この刃が象徴するは、
罪に喘ぐ咎人に与えられる二つの選択。
(断滅の一閃)
「罪深き者よ、頭を垂れよ」
無慈悲の刃が咎人の罪を抉り取る。
(断滅の一閃【破】)
目次
概要
- MHWorldのメインモンスター、ネルギガンテの素材で作成されるスラッシュアックス。
派生元は鉄製試作剣斧で、柄の部分にネルギガンテの特徴の赤やオレンジの皮を貼り付け、
刃の部分に棘がびっしり生えている。- 今作は他にもベースとなる武器に強化素材を加えたデザインが多い。
しかし中には最終強化まで行くと見た目がオリジナルに変わるものもあり、断滅の一閃もそうである。
- 今作は他にもベースとなる武器に強化素材を加えたデザインが多い。
- ネルギガンテ武器は他武器でも歯ブラシと言われてたり、ホウキと言われたり良くも悪くも特徴的なデザインであるが、
断滅の一閃は前身のネルガルガッシュの面影はあまり無く、剣モードの形状はノコギリそのもの、
それもボルシュレッドのような機械式ではなく、手で引くノコギリといった感じの見た目である。
また、斧モードでは刃が折れノコギリの刃のまま両刃の斧になる。
零距離解放突きの時は刺した後小刻みに引いているのか……?
- MHW:Iで追加された【破】への強化で見た目が劇的に変化。
ノコギリから一転して、剣モードでは非常に剣らしい鋭利な形になる。
斧刃もフリックアックスに似た鉤状に変化しており、
強化前とはまったくの別物と言っても過言ではなく、全武器種の中でも際立って変化が大きい部類に入る。
性能
MHW
- 鉄製試作剣斧から鋼鉄製改良剣斧、合金製完成剣斧Iを経て派生する。
こうして作られたネルガルガッシュの性能は……- 最終強化前ですら非常に高い攻撃力665
- 属性は僅かな龍属性120
- 龍封力:大
- 斬れ味は長めの青70でゲージ打ち止め
- 会心率0%
- レベル1スロット×1
- 安定の強撃ビン
本作のモンスターはそもそも青ゲージがあれば弾かれる可能性はあまりなく、
剣モードであれば心眼効果があるのでそもそも弾かれない。
必要素材も滅尽龍のもののみで、ネルギガンテを狩れるようになった時点で数回行けば自然と集まる。
- ここから宝玉やラスボスの素材を使って最終強化の「断滅の一閃」になる。
- 攻撃力は相変わらず高めの700
- 属性もやはりオマケ程度の龍属性150
- 斬れ味もさらに伸び青80
- その他は変化なし
- 一方、本作ではビン補正及び高出力状態への移行スピード等々の関係から強撃ビン一択ではなくなっており、
単に龍属性を持つ高倍率武器として見た場合は、滅龍ビンのパワースマッシャーIIが
ライバルとして立ちはだかる。
あちらは素の攻撃力こそ665と高くはないが、
滅龍ビンは高出力状態への移行が最もしやすく、剣の属性値はパワースマッシャーの方が上回り、
更にあちらは本作で強スキルに数えられる無属性強化が龍属性を持つ剣モードでも適用される*1。
その上、地味ながらありがたい会心率10%と防御力ボーナス+10まで備えている。
ついでに言えばパワースマッシャーIIはラスボス前、というよりネルガルガッシュを作れる時点で強化可能で、
最終のレア度も6であり、カスタム強化の回数が本武器より多い。
無属性強化をもってしても単純な物理だけならまだこちらが上で、更に斬れ味ゲージはこちらが長いが、
強撃ビン剣斧が滅龍ビンの剣斧に対し差別化を意識しないといけない時代が来るとは誰が予想できたであろうか。
- 本武器の攻撃力は強撃ビンとしてみると上から数えた方が早い高水準に位置するが、
上には上がおり、マイナス会心が酷いが攻撃力805、
かつ属性解放しなければ無属性強化が乗ってしまうデモンがある。
ただ、本作ではマイナス会心の打ち消し自体はそこまで難しくないとは言え、
本当に最大の火力を発揮させるつもりならそれに加え無属性強化、匠Lv4以上と剛刃が必須になり、
特に何もしなくても最大火力が発揮される断滅の一閃に比べ、構築難度は跳ね上がる。
また、本武器と似たようなポジションだが、
本武器を超える攻撃力と防御力プラスのモーターアクセルもある。
- さらに、マイナス会心ではあるものの例によって無属性強化が乗る麻痺ビンのボルボグランダーなど、
今作のスラアクはどの武器にするか悩ましく魅力的な武器が揃っており、
汎用性の高い断滅の一閃であっても、それ一択とは見られていない状況がある。
先述の通り断滅の一閃はスキルで一切補填しなくても最大の性能を発揮できるという長所があるので、
これを意識した装備構築を行って差別化していくとよい。
MHW:I
- MR解放後、悉くを殱ぼすネルギガンテを討伐することで、
本武器も断滅の一閃【破】へと強化できる。
その性能はというと- 全スラアクトップタイの攻撃力1015
- 微妙に伸びたがやはりオマケの龍210
- 斬れ味は白110と十分
- もちろん強撃ビン
- Lv1スロットが1つ
制作時期こそ遅めだが、スキル自由度が高く物理火力も最高クラス。
この一振りに敵う武器は………なんと、存在する。- 代表的なものがレイア武器の煌戦の金剣斧。
こちらと同じ攻撃力で強撃ビン、素で白の斬れ味に会心率15%、
おまけに毒390まで持つ大業物で、達人芸とは特に相性が良い。
こちらとは拡張性の高さと龍封力【大】で差別化していきたい。 - 無属性で見ると、ラスボス武器の諸行無常―灯籠―が上がるか。
匠こそ必要だがこちらを上回る攻撃力となり、瞬間的な火力ではあちらが上回る。
弱体化したとはいえ無属性強化が乗るのも強撃ビン持ちとしてアドバンテージが大きい。
ただし、断滅はスキル自由度や拡張性で一歩リードしている。 - 属性スラアクにまで目を向けると更にライバルは多く などが存在する。
- 更に強撃ビン以外では、上位からのライバルである滅龍ビンのマイティ=ギア、
ぶっ飛ばしを連発できる減気ビンに睡眠属性を持つ汎用拘束武器の牙竜剣斧【喰裂】、
スキルとビン補正で属性値1000を超える強属性ビンの面々と、今作のスラアクはかなりの群雄割拠となっている。
- この武器に限った話ではないが、真・黒龍剣斧の登場によってその立場は失われることとなる。
- 恐ろしいことに、戦うだけならMR99まであげなければならない悉くを殲ぼすネルギガンテより先にミラボレアスと戦える。
従って、製作時期ですら上回られる恐れがあるのだ。
暁の凱還を救難でクリアし、ぶんどり刀の利用や兵器を駆使した部位破壊によって
ミラボレアスを倒さずとも真・黒龍剣斧を作れることを鑑みるとあながち無謀とも言い切れない。
- 恐ろしいことに、戦うだけならMR99まであげなければならない悉くを殲ぼすネルギガンテより先にミラボレアスと戦える。
余談
- 「断滅」とは字の通り「絶やし滅ぼすこと」を意味する。
強化前の「ネルガルガッシュ」の由来は、「深い切り傷」を意味する英語の"gash"と思われる。
発音的には"gush"のほうが近いが…- gushは「噴出する」という意味の動詞。一応ビンのエネルギーを噴出できなくもない。