華も凍る魅惑の姫君。その瞳は
見つめた者の心を打ち抜く。
(氷姫アルマリア)
目次
概要 
- MHW:Iで登場したモンスター、冰龍イヴェルカーナの素材を用いて作られたライトボウガン。
イヴェルカーナ武器特有の、群青色と白色のコントラストが非常に美しい。
- 大まかなシルエットはチェーンブリッツ系統に似ているが、ベースは凍り付いたような紺碧に染まっており、
そこに氷のような白色のアクセントと優美な装飾が加わっていて見た目の印象は大きく異なっている。
最終的に「氷姫」の名を冠することも納得な、秀逸なデザインのライトボウガンである。
性能 
MHW:I 
- 初登場作品。初期形態であるアイスイーグルは、ブレイクシューターIIからの派生強化によって
入手することが出来る。そこからの強化はしばらくお預けで、ラスボスの討伐後に
ラスボスの素材と冰龍の零玉を使って最終強化が出来る。
- 最終強化形態の「氷姫アルマリア」の性能はというと、
- 攻撃力351に会心率0%。火力は上々
- ブレは小
- スロットは嬉しい事にLv4が1つ
- 物理弾は通常弾4/2/1、貫通弾4/0/1、散弾4/2/0
LV2通常弾とLV2散弾が速射に対応。どちらも反動中でリロード遅い - 徹甲榴弾はLV1が2発装填
- 状態異常弾はLV2麻痺弾、LV1・LV2の睡眠弾と減気弾が使用可能。
- 属性弾は氷結弾が2発装填で速射に対応。滅龍弾が1発装填。
氷結弾は反動中でリロードやや遅い - サポート弾は鬼人弾と硬化弾に対応
- レア度12なのでカスタム枠は最大6
氷結弾は反動抑制パーツ4つで反動を小に、もしくはリロード補助パーツ3つでリロードを速いにできる。
火力も平均以上であり装飾品スロットはLV4を所持。状態異常弾やサポート弾で補助にも回れると、
氷属性ライトとしての総合性能は非常に優秀と言えるだろう。
ただし氷結弾の装填数は2と頼りないので、装填拡張のスキルで補っておきたい所。
- 流石はメインモンスターの武器…と言いたい所ではあるが、今作の氷ライトは強敵が多い。
特に、ブラントドス素材を使用したライト、ブランシューターIIは非常に手強いライバルである。
あちらは攻撃力338とやや低いが、レア度10なのでカスタム強化の枠は最大10、更に汎用デザインなので
パーツ強化にも対応しており、最終的な火力は非常に高くなる上、強化の柔軟性も高い。
氷結弾の装填数も素で3を確保した上で速射にも対応、元がジュラトドス武器なので水冷弾も使え、
状態異常弾もしっかり完備。とどめに作成難易度も低い…と、とんでもなく優秀なライトボウガン。
それ以外にも、反動中の速射と移動リロードを両立できるザンブル=ダオラあたりも気になる所である。
え?ブリザードヘイル?速射が出来ないのはちょっと…
こちらは、スロットのLvが4であることと、ブレが小であること、そしてカスタム次第で氷結弾の反動を
小に出来ることでアドバンテージがあるので、何とかその辺りを意識して差別化していこう。
- 終盤になると、高い火力と装填数を両立した赤龍ノ狙ウ弩・氷や、
武器自体が属性会心のスキルを持っている皇金の弩・氷が手に入るようになる。
ここまで来ると、氷ライトとしては流石に引退となるだろう。
では後はボックスの中で眠るしかないかというとそうでもなく、LV2物理弾の速射に着目することで
まだまだ戦い続けることが出来る。
LV2通常弾とLV2散弾はリロード補助パーツを4つ積むことでリロード「普通」にすることが可能であり、
後は装填拡張スキルで装填数を増やせば物理弾速射型のライトとして扱うことが出来る。
ライトボウガンは傷付けに時間がかかることが懸念点ではあったが、現在はクラッチ攻撃強化のスキルが
追加されているので物理型運用のストレスも少ない。
特にLV2散弾の運用を主軸にした運用が有用であり、複数の状態異常弾でモンスターを拘束しつつ、
傷付けた弱点に散弾をバカスカ叩き込む戦法は中々に強力。随分とお転婆な姫である
近接射撃強化のパーツを積む余裕はないので火力が伸びにくいのは難点と言えるが、中々面白い戦い方が
出来るので、愛があるなら色々試してみてはいかがだろうか。
MHR:S 
- ver.14アップデートにてイヴェルカーナが追加され、本ライトもめでたく復活。
強化前のアイスイーグルは登場せず、氷姫アルマリアを直接生産する形になる。
その性能はというと、- 攻撃力350、会心率0%と優秀な火力
- ブレなし、反動「中」、リロード「速い」と軽快な取り回し
- 装飾品スロットはLv4が1つ
- 百竜スロットはLv3
- 物理弾は通常弾4/4/2、散弾4/4/2、貫通弾4/0/1、斬裂弾1。
LV2通常弾は移動射撃に対応。LV2散弾は移動射撃と移動リロード両方に対応 - 徹甲榴弾はLV1のみ対応。装填数は2
- 状態異常弾はLV2麻痺弾が1発装填。移動射撃に対応
- サポート弾は減気弾4/1、鬼人弾1、硬化弾1。
- 属性弾は氷結弾3、滅龍弾1。氷結弾は移動射撃と移動リロードに対応
- 速射対応弾はLV2通常弾、LV2散弾、氷結弾
- 物理弾2種と氷結弾の速射を、軽快かつ高火力に扱えるライトボウガン。
汎用性の高いLV2通常弾とLV2散弾の速射に対応し、どちらも移動射撃が可能。
もちろんイヴェルカーナ武器らしく氷結弾の速射にも対応。物理型と属性型の両方がこなせる。
ブレや反動、リロードにも欠陥はなく、取り回しが良くて扱いやすい。
そして何より火力面が素晴らしく、攻撃力は平均以上の350をマーク。
更に反動とリロードが優秀なので、LV2物理弾は適正射撃法、氷結弾は属性強化リロードを採用しても
反動小、リロード最速で扱うことが出来る。何なら両方搭載するのもOKである。
百竜スロットが素でLv3なので武器の傀異錬成を全て攻撃に回せるのも見逃せない。
ブレ無しなので暴れ撃ちも無理なく発動可能…と、火力の伸び代が非常に大きい優秀なライトである。
- ただし弱点もあり、速射対応弾の装填数が全体的に頼りないのがネック。
装填拡張が必須になる程ではないが、一切のカバー無しだと人によっては気になるかもしれない。
余裕があれば弾丸節約の発動も検討しよう。
また、上述の通り適正射撃法や属性強化リロード、暴れ撃ちをすべて発動して運用可能だが、
その分スキル面への負担も大きくなることは留意しておくこと。
物理弾と氷結弾、どちらを主軸とするかを考えてスキルを調整していこう。Lv4スロットも活用すべし。
- 競合するライトとしては、物理弾運用の場合はザンブル=ダオラやローゼンズィーゲン、
属性弾運用の場合は貫通氷結弾の速射に対応したライトボウガンが挙げられる。- ザンブル=ダオラはこちらと同じくLV2通常弾と氷結弾の速射に対応している。
LV2通常弾の装填数がこちらより多く、LV1・LV2麻痺弾で拘束も可能と中々の強敵。
会心率10%も、見切りと弱点特効で丁度100%会心に出来るため地味に大きい。
こちらはLV4スロットによる拡張性の高さと、素の攻撃力の高さで差別化を図ろう。 - ローゼンズィーゲンはLV2散弾とLV2放散弾の速射に対応。やはり装填数も多い。
適正射撃法込みでも最小反動で運用可能な点もこちらと同じである。
ザンブル=ダオラと同じく、装飾品スロットの有無と攻撃力で差別化が可能である。 - 属性弾に関しては、今作の氷弱点モンスターはディアブロスやエスピナスなどを代表として
体躯が大きいものが多く、単発の氷結弾よりも貫通属性弾の方がダメージを稼ぎやすい。
単発の氷結弾が有効と言えるのは一部の牙獣種やドスフロギィ程度であり、
氷結弾速射が有効な相手が少ないのは難点と言えるか。
しかし有効な相手にはとことん強いというのも事実。例えば、激昂したラージャンに対しては
かなり有効で、伏魔響命などで属性火力を徹底的に高めてやると3分程度で討伐も可能。
かの金獅子の激昂個体を、闘気硬化をする隙も与えずねじ伏せる姿は、流石古龍武器と言うべきか。- ただ、氷結弾速射をするならオルドマキナ・LBの壁が厚い。
攻撃力330・氷結弾6発装填で速射/歩き撃ち/歩きリロード対応と、装填数に二倍の隔たりがある。
あちらはブレ抑制が要る・攻撃力で20劣るとはいえ、特化運用では敵わない。
こちらは多様な弾を無理なく併用できる取り回しで勝負したい。
- ただ、氷結弾速射をするならオルドマキナ・LBの壁が厚い。
- ザンブル=ダオラはこちらと同じくLV2通常弾と氷結弾の速射に対応している。
- MHW:I時代にも持っていた物理弾への適性に磨きをかけつつ、扱いやすさも保持した一丁。
実力を増して帰ってきた氷姫を、現大陸の狩場で存分に暴れさせてやろう。
余談 
- 武器名にあるイーグルとは、「鷲(ワシ)」を意味する言葉である。
鷲は生態系の頂点に立つ大型の猛禽類であり、その強さを称えて「空の王者」と呼ばれることもあるとか。
アイスボーンでは魚ライトにむしろ食われているけど
また、視力に優れているのも特徴であり、スペインなどでは鋭い視力や観察眼を持つ人を表す
「鷲の目」という慣用句があるらしい。
広い視野を持ち戦場を駆け回るライトの名前として、鷲はピッタリと言えるだろう。
- 最終強化名の由来として考えられるのは、「ルルドのマリア」だろうか。
ルルドとは、南フランスのピレネー山脈にある小さな村の名前であり、1858年の2月11日、
村に住む少女が郊外の洞窟で薪拾いをしていたところ、聖母マリアが現れたとされている。
マリアの「泉の水で顔を洗い、水を飲みなさい」という言葉に従い、少女が見つけた泉からは
不治の病をも治す奇跡の水が湧いていたそうだ。その泉は「ルルドの泉」と呼ばれており、
現在ではカトリック最大級の巡礼地となって世界中から巡礼者が訪れている。
ちなみに、マリアが現れたという2月11日は「世界病者の日」とされている。