武器/真名マアトガナフ

Last-modified: 2024-04-15 (月) 21:18:07

「地上ヲ照ラス光、秩序」
金色煌めく宝刃に記された、
失われし文明の記憶の欠片。
(宝刃の対なる金属器)

宝刃の対なる金属器最終形。
正義を示し、今再び世に現ず。
其身太陽の娘が具す双刃也。
(碑文の双刃マァト)

MHXXのラスボスであるアトラル・カの素材から作られる双剣。

目次

概要

  • 他のアトラル・カ武器に漏れず、金ぴかの存在感が放たれる双剣。
    造形も特徴的で、納刀時からそのひし形個性がうかがえる。
    さながらアトラル・カの背甲のよう。
    「わかばマーク」と揶揄されることもある。まあ使用者の状況を考えれば間違ってないのかもしれないが…
    抜刀すると金属板がスライドし、プロペラのような形状になる。
    生産画面と背負った状態の差がかなり大きい武器のため、作成すると見た目で驚くかもしれない。

性能

  • "宝刃の対なる金属器"を生産し、"碑文の双刃マァト"を経て最終的に真名マアトガナフとなる。
    その気になる性能は、
    • 高めの攻撃力330
    • 素で紫20、匠スキルでもちろん紫が延長
    • 非常に嬉しいスロット3、おまけの防御+60
    と、無属性武器として好ましい性能となっている。
    なお、MHXXに登場する双剣の中で匠無しでの物理期待値は2位である。
  • 安定したスペックではあるが、手数が多い双剣なのでデフォルトの斬れ味ゲージでは不安が残る。
    今作で付けやすくなった匠スキルを是非とも発動させておきたい。
    斬れ味レベル+2に加え業物もついたグギグギグテンプレ等で運用するのが扱いやすい。
  • 一方、ぶっちぎりで高性能な無属性武器という訳でもない。
    まずは、素の状態でこちらを抑えて第1位の期待値を誇っている2振りを紹介しよう。
    • ナルガクルガの双剣から究極強化した無明連刃【真諦】
      攻撃300に会心率40%で期待値はこちらと同等で、匠で延長不可の紫20を持つ。
      護符爪込みならば期待値はこちらを僅かに上回り、
      更に会心率上昇スキルを駆使すれば会心率100%構成にするのも容易で、
      そこに超会心も合わせれば常にダメージ1.4倍を狙うこともできる。
      匠は不要(無効)だが、紫20は双剣としてはかなり苦しいので業物がほぼ必須となる。
      スロットはこちらより少ないがそれでも2つあるので拡張性にも富む。
    • そして、アオアシラの双剣を究極強化した青熊双鉞【大江山】にも注目したい。
      アオアシラ武器なので最高ゲージに難があるのかと思えば、なんと攻撃力350に素で白40を持っており、
      匠で更に延長可能な上に僅かながら紫ゲージまで出るので物理性能は文句のつけようがない。
      序盤モンスターの武器でありながら、ラスボスの武器に勝るとも劣らないスペックとは誰が予想しただろうか…
      ただしスロットは無いのでスキル構成はしっかりと考える必要がある。
  • 匠運用の場合でも、高い攻撃力にこれまた凶悪な会心率を持つテッセン【凶】や、
    こちらと同じくスロット3でしかも素の斬れ味ゲージが長く拡張性に優れる龍識究刃レンカーツなど、
    強豪がひしめいている。
  • 状態異常武器まで目を向ければ黒狼軍扇【玄】が最も強敵だろう。
    • 攻撃力290会心率35%と高めの物理性能に匠ありでもなしでも実用的な長めの斬れ味を持っており、
      更にスロット3と毒属性30という汎用性の高い一振りとなっている。
      匠を切れることからこちら以上にスキル自由度が高く、高めの属性値により相手を常時毒漬けにしやすいので
      弱点属性の被らない大連続狩猟でもあちらの方が有利な場面が多い。
      しかし毒属性の効かないイャンガルルガや、効果の薄いゲリョスなどの居るクエストならば
      こちらに軍配が上がるだろうか。つまりは使い分けが重要なのである。
      結局は全体を通して広く浅く通るかピンポイントで刺さる通常属性武器の方がいいなんてパターンも多いが
  • そして問題の属性武器。
    匠+2がついた斬苦斬王の大乱舞今までの話を全部吹っ飛ばすほどの物理期待値を持つ。
    尤も、業物臨戦がなければ白を維持しきれないし(狩技ゲージが溜まりやすい補正があるので維持自体はしやすい方だが)、
    作成難度やスロットの問題もあるので
    マアトガナフが完全下位互換になっているわけではない。
    尤も、銀嶺を下す腕があって武器スロなしグギグでも会心率や超会心をちゃんと盛れるなら
    (少なくともマルチでは)やはり大乱舞を担ぐのがいいだろう…。蹴られないためにも
  • この武器はスロット3と防御力+60を持っているおかげで個性はキチンと保てている。
    匠と業物が両方あるに越したことはない武器なので、テンプレ装備のグギグギグ装備等との相性も良く、
    スキルを更に盛ることを考えると、スロット3の恩恵は十分大きい。
  • なお、デフォルトで紫ゲージを持ち、匠でさらに伸ばせる、スロットが3つあると聞くと、
    MH3Gに登場した超硬質ブレードを彷彿とさせる。
    あちらと違い、爆破属性を持たず、(作品が異なるため、単純な比較は出来ないものの)
    攻撃力もそこまで高くないことから圧倒的な強さは持たない(一応こちらはマイナス会心が無い点もあるが)。

注意点

  • アトラル武器はそれ自体のネームバリューに評判があるが、それに連なりこの武器を担ぐプレイヤーは多く、
    マアトガナフが無属性双剣固有の悪評を買って出るような現象が起きている。
    なぜか大剣や太刀に次いで人気が高く、ちょくちょく見かけるのも要因だろう。
    間違いなく生産に美棘を要求しない難易度の低さのせい
  • 剣士用のアトラル武器は、どの武器種でも無属性だが属性以外の性能は優れているという傾向があり、
    属性重視の双剣や片手剣では属性が無いために、属性がある武器に対してダメージが劣りがちである。
    多くの場合、基本的に無属性は双剣にとって大きなデメリットであるので、弱点属性武器を担いだ方が良い。
  • また、この武器を担いでおきながら業物などの優先度の高いスキルを付けずに、
    心眼*1鈍器使いなど効果の薄いスキルを付けているハンターが見受けられること、
    第一弱点属性がそれぞれ異なる複数狩猟クエストでも
    基本的に共通弱点属性の武器や毒・爆破武器などの方が有効であることなどから、
    この武器を担いでいるだけでゆうたと断じる人も多い。後者はともかく前者はほぼ確実にゆうただろうが…
  • とにかく過去作のアジダルデスパラのように嫌われてしまってる武器なので、
    野良で使う場合はスキルをしっかり整えて使うようにしよう。
    整えても蹴られる可能性はある。

余談

  • 「マァト」は古代エジプトの女神であるマアトの事を指す。
    ラーの娘とされているが、地上を真実の光で照らす太陽の娘というラーからの分化と見られる。
    頭にダチョウの羽根を指した女性の姿で描かれることが多く、この羽は真理の象徴とされており、
    死者の審判では、死者の過去の罪を裁くとされており、
    アヌビスが計量する天秤の片方の皿に置かれ、もう片方には死者の心臓が載せられる。
    載せられた死者の心臓は、過去に犯した罪の量と重さでもあり、
    心臓が羽根より重い場合、その心臓はアメミットという怪物に食べられ、
    アアルの野へ行けず永遠に復活できないとされていた。

関連項目

モンスター/アトラル・カ
武器/アトラル武器


*1 物理性能重視の双剣は必然的に物理肉質の柔らかい部位を攻撃することに向くので、心眼はそれに矛盾して不向きなスキルとなる。