武器/ローゼンメッサー

Last-modified: 2024-04-06 (土) 21:36:39

エスピナスの素材で作られた片手剣。
見とれるほどに美しい真紅の刃には、猛毒が秘められている。

目次

概要

  • エスピナ武器らしく緑色の甲殻赤い棘が特徴的だが、
    その中でも他の棘とは一線を画する艶やかな真紅の刃が目を引く。
    もちろん、亜種武器と希少種武器はそれらに対応したカラーリングとなっているが、
    やはり一際目立つのは刃である。棘を研磨して造られた刃なのだろうか?
    盾は大雑把に見て三角形をしており、縮小したエスピナスの翼に見えないでもない。

性能

MHF

ローゼンメッサー

  • ローゼンメッサーを生産し、ローゼンシュメルツ、ローゼンゲダイエンと強化する。
    最終段階であるローゼンゲダイエンの性能は以下の通り。
    • 攻撃力322、会心率20%
    • 毒属性380
    • 斬れ味は素で極短の青斬れ味レベル+1青延長&極短の白
    • スロット2
    片手剣の手数ゆえに斬れ味には不安が残るものの、
    それ以外は毒属性片手剣として文句なしの性能。
    対抗馬としては無属性や毒属性のSP武器の存在が気にかかるが、
    こちらにはスロット2という拡張性の優位がある。

カクトスメッサー

  • ローゼンメッサーからの派生で入手可能な亜種武器。
    最終段階であるカクトスゲダイエンの性能は以下の通り。
    • 攻撃力322、会心率40%
    • 火属性350毒属性160
    • 斬れ味は原種武器のをほんの少し伸ばした程度
    • スロット0
    ローゼンからは毒属性値が落ち、スロットも完全に没収されてしまったが、
    その代わりに火属性と更に高い会心率を獲得し、
    火属性に弱い相手への攻撃性能が高まった。
    しかし、火弱点の相手へ担いでいくのなら下記の希少種武器の方がいいだろう。
    こちらは火に加え毒もそれなり以上に通る相手や、
    会心率を活かせる装備構成の場合に輝く性能となっている。

ペルレメッサー

  • ローゼンメッサーから、亜種武器との選択で派生が可能な希少種武器。
    最終段階であるペルレゲダイエンの性能は以下の通り。
    • 攻撃力336、会心率0%
    • 火属性420毒属性90
    • 斬れ味は亜種武器からが更に伸びたが、は変化なし
    • スロット1
    会心率は無くなってしまったが、元々片手剣は属性重視設計の武器種なので、
    火属性値を引き上げたこちらの方がカクトスゲダイエンよりも高いダメージを叩き出しやすい。
    また、スロットも完全には失われずひとつ保持している。
  • ちなみに、こちらと同じく火と毒の双属性を持ち、
    なおかつ実装時期も近い片手剣にシエロクワトロがある。
    あちらは攻撃力406、火属性550毒属性360という超絶的な性能を有するが、
    それはリーチ極短という扱いづらさの対価なのでこちらの優位は失われていない。
    またシエロクワトロは製作費も馬鹿にならず、
    ペルレゲダイエンどころかそこらの剛種武器をも凌駕する量のゼニーを要する。

フロストバイトSP

  • ローゼンメッサーのデザインを元としたSP武器。
    甲殻は地味めのカーキ色だが、棘と刃は美しいターコイズグリーンに染まっている。
  • Lv7まで強化した際の性能は以下の通り。
    • 攻撃力336、会心率0%
    • 氷属性320睡眠属性120
    • 斬れ味はローゼンゲダイエンよりもが長く、は同じ
    氷属性に弱いモンスター相手に睡眠戦法を取りたければ有用……と言えるが、
    正直なところそのような状況はかなり限定的。
    同じ氷属性SP片手剣の中でも、氷単体で属性値の高いエメラルドエッジSPか、
    PTでもメジャーな戦法である麻痺を併せ持つスノウテイルSPの方が汎用性は高いか。

ローゼンエフォール

  • ローゼンメッサーと同デザインのG級武器
    Lv50まで強化した際の性能は以下の通り。
    • 攻撃力658、会心率0%
    • 毒属性650
    • 斬れ味は素でそれなりの白、斬れ味レベル+1で白が微延長+
      • なお運用上ではまず関係ない領域だが、
        なぜかゲージのおよそ半分を占める橙が目立つ。
        このような妙な部分が伸ばされているのは、
        G級エスピナ武器の中でも片手剣のみである。
    総じて、ローゼンゲダイエンのほぼほぼ正当なG級対応版と言える性能である。
  • ローゼンエフォールが実装されたG2時点の環境だと、高性能なG級新モンスターの武器や
    フォワード時代から存在する覇種武器などがしのぎを削る状況にあったが、
    幸か不幸か片手剣はいずれにもそこまで目立った性能のものがほぼ存在しなかったため、
    これを含むG級片手剣はどれもそれなりに活躍させやすい環境ではあった。 これ以降もいくつかの毒属性片手剣が実装されていく中で、
    ローゼンエフォールは攻撃力、属性値、斬れ味の総合性能で考えると
    バランス型という立ち位置にあったが、
    そもそも毒属性単体の片手剣自体がニッチ寄りという根本的な問題があり……。
  • 更に後のG8では状態異常追撃が実装され、
    劇物取扱皆伝と併せて毒属性武器を最大限に活かす土台が整った。
    近接だとエスピナ武器をほぼほぼ上回る性能のガスラバズラ武器も片手剣には存在しないため、
    ローゼンエフォールが一線級の環境へ!
    ……というタイミングでヤマクライの浮峰剣【金秋】に性能面で完全に上回られてしまい
    他の毒片手仲間共々撃沈するというオチがついてしまった。
    まあリーチを活かして難を逃れたヤツもいたが……。
    G級武器ならではのシジルという差別化点もないではないが、
    それでも始種防具補整込みの【金秋】へ追いつくのは厳しい。

MHR:S

ローゼンメッサー

棘竜の素材を使用。見とれる
ほどに美しい真紅の刃には
猛火が押し隠されている。
(ローゼンメッサー)

炎火秘めたる真紅の刃が
狂おしい程に美しい。艶麗さと
危険さを兼ね備えた名剣。
(ローゼンゲダイエン)

  • エスピナスが本家シリーズデビューを果たし、この武器も無事登場と相成った。
    かつてルビーのような独特な透明感を持っていたローゼンメッサーだが、
    磨き抜かれたその光沢はそのままに、本作ではどこか有機的な質感に仕上がっており、
    いかにも「棘を削り出した」ような説得力を帯びている。
    • ちなみに、以前は朱色だった盾の棘が刀身同様の赤色に変更されている。
      防具の方は逆に色が薄くされており、微妙に親和性が悪くなった。
  • 直接生産はできず、「イバラ」仲間のクイーンレイピア改から派生することになる。
    他の武器種にも言えることだが、何故か中間の「ローゼンシュメルツ」という銘が失われ、
    ローゼンメッサー→ローゼンメッサー改→ローゼンゲダイエンという推移で完成する。
    その性能は、
    • やや低めの攻撃力320、それを補う会心率20%
    • 登場時点では片手剣で最下位*1火属性24
    • 斬れ味は素で紫30、延長も可能
    • スロットは無し
    • 百竜スロットは十分なLv2
    …という代物。
    全体的に中途半端な仕上がりであることは否めず、
    攻撃力・属性値双方で上回るエヴォルイフリートに出番を取られがち。
    ここは紫30というそこそこ優秀な斬れ味と高会心率を活かし、達人芸運用で差別化したいところ。
  • 性能としては実質影響しないが、生産時から一貫して緑ゲージがやたら長いという特徴がある。
    一方で黄色ゲージは極めて短く、赤ゲージと橙ゲージはそれなりに長くなっている。
    エスピナスの体色を意識しているのだろうか?

カクトスゲダイエン

棘茶竜が持つ底知れぬ力を
宿す恐ろしくも美しい片手剣。
一定の確率で毒属性も与える。

  • タイトルアップデート第二弾にて、エスピナス亜種とともに本家進出。
    そちらの登場時期に合わせ、最終強化のカクトスゲダイエンのみの出演となる。
    本作では、かつて刀身に走っていた怒り状態の翼のような模様はオミットされ、
    通常種武器の単純な色違いとなっている。これカクトスメッサーなんじゃ
    代わりに刀身や棘にグラデーションが施され、鮮や夕焼のごとき美色を呈している。
    • 甲殻部分も色が調整されており、光沢のない朽葉色になった。
      結果、上記の部位とのコントラストが強調されており、
      そちらがより映えるデザインに仕上がったといえる。
  • 直接生産もできるが、通常種武器のローゼンメッサーから派生強化も可能。
    そちらを選ぶと天鱗が不要となるため、製作難度はさほど高くない。
    性能は、
    • 通常種から更に下がった攻撃力310、同じく下がった会心率15%
    • なかなかに高い火属性40
    • 斬れ味は同じく紫30、密かに白も若干伸びた
    • スロットは4-1-1とかなり優秀
    • 百竜スロットもLv3で優秀
    …という仕上がり。
    本作の火属性片手剣は全体的に物理運用に向いた性能をしたものが多い。
    他の属性の特化武器と比べると見劣りする40という属性値も、火属性の中では一応高い方である。
    なので、相対的に見て弱いと言うほどではないのだが、どうもパッとしない。…これだけであれば。
  • 本作の、否、歴代の棘茶竜武器の例に漏れず、この武器は火属性と同時に毒属性をも有している。
    仕様としても本家シリーズではなくMHFの双属性を踏襲しており、
    毒が蓄積した攻撃であろうと、毎回しっかりと火属性ダメージも入ってくれる。
    有志の検証によると、毒属性値は32と推測されており、本職の毒属性武器にも見劣りしない数値である。
    それだけでも十分な火力補助になるが、確定蓄積や同日実装の蓄積時攻撃強化も適用されるため、
    専用の装備を組めばより強みを引き出すことができるだろう。
    • この毒属性はあくまでも武器の属性として扱われているらしく、
      盾で攻撃した際に蓄積されることはない。盾にも棘は生えてるのに…
  • 通常種武器でやたら長かった緑ゲージは極端に短くなり、代わりに橙ゲージが長くなった。
    ついでに黄色ゲージも伸びており、全体的にはやはりエスピナス亜種を彷彿とさせる。
  • Ver.15.0では武器の傀異錬成のアップデートにより更なる攻撃力アップに加え素で紫50を獲得。
    新たに追加された天衣無崩で維持するのにもピッタリな斬れ味となった。
    さらに、相性のいい蓄積時攻撃強化が運次第だが護石にも付くようになり、これまで以上に火力を伸ばせるようになった。
    スロットの優秀さも相まって、激戦区の火属性片手剣の中でも頭一つ抜けた性能をしている。
    • エンドコンテンツの傀異クエストで人気のクエストの中で見ても、
      オオナズチやバルファルク、シャガルマガラと火属性の通りが良い相手が多い。
      MR10解放後とりあえずで作っても最終盤に至るまでずっと使い続けることができる片手剣である。
  • スペシャルプログラムfinalでは片手剣において堂々の使用率1位に輝いた。
    前述した仮想敵の多さ、汎用性の高さはもちろんのこと、
    MR10到達後の作りやすさも人気に繋がったのだろう。

余談

  • HR帯武器の銘は全てドイツ語で、「メッサー」(messer)は「短刀」、
    「シュメルツ」(schmerz)は「痛み」、ゲダイエン(gedeihen)は「繁栄」を意味する。
    G級武器はフランス語で、「エフォール」(effort)は「努力」の意。
    • SP武器のみドイツ語が欠片も残らず、英語の「frostbite」となる。
      まあ、元と全く関係ない銘になるSP武器はそこまで珍しくないが。
      「frost」は「霜」、「bite」は「噛みつき」などを意味するが、
      これらを合わせてひとつの単語にすると、
      デュラガウアなどが扱ってくる状態異常でおなじみの「凍傷」という意味になる。

関連項目

モンスター/エスピナス
モンスター/エスピナス亜種
モンスター/エスピナス希少種
武器/エスピナ武器


*1 のちにタマミツネ希少種の武器がこちらを下回った