面は最下位へ転落するため、何としてもアイデンティティを護り抜かねばならない。
幸い補う手段は豊富にあるためこの点で困ることはあまり無いだろう。
- 属性運用のライバルは災禍鎌ダルクナロスと赫絶の閃翼アケイシャ。
どちらも属性値がこちらよりも上で、優秀な空きスロットと百竜スロットを備える強豪。
ダルクナロスは非常に優秀なバランスを活かした運用で、アケイシャは斬れ味関係をかなぐり捨てた快適性で光る。
対してディカローグは会心を軸にしたスキル構成を徹底するため、両者とは決定的に立ち位置が違う。
スキル構成として見ればディカローグの真のライバルは上下に記載されているマガラ太刀2本だろう。
MHF 
- HR5の素材でTHEジャスティスを生産し、G級の素材でTHEロウ→THEディカローグと強化していく。
最終強化となるTHEディカローグの性能は- 属性武器ながら高い攻撃力2385
- それでいて驚異の会心率45%
- 更にゴア・マガラの闇と対になる光属性も破格の1330
- デフォルトでごく短い空ゲージを持ち斬れ味レベル+1で更に延長
- ついでに生産したTHEジャスティスの時点で既にこのゲージ
物理性能だけでも並の無属性武器を上回り斬れ味も優秀と、何から何まで超性能を誇る。- ここで終わればMHF全体ではまだ上があるとはいえ同ランクではただのバランスブレイカーのようだが、
そんなわけはなくこの武器にはデメリットとして防御力-500がついている。- かつては防御力が飾りというような状態にもなったMHFだが、
Gになって以降は基本的には防御力を高めることで耐えられるという設定になっているので、
最新の装備でG★ランクモンスターのクエストに行くぐらいなら問題は少ないが、
辿異種などを相手にするには-500はかなり重いデメリットとなる。
- かつては防御力が飾りというような状態にもなったMHFだが、
- また、空ゲージは十二分な長さだが紫、白、青、緑が非常に短いので、
空ゲージから落ちるとすぐに黄色まで行って使い物にならなくなってしまうことには注意が必要。 - しかし、それらを乗り越えて使いこなすことができれば、
他の遷悠武器やG級武器を余裕で上回り辿異武器にも匹敵する力を発揮するだろう。
カオスorロウ 
MH4G 
- 同じくMH4Gに登場する特殊個体渾沌に呻くゴア・マガラの素材を用いた太刀。
形状はスティールofファクトをベースとしつつ、
ところどころにシャガルらしさも感じさせるデザインとなっている。
そして、性能はどうかというと- かなり高い攻撃力990
- 会心率はor武器特有の-30%/10%
- 属性値はおまけレベルの龍100
- 匠で紫30
- なかなかの拡張性なスロット二つ
この武器もor系武器の特徴である
「攻撃力自体は2~3番手だが狂撃化時の怒涛の会心UPで結果的に生産一位の物理火力に躍り出る」
というスタンスを踏襲した性能なのだが、紫ゲージの出る太刀の中では
攻撃力がエルダオル=レイドに並んで生産トップタイであり、
会心率ダウンも他のor武器より深刻ではないので、ギリギリ及第点の紫ゲージもあって
狂撃化なしでの物理性能が既に滅刀シンスレイヴとほぼ同等になる。
この時点でも既に生産太刀最強格の物理性能になっているが、この武器はまだ伸びしろがある。
そう、or系特有の狂撃化した時の圧倒的な会心率向上が残されているのだ。
狂撃化時は会心率が40%となり、狂撃化自体の会心率UPも含めると怒涛の会心率55%にまで達する。
こうなれば生産太刀で文句なしの物理火力トップに躍り出る。
龍属性太刀として考えるのならば他の武器にした方が火力的には伸びる場合もあるが、
スロット2の都合で担ぐことが出来るのも強みである。
一発生産で最終形であり、素材も渾沌ゴマの素材のみ。
固有レア素材は要求されるものの、村クエがある点でもお手頃と言えるかも知れない。
レア9なので極限強化がしやすいのもメリットであり、極限強化【攻撃】を付ければ
他のor武器の例に漏れず狂撃化時の物理火力は発掘の最高倍率をも抜き去ってしまう。
MHXX 
- 究極強化が追加された他、渾沌ゴアが追加された事でカオスorロウも復活。
- 性能は
- 攻撃力320
- 龍属性10
- 会心率-30%/+10%
- スロット2
- 素で白50、匠+2で紫30
- 龍属性は完全に飾り。物理偏重として使用する場合は狂竜身を採用するのが主流だが、
その場合はスタイルによっては臨戦を採用することができなくなる。
斬れ味ケアは別に砥石使用高速化、挑戦者の納刀などを採用せねばならない点で
スロット2を持ってしてもスキル圧迫が厳しいのが難点。
幸い、紫+白ゲージはそれなりに長いので業物も搭載できるならば、
エリアチェンジまでに青ゲージが顔を見せる、なんてことはあまりないだろう。
- 白50というのは十分白運用が可能な範囲でもある。
業物のみを搭載した場合でも継戦能力は100となる。
ただ、匠+2のみを搭載しても紫+白ゲージで100なので
匠+2のみのほうが30回は火力ボーナスがつく、という考え方もできる。
- 克服後の会心率はマイナス会心を足して更に15%上昇。結果として55%。
さらに無我の境地を採用すると会心率70%の武器へと性質を変える。
無我の境地を採用する場合、連撃もしくは見切り+3と合わせると100%にちょうど到達する。
このときばかりは超会心の恩恵をフルに受けられるため、トータルで見た火力はけして低くはない。
- もう一つの方法として弱点特効を採用する方法も。こちらは克服後105%となり5%余剰が生まれるが、
克服前の会心率も60%分は会心となるため、
無我の境地&連撃or見切り+3を採用する上記より比較的軽めに構成可能。
- 問題は克服までの時間と狩技使用時の無防備さであり、不安定なのは変わりない。
ただ、これはクエスト出発時から狩技がたまり、克服するまでの話。
無我の境地を採用している場合は比較的安定して克服が可能で、
狂竜身は発症するという技であるため、一度発動後狩技ゲージがリセットされ、またゲージが貯まりだす。
そのため一度使ってからは100%会心の回転率は上がってくる。
狩技ドリンクでこの初動もある程度フォローが効く。
当然ながら常時超会心の1.4倍の恩恵が得られるのは克服後と遅く、
スロースターターでタイムアタックには正直なところ不向き。
しかし、弱点特効スキルに左右されない常時会心100%を60秒間得られるというのは魅力。
一度狩技を発動してからが本番と言える。
- 裏会心採用型の場合、会心率の上限は70%まで。
これはプラスマイナス合わせて100%が最大値という仕様上の問題。
- 裏会心採用時の変動を簡単に計算すると
マイナス会心を3で割るとバッドクリティカル20%と2倍クリティカル10%。それぞれを代入し
(1*60+1.25*10+0.75*20+2*10)/100=1.075倍。
これは攻撃力320で30%の会心率を持つ太刀と考えて良い。
この補正値は会心率変動でも変わることがない。
会心率を60%上げて上限の会心率を70%まで持っていった場合でも
(1.25*70+0.75*20+2*10)/100=1.225倍
となり、320の太刀で会心率90%と同じ補正が得られる。
(30%補正+60%補正=90%補正という考えでいい)
当然ながら超会心は70%分にしか適用されないので、
同攻撃力、別の武器の90%超会心よりは火力は下がる結果になる。
- さて、裏会心採用時は会心率30%と同じ火力増強ということが判明したので
これをベースにスキル構成考えていくことになる。
狩技は狂竜身以外を採用する猶予は生まれるため、臨戦による斬れ味維持は容易。
業物を搭載するのなら臨戦も外せるので固有狩技のみで固めるということもできる。
期待値は平均値である以上はばらつきが生まれるので、
裏会心を引けるように徳を積むのも一興。会心ガチャだ。- 裏会心運用ならば鏖魔シリーズと相性が良い。
裏会心運用の貴重な火力増強の攻撃力【大】、安定性を高める回避性能+2、
ブレイヴスタイル・妖刀羅刹との相性のいい逆恨み、太刀の狩技を活かせる明鏡止水と、
まさに裏会心太刀にお誂えのスキルが揃っている。
武器スロットが2つあるため、スロットのない二つ名防具でも、
そこそこのお守りで業物や斬れ味レベル+1、妖刀羅刹を強化できる切り札の発動を視野に入れやすい。
鏖魔と太刀の相性もかなり良いため、作ってみるのも一興だろう。
- 裏会心運用ならば鏖魔シリーズと相性が良い。
- やはりこれも趣味の太刀。ただし、他の太刀にはない運用法で楽しむことができる点は面白さもある。
安定性はないが、ロマン枠として一定の支持率がある。
- スティールofジャッジでも述べたが、無属性として使う場合はライバルがたくさんいる。
性能的には唯一無二なのでそこをどう引き出すかが腕の見せ所。
- 裏会心で使うならアルレシャが競合相手。
しかし、あちらは正直なところ裏会心よりも連撃か見切り+3を搭載してプラス会心に戻したほうがよほど有用。
MHR:S 
- 渾沌ゴアの太刀であるこちらもVer.13から復活。
一発生産の他スティールofファクトからの派性強化でカオスorロウになる。
一発生産は面倒なレア素材が入るため、派生の方が手間がかからない。- 攻撃力330とマガラ太刀で一番高い
- 会心率ー30%/15%と相変わらず特徴的
- 龍属性41
- 斬れ味は素で白70 匠3から紫
- 空きスロットはLv3 & Lv1
- 百竜スロットLv2
特に今作狂竜症【蝕】により自発的にウイルスに感染可能で、
Lv1だけでも発動しておけば克服した際の会心率は65%ととんでもない数値になる。
この状態の物理期待値は506.39と素白とは思えない凄まじい数値で、龍太刀堂々の1位となる*2。
- 逆にいえば狂竜症【蝕】はほぼ必須となる。
克服を考えない状態での物理期待値はぶっちぎり最下位で、匠込みでやっと8本中6位。
傀異錬成の影響もあって狂竜症【蝕】を含意したスキル構成はしやすくなっているため、
その環境をしっかり利用して扱いに一工夫しないと凡百の龍属性太刀になってしまう。- また、あくまで克服が前提となるため、克服していない状態ではやはり火力は不安定になる。
ウイルスの克服のためにも、全力を出し続けるためにも、攻め手を休めることは許されない。
- また、あくまで克服が前提となるため、克服していない状態ではやはり火力は不安定になる。
余談 
- 武器名を訳すと厳しき事実→厳しき法→厳しき断罪→正義→法→十戒になる。
なにやら法律じみた単語ばかりが並ぶ武器である。- スティール(steel)はふつう「鋼」という意味だが、
それで「事実の鋼」と訳すのは、日本語としてはいささか不自然になる。
この場合は、そこから転じた「(鋼のような)堅さ」とか「厳しさ」くらいのニュアンスで訳すのが適当であろう。- また、スペルが異なるが他にも「スティール」(steal)と読む単語があり、
そちらは「盗む」という意味がある。
こちらの場合、意味合い的には「秩序の奪取」といった感じになるだろうか。
- また、スペルが異なるが他にも「スティール」(steal)と読む単語があり、
- スティール(steel)はふつう「鋼」という意味だが、
- 他のシャガル武器の銘においては何かしら武器との接点が見られたが、
この武器の最終強化の銘である「THEジャスティス」については接点がほぼ無く、
単にゴア・マガラ武器の法関係のイメージを踏襲したものとなっている。
武士の象徴である刀と言うことで、幕府こそ正義だった武家政治に着想を得たのかもしれないが。- 上述の通り、非常に有名な勇者の剣、「ロトの剣」そっくりのヒロイックな外見なので、
見た目と名前は合致している。
- 上述の通り、非常に有名な勇者の剣、「ロトの剣」そっくりのヒロイックな外見なので、
- MH4のTHEジャスティスは納刀時に青い刃の部分がはみ出ており、4Gからは刃が引っ込むように修正されている。
鞘の形状や刀身のサイズからして、もともと刃が引っ込むデザインだったと思われる。