龍属性を帯びた骨製の弓。
未解明の技術を用いて作られた。
禁忌の領域に踏み込む野心作。
目次
概要
- MHWorldで追加された弓。
骨製と言われるだけあって使う素材も竜玉以外は骨しかない。
骨武器のセオリーか、使う素材も採取でほとんど手に入るので製作難度も最低レベル。
MHWorld
- 最終強化の龍骨弓IIIの性能は以下の通り。
- 龍属性どころか全弓ワーストタイの攻撃力180
- 龍属性どころか覚醒を含めた全属性弓トップの龍属性値420
- 龍封力小
- 会心率0%
- スロットLv1が2つ
- 装填可能ビンは接撃・麻痺・睡眠の3つ。強撃は装填不可
- レア6なのでカスタム可能数3
- 見ての通り、超がつく属性特化弓である。
属性値420はWorldでは大変貴重な属性強化Lv5でやっと最大値になるとんでもない代物。
驚くなかれ、最大550というのはG級武器である4Gの竹の初期値を超えるいう破格の数値である。- 龍属性弓は
無駄に多いが、属性強化でブーストしても本弓の初期値420を超えるのは一張のみ。
それも覚醒必須のガイラアロー・女王の龍属性値強化Lv3でやっと追い抜く430。
古龍を喰らう古龍や古龍のエネルギーを喰らう古龍などの錚々たるモンスターたちを抑えるとは、
禁忌の領域に踏み込んだの言葉は伊達ではない。
- 龍属性弓は
- 本作での弓は属性至上主義になっている珍しい武器種である。
だが、
属性特化で環境にマッチするはずの本弓は、実は発売直後あまり注目されていなかった。
理由は単純。
龍属性を使う場面が少ないから。
なんと当初はリオス夫妻の通常種・亜種とラドバルキン、ウラガンキンのたった6体。
リオス夫妻は頭・翼が弱点なのだが、どちらも弾肉質が柔らかいので属性特化運用しても強撃付ハザク弓に負ける。
ラドバルキン相手には担げるかもしれないが、表面は骨を部位破壊した後でないと攻撃が殆ど通らず、
貫通矢である竜の一矢は属性値にマイナス補正が掛かるため属性特化の本弓には適さない。- 龍属性といえば古龍なのだが、
そもそも本作の古龍たちは龍が第一弱点のものが少ない。
ヴァルハザクはリストで見ると効きそうに見えるのだが、外套破壊後でないと効果はない。
テオに至っては龍炎纏い時でないと弱点にならず、
龍属性弱点である頭を攻撃し続けると
小ではあるが龍封力により龍炎が解除されてしまう。
頼みの龍封力も本武器は小のため、まず古龍相手には担がれなかった。
- 龍属性といえば古龍なのだが、
- …となんとも言えない状態だったのだが、
この武器が注目され出したのは大型アップデート第一弾から。
そう、あのイビルジョーを相手に戦いやすいからである。
ジョーは雷属性も同様に効くのだが、当初の雷属性弓は羽々矢とアーロイの戦弓、合金弓のみ。
いずれも属性値が低い上に、麻痺ビンは本弓も装填可能。
おまけにスロットは素でLv1が2つと生存性・拡張性も良好。
後に追加されたガイラアロー・雷も属性解放必須で入手に運が絡むなど、
龍骨弓の優位性は依然高い。
- その後追加されたマム・タロト、ナナ・テスカトリ、ベヒーモスといった面々にも、
あまりに高い属性値をもち、睡眠・麻痺の拘束ができ、スロットやカスタムの拡張性も高い本弓は非常に適している。
無論相手と戦術は選ぶ必要があるが、モンスターが増えれば注目されるという独自の評価を得ている。
環境に適応して進化するという新大陸の原則に、これほどマッチする弓はあるまい。- さらに龍属性攻撃と大量のスロットを備えた相性の良いウルズγシリーズが追加されたこともあり、
スキル自由度の高さは他の追随を許さない。
- さらに龍属性攻撃と大量のスロットを備えた相性の良いウルズγシリーズが追加されたこともあり、
MHW:I
龍属性を帯びた骨製の弓。
禁断の技術を用いて作られた。
禁忌の領域を超越した大弓。
- マスターランクでは強化によって龍封じの古弓と名を変える。
例によって強化に使うのは全て骨素材とせいぜい竜玉系くらい……かと思いきや、
なんとヴォルガノスのマスター級素材を使用する。狩猟数が少なかった反動だろうか。
色々狩猟してそのついでに作る、といったような気分でいると痛い目を見るので注意。
- 最終強化の龍封じの古弓IIの性能を見ていくと、
- マスターランク最低、防衛隊武器にも並ばれた攻撃力264
- 一方で属性値は発売当初全属性弓トップの龍属性480
- 名前負けしないよう龍封力も中に強化
- レア度11、パーツ強化対応でカスタム強化の幅はそこそこ広め
- それ以外の要素は上位から変化なし
本作ではバフバロや悉くを殲ぼすネルギガンテといった龍弱点のモンスターも増えており、
ナナ・テスカトリやイビルジョーも(後者は特殊個体になったが)続投している。
また、火竜夫妻は弾肉質が一部硬化しているなどの事情もあり、
属性に特化しているこちらの需要は高くなっていた。- ただしベヒーモスはマスターランク未登場となっており、
マム・タロトはマスターランクで属性肉質が硬化したために相性は良くない。
- ただ、のちに物理性能が上かつ属性も覚醒能力十分高くなる赤龍ノ穿ツ矢、
会心撃【属性】が付与された皇金の弓・屍套のマスターランク強化などが登場し、
属性特化でも一概にこれ一択ともいえない程度には競合していた。
そしてVer14.00ではいよいよ禁忌のモンスター、アルバトリオンが復活。
煌黒弓アルカニスが登場し、こちらと競合することになるのだが、
アルカニスは攻撃力とスロットレベルはこちらより上、装填可能なビンは毒以外の全て、
そして肝心の属性値はカスタム強化4回のこちらと同値の600という圧巻の性能を誇る。
こちらはパーツ強化、向こうはカスタム強化を残しているため属性値に大差はない*1が、
いくら弓とはいえ物理性能のとビンの差は大きく、あちらに軍配が上がるだろう。- とはいえ神すら恐れると伝えられる古龍の素材で作った弓と、
色々な骨の寄せ集めと魚のヒレで作った弓が属性値のみでも張り合えるだけでも、
十分な快挙と言っても過言ではないだろう。
禁忌の領域を超越した、というのは誇大広告な気もするが - ちなみにこの武器に限った話でもないのだが、
龍骨派生や属性派生特有の色が変化した汎用デザインの武器は、
武器の重ね着では再現できない各武器固有の要素となっている。
この武器の場合黒鋼の弓や黒ずんだエンプレス・ガイラ武器が実現可能であり、
そういう見た目の要望がある場合には今でも採用する価値はあるだろう。
幸い、実用性の面では一段劣るとはいえ十分使える性能である。
- とはいえ神すら恐れると伝えられる古龍の素材で作った弓と、
余談
- 野心作と書かれているが、完全に骨製の弓は歴代でも少ない。
角でできた弓は数あれど、
骨製といえば白骸や食べ残し、ハンターボウぐらいなもの。
もともと骨は硬い上には弓に必要な「しなり」が弱いため向かない素材だからだろうか。
- 製作難度が最低レベルと述べたが、この武器を作るために必要なものは以下の通り。
…以上である。
I(生産) II III いびつな狂骨*5
強固な岩骨*5
太古の大骨*5
サンゴの紅骨*5竜骨【大】*8
頑丈な骨*8
上竜骨*6古龍骨*10
竜玉*1
いにしえの龍骨*2
荒々しい蛮骨*4
本当に生産から最終強化まで以上でできる。できてしまう。
"竜骨"弓ではなく"龍骨"弓であるからには主になっているのは古龍の骨だと思われるが、最終強化まで使わない。
一応、いびつな狂骨は古龍の墓場たる場所で拾えるので元の持ち主は強大な古龍だった可能性はあるが、
未解明の技術とはいったい…- 生産に必要な4種の骨だが、パッと見で採取できる場所をわかる人は十分なやり込み派である。
反転で記すが、それぞれ下位・上位問わず
・いびつな狂骨…瘴気の谷の骨塚
・強固な岩骨…大蟻塚の荒地の骨塚
・太古の大骨…古代樹の森の骨塚
・サンゴの紅骨…陸珊瑚の台地の骨塚
で手に入る。- つまり各フィールドの骨塚の固有アイテムである。
作成するときアイテムが足りなければ、初心に帰って広大なフィールドを駆けてみるのも面白いかもしれない。
やっていることは骨集めなので墓荒らしと大差ないが
- つまり各フィールドの骨塚の固有アイテムである。
- 生産に必要な4種の骨だが、パッと見で採取できる場所をわかる人は十分なやり込み派である。
- "禁忌"というワードからはあるモンスターを連想させる。
そのモンスターの素材で強化した弓とも名前が似ているが関連性は不明。
もしも禁忌のモンスターに関係するのなら、禁忌の領域に踏み込んだらしい工房は大丈夫なのだろうか。
狂死した、とか加工に関わったら不幸になった、とかあった気がするのだが…
- ここまで骨ならいっそボーン一式やドーベル一式を着込みたいが、
これらは物理に寄ったスキルが発動するため噛み合わない。
スカルフェイスは匠のため死にスキル。
デスギア一式は龍属性強化が発動するが、よりによって一番骨がある胴の属性解放が死にスキルになる。
デスギアは重ね着対応なのでそれで我慢するしか無いか。
尤もデスギアを重ね着するには歴戦王ヴァルハザクを倒さねばならないため、それも骨の折れる話だが