武器/宿命の火

Last-modified: 2023-11-22 (水) 23:04:42

獲物の血に飢えた銃身は、
狂気を宿して妖しく輝く。
(ガロンライフル)

獄卒の咆哮が辺りを震わせた瞬間、
贄はただの肉塊へと還る。
(宿命の火/業【カルマ】)

銃身に宿るは悪鬼羅刹。修羅の煉獄
に銃声轟く時、惨劇の幕は上がる
(冥府の銃火/死霊【ゴースト】)

目次

概要

  • MHWorldに登場する牙竜種モンスター、オドガロン素材で作られたライトボウガン。
    骨系ボウガンから派生させていく形をとるため、
    強化の序盤では形状はハンターライフルに鱗やら皮やらを貼り付けただけの味気ない見た目だが、
    ゲームを進めて上位素材を投入すると見た目が一新されて和風の大筒へと姿を変える。
    ちなみに、この場合の大筒は「大砲」ではなく「デカい火縄銃」の方。
    古参のハンターならば、青熊筒をライトにリファインしたような銃といったほうが伝わるかもしれない。
    角度の浅いストック、六角柱の銃身、銃口周りの意匠などに、その特徴が見て取れる。
    もちろんガロン装備をはじめとした和風チックな装備との親和性はかなり高い。
    今作ライトの中ではとびきりの、かなり気合の入ったデザインと言えるだろう。
    • 発射音も何気に重厚感があって格好良い。
    • ちなみに同じタイミングで、そっけない銘のガロンライフルから宿命の火へと変化。
      最終強化ではガロン武器特有のステキネーミング、業【カルマ】となる。
    • 冥府の銃火からは、色合いがオドガロン亜種のように蒼黒くなる。

性能

MHWorld

  • 下位から一貫してLV1&LV2通常弾、LV1散弾、LV1減気弾が速射対応。
    このうちLV2通常弾速射がガロンライフルの一番のメインウェポンといえる。
    しかし実は派生元のドラグロライフル含めてLV2通常弾速射が使える銃は結構多く、
    攻撃力もさほど優れているわけではない、むしろ低い方である。
    LV2通常弾の装填数も他と全く変わらない3発のみ。
    それでもなお、業【カルマ】がMHWorldのライト使いの中で高い人気を誇るのには理由がある。
    即ち、素晴らしいまでの性能の素直さである。
    • 攻撃力は234と鉱石武器並だが、会心率30%がこれを補う。
      弱点特効などと合わせれば軽々と80%を突破するため、期待値は劇的に増加する。
    • ブレ無しによってカスタムパーツの自由度が高い*1
      同じくLV2通常弾速射を持つネルガルツィエルやドラグロライフルはブレ「中」で、
      ブレイズライフルに至ってはブレ「大」。
      速射を叩き込むことで破壊力が激増する通常弾において、ブレの無さは大きな長所となる。
      立ち回りに自信があるならば近接射撃強化×3でインファイトを挑んでもいいし、
      逆に弾導強化と反動軽減×3で極限まで手数を増やすというのも魅力的。
    • 本作では散弾が大幅に強化(威力・使い勝手両面で)されているため、
      過去作では使い物にならなかったLV1散弾速射も立ち回り次第ではメインウェポンに出来るようになった。
      ヘビィボウガンと違いシールドを使えないため、散弾を主軸とする戦法はかなりの技量を要されるが
      スタンをとる手段が豊富な当武器であれば至近距離で散弾を叩きこむチャンスは作りやすい。
      ただ、今作は近接攻撃のスタンが強力なので、頭側にいる場合は素直に殴ったほうが良い場合もある。
    • LV1とはいえ毒、麻痺、睡眠、減気弾の全てが使用可能
      多岐にわたったサポート弾の充実ぶりにより、ソロからマルチまで基本的に腐る事が無い。
      また1発とはいえ斬裂弾も使えるため、尻尾切りのサポートもやってやれないこともないのは地味に嬉しい。
    • どういうわけか電撃弾も装填可能。
      装填数は4とそれなりだが、速射は非対応。
      速射あっての属性弾であるため単発で撃ってもあまり効果は期待できない
      (というよりも、この電撃弾のせいで「属性弾を一切装填できない武器のみ適用」の無属性強化が非対応になるという負の面が強い)。
      • 通常弾速射に秀でる電撃弾銃が欲しければ、
        アップデートで登場したガイラブリッツ・狙撃を目指したほうが得策。
    • 上述の通り、LV1減気弾が速射に対応している珍しいボウガン。
      新大陸で扱えるライトボウガンで速射減気弾を撃てるのは、発売当初ではガロンライフル系統のみ。
      相応に減気効果は強力で、装填できる分を当てるだけでも、敵はみるみる疲労していく。
      火竜達のブレスを抑えたり、相手を転倒させやすくしたり、食事タイムを強制的に取らせるなど
      サポガンらしい隙を作る活躍も期待できる。
      動きが激しい敵に起爆竜弾を当てるチャンスを作る手口にもなるので、持っておくと便利。
      • また、スタン効果も健在のため、敵の頭を狙って撃てばソロであっても減気弾だけでスタンを取れる。
        ガロンライフルは徹甲榴弾も扱えるので、併せれば猶のこと安定する。
        減気弾は徹甲榴弾に比べ隙が小さく、マルチプレイでも仲間を邪魔しないのも評価点。
        今作で話題の近接攻撃でスタンをとるハメ戦法との相性も良い。
      • ガイラブリッツ・迫撃の登場により、減気弾速射は唯一無二の個性ではなくなった。
        しかし、あちらは属性弾に特化したガンガンいこうぜ武器であるのに対し
        ガロンライフルは多彩な搦め手を持ついろいろやろうぜ武器であるため
        明確な違いはある。
        加えて、Ver.3.00で追加されたエンプレスシェル・滅尽も速射に対応している。
  • そんな良武器の業【カルマ】ではあるが、もちろん欠点も存在する。
    それは破壊力の伸びしろの少なさ
    前述のネルガルツィエルの最終形、破滅の引金に比べるとかなり攻撃力が低く、
    会心率を考慮しても威力ではあちらの方が上になる。
    今作では会心率のカバーは比較的容易であることもあり、
    極限まで環境を突き詰めた(弾種やブレを一切考慮に入れない)場合はトップにはなりえない。
    またLV2麻痺弾などが装填できないため、
    耐性が高い古龍などには持ち込み分の12発では足らないことも。
    • ちなみに本武器はレア度が高いため、カスタム強化でもそこまで性能は上がらない。
  • そのほかにライバルとなるボウガンは、同じくLV2速射弾対応であり系統元であるドラグロライフル系統
    素の攻撃力こそドラグロライフル系統が圧勝だが、あちらは会心率にマイナス補正がかかっており、
    期待値でいえばややガロンライフル系統に軍配が上がる。
    対するボルボショット系統は防御力ボーナスを踏まえればイーブンといったところ。
    加えて、スロットのサイズと数は同じである。
    なお、ボルボショット系統は上述の通りブレが中であるが、
    この点は本作のブレの仕様ではある程度無視できる欠点でもある。
    • 装填できる弾丸でいえば、要となるLV2通常弾と、次策となるLV1貫通弾、LV1散弾(速射)は装填数が同じ。
      業【カルマ】はブレ補正にパーツを使わなくても良いので、カスタマイズはかなり柔軟。
      反動抑制パーツを3つ取り付ければかなり身軽に戦うことができるし、
      パーツによる単純な火力アップを図ることも可能。
      また、今作で強力な斬裂弾はボルボショットでは使えない。
      業【カルマ】はさらに貫通弾を全レベル扱えるので、仲間との連携によっては
      (あるいは大型モンスター同士の縄張り争いの見物中などには)遠距離狙撃手にもなれたりする。
      一方、ボルボショットには麻痺弾を2種撃てるという長所がある。
      それに加えてLV1~3の散弾を扱えるため(しかもLV1は速射)、
      近距離でチャンスが出来た際には散弾の回し撃ちが可能で麻痺との相性が良い。
      この点を考えればブレを多少無視してもダメージソースを確保できるのがボルボショットである。
    • 生産しやすさでいえばボルボショットIIIに軍配が上がる。
      ボルボショットIIIもネルギガンテの角折りや竜玉の入手に手間はかかるのだが、
      ガロンライフルを業【カルマ】まで育てる場合は惨爪竜の宝玉が必要なので、
      に引っ掛かってしまうと骨になるまで強敵オドガロンを狩猟し続けなければならなくなるのである。
      手に入れておけばどこに持って行っても安牌な良銃であるため
      さっさと手に入れて後の狩猟を快適にしたければ、ここで金の竜人手形を使ってしまうのも手。
  • なお、本作では1.05アップデート実施まで、通常弾の性能が非常に低いものとなっていた。
    その為本武器の評が高まったのは主に1.05アップデート以降と言える。

MHW:I

  • マスターランクではまずオドガロンの素材を用いて業【カルマ】改へと強化できる。
    この段階で攻撃力が286まで上がり、Lv3通常弾に対応、Lv2貫通弾の取り回しが良くなっている…のだが、
    ブレが「小」に悪化し、速射対応していたLv1散弾がなぜか装填できなくなってしまう。
    そこからオドガロン亜種の素材を使うことで、冥府の銃火へと強化できる。
    この際、他武器種と異なり派生強化ではなく業【カルマ】改からの強化で亜種武器へ一本化される。*2
    攻撃力が299、会心率が35%になり、新たに滅龍弾が1発だけ装填できるようになる。
  • 溟龍の剛爪や兇爪竜の天鱗などを用いて最終強化、死霊【ゴースト】となる。
    なお、通常種の天鱗は使用しないので安心を。
    性能は
    • ワースト1位の攻撃力312
    • 打って変わってトップの会心率35%
    • 他は変更なし
    • レア度11
  • 主軸となり得たLv1散弾が事実上の没収を受け、滅龍弾も速射なしの1発装填という
    申し訳程度の亜種要素であるため、主な運用方法はガロンライフルIから変わらず
    Lv2通常弾速射となるだろう。
    今作の生産武器では、Lv2通常弾速射に対応した軽弩が9挺ある。
    にも関わらず、無属性強化に対応しているのはクロスブリッツァIIIだけである
    • 上位でライバルとなっていたボロスボローカIIは攻撃力が351まで上がった他、
      なんとLv2スロットが二つも空いた。
      装填数については変化がないが、パーツ強化に対応していることも見逃せない。
      また、破滅の引金【悲】についても装填数そのままに攻撃力351となっているが、
      あちらはブレが大になってしまった。
    • ラグーナブリッツII、氷姫アルマリア、魂焔の龍弩・炎妃については
      通常弾速射の他、属性弾の速射にも対応している。
      併用するとなるとスキル周りが厳しくなるが、メイン弾種が尽きた時の
      サブ弾として運用できるだろう。
    • 魂焔の龍弩・滅尽は上位同様LV1減気弾の速射に対応しており、
      反動・リロード・装填数がこちらと同じ。
      攻撃力351にLv2スロット×2だが、ブレ特大となっている。
    • 真・黒龍翼弩は攻撃力371、Lv4スロット二つ、装填数4と良いところはとても良いのだが、
      会心率-30%、ブレ特大、そもそもの作成難易度が桁違いと、悪いところも非常に悪い。
    上述した通りブレこそ生じるようになってしまったものの、性能の素直さについては
    ほとんど業【カルマ】から変わっていない。
    気になるようであればブレ抑制パーツ1つでなしにでき、マスターランクへの強化に伴い
    強化パーツの装着可能数も1つ増えたため他は業【カルマ】と同じように扱える。
    火力こそ頭打ちになりやすいが、その分使いやすさで勝負していくべきか。

関連項目

モンスター/オドガロン
モンスター/オドガロン亜種
武器/ガロン武器


*1 今作ではブレのシステムが過去作から変わっているが、照準を合わせなおす手間が無いという意味で扱いやすい事は変わらない
*2 通常種のライトがないラグーナブリッツを除いて、本作の亜種・特殊個体のボウガンは全て同じ形式の強化ルートとなっている。なお、アップデートで追加された金獅子派生改、獄狼竜派生、砕竜派生改については、通常個体のものから派生せず新しく生産する必要がある。