防具/アスリスタシリーズ

Last-modified: 2023-08-17 (木) 21:24:07

MHXに登場する防具の一つ。
集会所上位になり本気を出したオストガロアを討伐した後に生産出来るようになる。

目次

概要

  • MHXのラスボスであるオストガロアの防具は、珍しくも二種類存在する。
    下位の時点のオストガロアのクエストでは撃退止まりのため、
    身にまとった「骨」(骸素材)を用いた骸(屍)装甲シリーズが生産できた。
    こちらは上位で討伐した、オストガロア本体の素材を用いて作られる防具である。
  • 相方の骸(屍)装甲シリーズとは対照的に特撮のヒーロー風のスタイリッシュな外見となっており、
    一見オストガロアとの類似点は分からなくなっている。
    男性の骨で出来た仮面や女性のツインテールのような触角にその面影が見られるくらいか。
    「双頭の龍」の意匠が骸(屍)装甲シリーズよろしく入っているが、こちらでは男女共に剣士:襟飾り、
    ガンナー:腰飾りの形でシルバーアクセサリーを思わせるパーツとなっている。*1
    • そのデザインは、男女で大きく異なる。
      男性は仮面を始めとして全身を防具が覆っているのに対し、
      女性は顔は勿論、胸元から下腹部まで編み上げとなっており、素肌が覗いている。
      その露出度はMHXでも随一。一部の紳士たちには既に話題となっている。
    • また、色を変えられる範囲がかなり広い。武器に合わせたり、他の部位に合わせたり…
      「個性を伸ばす」がコンセプトの狩技を重視したスキル構成と相まって、着る人の性格が出る防具と言えるだろう。
  • また骨を纏うオストガロアの防具だからか、生産には各部位に様々なモンスターの骨髄を要求される。
    幸い延髄ではない為、上位クエストを回せば数自体揃えるのは難しくないだろう。
  • 女性用アスリスタ装備の掌をよく見ると指一本につき4つの吸盤がある。
    さりげなくイカである事をアピールしたチャームポイントの一つ。
  • G級のXシリーズはデザインが一新され、
    男性用は上位の仮○ライダーのようなSF装備からロングコートをマントの様に首に掛けた騎士といった見た目に、
    女性用は戦乙女風の見た目になった。特に男性用剣士胴のロングコートと女性用ガンナー頭のイカ帽子が目を引く。
    新しい龍属性古龍のバルファルクの武器と見た目相性が良い。
    色変更部位は上位同様広いため、怒り時の赤黒い見た目や全身白など多彩に変えられる。
    防具合成が実装されたのも追い風であり、見た目側の需要も結構ある。

性能

MHX

  • 古龍ゆえに龍耐性が-20/-15と心許ないものの、
    その他の耐性は火耐性が0、水耐性が10、雷・氷耐性が5と悪くはない数値となっている。
    ここも全耐性がマイナスである相方の骸装甲シリーズと大きく異なる。
  • 防御力は剣士の初期値で350、最大強化で660とかなり高い。
    ちなみにこちらは骸装甲・覇シリーズと同じ数値である。
  • スキル構成は、切り札明鏡止水に加えて悪霊の気まぐれとなっている。
    • MHXのラスボスらしく、発動するスキルも新規要素狩技に関連する新規スキルとなっている。
      「切り札」は戦闘中に訪れる「チャンス*2」の際に狩技の効果が上昇するスキル。
      「明鏡止水」は狩技ゲージの溜まる速度を上昇させるスキル。
      どちらも新要素である狩技を強力にサポートするスキル構成である。
      その性質上、ストライカースタイルとの相性は抜群。
      強力な狩技の回転率を上げつつ、
      狩技によって引き起こしたチャンスをさらに狩技で追撃していくことが可能になる。
      この防具を身に纏い、狩技ゲージが溜まりやすい特徴を持つ二つ名武器を装備し、
      さらに狩技ドリンクを使用すれば、まさに駆け馬に鞭といった勢いで狩技を連発可能になる。
      • 武器としては、スタンや乗りで自発的に切り札を発動させられる打撃武器や操虫棍との相性が良い。
        スピニングメテオや蟲纏いのような狩技の重さも明鏡止水が補ってくれる。
        また、狩技ゲージの回転効率の高さを利用して、狩技を乱発し強引にチャンスを切り開く方法もある。
        片手剣ならば昇竜撃IIIでスタンや乗りを誘発でき、
        ガンランスならばブラストダッシュIIIからの連携で乗りを狙える。
      • ただし、このスキル構成はガンナーでも変更がない。
        ストライカースタイルのガンナーは悉く単純火力に繋がるアクションが削減されており、ライトはともかく
        しゃがみ撃ちのできないヘビィは武器の選択幅が狭まるし、
        弓は剛射がなくなるので安定した運用が難しい。
        ガンナーでは少し考えて使っていくべきだろう。
        いっそストライカースタイルでの運用を諦めてギルドスタイルで使う手もあるが、
        その場合、他スタイルより狩技ゲージの上昇手段に乏しい為かなり上級者向けとなる。
      • また、裏を返せば通常攻撃は一切強化されず、保護スキルや隙を減らすようなスキルも無い。
        狩技を使いこなし、チャンスを自ら作り出していかなければ真価は発揮できない。
    • 悪霊の気まぐれはピッケルや虫あみの破損確率に影響するスキルであり、戦闘に影響がない。
      採集する予定がなければ放置しても構わないだろう。
      マイナスポイントも-10なため、スロットが一つ余っていればついでに消しておくこともできる。
      尚、ココットの心を発動させると打ち消すどころか精霊の気まぐれの効果を得る事ができる。
  • 空きスロットは全部位に一つずつの合計五つと余裕がある。
    5スロスキルやお守りとの併用も難しくないだろう。
    • これまた自発的にチャンスを作り出せる罠師が候補に挙がるだろうか。
      ラギアクルスの遺骨でトラップを仕掛けてくるオストガロアのイメージにも合致する。
    • 剣士の場合は頭のスキルポイントがチャンス+2、無心+2、気まぐれ-2なので、
      胴から脚までの4スロットでポイントを補えば、
      明鏡止水と切り札を残しつつ、頭とお守りが完全にフリーになる。
      今作はピアスや羽飾りの種類が豊富で、先述の一式で5スロスキルを詰めるパターンも含めて
      換装の自由度は高い。

MHXX

  • MHXXではG級のアスリスタXシリーズが登場している。
    G級のオストガロアがHR解放後となっているため、作成時期は非常に遅い。
    腕と脚には上位オストガロアでも入手できる《骸龍の喰砕牙》を3個ずつ使用する
    (骸龍の喰砕牙にはG級相当の素材が存在しないため)。
    上位同様に各部位で異なる延髄を要求される。
    なお入手元のモンスターは上位の時とはやや異なる顔ぶれになっている。
  • G級の古龍防具だけあって一式で防御力が剣士/ガンナーで、それぞれ850/515に達する。
    スロット数はどちらも各パーツで1つずつの5個。
    最大レベルにするためにはやはり「骸龍の残魄秘玉」を各部位で使用するが、
    上位同様に、戦闘中にピッケルを使えば
    他のモンスターのレア素材ほど入手が難しくないため、強化自体の難度はそこまで高くない。
    むしろ需要が割と高く、入手率もそれ程高くない発光する濃粘液がストッパーになりやすい。
  • スキルは上位のものをそのまま強化した形となっており、
    「明鏡止水」「切り札」「SP時間延長」「属物強化」が発動し、マイナススキルはない。
    属物強化は「アイテム使用強化」と「属性攻撃強化」の複合スキルとなっている。
  • 相変わらず狩技の運用に特化した構成である。
    狩技だけでなくレンキン・ブレイヴのゲージも溜めやすくするようになった明鏡止水はもちろん、
    新たに増えたSP時間延長と属物強化の関係からレンキンスタイルとの相性が特に良くなっている。
    SP状態の時間を増加させるSP時間延長はSP状態IVまで強化することができるレンキンスタイルでは非常に役に立ち、
    属物強化に含まれるアイテム使用強化によって、レンキンスタイルの必須アイテムの一つである、
    「レンキン速振薬*3」の効果時間を伸ばすことができる。
    もちろんストライカースタイルとの相性も依然として高い。
    属物強化で強化される狩技ドリンクを用意し、適切な狩技をSP狩技に設定すれば
    無印アスリスタ防具を上回る速度で狩技を連発出来るだろう。
    • また剣士の場合レンキン狩技砥石の効果時間を延ばすこともできるため、
      狩技を連続で使用する上で回転率を大きく上げることができる。
      狩技砥石を使わないガンナーの場合でも狩技ドリンクの効果時間を延ばすことができる。
    • 「レンキンスタイルと好相性」「アイテム使用強化によりアイテムを絡めた戦い向け」
      「狩技を使用する機会が多い」「属性強化により属性が火力ソースとなる」と言う点から片手剣と好相性。
      混沌の刃薬、昇竜撃、ラウンドフォースと優秀な狩技がそろっており、刃薬の効果時間も延長可能。
      片手剣の足りない攻撃力を属性で補い、
      レンキンスタイルならオンラインで迷惑になりがちな盾剣コンボが出ないと至れり尽くせり。
      • SP状態の効果時間は必要になる狩技ゲージに依存するため、
        効果を維持する場合【中】以上のものが扱いやすい。
        その中で片手剣は使用後にすぐに次のゲージ蓄積の始まるブレイドダンスや
        昇竜撃といった使いやすい狩技があるため、
        どれをSP狩技にするのかという点で困らないというメリットも大きい。
  • ガンナー用一式ももちろんレンキンスタイルと相性が良い…のだが、
    反動軽減弾強化といったガンナー用スキルは護石や装飾品頼み。
    3スロ部位さえ無いとなるとこの辺りのスキルは追加できて一つ…5スロスキルが併用出来れば御の字だろう。
    よって満足に扱える武器は限られてくる。レンキンスタイル(次点でストライカー)で運用すると考えると、
    集中の代用になるブシドーでのジャスト回避やブレイヴでのその場溜めを使えず、
    追加するスキルが弾強化か集中かの二者択一になってしまう弓は少々厳しいだろう。
    弾強化による火力アップを諦めて集中のみを採用したり、
    さっさと狩技ゲージを溜めてアクセルレインで溜め速度を補う選択肢も無くはないが。
    もし曲射メインで戦える弓でもあれば集中+特定射撃強化で決まりだった事だろう。
    ヘビィボウガンの場合はパワーランが使えないのでコロリン回避や絶対回避で移動する事を強いられ、
    それを補うための回避距離を付けるのも良いが、その場合は弾強化や反動軽減はまず諦めることになる。
    (特定射撃強化で簡単に強化できる内蔵弾特化構成や反動はアクセルシャワーで補うという方法もある。)
    但しこれらのスタイルだとどうやってもしゃがめない。しゃがめよを使うのだけは潔く諦めた方が良いだろう。
    もちろんしゃがめないのを開き直って孤高のしゃがめない砲も選んでも良い。
    スロットも2つある上にレンキンスタイルの装填速度+1効果でLv2通常弾が最速リロードになるので好相性。
    最後に残ったライトボウガンは足回りが軽く、サイレンサーによる反動軽減1段階分の代用もできるので、
    選択肢の限られるスキルに悩まされることも少なく、武器の出し入れが早くマカ錬金タルも使いやすいとうってつけ。
    弾強化付きの速射をメインに据えられるならば火力も最低限は確保できるだろう。
    • サポート弾の扱いに優れるライトボウガンと全弾装填を採用すれば、
      高レベルのSP状態と合わせる事で、他の武器では中々真似できないサポート性能を発揮できる。
      但しその代償は「攻撃に行くかサポートに行くかの判断」+「判断に応じた目的の弾を素早く選ぶ」+
      「敵の行動への対応」+「マカ錬金タルを使うタイミングや生成するアイテムの判断」+
      「SP状態の為の狩技発動のタイミングの判断(切り札の発動状態も考慮)」
      などなどプレイヤーの頭と指先に重くのしかかる。
      文面から想像出来る通り凄まじく忙しいので適度に休憩を挟むように。
  • 欠点としては直接ダメージに関わるスキルが、条件付きで狩技の威力を強化する切り札と、
    属性攻撃強化しかないためやや火力不足になりがちな点だろう。
    とはいえアイテム使用強化を活かして怪力の種を使うなどしていけば、
    極端に火力が低いということにはならない。
  • 装備の換装に関しては複合スキルが搭載されたことと、
    SP時間延長の装飾品が、無心(明鏡止水)のポイントを減らしてしまうため有効ではなくなってしまっている。

アスリスネコシリーズ

  • ハンター用のオストガロア装備が二種類あるのと同様に、オトモ装備にももう一つの装備がある。
    それがこのアスリスネコシリーズである。
    作成にはオストガロア本体の端材が必要となるため、入手できるのはハンター用と同じくストーリー終了後となる。
    当作品に登場するオトモ装備の中では最高峰に位置する装備の一つ。
  • 恐怖ナル剣星ガレフを小型化したような「極星剣ニャゴン」に、
    さながら特撮戦隊のバトルスーツのような「アスリスネコマスク」「アスリスネコスーツ」で構成される。
    一式揃えるとなかなかスマートでスタイリッシュな外見となり、
    オトモ装備にしては可愛らしさよりも格好良さが引き立つ。
    ラスボス装備だけあって性能は群を抜いて優秀だが、製作難度の高さと龍属性に対しては非常に弱いのが欠点。
  • 説明文にはそれぞれ「主を毛玉の王へと導く道標となる。」(極星剣ニャゴン)、
    「主に木天蓼の在処を知らせる。」(アスリスネコマスク)、
    「主の猫背に訪れし厄災を祓う。」(アスリスネコスーツ)などと書かれている。
    この装備に限った事ではないのだが、仮に本当だとしても凄いんだか凄くないんだかよく分からない一文である。
    • アスリスネコマスクの説明文に書かれた「木天蓼」は日常的にはなかなか目にする事が無い難読漢字だが、
      実はMH世界のハンターだったら誰もが一度は見た事があるアレの事である。
      読めさえすればいかにもアイルー用の装備らしい説明文であった事がわかるだろう。
  • 防具の着彩設定も可能。
    ハンター用防具は防具の青色部分が適用範囲だったが、こちらは青白く光る発光部分が変更できる。
    ハンター用防具に比べると変更出来る面積の割合こそ少ないが、発光部分の色が変わるので割と目立つ。

関連項目

モンスター/オストガロア - 素材元
防具/骸装甲・屍装甲シリーズ - 骸素材製のオストガロア防具


*1 これはオトモ用の「アスリスネコ」シリーズも同様で、ベルト部分が「双頭が合わさる」形でバックルを形成するデザインとなっている。
*2 モンスターが罠にかかったり、ダウンしたりした時に発生する。この際、ハンターの左腕が黄色く発光する。
*3 レンキンゲージの蓄積を1.2倍に早め、レンキンの隙を小さくする