- 危険度
- MH4・MH4G:★6, MHXX:★8
- 登場作品
- MH, MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MH4, MH4G, MHXX, MHW:I, MHF, MHST, MHST2, MH-R
- 狩猟地
- シュレイド城
派生作品
派生作品に関しては下記の記事を参照されたし。
モンスター/ミラボレアス/派生作品
モンスター/ミラボレアス/外部作品
目次
編集について
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モンスター/ミラボレアス/MH~MHXX
モンスター/ミラボレアス/MHW:I以降
特徴・生態 
- 概要
- 遥かな昔からその名が語り継がれる《伝説の黒龍》。
太古に栄えた古代文明の時代よりその存在は伝承され、
各地に残る壁画や竜人族に伝わる口伝等から自然をも超越する存在と推測されていた。
だが、高度な文明を誇った古代人をしてもこの龍の正体を見定めることは叶わず、
その実体を確認した者は誰一人いなかったという。
- しかし、かつて人間が繁栄を極めた頃。
伝説であった≪黒龍≫は、一夜にしてとある王国を滅ぼし、その城に棲み付いた。
王国の崩壊をもって伝説は現実となり、≪黒龍≫の存在は実証された。
そして赴いた調査者はその悉くが帰還せず、遂にその場所は侵入禁止区域となる。
それから千年余り、人々から忌避され続けた≪黒龍≫は再び伝説の存在となり、
いつしか御伽噺や童歌に登場する空想上の怪物として語られるようになった。
- 伝承について
- 宿命の戦い、避けられぬ死、天と地とを覆い尽くす者。
現代では古い童歌に残る伝説として知られる「ミラボレアス」という呼称は、
古代言語学が語るところによれば、本来“特定の個”を指し示す言葉ではない。
“運命の戦争”、“運命を解き放つ者”、“運命の始まり”など様々な形で伝承され、
かの存在を統括し表す言葉、あるいはそれらを取り巻く現象そのものを指し示した言葉であったが、
長い時を経て「特定のモンスターを表す呼び名」に変じていったという。
- "黒龍"、"邪龍"、"古代龍"などとも呼び表される姿形は、御伽噺にのみ語られている。
異形なる全身を禍々しい漆黒の鱗と甲殻に包み、忌わしく黒光りする四本の角の生えた頭部、
長い首と尾を持ち、背中にはその巨体を包み込めるほどの巨大な一対の翼を有するとされる。
その姿は「ドラゴン」という言葉から連想される存在を、そのまま具現化したかのようであるという。
古代文明が誕生する遥か太古よりその存在が伝承されてきたことから、
"龍"と呼ばれる生物の始祖の姿を最も色濃く残す古き種族ではないかともされるが、それも単なる推測に過ぎない。
むしろその身に龍の力を宿す血は流れておらず、他の龍種とは一括りにできない、
そればかりか自然の象徴たる古の龍の更に上に立つ存在であるとする意味深な伝承もある。
呼び名や姿形が語り継がれてこそいるものの、その正体は全く不明である。
- 曰く、自分以外全ての存在を認めず、己の思うがままにその猛威を振るい、
生物を超越した破壊の力を以ってこの世界の全土をわずか数日で焦土へ変える。
世に災いを齎し、生きとし生けるものすべてを脅かす生ける災厄であり、
その存在の前では山の如き巨龍でさえも恐怖に駆られ、
その領地を前にすれば古の龍たちすらも踵を返し逃げ去ってゆく。
何者をも滅し、あらゆる力を等しく平らげるその猛威は、
他の生物とは全く異質な、完全に他を排除するためだけの機能にすら喩えられる。
- 灼熱の劫火を吐くとされるが、それは巨大な火球であるとも、熾烈な粉塵爆発であるとも、
蒼白く輝く火炎放射であるとも言われ、どれが真に正しい特徴なのかは全く分かっていない。
それらについて共通する点は唯一つ、あらゆる生命を塵も残さず消し飛ばし、
遍く全てを焼き払う、極悪にして無慈悲な破壊力を誇るとされることのみである。
- 黒龍が何処から、どのような理由で現れるのかを語った伝承は皆無である。
古代王国を滅ぼした災厄について記載した文献にすら、それを伺える記述は一切存在しない。
ミラボレアスが実在すると仮定したとある論者は、かの者は世界の歪みに巣食う存在ではないかとさえ言う。
千年の時も、場所や年月を超えた存在であれば一眠りに過ぎない。
余りに突拍子もない言説だが、仮に黒龍がこの世に現れるとすれば、
御伽噺の中、時間や空間を超えた場所から舞い降りるかのように見えるのだろうか。
- あまりにも現実離れした内容から、かの御伽噺を事実と信じる者は少ない。
その姿が観測されたことすらなく、その脅威を目の当たりにした者も現存しない以上、
架空の"悪夢"として片付けられるのは無理からぬことである。
だがもし黒龍が実在し、そして御伽噺における記述が嘘偽りのない事実であるならば、
それはもはや生物の枠組みを超越した存在、「ミラボレアスという現象」と評するより他にない。
- シュレイド王国の伝説
- その昔、世界に君臨し、栄華を誇った「シュレイド」という大国があった。
かの王国は東シュレイド地方と西シュレイド地方を含む広範な領土を支配下に置き、
中央シュレイドの王都に聳える城は「シュレイド城」と呼ばれ、王国の象徴として知られていた。
だがおよそ一千年前のとある夜、シュレイド王国は突如として文明ごと滅亡した。
数々の強大な兵器を誇り、世界にその威を知らしめていた王都は呆気なく陥落し、
王国の象徴であった巨城、王都を彩った城下町、周辺の村々まで、悉くが廃墟と化したのである。
この災厄によってシュレイドの地は東西に分断され、中央シュレイドは不可侵領域に定められた。
以来、禁忌の地と化した王国は故墟と成り果て、かつての栄華も今では見る影もないという。
- この古代王国の末期に謎の大混乱があったらしいことは、学者たちの間でもよく知られている。
その原因については諸説あるが、中でも歴史の長い説の一つとされるのが、
シュレイド王国は《黒龍》との「戦争」によって滅亡したとするものである。
- シュレイド地方の周辺各地に残る王国の滅亡と惨劇を描いた壁画、
竜人族に当時より伝わるとされる口伝には、何者かによる災厄を示唆するものが少なくない。
また御伽噺として語り継がれ、かのミラボレアスの名を現代に残した童歌は、
一説によればシュレイド王国に現れたとある詩人が吟じた詠唄にその起源を遡るとされる。
単に偶然の付合とするものや、後の時代の創作に過ぎないとするものもあるが、
そうした駁論も栄華の大国の歴史に幕を引いた災厄の正体については何らの解も示せず、
古代王国最大の謎に光明を投じるものは全くない。
- 古シュレイド王国に関する記録は、現在も僅かに残されている。
興味深いことに、シュレイドが滅んだとされる時期に記された国交書や民間の手記には、
皆例外なく以下のような記述が存在するという。
- 「地は揺れ」「木々は焼け」「小鳥と竜は消え」
「日は消え」「古の災いは消え」
「これらが続いて数か月後、シュレイドは消えた」
- ≪黒龍≫に纏わる出来事
- 不可侵領域に定められて幾星霜を経た現在、旧シュレイド王都を訪れるものは一人としていない。
だが、過去には「伝説」の真偽をその目で目撃すべく、亡国へと赴いたハンターもごく少数ながら存在したという。
そうして出発したハンターはいずれも名高い凄腕の狩人であったのだが、
しかしその殆どは調査に向かう姿を最後に消息を絶ち、そのまま謎の失踪を遂げた。
当初、ギルドは辛うじて王都から生還したという者達から事情を聞こうとしたが、
何故か全員とも証言を拒否、断固として黙秘を貫いたという。
故に、旧王都の不可解な消失現象に関する情報は皆無に等しく、今でも謎のままとなっている。
- 亡国から奇跡的に生還したとされる狩人の中には、どのような生物のものかも分からない
黒い鱗や爪らしき素材を持ち帰って来た者もいたらしい。
彼らは素材を工房に引き渡すと、それを元手に武具として生産してもらうことで、己の勲章としていた。
しかし、生産された武具を身に着けてしばらくすると、
黒龍の声や視線を感じる、自身の腕が黒龍の腕に見えるなどと奇怪な主張を行う狩人が出始め、
遂には行方不明になって消息を絶つ者や謎の狂死を遂げる者まで現れたという。
- 古い文献などによると、《黒龍》に纏わる武具には悉く良からぬ伝承や噂がついてまわる。
武器はいずれも神をも超越せんばかりの歪んだ破壊力を宿し、人の手で御せるものではない代物とされ、
黒い大剣を掲げし者は永遠に龍と戦う宿命を強いられ、
黒い太刀が刻んだ傷は百年を経ても癒えることはないと云い伝わる。
片手剣、槍、大槌の三振りは「邪龍の神器」として恐れられており、
大地の命脈を門に注ぎ、か細い命を吸い尽くすともされる。
防具についても、両脚を常に捕まえられているような感覚が襲う、
加工に携わったものが次々不幸に見舞われるなど、武器と同様におぞましい逸話が残されている。
水晶でできているとされる「黒龍の眼」は、3大宝石の一つとして数えられていることでも有名だが、
時にはそれすら反射する光を見るだけでも怖気が走る"呪いの至宝"と称される。
- しかし、御伽噺の怪物に由来するはずの武具やその瞳がなぜ文献に記されたのか、
残された恐ろしい逸話の数々は如何なる経緯で誕生したのか、
そもそもかの地から生還したとする狩人は本当に亡国へと赴き、そして何者かと遭遇したのか、
現時点ではそれらを憶測しうる手がかりすらない。
この伝説の龍については今なお全てが深い謎に包まれており、
ミラボレアスというモンスターそのものが実在するかも定かではないのである。
ギルドが発行するモンスターリストには不詳種も含めたあらゆる生物が掲載されるが、
本種の頁は全くその体を成しておらず、御伽噺の童話も同然の内容であるという。
- 伝説を紐解く限り、本種が最も凶暴かつ強大なモンスターであることに疑いの余地はなく、
仮に実在したならば、全ハンターにとって「倒すべき究極の目標」となるであろう。
だが、御伽噺の怪物、王国を覆滅した伝説の目覚めは、同時に「運命の戦争」の幕開けを示すものでもある。
かの現象を退けることが叶わなければ、生きとし生けるものは等しく滅びる。
《伝説の黒龍》と対峙した狩人には、まさに世界の運命が託されるのである。
概要 
- その名は古語で"運命の戦争"をはじめとする数多くの意味を持ち、古より語り継がれる伝説の黒龍。
シリーズを通して存在感を放ち続けている「禁忌のモンスター」の筆頭格であり、
シリーズ初の作品である、初代モンスターハンターのラスボスを務めた存在でもある。
登場しない作品こそあれど、全モンスターの中でも特別な存在として扱われており、
初代のメインモンスターだったリオレウスがモンハンの表の顔ならば、
こちらはモンスターハンターシリーズの裏の顔を務める存在と言える存在である。
他のミラボレアス種については以下の記事を参照されたし。- モンスター/ミラボレアス【紅龍】(紅龍。MHGより登場)
- モンスター/ミラボレアス【祖龍】(祖龍。MH2より登場)
- モンスター/ミラボレアス【紅龍】特殊個体(紅龍特殊個体。MH4Gより登場)
- モンスターハンター世界においては、存在そのものが伝説化しているモンスター。
一般市民はおろかハンターやギルドの職員達からすらも御伽噺で語られている架空の存在と見做されており、
「黒龍ミラボレアスは空想上の怪物」というのが一般常識と化している。
このため、その存在に関して深く追及する者はほとんど存在しておらず、
ギルド所属の売り子たちもミラボレアスの書については「御伽噺」としか認識していない。
ギルドの紋章のひとつにはこのミラボレアスが描かれているが、
「心構えを表してるんだな」などと考え、誰も謎に思わないのだろう。- ギルドの最上部に位置する大長老やドンドルマの大臣、
そして謎に包まれた赤衣の男など、
黒龍が実在することを知り得る人物はごく少数ながら存在している。
しかしながら彼らもその情報を住民やハンターに大々的に公表することはしておらず、
実在が正式に確認されてから現在に至るまで、黒龍の存在が公になったことはない。
- ギルドの最上部に位置する大長老やドンドルマの大臣、
- 黒龍に関する御伽噺については、童歌として知られている『黒龍伝説』に語られている。
ただし、この伝説は様々なバリエーションのものが世界各地に存在しているらしく、
最早どれが正しいと言える状況ではないとのこと。
- こんな状態であるため、作中で詳細な情報が語られる機会は殆どないと言ってよい。
ただ、黒龍の実在を知っている数少ない人物の一人である大長老や大臣は、
黒龍を「この世界の全土をわずか数日で焦土へ変える邪悪な者」と称しており、
ミラボレアスが強大な古龍達すら及びもつかない力を持っていることは明確にされている。
その他、クエスト依頼文や登場ムービーの解説文、素材説明文など公式の文章から、
どのような存在なのかはなんとなく推察できるようにはなっており、
現実世界においては(上述の通り)生態や逸話なども(ある程度は)記述できるまでになっている。
- 見た目は正しく”お伽噺に登場する邪悪なドラゴン”といったところ。
四肢には鋭い爪、比較的小さな頭部には鋭い牙を誇り、
口から火炎を吐きだしながら巨大な二枚翼で空を飛ぶその姿は、
我々がドラゴンと聞いて真っ先に思い浮かべるイメージ像に他ならない。
ファンタジーに登場する魔物をそのまま映し出したかのような姿を持つモンスターの代表と言えよう。
- 10周年記念オフィシャルクロニクルにおいて、開発の口からモンスターとしてのコンセプトが語られた。
ワイバーンを目指したリオレイアに対し、ミラボレアスのコンセプトは「ザ・ドラゴン」であり、
他の生物とは異なるファンタジー色を強めたモンスターとしてデザインされたことが解説されている。
開発曰く、ある程度生活感のあるモンスター達に囲まれた世界に、
急にファンタジー色の強い異質なモンスターを投入することで、
作品の世界観がグッと広がる感じがするらしい。
ミラボレアス以外では、原点回帰を目指したMH3におけるアルバトリオンがまさにこれに当たるといえよう。
また、そのような異質なモンスターは最後のサプライズとして出たほうが気持ちがいいということで、
ファンタジー色の強いドラゴン風のモンスターは最後の最後までとっておき、
「古龍の更に上をいく存在」という位置付けで登場させることとなった。
だからこそ、ミラボレアスは伝説の中の存在という設定になり、
『嘘かもしれないし本当かも知れない特殊なモンスター』として扱われているのだという。- 初代の頃の開発はオンラインの広がりを非常に重視しており、
ミラボレアスをオンラインでしか出会えない伝説の存在とすることで、
「オンラインではこんなモンスターがいるらしいぞ」といった
コミュニケーション手段として活用される狙いもあったらしい。
このような背景を考えると、禁忌のモンスターが攻略本などで存在を伏せられる理由にも納得がいく。
- なお、現在ではミラボレアスよりずっとファンタジックな(印象を受ける)モンスターが増えたので、
ユーザーからはむしろ「正統派の龍」として扱われることもしばしばある。
ただし、それらのモンスターは姿が異質であったり、扱う能力が極めて特殊であるといった
要素的な意味でファンタジックな印象を与えるに過ぎない。
デザインの出発点が「架空の存在」であることを考えると、
最もファンタジー色が強いモンスターはやはりこのミラボレアスであると言えるだろう。
- 初代の頃の開発はオンラインの広がりを非常に重視しており、
- モンスターハンターシリーズに登場する『古龍』と呼ばれる種族は、
どれだけ規格外の存在であろうと「自然の力を感じさせる」というコンセプトに基づいている。
そしてこのミラボレアス種のコンセプトは、開発の言の通り『ドラゴン』である。
人間の創作の産物であり、ファンタジーのイメージを色濃く継承するイメージも強いドラゴンだが、
その起源は原始信仰において自然の象徴たる「蛇」が神格化した存在*3とされる。
そこから転じて、かつてはドラゴンそのものが「自然の猛威の象徴」と認識されることも少なくなく、
自然が内包するエネルギーと同一視された強大な力には、畏敬の念が集まることすらあった。- そして、とりわけ西洋宗教において顕著だが「自然は人類に征服されるべき」という思想から
「ドラゴン(=自然)」は「災厄の象徴」として忌み嫌われる存在となり、
各地で英雄がドラゴンを討ち倒す『英雄譚』が生まれていくこととなった。- 意外かもしれないが、こういった伝承は自然信仰の色が濃い神話、
例えば日本の神話や民間伝承でも見受けられる。
須佐男の八岐大蛇討伐、俵藤太の大ムカデ退治などは
まさしく日本版「ドラゴン殺し」の英雄譚と言えるだろう。
まさにモンスターハンター世界のハンターと黒龍の関係である。
- 意外かもしれないが、こういった伝承は自然信仰の色が濃い神話、
黒龍と相対すれば”英雄”すなわち自然の征服者となる……という構図には、
シリーズタイトルそのものに対するある種のアンチテーゼが潜んでいるようにも思える。
伝説の古龍と人間の、存亡を賭けた戦いは正に"運命の戦争"なのである。 - そして、とりわけ西洋宗教において顕著だが「自然は人類に征服されるべき」という思想から
- このように、古龍種の中でも一際ファンタジックなデザインを持つミラボレアスは、
その実人間に対する「自然」それ自体の具現化でもあるとも位置付けられる。
シリーズの魁たる初代「モンスターハンター」で登場した伝説のモンスターに相応しい、
まさに作品全体のテーマを内包した存在と言えよう。
- 名前の由来は、ギリシャ神話に登場する運命の女神
を表す「ミラ(Moira)」*4と、
同じ神話で北風を神格化した荒ぶる神を示す「ボレアス(Boreas)」ではないかと思われる。
- 北風というと一見ミラボレアスとは関連がなさそうにも思えるが、
「Boreas」という単語は「貪り食う」といった意味の「boros」に由来するとする説もあり、
これを考慮すれば王国を崩壊させた黒龍のイメージとも合致すると言えるかもしれない。
なお「boreas」という綴りに関しては15周年公式サイトにおける
ミラボレアスの英字表記「Miraboreas」にてそのまま使われている。 - 一方、英語版のゲームで使用されている「Fatalis」は「宿命付けられた」や「致命的な」を意味する。
ミラボレアスが宿命の戦いを意味するので、こちらは避けられぬ死という意味合いなのだろう。
黒龍伝説を上手いことなぞらえた名ネーミングだと言える。 - ちなみに英語ではギリシア神話のMoiraなど運命を司る神を指して「the Fates」と呼んだりする。
英語版で「Fatalis」という名称が採用されたのにはこうした背景も関係しているのだろう。
- 北風というと一見ミラボレアスとは関連がなさそうにも思えるが、
- 巨大な廃墟と化した専用エリア「シュレイド城」を舞台に戦闘を行う。
空は暗雲に満ちており、異常なまでに空気が重苦しく、人はおろか龍達もこの地を避けるため、
生物の気配すら感じず、不気味なまでに静まり返っている。- 語られるところによると、かつて調査のために人員やハンターを何度かこの地に派遣したことがあったが、
その殆どが帰還することなく消息不明となり、ついには進入禁止領域に定められたのだという。
どうにか生還した者も何か計り知れないほど恐ろしい目に遭ったらしく、
話を聞こうにも耳を塞ぎ、断固として黙秘を貫いているらしい。
- 消息不明となったハンターたちの安否は語られていない。
しかし、「黒龍の胸殻」(詳細は素材の欄を参照)の説明文、
およびシュレイド城に向かったハンターの殆どがその痕跡すら見つかっていないことを考えると、
黒龍の胸殻に付着した武具の持ち主がどうなったかは推して知るべしといったところか。
- 語られるところによると、かつて調査のために人員やハンターを何度かこの地に派遣したことがあったが、
- MHXX以前の作品では頭、前脚、後ろ脚で3回ずつ剥ぎ取りが可能。
大きいことは大きいがラオシャンロン程ではないので、急げばスキルなしでも全箇所で剥ぎ取り可能である。
前脚や後ろ脚から黒龍の角が剥ぎ取れることがあるのはご愛嬌。- ただ、旧作では死に際に風圧を発するので、風に煽られると剥ぎ取り回数が減ってしまう。
また、たまに城壁に頭が埋まる。ミラボレアス、お前もか。
リニューアル後も風圧はオミットされ、頭部が埋まらないよう調整が施されているので一安心。 - ただ、旧作では死に際に風圧を発するので、風に煽られると剥ぎ取り回数が減ってしまう。
- 同じミラボレアスである紅龍、祖龍、紅龍特殊個体とは内部的には別モンスターだが、
ゲーム上では一貫して「ミラボレアス」という一つの括りで扱われている。
作品によっては討伐などに関するカウントなどが他のミラボレアス種と共通しているケースもあり、
例として“全てのモンスターに乗る”という条件で入手できるMH4(G)の称号:マスターカウボーイは、
黒龍に乗っても祖龍に乗っても紅龍特殊個体に乗っても「ミラボレアス」カウントで達成可能。
MH~MHP2G 
- 無印では上位ラオシャンロンのクエストをクリアし、
かつリオレウスとリオレイアをそれぞれ100頭討伐する事でオンライン緊急クエストとして登場する。
クエストは4つ存在し、契約金の違いによって使用可能な施設、戦闘領域が変わる。
高い契約金を払うほど多くの施設が使え、それに伴い戦闘エリアも城門前と城門前+中庭の2段階に変化する。- MHG以降は、いずれかの武器種で個人演習の闘技訓練を全てクリアすると集会所☆8のクエストに出現する。
増弾のピアス入手を頑張った人は☆8へ上がってすぐに目に出来るだろう。
あからさまにぶっ飛んだ報酬金と見慣れぬクエストタイトル色にモンスター名。釣る気満々である。
村下位の最終トラップもとい最後の招待状の集会所版といった感じ。
- MHG以降は、いずれかの武器種で個人演習の闘技訓練を全てクリアすると集会所☆8のクエストに出現する。
- その戦闘力は伝説に違わず圧倒的。
動きは鈍いが、一撃喰らえば剣士でもほぼ一発で戦闘不能に追い込まれる程の凄まじい攻撃力を誇っていた。
慣れない内は戦闘に相当な覚悟と集中力を求められる。
特に這いずり・ブレスの威力は凄まじく、かなり高めの防御力で固めていても直撃をもらえば即死は免れない。
防御が高くなければ「擦っただけで即死」なんてことはザラ。*5
ちなみに這いずり攻撃はシリーズによっては龍属性を纏っているため、龍耐性を高めておくと保険になる。
また、ミラボレアスは倒れこみの使用頻度がやけに高い。
壁に只管倒れこみするボレアスを眺めていたハンターも多いのではないだろうか?
しかも、他のモンスターと違って体力が一定以下を下回ると常時怒り状態になる。
怒り状態を鎮静させる手段がないので、後半戦から怒り状態と付き合わざるをえない羽目になる。- MHP2以前は足の後ろにいると軸も合わせず倒れ込みを連発しやすい仕様から、
そこからずっと足を攻撃して撃退を狙う通称「足ハメ」なる技が剣士で利用されることもあった。
特に弾かれにくい片手剣なら下位武器である絶一門でも撃退なら十分可能である。
- MHP2以前は足の後ろにいると軸も合わせず倒れ込みを連発しやすい仕様から、
- このミラボレアスの攻撃がほとんど即死級なのは、単に攻撃倍率が高いというわけでなく、
技の攻撃値が1つ1つ異常なまでに高いことにある。
例として、這いずり攻撃が攻撃値190、ブレスが攻撃値200(着弾後の爆発は120)である。
これは、グラビモスの熱線100の約2倍であり、アカムトルムのソニックブラスト180すら上回っている。
紅龍や祖龍を含めた場合、ひっかき、メテオ、落雷など、そのほとんど攻撃が120~150前後、
最強の滑空攻撃に至ってはなんと230というとんでもない値である
(テスカトが繰り出す火炎放射の2倍以上)。
まさに他のモンスターとは全く比べ物にならない圧倒的な攻撃力と言える。- MHXXまでは、オストガロアの瘴龍ブレス250にトップの座を譲っていた。
「なんだ、大した事ないじゃん」と思うかもしれないが、
あちらは限界まで追い込まれた末の必殺技なのに対し、
こちらは何の変哲もない通常攻撃なので
如何に当時のミラボレアスの攻撃の破壊力が凄まじかったかが想像しやすいだろう。
なおMHW:Iでは、3連チャージブレスを引っさげて再びトップの座に返り咲いている。
- MHXXまでは、オストガロアの瘴龍ブレス250にトップの座を譲っていた。
- 防御能力も桁外れで、唯一の弱点である顔を除けばとにかく肉質が堅く、
上位では斬れ味ゲージ白、G級で紫がないとほぼ弾かれる。
その顔も、ミラボレアスは通常時は二足歩行であるので位置が高く、
リーチの短い武器で狙えるのは、這いずりに派生しない倒れこみの後、地上ブレスの隙、
着地直後に一瞬見せる四つん這い状態時程度。
また首が非常に長いので、着地を狙うにしても目算が狂いやすい。
龍属性が弱点と言っても、これまた顔を除けば覿面に効くわけではないが、
代わりに顔には80、頭にズレても50という凄まじい効きっぷりである。- また、若干ではあるが全身ほぼ均等に火属性が効くという特性を持つため、
脚くらいしか攻撃できない片手剣や双剣では龍属性とあまり変わらない感覚で戦える。
- また、若干ではあるが全身ほぼ均等に火属性が効くという特性を持つため、
- 体力もまた凄まじい高さを誇っており、作品によって多少変動するものの、
例としてMHGでは32000という圧倒的な数値に設定されていた。
同ランクの老山龍の体力値が26666であると言えば、これがどれほど絶望的な数字であるか理解できよう。
他の作品でも超大型モンスターに相応しい膨大な体力を有することに変わりはないため、
長期戦でプレイヤーの集中力・精神力を削られやすく、
パーティプレイの場合は士気の低下、最悪3乙を招く可能性すらあった。
- しかしながら、その動作の鈍さゆえにガンナーにとっては動く的のような物である。
近接をうんざりさせる倒れこみ→這いずりもよほど近づかない限り当たらず、
空中ブレスにさえ気を付ければ即死の可能性は大幅に下がる。
また近接では狙うチャンスの乏しい頭部であっても、
ちょっとした隙を突いて撃ちに行けて*6肉質無視の攻撃手段が豊富。
その為、四方八方からLV2拡散弾を撃ちまくる拡散祭りでの爆殺が半ば定石となっていた。
しかし、それは裏を返せばミラボレアスに対する有効打が拡散祭り程度ということでもあり、
そんな極端な討伐方法を以ってしなければ討伐もままならないというミラボレアスの凄まじい耐久力が窺える。- また、パーティープレイだと予期せぬ方向への振り向きで尻尾にぶっ飛ばされて即死
などといった不慮の事故が起きやすく、立ち回りに注意する必要がある。
また拡散祭りでの部位破壊は困難であるため、希少価値が高い眼や翼の部位破壊を狙う際は注意。
- また、パーティープレイだと予期せぬ方向への振り向きで尻尾にぶっ飛ばされて即死
- シュレイド城には撃龍槍や大砲、バリスタ等の各種兵器が取り揃えられているが、
如何せん使用時の隙が大きいため、使っているうちに攻撃を受けて一乙…という事態がままある。
戦闘に慣れるまでは余程のことがない限り封印してしまうのが無難な選択である。
- MHP2Gでは他の超大型モンスターのクエストには連れて行けないオトモアイルーもこのモンスターには同行可能。
清々しいまでに一撃で離脱するので当時の環境ではほとんど役に立たないが…。
- 初期の頃は部位破壊が特殊であり、撃退回数によって徐々に壊れていくシステムであった。
よっていくら攻撃しても、そのクエスト中では部位破壊できないが、
逆にこのシステムによって、片手剣で足を攻撃しているだけで全破壊が可能。
ただし、ミラバルカンや、1戦討伐が必要なイベントクエストでは他のモンスターと同じように
部位破壊をしなければならなかった。- また、MHP以前は攻撃値こそ狂ってはいたものの、攻撃倍率は常識的なレベルだった。
当時はダメージ計算上、防御力による減算がMH2以降より大きく、防御力200程度を確保していれば
非怒り時ならブレスでもなんとか耐えられる程度の攻撃力設定にはなっていた
(特大ダメージにはなってしまうし、防御100以下もザラなガンナーは流石に無理だが)。
ミラボレアス=即死のイメージが定着したのはガンナーでの狩猟が多かったことや、
防御力に関する計算式が変更され、数値上の防御力は高くなるが実際のダメージ減算効果が
大幅に下がってしまったMH2以降の影響も大きいだろう*7。 - 但し作品にもよるが火耐性が20前後あれば怒り時でも耐えきれることは確認されている。
これは這いずりも同じで、龍耐性20程度あれば怒り時でもやはり耐えきる。
MH2であれば丁度超絶戦隊フルカイザーであれば耐えきるほか、
MHP2Gだと金色【真】あたりは火も龍も強いので全ての攻撃を耐えきれる。
特に金色【真】に関しては大剣3種スキルを使えるのもあり、
決戦装備と言えるほどのミラボレアスキラーと呼べる装備である。
- また、MHP以前は攻撃値こそ狂ってはいたものの、攻撃倍率は常識的なレベルだった。
- 普通に戦うと火力が充分でも数戦しないと討伐できない事などから、
MHP2ではシュレイド城の地形をうまく使い、ミラボレアスをハメる戦法が流行した。
自マキを発動させ、適切な位置までミラボレアスを誘導した後にモドリ玉でBCへ戻り、
BC出口そばの高台からミラボレアスを攻撃し続けるというもの。
唯一問題になる空中ブレスは予備動作が見えたらベースキャンプへ逃げ込み、
終わった頃にまた外に出るという戦法が用いられた。- こうした戦法への対抗策としてか、MHP2Gではミラボレアス種に対高台行動が追加されたものの、
依然として立ち位置調整で飛翔してからの空中ブレス以外は無力化する事が可能だった。 - 高台近くで飛行の瞬間に墜落させると確実に高台内側に来るので注意。
この場合エリアチェンジでも飛ぶまで位置が変わらないので、立ち位置を変更するか誘導し直す必要がある。
一旦逆側の出口の高台へ行き、飛んだのを見てBC、着陸後に元の場所へと行くと良い。 - ios版の場合、高台付近で仰け反ると結構な確率で高台の内側に顔が来る場合がある。
この状態だと噛みつきが当たってしまうが、一旦BCへ戻ると外側へ戻る。
- こうした戦法への対抗策としてか、MHP2Gではミラボレアス種に対高台行動が追加されたものの、
MH4 
- 3シリーズでは新たにアルバトリオン、グラン・ミラオスの2種の黒龍が登場したこともあってか出番が無く、
続くMH4でもキーボードの予測変換に「黒龍」「ミラボレアス」という単語が一切存在しておらず、
やはり登場は絶望的と見られていた。…が、
- その後、裏ボスとして復活することが判明。
長らく姿を眩ませていた初代ラスボスの復活は全MHプレイヤーを歓喜・震撼させた。- 上記の通り、「黒龍」「ミラボレアス」は予測変換に一切存在しない単語であり、
ミラボレアスの復活は完全にシークレットだったと言える。
しかし、まさか情報規制が予測変換にまで及んでいるとはいったい誰が予測し得ただろうか。
昔は「おくりゅう」でも変換できたというのに。- なお、「シュレイド城」は予測変換でも出る模様。
不思議に思う傍ら、密かにミラボレアスの復活を予期していた者もいたかもしれない。
…しかし、「シュレイド城」をキーボードに打ち込もうと考えるとは、
そのプレイヤーは余程の物好き、というかミラボレアス好きに違いない。
- なお、「シュレイド城」は予測変換でも出る模様。
- 上記の通り、「黒龍」「ミラボレアス」は予測変換に一切存在しない単語であり、
- ストーリー上で出現するのは集会所★7『伝説の黒龍』。
ダラ・アマデュラ撃破後にHR上限が解放、獲得したHRPに応じてHRが上がってゆき、
HR70になるとギルドマスターから黒龍降臨の旨が伝えられ、クエストが出現する。- その後、MH4の発売から約5ヶ月が経過した2014/2/7、
ミラボレアスを討伐対象としたイベントクエスト『よみがえる黒龍伝説』が配信と相成った。
此方はHR8から参加できるHR救済クエストとなっており、
ラスボスを突破したプレイヤーであれば気軽に挑戦できる。
ステータスも通常個体とほぼ同様であるので、HR上げで挫折したプレイヤーは是非とも受注してみよう。- また、上位イベント武具のストッパー素材として悪名高かったギルドチケットGが確定で入手できるため、
ギルドチケットG集めの救済という側面も持っている。
- また、上位イベント武具のストッパー素材として悪名高かったギルドチケットGが確定で入手できるため、
- その後、MH4の発売から約5ヶ月が経過した2014/2/7、
- なお、通常クエスト、イベントクエスト問わずクエストに参加するにはHR8以上であることが必須。
どちらに参加するにせよ、HR解放、即ちダラ・アマデュラの討伐が絶対の条件である。
これが意図されたものなのかはわからないが、かつてのラオシャンロンと同様、
「キョダイリュウノゼツメイニヨリ、デンセツハヨミガエル」という伝説通りの登場となった。
- MHP2G以前から、グラフィックが大幅に美麗になっている。
鱗や肌の質感、影までも従来シリーズとは比較にならないほどリアル。
グラフィックが刷新され、より生物感と迫力が増したミラボレアスを見て、
感慨深い気持ちになったハンターも多いのではないだろうか。
また、以前はかなり黒味が強かった背部の色彩に紫色が刺しており、禍々しい雰囲気となっている。- 姿勢も調整され、直立時の頭部の位置がより高くなっており*8、
グラフィックのパワーアップもあいまって以前から威圧感と迫力が増したと言える。
- 攻撃のエフェクトもMHP2G以前から大幅に強化されており、
ブレスは地面に着弾すると火柱が吹き上がり、
食らうと大きな爆発と共に炸裂するド派手なものへと変貌している。
- 姿勢も調整され、直立時の頭部の位置がより高くなっており*8、
- 戦闘フィールドは従来と同じく「シュレイド城」。
ただし、高低差の概念を取り入れたことから構造が大幅に変わっており、
従来のような城前の広場ではなく、城内の迎撃拠点のような新フィールドでの戦闘となる。
ミラボレアスによって廃墟と化したシュレイド城の新たな一面、
それもこれまで一切詳細が明かされてこなかった城の内部を間近で見ることが出来、
古参のハンターにとってはかなり嬉しいファンサービスである。
一方、天候は快晴という、今までのシュレイド城では考えられない状況になっており、
空を見上げると、ハッキリと青空の存在を確認することができる。
その一方で、日食によって不気味に黒くなった太陽を中心に広い範囲に黒焔が渦巻いており、
どう見ても「ブラックホール」や「異次元への穴」のようなモノが存在し、
快晴の青空と渦巻く黒焔が入り混じり、異様な空模様になっているのは相変わらずである。
どう考えてもヤバい超常現象が続発しており、他フィールドとは一線を画す不気味さを醸し出している。- 後に発売されたMHW:Iの設定資料集の中にて、ミラボレアスに関する考察として、
「ミラボレアスは時間と空間をも超越した歪みの中に生息する存在なのでは」という一文が記されていたが、
仮にこれが事実だった場合、かの存在は正しく「異次元への穴」であると同時に、
この設定はMH4の時代から意識されていたモノであると考えられる。
なお、後のMH4Gにて復活した祖龍は、どう見てもこの穴から現れたようにしか見えない登場の仕方をする。
- このフィールドの大改築に伴い、登場ムービーも一新された。
シュレイド城前に舞い降りる従来のものではなく、
廃墟となった城の影から姿を現しプレイヤーと対峙する、緊迫感のあるムービーとなっている。
- 後に発売されたMHW:Iの設定資料集の中にて、ミラボレアスに関する考察として、
- 今作では討伐したモンスターが倒れこむ際に壁にめり込まないように調整されており(例外あり)、
従ってミラボレアスも従来のように頭が埋まったりすることはない。
剥ぎ取り回数が回数だけに、ことミラボレアス戦においては有難い改善点である。
- 登場の遅さからか、伝説の黒龍としての威厳か、本作では黒龍の武器はどれも超強力。
攻撃力や属性値というスペックはもちろんだが、近接武器では全武器中唯一紫ゲージを得る。
何れもマガラ武器と同等かそれ以上の総合性能を誇っており、龍属性武器としては間違いなく一級品である。
また、MH3以降に登場した新武器であるスラッシュアックス・チャージアックス・操虫棍にも、
新規に黒龍武器が用意されている。- MH3を除き、MHP2G~MH3Gではその作品で初登場となる看板モンスターとラスボスには、
必ず初登場時点での全武器種に装備が用意されてきたのだが、
今作では何故か看板モンスターのゴア・マガラにヘビィボウガン、
ラスボスのダラ・アマデュラにはチャージアックスとライトボウガンが用意されていない。
また、今作で登場した二つの新武器両方に装備が用意されているモンスターも
リオス系、マガラ系、そしてミラボレアスくらいである。
さらに前述のゴア・マガラはもちろんの事、ほぼすべての武器種に名を連ねるリオレウスも、
自身の素材をメインとするヘビィボウガンが現状存在していない。
このため、シリーズの秘中の秘たる禁忌のモンスターでありながら、
MH4発売時点で全武器種に装備が確認されている唯一のモンスターとなった。- なお、今作では双剣のみ黒龍素材の武器が確認されていなかったが、
紅龍ミラボレアスのイベントクエスト配信に伴い、紅龍の素材を使う新たな双剣、
双龍刃【紅空闇夜】が登場した。
- なお、今作では双剣のみ黒龍素材の武器が確認されていなかったが、
- MH3を除き、MHP2G~MH3Gではその作品で初登場となる看板モンスターとラスボスには、
戦闘能力 
- 復活に際し、行動パターン、攻撃方法、モーションなど様々な要素が大幅に変更されている。
前述したシュレイド城の仕様変更、高低差の概念の追加もあり、
従来の個体とは全く別物と言える仕上がりとなっているため、
狩り慣れているからと言って慢心していた古参ハンター、初めて狩る新参ハンター共に地獄を見せた。
- 行動は従来のモーションをベースに、MH3Gの黒龍「グラン・ミラオス」のものが逆輸入され、
更に旧来の紅龍、祖龍のモーションを引継ぎ、今作オリジナルのモーションも存在する。
特にグラン・ミラオスの技の数々が印象的で、直立して放つブレスや尻尾なぎ払いのほか、
ミラオスの代名詞とも言える「ボディプレス→這いずり」攻撃も繰り出してくる。- ただし、サイズの違いゆえかモーションのスピードはグラン・ミラオスのそれより格段に速い。
また、ボディプレスでは震動ではなく風圧が発生する、ブレスは通常時でも2連射する、
2連這いずりは後脚部分の判定が尻餅+小ダメージの良心仕様となっている、
チャージブレスはエフェクトや攻撃判定、ガードの仕様が変更されているなど
大小様々な部分で差別化されているため、ミラオスの性能をそのまま受け継いでいる攻撃はかなり少ない。- ちなみに、四足歩行状態の時の威嚇モーションはグラン・ミラオス同様海竜種のそれと同じである。
厳密には翼の動きが追加されているため全く同じではないが、
海竜種がリストラされてしまった今作では、懐かしさを感じたハンターもいるのではないだろうか。
- ちなみに、四足歩行状態の時の威嚇モーションはグラン・ミラオス同様海竜種のそれと同じである。
水平になった状態でも長時間行動するようになっているため、各部位破壊がしやすくなっている。
慣れれば振り向きざまにハンマーの溜めスタンプや大剣の溜め3を叩き込むことも可能。- 戦闘では二足歩行状態と四足歩行状態をバランス良く使い分ける。
グラン・ミラオスのように「一定時間立つと確定行動→状態移行」のルーチンが組まれている訳ではなく、
二足歩行と四足歩行どちらかの状態が数秒で終わることも珍しくない。
「直立状態」「這いずり状態」である程度パターン化されていたミラオスとは異なり、
いきなり倒れ込んできたかと思えば直立したり、
ボディプレスを繰り出したかと思えばチャージブレスで二足歩行に戻ったりと
かなりの頻度で体勢が変化するため、どちらの状態にもすぐさま対応できるようにしておくのが望ましい。
- ただし、サイズの違いゆえかモーションのスピードはグラン・ミラオスのそれより格段に速い。
- MHP2G以前の個体で見られた冗長とも言えるモーションの殆どが改善され、
攻撃前の足踏み、バックジャンプブレス後の無駄な滞空時間などあからさまな隙は削除されているほか、
分かりやすかった行動パターンも調整が入っており、一筋縄ではいかない。- 具体的なオミットモーションは、踏み込んでの威嚇咆哮(紅龍のメテオや祖龍の赤雷と同モーション)、
および滞空ブレス後に派生していた「超低空飛行のままハンターをゆっくりと追いかけてゆき、
近距離まで距離を詰めると停止してブレスを放つ」行動の二つ。
特に前者は「なぜ存在するのかわからない」とさえ言われていたモーション*9であり、
復活に際して削除されたのは妥当と言える。
怒り時はとんでもない火力の這いずりやブレスを矢継ぎ早に繰り出し、
正しく逆鱗に触れられた龍の如き勢いで怒涛の猛攻を仕掛けてくるため非常に危険。
余りの素早さから、真正面にいる時に咆哮や風圧で拘束されてしまうと次の攻撃にほぼ被弾確定、
という場面も出てくるので、怒り時の立ち位置には注意が必要。 - 具体的なオミットモーションは、踏み込んでの威嚇咆哮(紅龍のメテオや祖龍の赤雷と同モーション)、
- 一方で、MHP2G以前と比較して、全体的に体力及び攻撃力が引き下げられた。
具体的に言うと、体力値は一戦で討伐可能なレベルに落ち着いており、
攻撃力に関しても「掠っただけで即死」という状況はガンナー装備でもなければまず発生しない。
…が、あくまでちょっとした攻撃で即死という理不尽とも言える火力が見直されたに過ぎず、
その攻撃力は素で激昂ラージャンや爆轟時のティガレックス希少種並であり、
結局のところ、恐ろしい破壊力を有していることに相違はない。
また、どのクエストでも制限時間は35分固定となっており、
体力値も引き下げられたとは言え体感的にはドス古龍などとは比較にならない程高いので、
弱点武器を担ぎ、撃龍槍やバリスタ拘束弾をしっかり活用しなければ撃退止まり、
ソロで攻撃が手緩いと時間切れでクエスト失敗という展開も十分あり得る。
ミラボレアスの攻撃は苛烈なので、隙を見定めて的確に攻撃を重ねる必要があるだろう。- なお、這いずり時の後ろ足や方向転換時の尻尾など、
大ダメージを受けるのは理不尽だと言える部分の攻撃力も見直され、
小ダメージと共に尻餅をつくという現実的なものになっている。
- なお、這いずり時の後ろ足や方向転換時の尻尾など、
- 今作における大きな要素の一つに「乗り状態」があるが、ミラボレアスも当然ながらこれに対応。
他モンスターと同じくジャンプ攻撃を当てて怯ませることで乗ることが出来る。- ちなみに、他モンスター同様背中乗り…ではなく、なんとMH4(G)では唯一の頭部乗り。
正統派ドラゴンといったビジュアルのミラボレアスにしがみ付くハンターの姿は、
宛ら伝説のドラゴンライダーである。
何故ならこのミラボレアス、MH4(G)では全モンスターでも屈指の乗り難度を誇る強敵なのである。- まず各行動の予備動作がかなり短く、不意の反撃で一気にゲージを進められてしまいやすい。
- また暴れる時間が割と長く、その上連続で繰り出す場合もあり、そもそも隙が少ない。
スタミナが最大でなければ2連暴れをほぼ耐えられないため、乗り役は強走薬を使用する方が安心。 - 更に、怒り状態でのスピードアップが半端ではない。
咆哮は特に出が速いため、斬りつけモーション途中でいきなり咆哮、
コツコツ溜めていたゲージアドバンテージを一気に引っ繰り返される危険性を孕んでいる。
唯でさえ怒り時では咆哮の確率が跳ね上がるため、高級耳栓の採用を考えたい。 - 乗るプレイヤーには関係ないが、乗り状態の暴れ行動が全モンスターで最も危険。
とんでもない長さを誇る尻尾をブンブン振り回し、今のうちに砥石を使おうとする仲間達をぶっ飛ばす。
しかも威力も結構高く、うっかり壁と挟まれてしまうと乗り暴れでハメ殺しなんて最悪の事態も。
競り合いに勝利すると当然ながら確定で大ダウンを奪えるため、
剣士では部位破壊しにくい部位を集中攻撃して一気に破壊できるのである。
弱点の頭部を狙うもよし、壊しにくい翼破壊を狙うもよし、もぎ取ったチャンスを存分に生かそう。
ただ乗り状態のときにミラボレアスがPTメンバーによって倒されてしまうと頭から降りられない。
つまり剥ぎ取りが一切行えなくなるので注意されたし。
瀕死のミラボレアスには乗らないほうがいいかもしれない。- また拘束用の城門が無くなった代わりに、単発ではあるがバリスタ用拘束弾が用意されている。
採取できる場所は非常に分かりにくいが、ヒットすれば城門に挟まれた時と同じモーションで
ダウンがとれるので積極的に狙っていきたい。- 遠距離から旧仕様の這いずりで近付いて来る際は拘束弾をヒットさせても弾かれて拘束できない。
また、アマツマガツチと同様、拘束するたびにダウン時間が減っていくことには
留意しておく必要があるだろう。
- 遠距離から旧仕様の這いずりで近付いて来る際は拘束弾をヒットさせても弾かれて拘束できない。
- なお、「高低差」「乗り状態」というシステムが導入されたことから、
今作では以前のような「特定武器ではまず破壊できない」部位は存在しない。
その気になれば高台からのジャンプ攻撃で頭部破壊も狙えるし、
前述の乗りを生かしてダウンを奪っての部位破壊も可能と
従来の不満点を新システムで見事に解消しており、これを評価する声は多い。
- ちなみに、他モンスター同様背中乗り…ではなく、なんとMH4(G)では唯一の頭部乗り。
- 今作では「体力が一定値を下回ると常時怒り状態」という特性が削除され、
他のモンスター同様、蓄積が一定値を超えるごとに怒り状態へ移行する。
序盤からいきなり激怒され、「え?」と思っているうちにブレスで即死…
などといった悲劇が起こらぬよう、重々注意すること。
- 過去の経験からと言わんばかりにガンナー対策を多数引っ提げて帰って来たミラボレアスだが、
剣士に対しては攻撃力がまともになったことから、かなり易しくなったと言える。
とはいえ、攻撃力に関しては単に理不尽な大ダメージ巻き込みが無くなっただけである。
その上、近距離の相手には新技のボディプレスや前脚引っ掻き、粉塵爆破などで大ダメージを与え、
遠距離の相手には強烈な広範囲攻撃を繰り出してくると、遠近共に隙が無い。
あくまでも「即死級の攻撃が無くなったことで易しくなった」だけであり、
攻撃自体は大幅に強化されたこともあって、剣士なら余裕などということには全くならないので注意。
「ミラにガンランスと超属性値持ちの剣士以外で行くのは微妙」
と言われる環境が改善されただけであると考えるのが妥当である。- むしろ今作ではランス、ガンランスにとってやや相性が悪くなった。
今作のミラボレアスの攻撃は、ほぼ全ての攻撃で削りダメージが発生してしまうからである。
たとえガード性能+2とガード強化を揃えていても削りダメージだけでゴリゴリと体力を削られる。
ガードでも大技で体力半分近くから即死する場合もあり、ガードの過信は禁物である。
ガ性を切って回避性能を発動させ、ガードではなく回避主体の立ち回りを心掛けたほうが
人によっては楽に討伐できるだろう。
肉質無視の砲撃を中心に、硬い後脚や尾の付け根に攻撃を加えていくとよい。
- むしろ今作ではランス、ガンランスにとってやや相性が悪くなった。
- 余談ではあるが、飛んでる最中に何かしらの攻撃を加えて怯みを取れば、
これまで通りミラボレアスをはたき落とせる。
その際のモーションは短い時間止まっていた旧仕様とは異なり、しばらく他のモンスターと同様にもがく。
- グラン・ミラオス同様に肉質の手動解析がミラバルカン共々ある程度完成している。
詳細は検索エンジンに任せるが、顔に対する龍属性の通りが見直され、
通常モンスターの弱点属性と同じ30%にまでカットされている模様。
他の部位は属性の通りはほぼ変わらず、
物理肉質はMHP2G以前と比較して概ね1.5倍~2倍ほど柔らかくなっているようだ。
武器種によっては無理に龍属性を担いで頭を狙うより素直に足元や胴元を火属性で燃やすほうがいいだろう。
変化・追加された攻撃技 
- モーション変化に伴い、既存技の変化に加え、新たに凶悪な攻撃が追加された。
新モーションには亜種から引き継いだもの、グラン・ミラオスから引き継いだもの、
完全新規の大技の3種類が存在し、特に派手な新規技は驚かされること必至。
なお、ミラボレアスに新モーションが追加されたのはこれが初である。- 新規技は何れも広範囲を巻き込む高威力攻撃であり、
従来通りガンナーでなどと甘い考えを持って挑むと一瞬で消し炭にされる。
また、グラン・ミラオス同様、剣士の場合は基本的に四足歩行時に大きな攻撃チャンスはないと考えてよい。
迂闊に手を出そうものならミラオスを遥かに超えるスピードの這いずりで瞬く間に体力を削られ、
場合によってはそのままBCに叩き込まれることになる。
- 新規技は何れも広範囲を巻き込む高威力攻撃であり、
- 前脚薙ぎ払い
- 直立歩行時に繰り出す追加技。紅龍・祖龍のモーション。
前脚で前方を薙ぎ払い古城の石畳をドン!と吹き飛ばす。
黒龍が繰り出すことはなかったため、驚いたハンターも多いだろう。
しかも此方は両脚どちらでも繰り出すため、その脅威はかつての紅龍・祖龍すら上回ってしまった。
出が速い上正面全体が攻撃範囲であり、ミラボレアスの正面に立っているとまず避けられない。
また、喰らった場合大きく吹き飛ばされ転がされるのだが、
ミラボレアスの行動速度の関係上、起き上がりに直立火炎ブレスを重ねられた場合被弾確定、
後述の粉塵爆発を重ねられると死が見える。
特に怒り状態だと実にちょうど良くこちらが起き上がる瞬間に攻撃が届くため、
運次第ではこの攻撃に絡め取られた時点でBC行きが確定すると、
やる気の無さそうな見た目からは想像もつかない凶悪性能となっている。 - 噛み付き
- 直立歩行時に繰り出す攻撃。薙ぎ払うように首を振るって高台のハンターに噛み付く。
過去作でも繰り出してきた攻撃であるが、用いてくる直接攻撃の大半が無属性となったMH4において
唯一龍属性攻撃のポジションを保っており、食らった場合龍属性やられを発症する。
何より脅威なのは、使用頻度が異常なほど低く、それゆえに虚を突かれやすい点。
【一門外】などを担いでいたりすると(属性的な意味で)致命傷になるので、
龍属性攻撃がある、ということは頭の片隅に置いておきたい。 - 尻尾叩きつけ→なぎ払い
- 尾を浮かせ叩きつけた後、後方から左脚までを大きく薙ぎ払う。
グラン・ミラオスより継承したモーションのうちの一つ。
MHP2Gまでの作品でもミラボレアスは歩いているときも尾に攻撃判定があり、
これを食らうと致命的なダメージを負ってしまうが、攻撃として意図的に使ってくることは無かった。
しかし今作では、ついにその長い鞭のような尾を攻撃に使うようになった。
見た目通りリーチが狂ったことになっているので、思わぬ場所で絡め取られる。
勿論被弾ダメージも馬鹿にならないので当たらないようにしたい。
左後方を見て尾を持ち上げるという予備動作があるため、納刀して緊急回避するか、腹側に抜けるとよい。
なお攻撃判定は振りおろしと薙ぎ払いにそれぞれ存在するため、
1撃目をガードしても油断すると2撃目で吹き飛ばされる。
またガード方向もそれぞれで違うため、大剣などで緊急ガードした場合もめくられて被弾しやすい。 - 火球ブレス
- 直立歩行時に繰り出す追加技。グラン・ミラオスのモーション。
今作では、従来のように前方に首を伸ばして放つ射程無限のブレスのほか、
直立した姿勢で狙いを定め、正確にハンターに向けて火球ブレスをぶっ放すモーションも獲得。
火球ブレスは例によって例の如くガード不可で、
ミラオスの特性を受け継ぎかなり精度が高いほか、怒り時でなくとも2連射してくる。
下記の新技に比べるとやや見劣りするが、それでもなおガンナーを一撃で屠る破壊力をもっており、
過去作では比較的安全であった遠方に居ても全く気が抜けなくなっている。
なお、比較的遠距離にいる相手に対してはスピードの速い火球を打ち出す従来のモーション、
比較的近距離にいる相手に対してはミラオス継承版火球ブレスモーションで攻撃を仕掛けることが多い模様。
比較的使用頻度が高く、通常時でも2連射する、そして近距離の相手にミラオス継承版を撃ち易い特性から、
隙の少ないミラボレアスの攻撃の中ではかなり攻撃チャンスを作りやすい技でもある。
因みに、着弾しなかった場合は遥か彼方の城下町まで飛んでいってしまう。 - 滞空ブレス
- 滞空時に繰り出す攻撃。
今作ではバリエーションが1つ増え、既存のパターンも改善された。
まず単発のブレスは射撃角度が固定されておらず、正確にハンターを狙いすまして撃つ。
冗長であった3連発バージョンは相変わらずの性質だが、終了後はすみやかに着地するため
待ちぼうけさせられる時間が短縮されるようになった。
そして新たに追加されたパターンはなかなか凶悪で、
発射前にハンターの頭上へ移動してから火球ブレスを投下するという恐ろしい内容である。
従来と比べて滞空状態へ移行することが少なく、滞空ブレスの頻度も全体的に低い傾向にあるが、
しっかりカメラを操作してミラボレアスの姿を収めておかないと丸焼きにされかねない。 - 滑空
- 滞空時に繰り出す追加技。紅龍・祖龍のモーション。
滞空状態からもの凄いスピードで急降下しながら突っ込んでくる。
引っ掻きと同じく亜種からの流用モーションであり、初見ではかなり驚かされる。
攻撃力が下がったとはいえ破滅級の破壊力は健在で、防御450程度では普通に即死する。
なお、今作で滞空した場合はまず滑空フィニッシュに繋げてくるので、着地攻めはまず不可能と思ってよい。 - ボディプレス
- 直立歩行時に繰り出す追加技。グラン・ミラオスのモーション。
前脚を擡げて溜めるような音を発した後、前方に倒れ込む。
MHP2G以前ミラボレアスが用いていた倒れ込みとは似て非なるものであり、威力も桁違いに高い。
グラン・ミラオスのものとの最大の相違点は、溜め~倒れ込みまでのタイムラグが非常に短いことだろうか。
怒り状態では1秒程度で倒れ込んでくるため予備動作が殆どないと言ってよく、
更に倒れ込み直前まで此方を追尾するというグラン・ミラオスの特性を受け継いでいることから
正面に立っていたら突然死んだという不幸な事故が非常に起こりやすい。
本家と異なり震動はなく、翼の当たり判定も削除されているものの、
周囲に風圧【大】を発生させるため、対策を怠ると為す術も無く這いずりに轢かれる場合も。
また、このボディプレスを行った場合、一定時間四足歩行状態となる可能性が高い。
グラン・ミラオスのそれと異なり四足歩行状態への移行は確定ではない点には留意されたし。
なお、上記までの記述はグラン・ミラオスのモーションを流用したタイプのボディプレスのものだが、
ハンターが遠距離に居るとMHP2G以前のボディプレスのモーションを使用してくることがある。
威力は溜めがないためか若干低めになっているが、その分出が速い。
ソロプレイのときでは至近距離でこちらを使用してくることはほとんどないが、
PTのときに遠距離にいるハンターにターゲットが移ったときに被弾するおそれがある。 - 這いずり
- 四足歩行時に繰り出す追加技。グラン・ミラオスのモーション。
威嚇するように吠えながら、蛇行しつつ前方へ突進する。
ミラボレアスには過去に"最大の脅威"とも謳われた固有の這いずりモーションが存在するが、
此方は威力こそ若干下がったものの攻撃範囲・スピードが非常に脅威的であり、
結果的に以前より多くのハンターを屠っているといえる。
攻撃力も下がったとはいえまだまだ高く、怒り時は400台後半の剣士でもかすり傷があれば一撃でBC行き、
最高クラスの防具に身を包んだオトモアイルーであっても被弾した時点で即死が確約される。
スパルタン一式のオトモがただの這いずりで散ってゆく様は圧巻の一言。
強烈な攻撃判定は上半身及び脚部分であり、壁を背にした状態でこれを連発されると敗色濃厚である。
怒り時は行動スピードが跳ね上がるため、四足歩行時の這いずりには最大限の警戒を要する。
なお、MHP2G以前のタイプの這いずりモーションも、遠距離から距離を詰めてくる際に使用してくる。
新モーションの這いずりと異なり移動モーションという扱いであるためか、攻撃力はだいぶ大人しくなった。 - 粉塵爆破
- 完全新規技。
二足歩行の状態で、口内を燻らせながら大きく身を引き、
前方に向けて頭を振り抜きつつ咆哮すると共に前方広範囲へ火炎熱風を拡散、
一帯を凄まじい連鎖爆発で吹き飛ばす。
かなり使用頻度が高く、遠距離・近距離問わず積極的に繰り出してくる上、
見た目以上に射程が長く、フィールド半分程度の距離であれば余裕で爆破してくる。
また、爆破角度も器用に調整してくるため、真横に居たのに爆発に掠って蒸発した、なんてこともザラ。
本作におけるミラボレアスの攻撃中でも指折りの威力を誇り、
既に削られている状態から喰らえばまず即死は免れない。
しかし、この攻撃の最も厄介な点は、ミラボレアスの後脚まで爆発が巻き起こる点。
剣士で後脚付近に張り付いていても問答無用で爆破される上にガード不可であることから、
回避が遅れた時点で南無阿弥陀仏である。
ただ、その凶悪な性能の代わりか攻撃後の隙が非常に大きいため、
余裕を持って避けられた場合は結構美味しい攻撃チャンスとなる。
なおこの攻撃は爆破属性ではなく火属性である。
そのため、一定以上の耐性かスキルによる対策を講じていない限り
火属性やられ【大】を発症し、実質的に根性貫通技となることには注意が必要。
ちなみにミラボレアスに密着するほど近くにいた場合、粉塵を撒く動作に引っ掛かって尻餅をつき、
その短い無敵時間の間に直後の爆発をすり抜けられることもある。 - 火炎竜巻ブレス
- 完全新規技。四足歩行時のみ使用。
大きく息を吸い込み前方至近距離を小規模のブレスで爆裂させた後、
3DSの画面を覆い尽くすほどの竜巻状の巨大火炎を薙ぎ払い、前方一帯を焦土にする最大技。
多くの作品でドラゴン型のモンスターが使用する技であるが、
意外なことにこれまでのミラボレアスは使用してこなかった。
この炎には紫色の不気味な瘴気が混じっており、禍を呼ぶ黒龍らしさを感じられる。
生半可な防御力と耐性では当然のように消し炭にしてくる威力もさることながら、
幅のみならず射程がとんでもなく長く、フィールドの約2/3を巻き込んでくる。
右から左、左から右と両側からの薙ぎ払いに対応しており、
その際に右から左なら前へ、左から右なら後ろへ大きく動くので、
前進する場合は更に射程が伸び、後退の場合は懐付近も危険。
また、予備動作である前方でブレスを爆裂させるモーションにも攻撃判定があり、
ミラボレアス頭部付近一帯は(段差上も)もれなく判定範囲内となる。
爆発に接触してもブレス本体に当たった場合と同等のダメージを喰らうので注意。
尚、前進・後退の関係上、大技にありがちな定点攻撃は不可能。
敢えて言うなら、どこでもいいから攻撃とするならチャンスであると言った感じか。
ちなみに、このブレス自体の攻撃判定は1回なので、
薙ぎ払われる前のブレスに当たってもその後の薙ぎ払いで起き攻めされることはない。- この攻撃が一番怖いのはヘビィボウガンである。
基本的に納刀して緊急回避しなければ避けられないこの技には、納刀の遅さが致命的であり、
モーションに気付いた時には既に被弾確定という状況になりやすい。
ガンナーの間合いでは範囲外に逃げられる位置取りというのも難しく、
防御力の低さからほぼ即死確定な上、
火属性やられによって根性も貫通してくるなど、凶悪極まりない。
対策としては、納刀術で納刀速度を上げるか、回避性能+3を発動させて無理やりすり抜ける、
シールドを搭載してガード強化で即死だけは免れるといった方法がある。
一応回避性能無しの回転回避でも判定をすり抜けることは可能である事が確認されているが、
「ブレスの径が細く、且つ薙ぎ払いスピードが最も速くなる位置」を狙う必要があり、実現は困難を極める。
他に取れる選択がない時の悪あがきと思っておこう。 - 逆に操虫棍は避けやすく、セルフジャンプでブレスを飛び越すという荒業が可能。
タイミングさえ掴めば難しいことではないので、狙ってみるといいだろう。
- この攻撃が一番怖いのはヘビィボウガンである。
- チャージブレス
- 追加技。グラン・ミラオスのモーションであり、
口内に膨大な炎を漲らせた後、地上に向けて巨大な火球を発射、
通常のブレスとは比較にもならないドーム状の大爆発で超広範囲を灰燼と化す。
その迫力たるや凄まじく、至近距離では眩いフラッシュと凄まじい陽炎で視界が一切遮られ、
遠距離でもミラボレアスごと周囲を塵にしかねない核爆発が如き爆風を目の当たりにすることとなる。
詳細はこちらを参照のこと。
MH4G 
- MH4に登場した上位個体クエストはもちろん続投。
その後、イベントクエスト『運命の黒龍』にて待望のG級個体が登場した。- 今作では新たなミラボレアス種、ミララースが登場。
これにより、ボレアスからバルカンへと変化し、最終的にはラースに到達する、
つまり「3段階変身を有するラスボスだった」という恐るべき事実が発覚した。
- 今作では新たなミラボレアス種、ミララースが登場。
- 戦闘能力の変化としては狙い撃ちブレスの仕様が変更されており、
以前は狙った相手に2発ブレスを発射するだけだったが、
G級では1発目を撃った後にターゲットを変えてくることがある。
祖龍同様、その2発ブレスを間髪入れずに放ってくるので、
緊急回避を安易に使わないように気をつけなければならない。
足下に潜れば安全な剣士はともかく、ガンナーは最悪即死する可能性があるので十分注意する事。- また、祖龍と同様、中~遠距離のハンターに対して主にブレスで攻撃してくるようになった。
このため、撃龍槍を当てるために誘導しようとすると、ブレスを連発されて手間取ることも多い。
- また、ミララースの原点ということでか前方チャージブレスの反動を利用した滑空攻撃も繰り出す。
使用頻度は少ないものの、チャージブレスの隙を狙って脚を攻撃していると滑空攻撃に巻き込まれてしまう。
また、少ないといっても紅龍と違ってメテオがないため、発動する確率は相対的に増えており、
場合によっては連射されることもある。
- また、祖龍と同様、中~遠距離のハンターに対して主にブレスで攻撃してくるようになった。
- 上記の技以外は概ねMH4通りに戦うことができるが、
上位個体に上位防具でダメージを喰らうよりも明らかにG級個体にG級防具でダメージを喰らう方が痛い。
特に元から高い威力の粉塵爆破やチャージブレス、火炎竜巻ブレスは
MHP2Gの火炎ブレス同様に即死級の火力に仕上がっており、
怒り状態では防御力720程度で火耐性が+でも
薬草一本分でもHPが減っていれば即死も有り得る。
これは足踏み一回分の被弾でも即死ラインを割る可能性がある
ということである。
更に根性を付けていても火属性やられで貫通してしまう等、非常に危険な代物である。
かつてのように「一撃でほぼ即死だが慣れればほぼ被弾しない」というならばともかく、
今作では動きも機敏で慣れていても被弾する可能性は充分であり、
しかもその被弾率がある攻撃が即死級という極めて厄介な状況になっているのだ。
ダメージだけで言えばギルクエLv140のモンスターたちの大技にも匹敵しうる。- 裏を返すと、即死級の威力を誇り、かつ出の速い這いずり時の火炎竜巻ブレスや
粉塵爆発ブレス、チャージブレスの即死級ダメージさえどうにかできれば生存率は格段に向上する。
つまるところ、対黒龍戦での生存に関して言えばとりあえず火耐性を高めればよい。
ある程度の防御力(少なくとも700以上)は前提として、
少なくとも火耐性が20前後あれば大ダメージは負っても即死にはまずならなくなる上に、
火属性やられを無効にできるので根性も有効になる。
また、足踏みを数回程度喰らっていても死なないのでより積極的な攻撃も可能になるだろう。
このように火耐性を高めることは様々な利点があるので、
場合によっては火力系スキルをある程度妥協してでも火耐性を高める価値はある。
- 裏を返すと、即死級の威力を誇り、かつ出の速い這いずり時の火炎竜巻ブレスや
MHXX 
- 前作のMHXでは一族総リストラされてしまったが、続編のMHXXでは再度一族総復活した。
また、前作で裏ボスを務めたアルバトリオンが続投しており、初共演。
終盤となるHR90でクエスト解禁、登場フィールドはもちろんシュレイド城である。
- 今作では登場ムービーが廃止されたため、ベースキャンプからのスタートとなる。
支給品のバリスタの弾が前作までの8発から20発へと大幅増量されており、更に単発式拘束弾も2発入っている。
バリスタの弾は1度には持ちきれないが、支給用モドリ玉もあるという抜かりのなさである。
大砲が3連式になったことも含めて、より兵器によるダメージを狙いやすくなったと言える。
- 前述の通り関わりの深いラオシャンロンが復活することが発売前に発表されていたこともあり、
「この一族が裏ボスなのでは?」と予測するハンターも多かったことだろう。
- 今までのシリーズのモンスターリストでは「全ては謎につつまれている」としか評されなかったが、
今作のリストの3ページ目で新たな情報が公開されたのだが、
それは何と「どの攻撃を見ても威力が桁違いということ」だけ。知ってた。
- 本作での黒龍武器は他の一族と異なり、
基本的に黒いかけらや黒い塊で作れるブラックシリーズを限界突破させなければ入手できない。
一応ミラボレアスのクエストの報酬でも手に入るので、
ミラボレアスを繰り返し撃退、または討伐していけば作成は可能。
かけらと塊はポッケ村で古龍骨を使うことでも手に入るので、
少量足りないという場合はそちらを利用した方がいいだろう。- 弓と操虫棍、ヘビィボウガンの3種は途中で形状が変わるためか、
ブラックシリーズとは別に生産レシピが用意されている。
また、ライトボウガンは新規デザインの武器が追加されている。 - ちなみに、ブラックシリーズの限界突破の時点でいきなり黒龍素材を要求される。
そのため、MHXXを始めてすぐにミラボレアスの再登場を知ったプレイヤーも存在した。
- 弓と操虫棍、ヘビィボウガンの3種は途中で形状が変わるためか、
- オンライン部屋のターゲット指定において、
今作から怒り喰らうイビルジョーや猛り爆ぜるブラキディオスなどの特殊な個体は
その名前で指定できるようになったが、ミラ一族はすべて「ミラボレアス」で統一されている。- ただし、MHXからはオンライン部屋の名前を設定できるようになったため、
混乱を起こさないためにも有効に使っていきたい。
- ただし、MHXからはオンライン部屋の名前を設定できるようになったため、
- MH4(G)ではチャットの予測変換に出て来なかったが、今作ではちゃんと出てくる。
ただし、進行度毎に制限がかかっており、ミラボレアスのクエストを自力で受注できるようになるまでは表示されない。
これは鏖魔ディアブロスや今作のラスボスであるアトラル・カ等も同様である。
- ちなみに乗れるモンスターで大砲を使えるのはミラボレアス、ミラルーツ、アトラル・カのみである。
MH4(G)では乗り状態に攻撃し怯ませると乗りが失敗していたが、今作では手助けができる。
そして乗り中に大砲を当ててみると、蓄積値に補正が掛かっているらしくゲージが物凄い勢いで溜まる。
一人が乗り、残りの三人で大砲を9連射すれば乗り支援のみで乗りを成功させることも夢ではない。- とはいえ、ミラボレアスの硬い肉質も考慮すると、
大砲はそれなりのダメージソースになるので、乗り支援に使ってしまうのはもったいないか。
(MHX・MHXXでは乗りバトル中の攻撃はダメージにならない。)
- とはいえ、ミラボレアスの硬い肉質も考慮すると、
- ミラ系3種全てに言えるのだが、乗りの難易度が微妙に高い。
というのも咆哮→咆哮→暴れだったり、暴れ→暴れ→咆哮といったような、
ゲージを稼ぐ暇がほぼ無いパターンを繰り返すことが多いためである。
可能であれば高級耳栓を用意しておくと乗りダウンを取れるチャンスが増えるだろう。
- 今作のミラボレアスはやたらと這いずりを使う。
四足歩行時に後退したらまず這いずりに派生し、這いずりから這いずり、或いは後退に派生することもザラ。- 這いずりから這いずりに派生した場合、ブレイヴスタイルでイナしたり、
ジャスト回避しても行動を即時キャンセルして外側に回避しないと被弾してしまうので注意をすること。
- 這いずりから這いずりに派生した場合、ブレイヴスタイルでイナしたり、
MHW:I 
- MH4以降のミラボレアスの動きに流用されている海竜種骨格のラギアクルスが接地面の問題で未参戦、
新大陸にシュレイド城や塔等と類似した人工の建築物が確認されていないなどの事柄が積み重なって、
参戦が絶望視されていたが、
2020年8月28日に配信されたデベロッパーズダイアリー Finalにて、
無料大型タイトルアップデート第5弾の復活モンスターとして遂に満を持して復活する事が発表、
同年10月1日UTC0時(日本時間9時)に実施された大型アップデートで実装された。- 骨格問題に関しては、平坦なシュレイド城内での戦闘に限定すれば、
接地面の問題は実装不可能なほどには発生しないのではと以前から言われており、
実際にミラボレアスが進入する範囲は殆ど傾斜の無い戦場となっている。
- 骨格問題に関しては、平坦なシュレイド城内での戦闘に限定すれば、
- 狩猟地は新大陸ではなく、現大陸のシュレイド城。
つまりはMHW:Iにおいて最後の追加モンスターにして、現大陸で戦う最初のモンスターである。
このため他のモンスターのそれとは異なり、ミラボレアスとの戦いは調査団としての調査ではなく、
『「現大陸の数多の国と機関を挙げて行われる大規模な合同作戦」に調査団が参加を要請される』形で行われる。
ストーリー上では、ハンターズギルド上層部に属する人物「将軍」から調査団に召集がかかり、
5期団を中心とした調査団メンバーが海を渡って現大陸に渡る様子が描かれる。
ちなみにだが、この時のシーンはWorld開始時の船内シーンのセルフオマージュという粋な演出となっている。
また、陽気な推薦組の、特に筆頭ルーキーと呼ばれていた頃の話が関わってくる。
- グラフィックが過去作から更にパワーアップしたことで、大幅に迫力が増した。
デザインにも幾つかのリファインが施されており、背面に生える棘がよりシャープかつ不揃いになったほか、
首が過去作に比べてより太くなり、翼の面積も大きく広がっている。
更に翼をレックス骨格の如く腕か脚のように接地させるなど、従来では見られなかった姿勢も見せるようになった。
咆哮も4シリーズの面影を残しつつリニューアルされ、まさに邪龍を思わせるような声質となっている。- 余談だが、翼を腕のように接地する姿は原始的な古龍と説明されてきたゴグマジオスに通じるものである。
- アルバトリオン同様モンスターアイコンも新規に用意された。
口から炎を漏らしつつ燃え上がるシュレイド城に佇む邪龍といった趣のデザインとなっている。
- デベロッパーズダイアリーでは、登場作品でお馴染みの防具「ドラゴンシリーズ」に関しても言及されているが、
その中で「シリーズスキルで全極意が……」というとんでもない発言や、
その後に藤岡Dが語った「生態系の頂点みたいな」という発言があったこと、
公式Twitterでは「それとは別に、未知の新スキルが備わっている」事も明らかにされており、
実装前からその性能に期待する声が多く挙がっていた。- そして、満を持して驚異的な性能の「EXドラゴンシリーズ」が追加された。
- ミラボレアスに会うには、ストーリー後に導きの地の溶岩地帯の解放後の諸々の手順を踏むことで受注可能な
ムフェト・ジーヴァの偵察任務を終わらせることで出てくる
アルバトリオンの討伐クエスト『暁の凱還』をクリアすることで漸く出現する
『特別任務:黒龍ミラボレアス』で初めて相対することになる。
あのアルバトリオンを前座扱いにするという、破格の待遇を受けての登場である。
- この特別任務は、初見となる初受注時と、通常クエスト進行状態とで展開が異なっている。
任務クエストでは5回力尽きるまでクエスト失敗にならない。
慣れない間は不屈が有効なので発動させておく事をお勧めする。
また、オトモにLv11以上まで鍛えた『ミツムシ寄せのお香』を持たせて連れていけば、
ヘイト分散や回復リソースになるだけでなく、
一度力尽きてもミツムシど根性で復活させてくれる。
立ち上がった後に無慈悲な追撃が来ないことを祈ろう。
- 任務クエストクリア後はイベントクエスト(という名の通常クエスト)でいつでも挑めるようになる。
こちらの名称はシリーズ恒例「伝説の黒龍」。
こちらはいつも通り3回力尽きたらクエスト失敗であり、失敗の猶予が減ったという点で難易度が若干上がっている。
食事の「門出の酒定食」は最初の1回がカウントされない「ネコの生命保険」が発動するため、
パーティの誰かが食べておくことによって(3回終了のイベクエでは特に)安定性を上げることができる。
また、日替わりだが『ネコの報酬金保険』は生命保険と免除回数が重複するので、
運が良ければ最大でイベントでは4回、特別任務なら6回まで力尽きてもセーフとなる。
- 全体的なモーションも旧作をベースにしつつ大幅にリニューアルされた。
特にモーションが全体的にスピーディになり、方向転換もMHW仕様のスムーズなものになったため、
体感的な行動速度が従来とは比較にならないほど向上している。*10
また攻撃精度もさらに高まり、軸合わせ無しに的確に射角、射程を合わせてブレスや火炎放射を放つ隙の少なさを見せる。
そして当然ながらミラボレアス種の特徴である作中最強クラスの攻撃力は据え置きである。
鈍重さをある程度克服したMH4ベースの個体からさらに動きが洗練された結果、
「素早い上に攻撃精度が高く、威力も即死級」の難敵となった。
小技から大技まで満遍なく追加された各種新技に加え、下記の大きな仕様変更がなされたこともあり、
従来のミラボレアス戦のセオリーはほぼ通じない。
- 今作では直立状態と腹這い状態の区分がより重要になっている。
作中のTipsでも説明がある通り、討伐の鍵を握るぶっ飛ばし関連の仕様が特殊であり、
ミラボレアスが腹這い状態の時にしかぶっ飛ばしが有効に作用しない。
直立状態でぶっ飛ばしを行った場合、微ダメージと共に腹這い状態へ移行するのみで終わってしまう。
腹這いになった後も怒り状態でなければ方向転換させてぶっ飛ばす猶予はあるが、
非怒り状態時に与えたダメージ量によっては、腹這い直後にそのまま怒り状態へと移行し、
ぶっ飛ばしが出来なくなるケースも起きる。
そのため直立状態からの2連ぶっ飛ばしを行いたい場合は、怒りが解けてから早いタイミングで行うことが
求められ、またぶっ飛ばしで壁に激突させるには腹這い状態時に頭部クラッチを行う必要があることから、
これまで以上にミラボレアスの状態、体勢およびモーションを観察することが求められる。- 攻撃に関しては直立状態・腹這い状態に関わらず行うモーションが増え、
どちらの体勢が強力かとは一概には言えなくなった。
なお、ミラボレアス側が直立状態・腹這い状態をスムーズに切り替えてくるのは過去作と同様である。
- 攻撃に関しては直立状態・腹這い状態に関わらず行うモーションが増え、
- 破壊可能部位は頭(2段階)、胸、翼(左右で別)。ただし少し特殊な仕様があり、
ダウン中や単発式拘束弾での拘束中は破壊できない。(部位耐久値が必ず1残る。)
またぶっ飛ばしのダメージでも破壊することはできない。
これら破壊できないタイミングでも耐久値自体はちゃんと減っているので、
むしろ部位破壊による怯みやダウンが無駄にならない、ハンター側に有利な仕様といえる。
大砲や単発式拘束弾のほか、新設置された移動式速射バリスタが部位破壊の一助となるだろう。- これを逆手にとり、兵器ダウンや拘束解除後などで角の耐久値がギリギリだと推察できれば、
武器攻撃するタイミングがなくてもスリンガー弾を頭に当てることで頭部破壊を即座に狙うことが可能。
- これを逆手にとり、兵器ダウンや拘束解除後などで角の耐久値がギリギリだと推察できれば、
- 今作では両方の翼を破壊することで飛行頻度を抑えることが出来る。
バリスタとクラッチを駆使することで飛行中のミラボレアスにも有効打を与えられるようになったため、
手出しできないまま一方的に攻撃されることはほぼなくなった。
滞空時間も抑えることができるようで、両翼破壊時には第二、第三形態に移行した時の滞空状態から
即座に滑空攻撃に移り、着地するようになっている。
- クラッチ可能部位は頭、腕、足。武器攻撃でスリンガー滅龍弾を落とす。
特に腕は傷付けを行うと反対側の腕と胸も同時に傷付けられるため、
時間内のクリアを狙うなら有効に活用したい。- ただし傷つけ後の肉質計算が特別仕様で、「通常加算される数値-5」が元の肉質に加算される。
よって傷つけ行為による肉質軟化効果は小さく、特に頭は『1』しか変化がない。
弱点特効込みは別として、傷なしでも会心率100%を確保している場合は、
多少肉質が変化する胸部はまだしも頭部への傷維持はそこまで拘る必要はないだろう。 - 頭へのクラッチ中は火炎弾系統と、扇状火炎放射は出だしでダメージを食らうものの
なぜか扇状以外の火炎放射系は出だし、放射中共に無傷で済む(扇状も放射中はダメージ判定無し)。
ただし火炎爆破、火炎弾設置、腹這い状態の火炎放射などは武器のモーション、状況によっては被弾する。 - ちなみによろけ怯みは存在しない。
これはMHW:Iに登場するモンスターでは(ゾラ・マグダラオスとコラボモンスターを除けば)唯一の特徴である。
- ただし傷つけ後の肉質計算が特別仕様で、「通常加算される数値-5」が元の肉質に加算される。
- 乗ることも一応可能だが、そこはミラボレアスと言うべきか、乗り中も暴れに暴れまくる。
そこで問題になるのが、振り回された尻尾や脚に漏れなくダメージ判定がある点である。
意図的に攻撃するという意思も無く、ただ単純に
背中のハンターを振り落とそうともがいた拍子に振り回しただけなのだが、
その一挙一動が尻尾振り攻撃と同等の威力*11を有しており、
並大抵な防具と体力では一撃で致命傷になりかねない。
他のモンスターであれば乗り中でも攻撃のチャンスとなることもあるが、ミラボレアスの場合、
特にマルチでは乗り攻防中にメンバーが蹴散らされてクエスト失敗…なんてシャレにならないことも十分起こり得る。 - 剣士は迂闊に近寄らず、広域化や笛で乗り手のスタミナ支援に徹するなりして見守るのも手である。
ガンナーなら暴れていても攻撃は可能だが、適正距離に気を取られ過ぎて思わぬ反撃を食らわないように注意。
ちなみに、操虫棍であれば乗り時の移動攻撃を繰り返すだけで簡単に怯む仕様になっており、
比較的早くフィニッシュ攻撃に移行することが可能。- なお、本種の振り落としモーション時のスタミナ消費は、
スティックによる位置の変更によって誤魔化すことが出来ず、しがみつき操作で耐えるしか無いので注意。
- なお、本種の振り落としモーション時のスタミナ消費は、
- スリンガー滅龍弾に対して特殊な仕様が存在しており、2発当てると怯む。
強化撃ちなら複数判定があるため1発で怯ませることも可能、
ボディプレスを食らって吹っ飛び【特大】状態になり、追撃されそうな時や味方が拘束された時など
即座に2ヒットさせる必要がある時に重宝する。
ただしスーパーアーマー中や怯み中など、新たに怯みモーションをとれない状態では通用せず、
また短時間で無闇に何度も当てると暫く怯まなくなる。
時間経過で当てた回数は減らないので、常時は一発だけ当てておき、有事の際に当てて怯ませることを心掛けよう。
怯んだ際は少し後ろへ退がる為、吹っ飛ばしに距離が足りない場合にも活用出来る。
ピンチの脱却、乗り時のサポート等利用できる場面は多いが、闇雲にスリンガー弾を当てるのは推奨されない。
具体的には扇ブレス、腹這い時の火炎放射、扇状火炎放射、360度火炎放射、直立3連チャージブレスなどは明確な弱点への
攻撃チャンスであり、回避不可能な味方がいない場合に当ててしまうと、大チャンスをフイにしてしまい
かえってクリアを遠ざけることになってしまう。
何も考えず当てるようなことはやめておいた方が良いだろう。
- ベースキャンプが近場に設置されているためか、普段はモドリ玉が使用可能。
緊急時の避難や、物資の補充用として有効活用するといいだろう。
キャンプから戦闘エリアに移動する際はムフェト・ジーヴァ戦と同様、暗転を挟まずにシームレスに移動する形となるが、
翼竜から降りる際には任意のタイミングで降りられる。
マルチプレイにて運悪く後述の大技の発生とタイミングが被ってしまった場合、敢えて降りないことで対処可能なので、
ミラボレアスが引き起こす地獄のような光景を間近で楽しむことも可能。- ただし、上空でいつまでも待機することは出来ない。
咆哮を喰らったり一定時間が経過したりすれば自動的に降りるようになっている。
- ただし、上空でいつまでも待機することは出来ない。
- 討伐の舞台となるシュレイド城は旧作を踏襲しつつ新装され、新兵器、防護装置が設置されている。
これらの配置状況はミラボレアス関連のイベントを初めて進めた際に将軍からも説明される。
これらギミックの詳細と活用方法はこちらを参照されたし。
なお上述の移動式速射バリスタを含め、今作ではシュレイド城に備えられた兵装がかなり優秀なため、
バリスタや大砲の威力を上げる砲撃手スキルも採用候補となる。
- 体力はシングル仕様で66000、2人仕様で114972、マルチ仕様で171600。
更にミラボレアスは頭部を除くと全体的に肉質が硬く、その耐久力は数値以上のものとなる。
加えてクエスト制限時間が30分に設定されているため、
激しい攻撃の数々、専用演出を伴う全体即死技(後述)をくぐり抜けながら莫大な体力を削り切らねばならない。- 弱点は過去作同様龍>火。
属性的にもスペックの高さ的にも攻略時はアルバトリオンの武器が非常に噛み合うだろう。
ミラボレアス自身が火を扱うにもかかわらず火属性が有効なのは、体中に付着させた武具が融解するからだろうか。 - 各種兵器でダメージを稼げる機会が多いため、実のところ武器攻撃で削らなければならない体力は上記よりは少ない。
特に砲撃手スキルLv2を用いた各種固定兵器と撃龍槍は威力が高いため、貴重なダメージソース&ダウンのチャンスとなる。
撃龍槍も1本につき4桁もの体力を削る*12ため、きっちり2本当てることを心掛けたい。
なお、今作の撃龍槍はステージの7割をカバーする直線範囲と長時間の当たり判定を持ち、滞空状態であったりある程度離れていても
2本分の槍が当たるようになっている。
逆に言えば、拘束弾を外したり撃龍槍を当て損ねたりすると一気に難易度が上昇する。
- 弱点は過去作同様龍>火。
- 高いタフネスに隠れがちだが、攻撃力倍率も18.00と裏ボスにふさわしい数値となっている。
比較として歴戦王ネロミェールは19倍、歴戦王イヴェルカーナは18.6倍と、倍率だけなら上回るモンスターは居るが、
一般的な古龍種の直接攻撃の威力(モーション値)が60~70前後、ブレスや大技でも精々80~100、
アン・イシュワルダやテオ・テスカトルの必殺技でも150なのに対し、
ミラボレアスは通常攻撃のモーション値の殆どを70~90以上で占めており、各種ブレスも軽く100を越える*13。
そんな並の古龍種を越える数値に18倍の補正が掛かることで
同程度の攻撃倍率を持つ他のモンスターが霞んで見える程の絶望的な破壊力を発揮する。
可能な限りレア12防具を全身フルで強化し、防御や火耐性、体力増強等の生存スキルを積んで挑みたい。- ちなみにどれほどおぞましい威力かというと、
体力200を確保した上で考えうる限りの全ての防御手段を積んだ状態*14ですら、
非怒り時の只の小技の前足攻撃や単発噛み付きですら3割近く、その他の攻撃はたった1発で体力の半分を削り、2発も食らえばミリ瀕死確定という、
もはや理不尽という表現すら生温いレベル。
- ちなみにどれほどおぞましい威力かというと、
- 精霊の加護はLv1装飾品で手軽に発動でき、確率発動ではあるもののダメージ軽減策として有用。
最大強化した高レア防具でLv3(50%軽減)が発動すれば、各種攻撃の威力が歴戦古龍の攻撃程度にまでは軽減される。
また高い防御力に火耐性を備えたレイア希少種の防具を二部位、
若しくはぶんどり等で得られた素材でEXドラゴン防具を二部位装備すれば、
極意でLv5(60%軽減)まで積むことができ、発動すれば防御力と火耐性次第だが最終形態かつ頭部未破壊の即死級ブレスもギリギリ耐えることもある。
無論、これらは全て加護が発動した場合(25%)*15の計算であるため過信は禁物。
言い換えれば耐性を高めて確率でダメージを半減した上でもなお脅威的な破壊力を持つということでもある。 - 根性スキルも一応有効だが、防具の質や攻撃パターン次第では
「体力MAXから1発で根性発動ライン未満まで削られ、そのまま2発目でキャンプ送り」
といった擬似的な根性潰しになることも有り得る。
いずれにせよ、極力被弾しないように立ち回るに越したことは無い。
- 今作ではいつもの頭・前脚・後脚の3ヶ所剥ぎ取りが廃止され、1ヶ所から全て剥ぎ取れるようになった。
代わりに剥ぎ取り回数が常時頭めり込みも同然の6回まで減ってしまっているが、死に際の風圧もオミットされており、
マルチで討伐する瞬間に消し飛ばされるようなタイミングで力尽きた時以外で
限界まで剥ぎ取りできない事態は起きづらくなったとも考えられる。
一応だが、討伐直後にキャンプから飛んでいき、最短で降りて胴体に走ればギリギリ6回剥ぎ取れるので安心しよう。- 従来までは固有レア素材と言える素材が存在せず、
宝石と謳われる「黒龍の眼系列」がレア素材と見做されていたが、
MHW:Iでは正式に「黒龍の邪眼」がレア素材となった。
従来通り、頭部の完全破壊で確定入手できる他、剥ぎ取りや報酬、
そしてぶんどり刀装備のオトモによるぶんどりで入手することができる。
例によって運が良ければ1度に3つ以上手に入るが、もはや伝統芸能なので今更驚くハンターはいないだろう。
- 従来までは固有レア素材と言える素材が存在せず、
- また、基本報酬で「古龍の大宝玉」が入手できるようになった。
ミラボレアス種のクエストで大宝玉が手に入るのはシリーズで初となる。
確率はそこそこ高めに設定されており、邪眼集めに連戦していたら複数個手に入っていることも多い。
今作でもミラ系武具の製造に使用するので、ミラボレアスのクエストで手に入るのはありがたい。
- 黒龍出現に際し、殆どのNPCに専用の会話が用意されている。*16
今までのアップデートではクエストに関わる一部のNPCのみにしか無かったので、今回はかなりの豪華仕様。
逆に特別任務クリア後は半数以下にしか専用台詞は用意されていない。- ただただ恐れ戦いている者や、夢であるとして現実逃避を始める者、
生物と捉えず現象として捉えるべきか葛藤する者、冷静な反応を示す者、
全ての覚悟を決め家族を守ろうとする者、戦法や作戦内容を模索中の者、
作戦後の編纂作業計画を立てる者、意味ありげに何も語らぬ者等々、
調査団員ひとりひとりからミラボレアス出現に対する思いと反応が聞ける。
- ただただ恐れ戦いている者や、夢であるとして現実逃避を始める者、
- 今回の討伐作戦ではミラボレアスは現代に再び現れた未知のモンスターとして扱われている。
過去作からの描写では黒龍は既知かつ一度は討ち払われた存在であり、
ある程度の情報はミナガルデやドンドルマ辺りに残っていそうなものなのだが、
現場責任者の立場に居る将軍ですら太古の文献や口伝以上の事は殆ど知らなかった上、
詳しい容姿や攻撃に関する情報の共有すらされなかった。- ミラボレアスについては数少ない生還者も証言を拒否したと言われており、
かつてこれを打ち払った我らがハンターも例外ではないという可能性もある。
- ミラボレアスについては数少ない生還者も証言を拒否したと言われており、
- 以上の通り、MHW:IのミラボレアスはMHW:I最後の追加モンスターにして、
MHW:Iの「事実上の、真の裏ボス」と断言してもおかしくない存在感と実力の双方を兼ね備えている。
解禁されるMRは24、即ち本編ストーリークリア後からだが、ここまで読んだハンター諸氏なら想像できる通り、
歴戦王イヴェルカーナをも超えるMHW:I最後の壁としてハンター諸氏の前に立ちはだかるため、
MR24昇格時点の装備で対抗するのは極めて厳しい。
ストーリーを終えた段階の防具では、防御力の都合でたった一度の被弾で良くて瀕死、
最悪ワンパンで力尽きてあっさりとキャンプ送りにされてしまう。
MHW:Iを徹底的にやりこみ、装備、所持アイテム双方共に念入りな準備を行った上で黒き伝説と対峙するよう努めたい。- 一応、ストーリーの都合上ミラボレアスに挑むにはラージャンなどとの戦闘が必要な上、
猛り爆ぜるブラキディオスや激昂ラージャンもそう遠くない時期に登場するなど、武具集めの導線は引かれている。
また、以前はMR100でないと集めづらかったアイテム面やレア度10~12の装飾品も、
今ではストーリークリアの時点からイベントクエスト「鳴神上狼、荒事を成す」のジンオウガ狩猟の周回で賄うことができ、
各種金策、アイテム、鎧玉、レア度9以下の装飾品辺りもイベントクエスト「ジンオウガよさらば」で得た龍脈炭を
蒸気機関につぎ込むことでこれまた十全に賄える。ジンオウガには合掌。
それらの準備と相応の熟練は要するが、MR100未満での攻略自体は充分に可能である。 - もちろん道中で相対するアルバトリオンの防具も大いに助けになってくれる。
ストーリーでは前座扱いとはいえ、彼も禁忌モンスターであることには変わり無く、
その素材から作られる防具もその辺の通常モンスターとは一線を画する防御力を誇る。
総合的な防御力は臨界ブラキや激昂ラージャンといった特殊個体モンスターの防具にはやや劣るが、
攻撃スキル、黒龍の第一弱点の龍属性の強化スキル、防御スキルと、どの武器種でも腐らないスキルで纏まっており、
スロット枠も比較的優秀なので、胴や脚など部位単位での採用の余地は有る。
特にミラボレアスの超火力への保険として活かせる体力増強スキルが胴だけでLv3で発動可能である点は魅力的である。
ミラボレアス前の修行ついでにアルバトリオンの素材を集めに行くのも良いだろう。
- 一応、ストーリーの都合上ミラボレアスに挑むにはラージャンなどとの戦闘が必要な上、
- レア度12装備のカスタム強化だけはMR100に昇格するまで待つ必要はあるが、
ミラボレアスまでを意識した対策は早期から可能である。
現在の環境では防具強化に必要な大霊脈玉もイベントクエスト「殲滅の主はまた鐘を鳴らす」で
鎧玉と共に集められる為、発売初期ほど棘の道ではない。
可能なら導きの地の陸珊瑚地帯をLv7にしたり、他所にお邪魔するなりしてレア12武器に回復カスタムを施しておけば安定性が増す。
- 今作のミラボレアスは、最初は理不尽に感じても慣れれば慣れるほどチャンスが見える設計、
兵器が生み出す攻略手順の多彩さ、熟練でも気を抜くと一瞬でキャンプ送りにされるメリハリが生み出す戦闘面と、
洗練されたフィールドおよびモンスターのグラフィック、劫火が代表する本種の設定に見合った迫力満点の攻撃、
感動的なBGMが数年続いたMHWの真の裏ボスとの決戦を大いに盛り上げた演出面、
優秀な武器、イカれた性能の防具など*17の報酬面の全ての完成度が高くまとまっており、
メインシリーズの非強化個体らしからぬ難易度にもかかわらず、クリアしたプレイヤーから総じて高い評価を得ている。
実際に、救難信号を用いたマルチが主流な中で本種を狩猟対象とした部屋はほぼ常に立っており、
救難信号も他のクエストと比べて目に見えて頻繁に出されている。
そのプレイヤーも素材を集める不慣れな者から、既に素材は不要だがハラハラ感を求め赴く上級者まで幅広く、
もう一体の禁忌のモンスターとともにMHW:Iの事実上のエンドコンテンツの一つのような扱いとなっている。
一方、その異様な強さから当時クリアできずにMHW:Iを終えたハンターも一定数いるようで、
心残りがあったのか攻略法が出揃った数年ぶりに攻略を再開し、SNSに歓喜のクリア報告をする者も。
- ボスやゲームによっては、ミラボレアスの劫火(後述)のような
「規定ダメージの付与など条件による形態移行」はスキップできるケースがままあるが、
ミラボレアスの場合だと、基本的に遮蔽物・防護壁を破壊するブレスの発生はどうしても避けられず、
それ以降のHP毎の劫火はダメージ次第でスキップできる(撃龍槍は使わなくても討伐可能)。- これはMODなどではなく、なんと正規の方法で確認されている事象である。
4人PTでの綿密な連携は前提となるが、
「第一形態に拘束によってHPのほぼすべてを削り切り、拘束が解け次第第二形態の劫火へ移行。
劫火が終わって着陸次第今度は第三形態の劫火を発動、終了後に移動式バリスタによる射撃で即トドメ」
という流れでのTA動画が実装後2年の時を経て実際に上がっている。
更に、ごく一部の変態プロハンはソロでもこれを成し遂げてしまう模様。
- これはMODなどではなく、なんと正規の方法で確認されている事象である。
クエストの流れ 
- 今作での黒龍戦は特殊演出を挟みつつ進行する特殊形式の討伐クエストとなっており、
その中でミラボレアスが第一形態→第二形態→最終形態、と三段階の形態変化を行う。- この形式はイベントストーリーが展開されるクエスト『特別任務:黒龍ミラボレアス』、
特別任務クリア後にフリーで挑めるイベントクエスト『伝説の黒龍』ともに共通である。
そのため、まずはミラボレアス戦でのクエストの流れを把握することが討伐に際しては必須となる。
- この形式はイベントストーリーが展開されるクエスト『特別任務:黒龍ミラボレアス』、
- ミラボレアスは形態変化が進むことに繰り出すモーションが増加していき、基本攻撃力も上昇する。
また、これとは独立して非怒り時、怒り状態が存在するため、注意が必要。
ミラボレアスをよく観察して、今の段階と怒り状態か否かをよく確認して戦いたい。
- 第一形態はBGM「舞い降りる伝説:World Version」が流れる中での戦闘となる。
この段階のミラボレアスは飛行(滞空)せず、地上で直立状態と腹這い状態を切り替えながら攻撃してくる。
ハンター側が使える兵器も限られているため、白兵戦の趣が強い形態と言える。- 初見時の特別任務においては、「調査団本隊到着までの時間稼ぎ」のために交戦する流れとなる関係上、
この段階ではまだ調査隊本隊が到着しておらず救難を呼ぶことが出来ない(ソロでの交戦が必須)。
その代わり陽気な推薦組がNPCとして狩場に参戦し、バリスタや粉塵、拘束弾などで支援してくれる。
陽気な推薦組が時折見せるスタイリッシュな回避モーションは必見。 - なお、基本的なモーションは一通り繰り出してくるものの、この段階ではまだまだ未解禁の攻撃も多い。
この形態の時点でNPCのサポートを受けて尚ボコボコにされているようであれば、冗談抜きで勝ち目はないだろう。
- 初見時の特別任務においては、「調査団本隊到着までの時間稼ぎ」のために交戦する流れとなる関係上、
- 第一形態の体力値を一定まで減らすと特殊演出が挿入。
ミラボレアスが雄叫びと共に天空に舞い上がり、最大技である規格外の即死攻撃「劫火」*18を繰り出す。
放たれた劫火によってシュレイド城を隔てていた防護柵は灰燼と化し、遮蔽物も消滅してしまうが、
柵の消失に伴い同時に防護壁・撃龍槍といった切り札級の兵装と移動式速射バリスタが解禁される。
そして黒龍がフィールドへ舞い戻るとBGMが「無限の勇気を持ちて」に切り替わり、
第二形態のミラボレアスとの闘いがスタートする。- この際の演出は特別任務とイベントクエストで大きく異なる。
特別任務ではイベントムービーが挿入され、陽気な推薦組が身を挺して劫火から主人公を庇う形で脱落。
更にムービー内で調査団本隊到着の旨が告げられ、一連の演出終了と同時に救難信号が解禁される。
ちなみにクエストクリア後、陽気な推薦組は前線拠点でピンピンしている。
劫火を喰らって生きている彼はもう立派な禁忌なのでは
一方、イベントクエストではムービーは挿入されずにそのままミラボレアスが劫火を繰り出してくるため、
総司令からの指示通り、ハンターを操作してフィールドマップで指し表される「遮蔽物」へ隠れる必要がある。
- この際の演出は特別任務とイベントクエストで大きく異なる。
- 第二形態となったミラボレアスの総体力を半分まで減らすと、総司令の台詞が挿入される形で特殊演出が発生。
ミラボレアスが再びシュレイド上空へ舞い上がり、フィールド全てを覆い尽くす形で「劫火」を放つ。
既に遮蔽物が消滅した2度目の劫火において生存の鍵を握るのは、解禁された「防護壁」。
総司令の指示通り、劫火で全てが焼き尽くされる前に砦奥まで避難し、防護壁を起動して劫火を遮ることとなる。- 特別任務とイベントクエストで演出の差異はなく、必ず防護壁の起動スイッチを押す必要がある。
なお、マルチプレイの場合は可能な限り全員が砦内に退避するのを待たなければならない。
もたもたしていると全員仲良く焼き尽くされて4乙になるので、各々立ち位置には注意したいところ。
(最悪のケースではあるが)逃げ遅れた仲間を犠牲にしてでも防護壁を起動したほうがいい局面もあるため、
この辺りは起動係の判断力が問われるところである。
SNSには退避が遅れて仲間に壁を目の前で起動されるという切なすぎる動画も投稿されている。合掌。- ちなみに操虫棍のみ、起動後の防護壁を飛び越えて強制即死を回避可能なことが判明している。
やり方としてはミラボレアスがトドメの劫火を放つのとほぼ同時に防護壁が少し落ちてくるので
その少し前のタイミングでセルフジャンプし、頂点で壁に向かって空中回避して高さを稼ぎ、
更に頂点で急襲突きを出すと即死前にギッリギリで壁を越えられる。
ジャンプの仕方が大事なのはもちろん、跳ぶタイミングも早すぎると壁が落ちずに越えられず、
遅すぎると壁を越える前にトドメの劫火に焼かれてしまう。
また当たり前だが、ジャンプ力の上がる白エキスは予め取っていないと絶対に届かない。
極めて難易度は高く一発勝負ではあるが、もし操虫棍を装備していて閉め出されてしまった時は
最後まで生存に向かって足掻いてみよう。(参考)
- ちなみに操虫棍のみ、起動後の防護壁を飛び越えて強制即死を回避可能なことが判明している。
- 特別任務とイベントクエストで演出の差異はなく、必ず防護壁の起動スイッチを押す必要がある。
- これ以降の流れについては特別任務とイベントクエストで共通する。
- 起動した防護壁は瀬戸際で炎の海を押し留めるが、あまりの熱量から徐々に融解し、劫火終了と共に役目を終える。
- このとき防護壁の留め具は劫火の第二波で吹き飛んでおり、本来は防護壁が下り切ってしまうのだが、
劫火の衝撃が強すぎるあまり、防護壁の下部が高台の下部につっかえる形で下り切らない現象が起きている。
劫火の威力が小さければ逆に全滅していたかもしれない点も含め、本種の異常な火力を示す粋な演出といえる。
胸部に灼熱を滾らせ、蒼く煌めく炎を放つ「最終形態」へと移行する。
最終形態に至ったミラボレアスは強力な新規モーションを解禁し、怒涛の猛攻を仕掛けてくる。- この演出後のミラボレアスは自動的に一定時間滞空飛行状態となり、
空から即死級の火炎ブレスや火炎放射で地上を薙ぎ払ってくる。
近接武器は手出しができないように見えるが、タイミングによっては胸部~下半身へのクラッチが可能であり、
滑空までの間は比較的安全に傷つけを行うことが可能。その後の激闘のためにも是非胸部の傷つけを狙いたい。
頭部非破壊の場合はバリスタ拘束弾を当てて部位破壊を狙うのも有効だが、
いずれにしてもクラッチや拘束弾を外して被弾することだけはないように注意。- 隠れ身の装衣やケムリ玉で隠密状態になれば地上に降りてくるだけでなく、更に十秒ほど無防備に出来る。
ただしソロの場合は自分+オトモをケムリ玉で隠せば済むが、マルチの場合はほぼ全員が隠れないと飛行状態が続く。
持ち込み忘れたりした際は他メンバーに付いていって同時に隠密状態にさせてもらおう。
- 隠れ身の装衣やケムリ玉で隠密状態になれば地上に降りてくるだけでなく、更に十秒ほど無防備に出来る。
- このとき防護壁の留め具は劫火の第二波で吹き飛んでおり、本来は防護壁が下り切ってしまうのだが、
- 最終形態のミラボレアスが放つブレスは全てが即死級と言っていいほどの強烈無比な破壊力に変貌する。
形態変化にありがちな新規追加技が超ダメージとかそういうことではなく、
これまで用いてきた唯のブレスや火炎放射までもが一撃で即死しかねないレベルの威力に変貌するのである。
また行動速度も更に上昇し、非怒り時でも第二形態以前の怒り時と同等のスピードで襲い掛かってくる。
文字通り歴代最強の破壊力と歴代最速のスピードを兼ね備えた猛攻に晒されることになるため、
その危険度は第二形態以前の比ではない。
凄まじいプレッシャーの中での戦いを覚悟しよう。- また最終形態のブレスには床の一部を炎上させ、しばらくダメージゾーンと化す効果もある。
ダメージ自体はさほどでもないが、いつのまにか削られて即死ラインを割っていたり、
根性潰しにもなっているため、気になるようなら熱ダメージ無効の採用も検討すると良い。- ミラボレアスとの本格的な交戦に移行した後の調査団メンバーのやり取りからも察せるが、
最終形態のブレスの威力は頭部の部位破壊を達成することで引き下げられる。
具体的には、頭部一部破壊で即死の威力が瀕死級になり、完全破壊で第二形態以前と同程度の威力に戻る。
頭部破壊の達成毎に大ダウンによるチャンスが生まれるため、クエストクリアに強い影響を与える要素である。
頭部の部位ダメージの蓄積は開幕から出来るため、できることなら常に頭を狙っていきたい。
また、完全破壊達成で部位破壊報酬として「黒龍の邪眼」が確定で入手可能。
本作の優秀な黒龍武器、装備の作成において多く使われるため、報酬の側面でも頭部破壊の利点は大きい。
以上を踏まえて、(不慣れな場合は特に)破壊王の採用も十分に考えられる。 - 特定部位を狙って攻撃出来るといえば零距離運用のスラアクだが、
クラッチ中の頭部に意外と攻撃判定が存在しないことも相俟って相性は悪くない。
もちろん連打中にチャージブレスを使われると即死は必至なので、無理は禁物。
あらかじめ1段階破壊するなり装衣を着込むなり保険に入るなりして必ず対策しよう。
お手軽故に不慣れな使用者も多いが、それを差し引いても比較的安定且つ有効な手である。
なお零距離解放突き自体は部位破壊に向いているとは言えないアクションなので、
特にマルチでは2段階破壊を達成するのはそれなりに困難。
- ミラボレアスとの本格的な交戦に移行した後の調査団メンバーのやり取りからも察せるが、
- 重要な点として、最終形態ではあまりの熱量からか胸部が赤熱化し肉質が軟化する。
最大弱点となる頭部とほぼ同等の肉質になるため、積極的に狙っていきたいところ。
特にブレスは胸部への攻撃チャンスとなるものが多く、まさにハイリスクハイリターンな設計となっている。
- また最終形態のブレスには床の一部を炎上させ、しばらくダメージゾーンと化す効果もある。
- 最終形態のミラボレアスの体力値を一定まで削ると、シュレイド城の撃龍槍が解禁。
撃龍槍を見事直撃させるとBGM「無限の勇気を持ちて」がフェードアウトしてBGMが切り替わり、
初代モンスターハンターのラスボス戦を飾った名曲「最終決戦」が満を持して流れ始める。
絶望的なまでの破壊力で襲い来る伝説の黒龍の猛攻を凌ぎ切り、
遂にシュレイドの民が遺した撃龍槍を叩き込んだタイミングにて
ミラボレアスに脅かされていた筈のあの古龍のテーマ曲が流れ始めるとは、何とも心憎い演出である。
ラスボスと思われていた巨大龍の侵攻からミナガルデを死守するハンターを鼓舞したBGMが、
その元凶と決着を付ける真の最後の戦いにて用いられるという因果もまた感慨深いものがある。
慣れると撃龍槍がトドメになってBGMが変わらずにクリアになったり、
直撃後にスリンガー弾を当ててクリアしたりという何とも言えない結果になることも…。
- 撃龍槍によるダウン中に総攻撃することで、自身やメンバーの慣れ具合にもよるが多くの場合で
瀕死状態にまで追い込むことができる。
しかしそこは禁忌のモンスターとして当然と言うべきか、瀕死になろうとも一切動きは鈍らない。
体力が残り僅かでも尚ピンピンしており、最後まで全く弱る様子もなく平然とブレスを乱発し、
四方八方へ動き回る化け物ぶりを見せてくる。
なんなら撃龍槍のダメージで怒り状態に移行し、更に動きが激しくなることも。- 研究レベルが上がれば瀕死時にドクロマークが出るが、マークが出たとしても結構な体力が
残っているため、努々油断しないよう。
温存しているのであれば、単発式拘束弾も惜しみ無く使いダメ押ししよう。
また、頭部の完全破壊を達成していないのであれば、撃龍槍によるダウン中に頭部を狙うことで、
土壇場で部位破壊による大ダウンが発生し、追加チャンスに転じることも。
- 研究レベルが上がれば瀕死時にドクロマークが出るが、マークが出たとしても結構な体力が
- 見事ミラボレアス討伐を果たすと、総司令からの賞賛のメッセージが挿入され、
絶望の悪夢を討ち果たした英雄を称えるがごとく初代MHのクエストクリアテーマである「Triumph!」が流れる。
こちらも原曲がそのまま使用されており、最終決戦とあわせて古参ハンターにとっては感涙ものの演出だろう。
- ミラボレアスの討伐を終えた後、受付嬢から次のような話を聞くことができる。
「あれを、太古の昔より進化を重ねてきた一個の生物ととらえた場合、
あれ程までの破壊力を持たなければならなかった理由が、今の所、思い浮かばないんです。
何が目的で…。」
アルバトリオンのような超災害級古龍を知る者にさえそう言わしめる、
ミラボレアスの力を改めて実感させるセリフである。
しかし彼女の言う通り、ミラボレアスがここまでの力を必要とした理由とは一体……。
- ミラボレアス討伐後のリザルトで禍々しい限定チャーム『伝説の証【黒龍】』が授与、
討伐後に陽気な推薦組と総司令に話し掛けると賛辞の言葉とともに、
『導きの結晶・絆』と『ギルド褒章・救世の狩人』がそれぞれ贈与される。
悪魔の如き強大な黒龍を打ち倒した者にのみ授けられるこの限定チャームが名実共にミラボレアス討伐の証となる。
変化・追加された攻撃技 
- 基本的な攻撃技はMH4G以降のG級個体と同様であるため、ここでは省略する。
粉塵爆破についてはオミットされ、「時間差で攻撃判定のある火属性攻撃」という性質は
薙ぎ払い火炎爆破、火炎弾設置に置き換えられる形となった。
なお、左右の翼を破壊すると通常時に飛行しなくなるため滞空時の各種攻撃、
およびチャージブレス後の滑空攻撃を行わなくなる。
尚、極一部を除いた各種ブレス攻撃はガード強化スキルを発動していなければガード不可である。
- 前述の通り最終形態時のブレス系攻撃には焼き払った地点を長時間に渡って炎上させる追加効果がある。
炎上した領域にはスリップダメージが生じるため注意が必要。
- 前足叩き付け
- お手の要領で直立状態で前足を地面に打ち付ける。
発生や後隙が少なく威力が低い、かつダメージリアクションも尻餅とミラボレアスには珍しい小技。
あくまで他の攻撃よりは威力が低いだけで、攻撃倍率の都合でレア12防具一式フル強化でも
体力200の1/4近くを軽く削るほどの威力と結構痛い。
2連続以上行うこともあり、後隙の少なさ故すぐに次の行動に移れる点には注意したい。
大きく横に薙ぎ払うタイプも繰り出すが、こちらはダメージリアクションが尻餅ではなく吹っ飛びとなっており、
攻撃を重ねられるとキャンプ行きになる可能性がある。
- 這いずり噛み付き
- 以前も行ってきた腹這い状態での攻撃だが、3回固定ではなくなった。
3回以下の噛みつき、そしてフィールド端か障害物に当たるまでの連続版など、種類が増えた。
第1形態では終了後も腹這い状態を維持するが、第2形態以降は直立状態に移行するようになる。
- 這いずり突進
- 大きく口を開いたまま、翼を用いてマガラ骨格のモンスターのように力強く突進する。
直立状態で主にハンターとの距離が離れている場合において、距離を詰める目的で使用する。
第2形態以降は突進終了後、後ろに振り向きつつ腹這い状態に移行する。
突進の軌道は直線なので距離が開いていれば回避は難しくないが、巻き込み範囲が広く、翼にも尻餅+小ダメージ判定が存在する。
- ボディプレス
- 以前のように直立状態から少しの予備動作の後繰り出し、そのまま腹這い状態へ移行する。
また胸を集中的に攻撃すると雄叫びを上げながら怯んだ際にカウンターとして出が早いボディプレスを繰り出してくる。
どちらもダメージが高く、直撃時のハンターのリアクションが吹っ飛び【特大】になっている。
食らうと防御力1000越えでも体力200バーの6割は消し飛び、同時に凄まじい隙を晒すことになるため、
直後にブレスを重ねられるとほぼ一乙確定となる。
倒れてもスリンガーは使えるため、滅龍弾を拾っておくと安心。
予備動作で察知して回避でき、且つ怒り状態で無ければ、倒れてから数秒間はクラッチからのぶっ飛ばしチャンスである。
なおこの吹っ飛び【特大】効果、クラッチクロー中に限り、
恐ろしい事に転身の装衣を着ていても問答無用で発生する。
ダメージこそないが効果時間を無駄に消費することになるため、転身着用時も欲張っての攻撃は禁物。
不動の装衣、タックル、居合抜刀気刃斬り、クラッチクローアッパーなどのSAについては
ダメージ軽減効果のみ発動し吹っ飛びは無効化できないので注意しよう。
また、中~遠距離からの攻撃で怯ませた場合は腹這い状態へ移行しつつカウンターでブレスを放ってくる。
狙いも正確なのでガンナーやバリスタ使用中などは注意が必要。
- 振り上げ火炎放射
- 滞空時・直立時に使用。
首を下から上に向けながら火炎放射を放ち、前方を焼き払う。
予備動作がやや短いため、剣士が懐に潜って胸を攻撃していると被弾しやすい。
薙ぎ払われるのはミラボレアスの正面直線上であるため、位置取りをズラせば回避できる。
威力は高いが攻撃チャンスにもしやすい、ハイリスクハイリターンな攻撃と言える。
- 蛇行火炎放射
- 滞空時・直立時に使用。
前進しながら首を巡らせ、火炎放射を地面に放ちながら薙ぎ払う。
軌道は固定だが威力が高く、更に地上版はミラボレアスの側面も薙ぎ払うため注意。
- 薙ぎ払い火炎爆破
- 口から炎を放って地面を直線上に焼き上がらせ、時間を置いた後に爆発させる。
直立時・腹這い時に関わらず使用し、ハンターの位置を的確に狙って発動してくる危険な攻撃。
特に前方遠距離を狙う火炎爆破は、火炎が流れていくエフェクトに反して
狙ったハンターがいた距離の横一直線だけを炎上、爆破させてくるため、初見で惑わされやすい。
また、腹這い時は後退りしつつ火炎爆破を放って直立状態に移行するパターンもある。
なおこの攻撃を含め、首を大きく曲げる行動中にぶっ飛ばしを行った場合、
ミラボレアスは胴体の向いている方向に飛ばされる。壁にぶつけたい場合は注意しよう。
- 直下火炎放射
- 直立時・滞空時に使用。
一瞬の溜めの後、地面に向けて火炎放射を放って直下一帯を焼き尽くす。
放たれた火炎は地面に滞留し、スリップダメージフィールドを形成してハンターの体力を奪う。
MR帯テオ・テスカトルの直下ブレスに近いが、威力はそれの比ではない。
ダメージ範囲は火炎が吐きつけられた地面を中心とした円形で、ミラボレアスの脚元にまで及ぶ。
足元で戦うことが多い近接武器種で、動作や硬直の長い攻撃の最中に行われると非常に危険。
ガード強化を付ければガード可能ではあるが、ノックバックとスタミナ消費が激しいので、
Lv3~5のガード性能スキルを発動させていないとガードし切れずに削り殺されることも。
緊急回避中はダメージを受けないので、退避困難な場合は武器をしまってその場で緊急回避を推奨。
また空中には判定が及ばないため、クラッチクローのしがみ付きや操虫棍のジャンプも有効。
第2形態以降は終了後に腹這い状態に移行するようになるため、非怒り時のぶっ飛ばしチャンスになる。
最終形態時は他のブレス同様に僅かでも回避が遅れると即死する超火力に変化するが、
溜めが短くなるためクラッチクローが間に合わず死ぬ可能性が大幅に上昇する。
ちょっとでもモタつくと呆気なく焼き払われるので、最終形態時に無理に掴まりにいくのは厳禁。
なお、万が一滞空時のクラッチ攻撃に重ねられると落下した先で体力を削られ焼死する。
- 火炎弾設置
- 第2形態より直立状態で使用する。
ミラボレアスから一定距離内にいるハンターの足元を狙って火炎弾を吐きつけ、一定時間後に炸裂させる。
ディノバルドの火炎ブレスに似るが判定は大幅に広く、回避が遅れると爆発に引っ掛けられる。
火炎弾を吐きつける際は他にはない独特のモーションとSEが発生するので、放たれたら即座に離脱したい。
- 扇状火炎放射
- 第1・第2形態における最要警戒技。
直立状態から両翼を用いて体勢を固定し、巨大な扇状の火炎放射で前方一帯を焦土にする。
直下火炎放射同様のスリップダメージ攻撃だが判定時間が非常に長く、絶大なダメージを叩き出す。
冗談抜きで第1および第2形態における死因の5割はこれといっても過言ではない。
体力が0まで減らされる事の方が珍しい今作のオトモでさえ、
1度でもまともに浴びればほぼ耐えられないレベルといえばその凄まじい破壊力がわかるだろうか。
まあ今作のオトモは仕様上体力が0になっても回復薬ガブ飲みしてすぐに戦線に復帰するけど
特に最終形態では接触したが最後、1秒足らずで体力を削り取られて力尽きるほどの威力であり、
放たれた際に範囲内にいた時点でほぼキャンプ行きが確定する極めて危険な攻撃である。
ダウン中に起き攻めとして繰り出された場合も生存はほぼ絶望的で、
起き上がりに目一杯のディレイをかけたとしてもやり過ごすことは不可能。
射程は無限ではなく、放射時の位置によってはミラボレアスの反対方向に移動することで
射程外まで逃げ切ることも一応可能だが、余程遠くでなければ逃げ切る前に焼かれてしまう。
終わり際には確定で頭前方に火炎弾を設置するため、
攻撃チャンスだと欲張って放射後も頭付近にいると巻き込まれる。
威力の凄まじさもさることながら、放射中はフィールド全体の空気が赤熱するため演出も大変派手である。- 回避方法としては予備動作の時点でミラボレアスの胴体側まで避難するのが最も安定するが、
緊急回避が間に合った場合、間髪を入れずもう一度緊急回避を行うことでやり過ごせるケースがある。
モドリ玉とともに緊急時の対処方法として覚えておくとよいだろう。
攻撃判定は火炎の上方および火炎を遮った障害物後方には及ばないため、
フィールド外周の高台および石柱の後ろは安全地帯となるほか、
火炎をガードしたハンターの後方も同様に安全地帯となる。
当然ながらガード者本人のスタミナと体力は削られるので、
マルチプレイの際は粉塵や広域スキルでサポートしてあげよう。 - また、ガード強化がなくてもガードは可能な上、第二形態まではガード性能のない片手剣でも防ぎきることは可能だが、
最終形態且つ頭部破壊なしの場合、体力200かつガード性能Lv5を発動させたランスであっても
凄まじい削りダメージで体力を0にされてしまう。 - ある程度の距離を確保しながら戦うガンナーにとっては非常に危険な攻撃である反面、
頭の真横から後ろには攻撃判定が存在せず、また放射中はミラボレアスが無防備な為
頭部に攻撃を叩き込む数少ないチャンスでもある。
ただし最終形態では攻撃速度が上がる関係上、避難時間も考えると大技を直撃させるのは厳しい。
クラッチなら前述の火炎弾を避けつつ安全に頭部を傷つけることが可能。 - 単体でも十分危険な技だが、上述の薙ぎ払い火炎爆破を避けて
距離が開いたハンターをこの技でまとめて焼き払う凶悪コンボも存在する。
しかし、裏を返せばこの技を誘導することで頭部を狙いやすくなるということでもある。
薙ぎ払い火炎爆破は使う頻度が多いので、意識すれば扇ブレスの回数も増えてくる。
頭部破壊がうまくいかない人は狙ってみてもいいだろう。
- 回避方法としては予備動作の時点でミラボレアスの胴体側まで避難するのが最も安定するが、
- 直立薙ぎ払い火炎放射
- 主に高台の上にいるハンターへの対抗手段として用いる。直立状態で火炎放射を放ち、そのまま薙ぎ払う。
主に大砲使用時や撃龍槍待機時で高台にいる時に気をつけたい。
極めつけにガード強化を発動させていてもガード不可。
高台にチャージブレスを一発放つタイプもあるが、こちらはスキルがあればガード可能。
ちなみに高台の大砲が存在する第一形態のみ、登っているハンターに対して噛み付きを行うモーションが見られる。
- 360度薙ぎ払い火炎放射
- 最終状態に移行したミラボレアスが解禁する技その1。
腹這い状態で側面後方に頭部を向けたまま独特のうめき声を放ち、ブレスをチャージした後、
火炎放射を放ってそのまま1回転するように360度全てを薙ぎ払う。
最終形態後に解禁される関係上、頭部破壊の段階次第で壊滅的な被害を齎す可能性があり、
頭部未破壊の状態では体力に関わらず確実に即死する灼炎が周囲を薙ぎ払うことになる。
終点で火炎放射を振り上げるので、発射時点を基準として首を傾けた方向と反対側の胸付近が安全地帯。
動きの都合上、少し懐から離れたり後脚に近い位置で攻撃していると火炎に巻き込まれるため、
しっかりと近づいて攻撃するべし。
ブレスを吐く瞬間の向きと反対側の胴部にクラッチで張り付くことで安全に傷つけ可能だが、
なぜか逆側の胴体に張り付いてしまう場合もあり、その場合は発射時の火炎に巻き込まれ
1乙or大ダメージを受けてしまうので注意。
回転している間は問題ないため、一拍おいてから張り付いた方がよい。
他のブレス同様にガード強化が必要だが、諸々が大きく削られるもののガードでやり過ごす手もある。
最終形態で追加される技の中でも特に危険な技であるため、形態移行後は常にこの技を警戒し、
予備動作中に安全地帯に移動できる、もしくは発射時点で緊急回避が可能な立ち回りを心がけたい。
腹這い状態には、前脚付近で立ち回ることを意識すれば、見てから反対側に移動することが可能。
なお他の技同様にスリンガー滅龍弾で怯ませることでも止められるが、
怒り状態時は予備動作が短すぎるため怯ませる前に火炎放射の餌食になる可能性も高い。
また結構な頻度で2~3回以上連続で放って確実に殺しに掛かって来る為、特にパーティ戦では予備動作はよく見ておくように。
- 後退り2連火炎放射
- 最終状態に移行したミラボレアスが解禁する技その2。
直立状態で後ずさりしながら左右どちかの側面に火炎放射→反対側へ火炎放射、と2連続で側面を薙ぎ払う。
発生が速く、横への攻撃範囲もかなり広いため、側面で中途半端に距離を取っていると極めて危険。
真正面近距離には当たり判定がないので、潜り込めば攻撃チャンスになる。
- 最終形態版チャージブレス
- 最終状態に移行したミラボレアスが怒り状態で解禁する技その3。
膨大な熱量をチャージしてからハンターを飲み込む蒼白い巨大火球を放ち、
画面がブレるほどの衝撃波と地響きを轟かせながら着弾地点を木っ端微塵に消し飛ばす。
仁王立ちで、不気味に煌々と輝く口だけをこちらに向ける姿はまさに「実在する悪夢」そのもの。
その破滅的すぎるビジュアルから食らったら終わりであることは嫌でも理解できるだろうが、
果たして頭部未破壊時のチャージブレスの破壊力は驚天動地という言葉すら生温い300。
オストガロアの瘴龍ブレスやガイアデルムの淵劫冥撃(いずれも250)を軽く抜き去り、
2023年現在もなお歴代シリーズを通して断トツの数値である。
1段階の頭部破壊を済ませてもなお即死ラインを割っており*19、
不動の装衣の減算効果があってようやくギリギリ耐えられる可能性があるというレベルの恐るべき火力。
だが最も脅威なのは、極めて長い予備動作を伴うラスボス級古龍の超大技を鼻で笑うこの威力にして
ミラボレアスにとっては切り札でも何でもない通常攻撃の一つに過ぎないということ。
最終形態以降は当たり前のように連発し、予備動作も攻撃後の隙も数秒程度であるにもかかわらず、
直立していると怒り状態ではあろうことか3連射してくる。
3連射の際は1回目は直前、2回目は中距離の定位置を狙うのに対し、
3回目は比較的短いチャージ時間の間に狙ったハンターを正確に狙撃するため、威力・爆発の範囲も含め極めて危険。
直立状態なら3発共に足下が安置となるので、その間は肉質が柔らかくなった腹部を攻撃するチャンスとなるが、
なにせ爆発範囲が規格外なため、特に1発目と3発目はしっかり密着していないと消し飛ばされる。
腹這い状態の場合は1発目のみ直下に撃つほか、PTプレイなどで対象が複数存在する場合、
2発目もターゲットした対象を正確に狙ってブレスを放つため注意が必要である。
- 拘束攻撃
- 最終状態に移行したミラボレアスが解禁する技その4。
突然前方に飛びかかり、ハンターを拘束する。
拘束されたハンターは赤熱化した胸の熱に溶かされるかのように腹部に捕まり、その後咥えられて地面に投げ飛ばされる。
「寝ぐらに集めたハンターの武具が熱で溶け込んだ」とされる黒龍の胸殻の設定を再現した
一種のファンサービス的な攻撃であり、脅威度はさほどでもない……
と思いきや、捕まっている間も熱ダメージでゴリゴリ削られ、投げ飛ばしもかなりのダメージ、
更に投げ飛ばされた後はかなりリアクションの長いダウンを晒してしまうため、
粉塵支援や滅龍弾で怯ませて脱出が出来るマルチなら兎も角、ソロでは拘束中は何もできないので、
ミラボレアスの気分次第で追撃を止めてオトモに向けば万々歳、連れていなければほぼ一乙が確定する。
仮に助かっても大抵瀕死なので、回復する間もなく焼かれた地面の熱ダメージでトドメというケースも多い。
実は拘束は意外にも熱のスリップダメージなので、耐熱の装衣でダメージを軽減する事が出来る。
もし拘束されたとしても、装衣の効果中なら生存率を上げられる。
とは言え投げ飛ばしのダメージで耐えられなかったり、肝心な時に限って装衣を着ていなかったりするのがオチだが
劫火 
- 「世界全土を数日で焦土に変える」という伝説が真実であることを知らしめる、ミラボレアスの最大技。
地獄すら生ぬるい悪夢の再来にして、
「世の終末に全世界を焼き尽くすと言われる大火」という意味を持つ仏教用語をそのまま体現した、恐るべき攻撃。
天空に舞い上がり、所定の位置に移動した後に長い溜め動作の後、
フィールド全域を焼き払う火炎放射を発射し、シュレイド城全域を瞬く間に火の海へ変える。
これだけでもシリーズ屈指の大技だが、しかしここまでは言わば「予備動作」であり、
一定時間経過後に火炎放射の出力を爆発的に上昇させ、全てを焦土に変える超絶的な劫火でもって
誇張でもなんでもなく背景まで含めたシュレイド城そのものを炎の濁流で覆い尽くしてしまう。
そのワールドエンド級のインパクトからも容易に察せられるが、
劫火に呑まれたハンターは問答無用で蒸発し、
即死する。
この攻撃の動作に入った瞬間からモドリ玉が使用不可能になるため、
安全地帯を探り、そこに退避してやり過ごすことが必須の攻撃である。- ベースキャンプと戦闘エリアが近いため、タイミング次第ではキャンプから劫火を眺める事も可能だが、
黒龍が放った炎にシュレイド城が包まれ、戦闘エリアの総てが炎の濁流に押し流されていく光景は壮絶の一言。
更に劫火の脅威は単なる熱量のみにとどまらず物理的な破壊力も伴っており、
初回の劫火は砦前に設置された防護柵のみならずシュレイド城を囲う城壁までも焼き払って吹き飛ばし、
2回目の劫火に至っては防護壁を貫通して背景のシュレイド城そのものを炎の海で破壊、大炎上させる*20。
世界に冠たる大国シュレイドが一夜にして滅び去ったのも無理はないだろう。
なお、観察についてはキャンプから戦闘エリアへ移動する翼竜にぶら下がった状態でも可能である。
ぶら下がり時間が長いと勝手に降ろされる為、うっかり降りて消し炭にならないように注意。
- ベースキャンプと戦闘エリアが近いため、タイミング次第ではキャンプから劫火を眺める事も可能だが、
- 前半と後半で演出が異なるためか、ダメージ判定が特殊な攻撃である。
予備動作と言える火炎放射は火属性の小威力連続HIT判定の攻撃を範囲内に発生させ、
本命の劫火は強制即死判定を有する長持続1HIT判定の火炎を発生させ続ける*21という構造になっている。
また、劫火は見た目通りに広がるように当たり判定が走るため、
即座に火炎放射範囲内全体が劫火に曝される…という事にはならず、
ミラボレアスから遠距離にいるハンターには出力が高まった後も一定の猶予が存在する。
特にギミックを用いた退避が必要不可欠な1回目、2回目の劫火ではこの性質を利用し、
最後の最後まで足掻き、落ち着いて対処するよう努力したい。
- 上述の性質上、強制即死判定の放射が避けられない1回目と2回目の劫火は、
定められた安全地帯に退避し、攻撃そのものをやり過ごす必要がある。
1回目はフィールド北東にある瓦礫(樽のようにも見える変形した壁)、
2回目は撃龍槍の更に奥にある砦内にて、スイッチを起動して防護壁を作動、安全地帯を作る必要がある。
しかしどちらも劫火の熱量に耐えられず、使用後は遮蔽物となった壁が溶けて消滅、使えなくなる。
劫火発動時には、新大陸古龍調査団のメンバーが「強力なブレスが来る」と危険勧告、
そして対応する安全地帯への退避を勧めてくるため、1回目の劫火は聞き逃さなければ容易に対処できる。
ただし、2回目の劫火は城壁をよじ登って高台の奥の砦に避難、
更にスイッチを起動させて防護壁を出すという過程を経なければならない関係上、
1回目よりも時間を取られやすく、退避が間に合わないということも十分起こり得る。
この時だけは全てを諦めて合掌するしかない。
また、上述の通りPTプレイではメンバーの退避状況によっては、
「逃げ遅れた味方を見捨てて防護壁を起動しなければならない」
という非情な決断を下さなければならない事も多々あり、
この攻撃だけでも数々のドラマを生み出している、演出、威力、規模全てにおいて圧倒的な凄まじい攻撃である。- ちなみに劫火の判定は上空にも及んでおり、
崩れ去った防護壁の上空を過ぎ去る火炎放射も劫火の判定を持っている。
防護壁を起動して退避した後、遊び半分でその場から高く跳躍すると
上空を過ぎ去る劫火に接触して即死するという珍事が発生する。 - 3回目以降も含め、劫火の予備動作に入ったミラボレアスは飛び立つときに風圧を発生させるため、
至近距離で風圧に煽られてしまうと間に合わなくなる可能性が高まる。
逆に言えば、発動時に風圧無効状態(無効スキル発動・SA状態・ガード状態)であれば退避しやすくなる。
それなりに連携が取れるのであれば、予め撃龍槍の前にハンターが固まって誘導して戦えば
退避も時短でき、クラッチ壁当ても狙えて一石二鳥である。
- ちなみに劫火の判定は上空にも及んでおり、
- 固定の安全地帯は2回で消滅してしまうにもかかわらず、
最終形態以降もミラボレアスの残体力が一定を切る毎に3回、つまり計5回使用してくる。
3回目以降はそれぞれミラボレアスの真下付近が安全地帯となっており、
そこまで逃げることができればやり過ごせる。
受付嬢から「黒龍の足元へ退避しろ」という指示が飛ぶため真っ直ぐに足元を目指したくなるが、
劫火の範囲は「ミラボレアスを起点とした扇状」である為、
ミラボレアスの真下ではなく斜め方向に向かっていく方が退避が間に合いやすい。- 残り体力がトリガーである都合上、撃龍槍を直撃させるとダウン復帰後に高確率で発動してくる。
心震える名曲をバックに灰燼と化さないよう、退避の心構えはしておくこと。
- 残り体力がトリガーである都合上、撃龍槍を直撃させるとダウン復帰後に高確率で発動してくる。
- なお、内部的には劫火も「火属性のブレス」という扱いであるため
頭部破壊に伴って威力を弱体化させることが可能。
具体的には1段階破壊で強制即死判定が消失して純粋な高威力のブレスになり、
2段階破壊で更に弱体化するという形になる。
ただし、後述する事実故にこれを行っても基本的に即死は免れないが、
1段階破壊であればスリップダメージを秘薬などで帳消しにする事で、たとえ火耐性マイナスでも耐え凌ぐ事が、
2段階破壊であれば、体力200からの被弾かつ精霊の加護LV4以上が発動している環境下で、
直前のスリップダメージ込みでも生還が見込める。
つまり、真反対に飛ばれ風圧も受けてしまった、直撃が不可避な状況に陥ったとしても、
頭部が1段階でも破壊できていればスリップ部分を連続緊急回避でやり過ごし、
劫火本体をあえて受けるのも手。
この場合、体力の回復はミラボレアスが降りて来るまでに十分間に合う。
このように、たとえ劫火の範囲から退避することが不可能な状況であっても、必ずしも終わりではない。
ただいずれにせよ、頭部を最低1段階は破壊しなければ対ミラボレアスの勝機は薄いだろう。
- 上述の通り、劫火はミラボレアスの残り体力に依存して発生する。
これはすなわち、定期的にこちらに自由な時間が与えられることも意味している。
退避後は気を休めて続く戦いに備えるのもよいが、斬れ味の回復、怪力の種などの
バフアイテムのかけなおしなど、やれることはある。- 特に最終形態のミラボレアスは高威力、広範囲の技を矢継ぎ早に繰り出すため、
劫火の範囲から退避した後を除けば、研いでいられるようなタイミングは皆無といってよい。
また、斬れ味の回復が定期的にできることを見込んで、匠のスキルポイントを落とすことも検討できる。
攻略時では特に使われがちな斬れ味維持のための達人芸の依存度も低い。
これにより、スキル枠に余裕を持たせることができ、空いたところに砲撃手・火耐性・破壊王・
精霊の加護などの攻略を安定させるスキルを入れることも可能。 - 怪力の種、鬼人の粉塵などをかけなおすことによる攻撃力の向上は、
激戦必至なクエストの成否を分けることもあり、通常のクエスト以上に有効性が高い。
特に不慣れであれば、時間の都合上2度目の移動式速射バリスタを使う機会が往々にしてあり、
このバリスタダメージも加えることで2度目の兵器ダウンも視野に入るため、無視できない要素である。
仰角の問題で頭や胸を狙えない防護壁側以外からの劫火の場合は、翼付近を狙うとよい。- 劫火中ではないが、中にはあえて劫火に飛び込みミラボレアスの着地地点付近で待機することで、
劫火後に降りてきたタイミングに合わせて真・溜め切りや居合抜刀気刃斬りなどの大技を当てる猛者もいる。
防護壁の反対側から劫火を撃ってくるパターンだった場合は火の海に飛び込む必要があるが、
それ以外のパターンは、劫火の炎が止んだタイミングで撃龍槍のレバーに近づき、起動しても間に合う。
通常使用時と異なり、撃龍槍直撃時の確定大ダウンは発生しないが、
撃龍槍のレバーの前で凶悪な威力のブレスを避けつつ、ミラボレアスが突進してくるのを待ち続ける必要がない
という利点があり、起動タイミングの選択肢として覚えておくと良いだろう。
以上のように、劫火があることはこちらの戦略面で多くのメリットが存在しており、
演出だけの待ち時間と思っているのであれば、それは勿体ないといえる。 - 特に最終形態のミラボレアスは高威力、広範囲の技を矢継ぎ早に繰り出すため、
- この劫火について、実際の狩猟では体験できない恐るべき設定が存在する。
それはモーション値が500という別次元の数値に設定されていること。
即死判定があるので値に意味はないのだが、たとえ即死判定がなくてもほぼ即死だっただろう*22。
余談 
- 史上初めて登場した禁忌のモンスターである。
現在に至るまでの禁忌のモンスターの歴史は、ミラボレアスの登場を以って始まったと言えよう。
この影響でシリーズを通して公式で表舞台に出ることはほぼ皆無といってよい存在となっているが、
これはある意味、ゲーム内でのギルドの
「余りにも危険であるため安易に情報を流さない」という部分に通じるところがあるかもしれない。- ちなみに、MHP2Gの半年後に他社から販売されたPSPソフト「勇者のくせになまいきだor2」では、
「リオ…ドウシタ」に続き、「ミラ…ナントカ」という名前でネタにされている。
当時は大手ゲームメーカーの完全攻略本ですらミラボレアスのミの字も出していないことを考えると、
ある意味快挙である。
- MHFでは、正式サービス開始前のオープンβテストの仕様を公開したページにおいて、
モンスターのパラメータについて記した項に他の古龍に混じってしれっと言及されていたほか、
2019/1/30のアップデートに伴い公式サイトに掲載された「磁縛値」に関する不具合状況でも言及があった。
ただしこれらの例外を除けば正式サービス開始以降は例外なく名称の表記はされておらず、
言及する必要があるときもぼかした表現を用いるかストレートに「??????」(+狩猟地)と表記されていた。
- ちなみに、MHP2Gの半年後に他社から販売されたPSPソフト「勇者のくせになまいきだor2」では、
- 公式設定において「全ての命を脅かす生ける災い*23」とされる黒龍だが、
少なくとも作中において、積極的に人間やその他の知的生命体を滅ぼそうとする素振りは見られない
(もしそうならば、劇中世界の生命は既にミラボレアスによって根絶やしにされているはずである)。- MHW:Iの公式攻略本より禁忌のモンスターは世界規模の縄張り意識を有しているとされる事から、
仮にミラボレアスがあらゆる生命を根絶やしにしようと行動すれば、
同じ禁忌のモンスターでもあるアルバトリオンやグラン・ミラオスといった規格外の存在との、
衝突は避けられないため、もしかしたら彼らの存在がミラボレアスに対する抑制力となっているのかもしれない。 - 実際にも書籍『モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書』における
「ミラボレアスの行動原理(31~32ページ)」のインタビューの項で藤岡ディレクターは
「破壊そのものが目的ということではないと思います」や
「基本的に(行動原理やその因果関係は)理解不能なものという認識です」と答えており、
「行動原理が理解できない故に恐ろしい」存在と描いているようだ。
そしてインタビューの最後には、「ある日突然現れて、一夜にして姿を消す。」
ミラボレアスとは今までも、そしてこれからもこうした存在であり続けると語っている。
- MHW:Iの公式攻略本より禁忌のモンスターは世界規模の縄張り意識を有しているとされる事から、
- かつてシュレイド王国が滅んだのが約千年前とされており、
それ以降の歴史において黒龍の存在は御伽噺同然となっていることから、
ミラボレアスは千年間ものあいだシュレイド城に棲み続けている可能性がある。
モンスターハンターの世界には、竜人など百年単位の寿命を持つ生物が確認されており、
古龍種であるラオシャンロンに至っては齢1000年を超える個体が発見されている。
黒龍が1000年を超える寿命を持っていたとしてもおかしくはないだろう。
- 作中や設定資料などでは、度々ラオシャンロンとの密接な関係が示唆されている。
MHP攻略本には「一説によると、ラオシャンロンはとある何かの復活を感じ、
それから逃げているのだと言われているが……。」という文が記載されており、
MHGのオンラインにいる竜人族もラオシャンロンとの戦闘を終えると同じような発言を呟く。
実際にラオシャンロンを討伐ではなく撃退するとなにかに怯えるような素振りを見せて去って行く。
そして上述もした黒龍伝説の冒頭「キョダイリュウノゼツメイニヨリ、デンセツハヨミガエル」。
実際にこの文を肯定するかのように、
過去の作品などではラオシャンロンを討伐した後ミラボレアスのクエストが出現する。- なお、一部作品では「ラオシャンロンの上を行くドラゴン」と公言されており、
力関係では完全にミラボレアスが勝っているらしい。
この事実も、上記のラオシャンロン逃亡説を裏付けていると言えるだろう。
- なお、一部作品では「ラオシャンロンの上を行くドラゴン」と公言されており、
- モンスターハンターシリーズ10周年記念として、
なんとミラボレアスをイメージしたレザージャケットが販売されることが発表された。
もちろんミラボレアスという名前は表に出ていないが、「黒龍」という名ははっきりと明言されており、
「禁忌のモンスター」「モンスターハンターの世界で語り継がれる伝説のモンスター」と表現されている。
- そして遂に2019年2月6日に放送されたカプコンTVでは、シリーズ15周年記念として
ミラボレアスをモチーフとしたグッズが販売されることが発表された。
ミラボレアス関連のグッズが発売されるのは10周年レザージャケットに続き2例目であり、
やはりアニバーサリーということで特例的な登場ではないかと思われる。- これらのグッズについては、15周年記念サイトでも堂々と紹介されている。
公式サイトのリンクはこちら。
なお、公式サイトにおいて「ミラボレアス」の名が正式に記されるのはモンハン史上初である。 - また、15周年を記念して眼鏡市場とコラボした眼鏡も発売されたが、
こちらにもミラボレアスをモチーフとしたモデルがラインナップされていた。
(現在こちらの特設ページは無くなっており、閲覧できない)
- 15周年翌日には公式サイトが更新。フィギュア発表時には影になっていた、
黒龍ミラボレアスの顔が大きく写された新たなCGアートが公開。
合わせて、公式から新たな説明文も公開された。
こちらのフィギュアは、カプコンフィギュアビルダー クリエイターズモデルとして2021年12月9日発売。
税込み29,700円となる。
- これらのグッズについては、15周年記念サイトでも堂々と紹介されている。
- また15周年を記念して公開されたお馴染みのサイズ比較ムービーでは、
イヴェルカーナがアイスボーンのパッケージを締めくくった後に
アルバトリオンやその他のミラ系と共になんと大トリを務め、
HDモデルで舌なめずりをした後に翼を大きく広げ、15th Anniversaryのロゴをぶち上げ動画を締めくくった。
- その後時が流れ2023年6月12日、カプコンの創業40周年*24を記念したスペシャルサイト「カプコンタウン」で、
初代MH発売当時のミラボレアスの宣伝素材用CGアートが公開された。
モンハン15周年を皮切りに公開されたミラボレアスの各種資料はMHW:Iにおける新モデリングに準拠したもので、
旧モデリングのミラボレアスの資料は未だに数が少なかった事から、突然の供給に驚かされたハンターも多い。- ただ、そのCGアートでは何故かミラボレアスの胸部が部位破壊されており、
それに気付いたハンター達の間でネタにされてしまっている。
後述の「おくりゅう」だったりMHP2G以前のムービー内で歯に舌がめり込んでいたりと、
旧モデルのミラボレアスは何かとネタが多いような...
- ただ、そのCGアートでは何故かミラボレアスの胸部が部位破壊されており、
- ミラボレアスの登場ムービーはMHP2G、MH4(G)、MHW:I(2種類)の5種類存在するが、
5種類中4つのムービーでミラボレアスが舌なめずりをするシーンがある。
他のモンスターにはあまり見られない行動なのでそこそこインパクトがあり、
更に言えば登場ムービー以外だとキャンプからのフィールド進入時に時々行うだけ、
MHW:Iではオミットされているため、ムービーでしか確認できないレアなモーションである。- 同一個体ということでか、ミラバルカンも新旧登場ムービーの両方で舌舐めずりを行っている
(ミラルーツは旧登場ムービーでのみ行い、ミララースはそもそも舌舐めずりをしない)。 - MHP2G以前のムービーでは、恐らくミラボレアスの邪悪さ、嗜虐性を強調する演出なのだろうが、
ポリゴンの問題で歯に思いっきり舌がめり込んでしまっているのがよくネタにされる。
- 同一個体ということでか、ミラバルカンも新旧登場ムービーの両方で舌舐めずりを行っている
- 初代及びMHGでは「おくりゅう」という渾名で呼ばれていた事がある。
これはキーボードで入力した最初の文字がチャット起動のコマンドになる仕様であったため、
「kokuryuu」と打つと最初の「k」でチャットが起動し、残りの「okuryuu」が打ち込まれたというわけである。
ミラボレアスのクエストは人気であり、あちこちで受注が行われていたために浸透したらしい。- 開発側が狙ったものではないだろうが、これにより奇しくも
「黒龍」という単語はゲーム中で(ある程度)ぼかされていたと言えるだろう。
勿論「黒」「龍」という漢字が出せない訳ではないので、ある程度だが。
- 開発側が狙ったものではないだろうが、これにより奇しくも
- 「黒龍」という言葉は、MHP2Gまではこの黒龍ミラボレアス、
および同一個体であるミラバルカンのみを指すものだったが、
3シリーズでは新たに黒龍の名を持つ「煌黒龍アルバトリオン」と
「煉黒龍グラン・ミラオス」が登場している。
そして、MHXXとMHW:Iでは「黒龍」ミラボレアスと「煌黒龍」アルバトリオンの共演が果たされた。- 煉黒龍に含まれる「黒龍」の二文字は、
世界観的にミラボレアスの「黒龍」を意識して名付けられたことがほぼ明確*25である。
一方、煌黒龍の「黒龍」の由来は「黒く煌く」という特徴を捉えたものに過ぎず、
黒龍ミラボレアスとの繋がりを示す意味合いはない。
- ただし、「黒龍」の別名を持つミラボレアス(ミラバルカン)、アルバトリオン、グラン・ミラオスは、
全て「禁忌のモンスター」に属しており、MH世界の頂点に君臨する古龍として知られる。
また黒龍の別名を持たない禁忌のモンスターであるミラルーツ、ミララースについても、
両者ともに「黒龍」ミラボレアスの眷属ないし同一個体である。
このようにMH世界における「黒龍」は、他のモンスターらに見られる別名とは異なり
まさしく絶対的な力を持った存在にのみ冠される称号であるらしいことが窺える。
これは「黒龍」という別称の由来を異にするアルバトリオンにおいても例外ではない。
- 煉黒龍に含まれる「黒龍」の二文字は、
- MHPではココット村で虫の素材を使った防具を作れとアドバイスをもらえる。
確かにランゴ及びタロスシリーズは龍耐性が非常に高く、
当時龍属性攻撃を行うのはほぼミラボレアスだけだったため、効果はある。
だが火耐性が終わっているため、特にミラバルカンに着ていくと泣きを見ることになる。
- イベントクエスト「コロコロ・転がるモンスターズ」の依頼文では、
「コロドラゴンにちなんで『黒龍』でも狩って…」と書かれている。
しかし実際に狩るのはウラガンキンとラングロトラという「コロコロ」転がるモンスターである。
これを聞いて一瞬戦慄したものと歓喜したものがいるとか。
古参プレイヤーが思わずニヤリとしたことは間違いないだろう。- なお、この依頼の説明を受けていた人物は黒龍と聞いて逃げようとしたらしく、
上の文の後には「冗談だよ。逃げなくても良いだろう。」といった旨の文句が続いている。
ここから推測するに、恐らく彼は黒龍の存在を知っていたと考えられる。
- なお、この依頼の説明を受けていた人物は黒龍と聞いて逃げようとしたらしく、
- みんなとモンハンカードマスターにも登場している。
レア度は最高位のゴッドであり、「あらゆる竜種の頂点に立つ最強の存在」と解説されている。
同レアのゴッドには、ミラバルカンやアルバトリオンなど、よりステータスの高いカードも存在するが、
極めて強力な性能を持つことに変わりはない。
- あろうことか、デフォルメされてまぼろしの島にまで姿を現したらしい。
さりげなくMHP2G以来の新規の登場である。
出現条件はなんとイベントでアカムトルム特種を倒しまくること。
一番のシークレットを解禁して良いのか賛否両論ではあるが。- 一応、イベントTOPページではステータス含め全て「??????」で表記されているが、
覇竜を一定数討伐するとシュレイド城の上空を飛行するミラボレアスの影のムービーが挿入される。
- 一応、イベントTOPページではステータス含め全て「??????」で表記されているが、
- MH2やMHF-Gなど、モンスターに取引価格がある作品において、
ミラボレアスのみ取引価格が設定されておらず、討伐しても追加の報酬は得られない。
ギルドとしては、あくまで御伽噺の存在として貫きたいのであろう。- ただし、極限征伐戦のミラボレアスは取引価格が設定されている。
- 10周年記念オフィシャルクロニクルでは、ミラボレアスの初期デザイン案を見ることができる。
体色が黒いことは一緒だが、全体的に実装されたミラボレアスと比べるとずんぐりしており、
前脚が細く、後ろ脚がいかつくなっている。
翼は異様に小さく本当に飛べるのか?と勘ぐってしまうほど貧弱な印象を受ける。
その上、ゲーム上で動かすとなると相当無理がたたりそうな骨格をしているため、
実装するにあたり大幅なリファインがあった事が窺える内容となっている。
- ミラボレアス素材を使って作られたと思われるポッケ村の洞窟の大剣は、
表面をピッケルで削り取っても生物のように自己再生するらしい。
剥ぎ取られた素材が、しかも武器に加工されたものがこれなら、
ミラボレアス本体はどれ程の再生能力を有しているのだろうか…。
- 古くから語り継がれている伝説の龍、歌や御伽噺の存在という設定上、
ミラボレアスに関連する多くの情報は「語られた伝説に依拠するもの」という形で表現されている。
言い換えれば、伝説を根拠としていると思わしい表現の数々をどう解釈するかは、
モンスターハンターの世界に足を踏み入れたプレイヤー各人に委ねられているとも言える。
語られている伝説にしても語り手、時代など明かされていない部分はごまんとあるので、
その辺りを空想で補完してみるのも面白いかもしれない。
素材 
- MHG・MHPの時代はMH2以降に上位素材として扱われるようになった上鱗・堅殻などが
Gクラス素材として扱われていたが、なぜか黒龍(とグラビモス)だけが、
後作のG級素材では汎用的な名前の「厚鱗」や「重殻」などが固有のGクラス素材となっていた。
また、同作の黒龍はイベントクエストを利用してもハードクラス以降でしか挑めないにもかかわらず
ノーマルクラスの素材も用意されているという設定となっていた。
それに伴い防具も各レベルごとに全て用意され、Gクラスのクエストでもノーマル素材が入手出来た。
メインシリーズを通して固有のレア素材は一切持っておらず、
装備を作成する際には他のモンスターのレア素材や古龍の大宝玉などを使用する。- なお、無印においてはハードクラスにのみ出現するが、
素材や防具の名前についてはノーマル版のものしか存在しなかった。
また、黒龍の堅胸殻はMHG・MHPともにイベントクエストでしか出現しない。
イベントクエストでは一戦討伐が必要であり、その上で胸部の部位破壊をする必要があったため、
事実上はストッパー素材となっていた。
- なお、無印においてはハードクラスにのみ出現するが、
- 黒龍の角
- 凄まじい強度を誇る黒龍の頭に4本生えている角。
角には龍の力が宿ると伝えられている。
黒光りする物は「尖角」、触るのが躊躇われる程鋭い物は「鋭角」、
妖しい魅力を放ち、さらに強度を増した角は「剛角」と呼ばれる。 - 黒龍の鱗
- 黒龍の体表面を覆う漆黒の鱗。
鱗であるにも関わらず、尋常ならざる強度を誇り、並大抵の攻撃では傷すら付けられない。
通常の鱗とは違い、一目で分かる程の光沢のを放つものは「上鱗」、
さらに分厚く発達したものは「厚鱗」と呼ばれる。
重厚な鱗がこの種の年輪を物語る。 - 黒龍の甲殻
- 黒龍の脊椎を守る漆黒の甲殻。
隙間なく多層に重なっており、強力な武器も歯が立たない。
この甲殻の上に、さらに甲殻が重なることで「堅殻」となる。
更なる強度を獲得し、遥かに重く硬くなった外殻は「重殻」と呼ばれる。 - 黒龍の胸殻
- ねぐらに集めたハンターたちの武具が、体温で溶け皮膚に付着した、凶悪な甲殻。
この胸殻が更に年月をかけて恐ろしい程の堅さを得たものは「堅胸殻」と区別され、
武具と甲殻が完全に融合し、生物の重さとは思えない異常な質量を持ったものは「重胸殻」と区別される。
胸の部位破壊により入手可能な素材だが、最近ではあまりお目に掛かることは無かった。
時は流れに流れ、MHW:Iで再び入手できるようになった。 - 黒龍の眼
- ただならぬ雰囲気を放つミラボレアスの眼。
眼球は水晶でできており、「宝玉眼」と呼ばれることも。
3大宝石の1つでもある。
鋭くこちらを睨みつけてくるような視線を放つ眼は「鋭眼」と呼ばれ、光の加減で生きている様にも見える。
さらに凶悪な雰囲気を放つ瞳は「黒龍の邪眼」と呼ばれる。
こちらはまるで黒龍の魂がこもっているのでないかというほど凶悪な視線を放つ。
武具となっても心臓を直に握り潰すような殺気を放っており、
その視線に耐えられず、狂死してしまう者も。
稀に三つ以上出たりするが、それは黒龍のご愛嬌である。- この内「黒龍の邪眼」の造形物が実際に作成、モンスターハンター15周年展で展示された。
水晶の様に美しく、それでいて邪龍の眼球に相応しい禍々しさを放つ逸品であった。
- この内「黒龍の邪眼」の造形物が実際に作成、モンスターハンター15周年展で展示された。
- 黒龍の翼膜
- しなやかでありながら、金属のように堅い黒龍の翼膜。
翼でありながら凄まじい強度を誇り、並大抵の攻撃では決して破れない。
剥ぎ取りで広い面積を確保できれば多用途に使える。
より広い面積を剥ぎ取れば「黒龍の翼」としてさらに用途が広がる。
さらに強靭に発達したものは「剛翼」として扱われる。
強度上、加工には相当の技術を要し、鮮度も重要である。
- この他、事実上の下位素材といえるものに、「黒いかけら」と「黒い塊」というものがある。
関連項目 
モンスター/ミラボレアス/派生作品
モンスター/ミラボレアス/外部作品
モンスター/ミラボレアス【紅龍】
モンスター/ミラボレアス【祖龍】
モンスター/ミラボレアス【紅龍】特殊個体
武器/ミラ系武器
防具/ドラゴンシリーズ
防具/ブラックシリーズ
BGM/ミラボレアス戦闘BGM
クエスト/伝説の黒龍
フィールド/シュレイド城
世界観/シュレイド王国
世界観/黒龍伝説
アクション/追跡
世界観/禁忌のモンスター
世界観/古代文明
モンスター/グラン・ミラオス - 同じく源龍亜目に属する近縁種。タンジアの港に伝承され《煉黒龍》と呼ばれる伝説の古龍。
モンスター/ムフェト・ジーヴァ - 色+龍の命名法則の古龍、ラスボスと裏ボスを兼任した共通項も持つ。*26