武器/角王鎚カオスオーダー

Last-modified: 2024-01-06 (土) 00:15:27

黒角竜ディアブロス亜種の黒巻き角と、一角竜モノブロスの真紅の角を使ったハンマー。
このデザインとなる最初の銘はツインブロスハンマー。
以後、角竜鎚カオスレンダーを経て角王鎚カオスオーダーという銘になる。

目次

概要

MH2

  • 初登場。元祖ディアブロスハンマーである破鎚シャッターを強化することで
    角をメインとしたデザインのツインブロスハンマーに、
    さらに強化することで角竜鎚カオスレンダーの銘を得る。
    当時はハンマーで気絶を起こせるようになった初の作品であり、
    新モンスターの打撃肉質も相まってハンマー自体が強武器として扱われた。
    ではこの角竜鎚はどうかというと、
    • 上位にしてはちょっと物足りない攻撃力936
    • 破鎚シャッターから受け継がれ、今後も受け継がれる長めの斬れ味
    • 今後の作品でも受け継がれる防御力+20
    • 無属性
    と、まあ悪くはない性能、というレベル。
    しかしながらこの武器の白ゲージの状態を以ってしても、
    今後の作品では意に介さぬおてて緑ゲージと大差ない。
    会心率を考慮すれば一応勝るには勝るが……
    それを乗り越えても今度はよりによってコロサル=ダオラバルカンバスター等の属性武器に負けてしまう
    防御力上昇も上位ではそこまで役に立たないのが痛い。しかもこの性能でセミレア素材である竜玉を要求される。
    • とどめとして、白の補正が1.5倍と非常に高い都合上
      なんと下位武器のスイ【狼】と性能的には大差ない。
      あちらは攻撃力884と倍率上は10劣ってくる代わりに白ゲージがなんと50も登場し、
      斬れ味50消費ではカオスレンダーが微差で負ける。
      40消費以下では一応カオスレンダーが勝てはするため当時のハンマーの手数を考えれば此方が若干優勢気味ではあるが
      それでも上位武器と下位武器で比べてるとは思えないレベルの比較になってしまう。
      他にもあちらは一応スロット1がある為、火力で多少負けていたとしてもスロット差であちらが優勢になる可能性も。
      一応あちらもドスヘラクレス18匹や黒狼鳥のたてがみ14個、そしてPSPとの連携も必須とハードル自体は高いが、
      こちらもこちらでオンラインの接続&上位昇格が必須であり、やはりランク差を覆す程の差とは言えない。
      このように、MH2時代は初登場にして暗黒期となってしまっている。

MHP2

  • MH2の性能では弱いと判断されたのか、カオスレンダーの性能が大幅に向上。
    斬れ味は据え置きで攻撃力1196まで向上した。
    防御力UPは+10に落ち、会心率も-10されたが余り大きなデメリットではない。
    激鎚オンスロートスイ【狼】なども存在はしたが、その辺りは最早歯牙にもかけない程の強さ。
    一方で、ここ最近では良い話を聞かないティガレックスのハンマー、轟槌【虎丸】
    素で白ゲージを持っており、攻撃力も1144とカオスレンダーに差し迫る勢いであった。
    そのため匠を使うならカオスレンダー、
    使わないなら虎丸という風な使い分けがされていた。
  • なお、この作品より別デザインの角竜鎚、破鎚シャッターは強化派生が別ツリーになった。
    尤も、あちらは上位以降は強化できなくなってしまうが。

MHP2G

  • カオスレンダーの強化により角王鎚カオスオーダーが君臨。
    攻撃力は1508、防御力+20のボーナス付き、そしてディアブロス武器でありながら会心率0%である。
    斬れ味レベル+1があれば斬れ味はに達する。
    今や攻撃力1500超えのハンマーは無数に増えたが、
    無属性ゆえの高攻撃力と良斬れ味、ついでに防御力プラスといった
    敵を選ばず使える高性能ゆえにハンマーの中でもかなり有名な一品である。
    しかし、生産には一角竜黒角竜双方の素材が必要、
    中でも角の部位破壊をしなければ得られない素材を多く使う上、
    一発生産もできず長い生産工程のうえで完成するのでハンマー使いの憧れの鎚である。
    もっとも、この二種には高台ハメが有効なので
    ハンマー種に拘るのでなければそこまで生産に苦労することはないが。
  • ドドブランゴ亜種の素材から作れるマグニチュードやイャンガルルガの素材から作れるスイ【凶】
    MHP2Gのハンマーの最高峰の座を争っている。
    そのマグニチュードは、MHP2Gの全ハンマー中4位タイの攻撃力1612でカオスオーダーを上回る。
    斬れ味はカオスオーダーに若干劣るがスロットが一つあり、欠点を挙げるとすれば会心率がマイナスであること。
    一方スイ【凶】は一見二者に劣ると思われがちだが、カオスオーダー以上の斬れ味やスロ2を持ち、
    更にデフォルトで高い会心率を持つ為期待値的にも大きな遅れはない。
    むしろ、総合的には長い斬れ味とスロットのおかげで二者を超える火力も期待できる。
    しかし三者の弱点はどれも基本的にスキルで補うことで他に充分追いつけるポテンシャルがあるので、
    あるいは好みで使ってしまってもいいかもしれない。
    • とはいえ、カオスオーダーにスロットが空いていないのはかなり痛く
      スキル構成の幅を狭めてしまっている。
      結果として、スキル込みの火力や継戦能力、汎用性を考慮する場合、
      スイ【凶】やマグニチュードに水をあけられてしまうことが多い*1
      また、似たような性能で雷属性を有し、スロットが1個空いている雷鎚フルフルも強力なライバルとなる*2
      これらの事情を踏まえると、MHP2G当時は最強クラスのハンマーとして扱われていたものの、
      後の検証によりごく僅かな差で最強クラスのハンマーに劣ることが判明したハンマーと言える。
以下、各ハンマーの火力特化装備での期待値の比較・考察
  • 原則として、爪護符・猫飯・怪力の種込み。
    • 真打見切り3スイは1894.1、匠業物見切り3マグニは1878.5である。
      一方、匠業物見切り2オーダーは1788.8。スイとオーダーの差は6%弱。
      こちらは業物込みで実質紫60のため、一見引けを取らないように思える。
      しかし、スイの紫40+白20の期待値を平均して紫に換算すると1809.9、同様にマグニは1795.0であり、
      オーダーに勝ることになる。(勿論、白だと弾かれるモンスターにはまた別の話である。
      もっとも、このような相手にはダイダラ鳥兜あたりを担いだほうが良いだろう。)
    • また、スイと同様に真打見切り2を発動させると、期待値は1900.6とごく僅かに上回る。
      ただし、スイとの差は0.3%程度でありほぼないに等しく、これはマグニと同攻撃力から会心率を5%上げ、
      代わりに紫ゲージが10短くなった状態である。このために紫10を捨てるかと言われると…
      ちなみに、(TAでも使うことはあまりないが)種の代わりに丸薬込みで計算するとオーダーが1984.5、
      スイが1985.8と逆転を許す。
      この時、期待値でも継戦能力でも敗北するという屈辱的な結果になってしまう。
  • 次に、耳栓系スキルを発動させる場合を考える。マグニはほぼどちらかの下位互換となるため考慮しない。
    • 高耳を発動させる場合、オーダーは匠高耳見切り2が最適解となる(スロ無しのため、匠高耳+業物は不可)。
      一方、スイは2スロあるため見切り3まで上げられる。
      期待値はオーダーが1788.8、スイが1771.9となり僅か1%程度上回るものの、
      真打装備と同様に斬れ味消費が30以上の場合は逆転される。
      G級では斬れ味消費が30以内ですむことはほとんどなく、俄然不利であると言える。
    • 全ハンマー中トップに躍り出る可能性があるのは耳栓発動時くらいだろうか。
      オーダーの最適解は匠業物耳栓見切り1であろう。スイはスロット2によって見切り2まで上げられるが、
      期待値は前者が1747.2、後者が1734.2。
      一応期待値で上回っているため、斬れ味消費が60未満の場合は最適解であると言ってよいだろう。
      ただし、例によって60以上消費する場合は逆転される(閾値は63~64程度)ため、
      クエストによってはそこまで有利だと言い切れない。
      また、研ぐ隙が多い(斬れ味消費が少ない)場合は高耳装備や匠耳栓見切り2研ぎ師のマグニなどで十分だし、
      スイの場合は真打耳栓という選択肢もある。
  • とは言え、上記の長々とした計算・考察はあくまで机上のものであり、
    実戦では怯み値の都合などによってもまた変わってくることに留意されたし。
  • ウカムルバス討伐後にはある意味この鎚のライバルである
    別デザインの角竜鎚、破鎚シャッターGが作成可能になるが、
    攻撃力1404・匠紫30・防御+10・スロット1という極鎚ジャガーノートの下位互換のような性能に留まる。

余談

  • 孤島地方にもディアブロスは生息しており、「角竜の尾甲」の説明文には
    鉄のハンマー顔負けの強度を誇る」と書かれているが、
    MH3シリーズやMH4Gではディアブロスの素材を用いて作られたハンマーは存在しない。
    特にMH4Gでは角王剣アーティラートレイジングテンペストネロディアーカらが揃う中まさかのリストラである。
    別デザインの角竜ハンマーである破鎚シャッターも登場しないため、
    ディアブロス系のハンマーは全てリストラという憂き目に遭ってしまった。
    • ひょっとしたら強化に角竜の重尾甲を3つ使うのでこれが後継者ということなのかもしれない。
  • 武器名のカオスは混沌を、オーダーは秩序の意味。
    武器に備えられた一対の角を表したのかもしれない。
  • カオスオーダーの一つ前のハンマー:カオスレンダーは、
    カオ(顔)・スレンダー(痩せている)と分別され顔痩せと呼ばれることがある。
    使用例:「カオスオーダー作ろうと思ったけど、顔痩せで挫折しちゃったよ」
    • クラッシャーやブレイカーなどの銘になりがちなハンマーだが、
      order、renderの複数ある訳語のいずれにもおよそハンマーらしさは見あたらない。
      これは、もしかしなくても「殴打」「連打」という意味なのだろうか…。
  • 時は経ちMHR:S。
    アップデートVer.13より有料配信ではあるものの、あるモノが登場した。
    モンスターを象ったかわいらしいぬいぐるみの武器専用重ね着である。
    …なぜここに書くのかというと、ハンマーの担当がディアブロスだから
    しかも尻尾ではなくおおきな頭部と角で殴りつける
    形状もシルエットだけならよく似ており、人によっては在りし日の角王鎚を幻視する

関連項目

モンスター/ディアブロス
モンスター/ディアブロス亜種
モンスター/モノブロス
武器/ディアブロス武器
武器/破鎚シャッター - ディアブロスの尻尾を使用して作られた元祖角竜ハンマー。


*1 マグニはカイザミアカム装備の恩恵を最大限に受けられる空きスロ1個。スイもスロットが2個空いていることで真打と見切り+3を発動でき、マグニを超える火力を得られる。また、火力特化の構成にせず、(高級)耳栓や回避系スキル等を発動させる場合もスイに分がある。
*2 スロットの差によって火力がほぼ変わらなくなってしまい、雷属性が通るモンスターではダメージ期待値で上回られてしまう。詳細はリンク先を参照されたし。