◆忍◆ ニンジャ名鑑#146 【アブサーディティ】 ◆殺◆
元イッキ・ウチコワシのエージェント。革命理念に絶望、ニヒリストとなりザイバツ入りした。ザイバツのネオサイタマ進出時に用いられた球形爆弾は彼の開発。危険物の製造に精通するが戦闘はあくまでカラテで、爆弾を使うわけではない。
登場エピソード
「爆弾など下らぬ暇潰し……否、何もかも儚き日々の泡」
「うつろな日々の泡の上、無駄な努力をどれだけ積み重ねることやら……」
人物
- ザイバツ所属のニンジャ。元はイッキ・ウチコワシの戦闘員であったが、恐らくソウカイヤ崩壊より以前にザイバツへ転向したものと推測される。
- イッキ・ウチコワシ時代には「破壊が進歩をもたらす」という信念のもと革命思想に邁進し、爆破テロに勤しむ過激派であった。しかしザイバツ・ニンジャとなった後の彼は、いかなる心境の変化があったものか、自身の過去、そして現在の所属組織や同僚も含めた万事を冷めた視線で見渡すニヒリストと化している。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(42)によると、彼はウチコワシの活動のなかで、掲げる理想が絵空事であること、そもそもバスター・テツオの中身が空虚であると結論づけるに至るような、劇的な何らかの絶望を経験したことにより全ての価値観が転倒し、ニヒリズムに陥っていたようだ。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(42)によると、彼はウチコワシの活動のなかで、掲げる理想が絵空事であること、そもそもバスター・テツオの中身が空虚であると結論づけるに至るような、劇的な何らかの絶望を経験したことにより全ての価値観が転倒し、ニヒリズムに陥っていたようだ。
- 言動にも声色にも、およそ感情を表すことが無い。己の殺戮行為に対しても何ら感慨を示さず、仲間の命を犠牲にすることさえも一切躊躇しない冷酷無比の状況判断をもって、淡々とミッションを遂行する。コワイ!
- ニンジャスレイヤーのドクゼツ・ジツにも全く動じることがなく、徹底したクールさが得体の知れないアトモスフィアを醸し出す。
- ただ、不快の念を抱いた時だけは、目を細めることでそれを表に出す。
外見
- 胸元にザイバツのエンブレムを付けていることの他は描写なく、不明。
- 書籍版では光学ステルスコートを着用して任務に臨んでいた。
元ネタ・考察
- "Absurdity"とは、不条理や論理的矛盾、滑稽な事を意味する言葉。極めて自嘲的なニンジャネームといえる。
ワザ・ジツ
「お前は運の強い奴だ。ゆえにカラテで殺す」
- 派手な大技こそないが、蹴り技主体のジークンドーめいたカラテを使いこなす。ローキックから入るあたりが実にシブイ。
- その実力は高く、ザイバツの同僚からも一目置かれていた。
- また、スリケン使用者でもある。
爆弾技術
- 爆発物のプロフェッショナルであり、設計・開発を一手にこなす。
- ザイバツにおいてはネオサイタマへの電撃侵攻の要となった小型球形爆弾「江戸時代」のほか、隠匿性に優れたシート型爆弾を開発しており、ネオサイタマのみならず本拠キョートのニンジャ達にも活用されていた模様。
ニンジャ判断力
- 爆発物製造のみならず自身の手によるトラップ敷設・破壊工作にも長けており、それを裏打ちしているのが彼の優れたニンジャ判断力である。
- 周囲の地形や人員配置に基づく緻密な状況判断によって張り巡らされたトラップ網に一度足を踏み入れた者は、あたかも爆弾自体が意志をもったかのような何重もの連鎖爆発に巻き込まれることを免れえない。たとえ百戦錬磨のニンジャといえども無傷で切り抜けることは実際困難である。
- その手腕のほどは、物理書籍版に詳しい。
ストーリー中での活躍
- 「モータル・ニンジャ・レジスター」では人質のシメジに巻かれたシート型爆弾の設計者として名前が挙がったが、本人が登場することはなかった。
- 「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」ではワイルドハントによるニンジャスレイヤー追討作戦の参加者として登場。いきなりデッドムーンをガレージごと爆破してのけると、そのまま作戦領域のノビドメ・シェード・ディストリクトへと向かう。
- 独断でインペイルメントもろともニンジャスレイヤーを爆殺しようと目論むも失敗、ノビドメからの出口にあたる鉄橋の一つで待ち伏せていたところ、ニンジャスレイヤーが突破を試みたためカラテ勝負にもつれ込む。さすがに相手が悪く劣勢を強いられたが、時間を稼いでいるうちにワイルドハントの本隊が到着。これを見届けて海に飛び込み、戦線を離脱した。
- 下を航行していたザイバツのガンボートに搭乗した彼は何者かとIRC通信を交わしながら乗員クローンヤクザを殺害。「ここは潮時だ」という意味深な言葉を残し、そのまま姿を消した。後のアンバサダーの報告では「戦線離脱直後に連絡手段喪失、生存確認できず」とされている……が?
- 大幅にリライトされた物理書籍版「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」では冒頭のデッドムーン爆破シーンが削除される一方、ノビドメを領有するアマクダリが新たに絡んできたため、「アマクダリの追及を逃れながら撹乱工作を兼ねてノビドメで爆破工作を行い、モスキートがナンシーを確保するまでの時間稼ぎをする」という更にハードなミッションを課せられた。
- ニンジャ判断力を駆使してニンジャスレイヤーの進路を先読みし爆破ダメージを与えるも、ナンシーは奪還され、Twitter連載版と同様にカラテ勝負へともつれ込んだ。
- だがこちらでは劣勢に追い込まれたところでアマクダリが乱入。重傷を負って戦闘不能となり捕縛された。そこでアマクダリへの寝返りをほのめかす発言をしたところで彼の出番は終了する。
一言コメント
- もしも彼がイッキ・ウチコワシに残っていたらトットリ村でエクスプロシブ=サンと爆破対決になっていたのかも知れない……というか、どう考えてもカラテが強い上に周辺を爆破してもお構いなく殺しに行きそうなアブサーディティ=サンの方が強そうである。 -- 2012-02-20 (月) 11:55:14
- 何気にスレイヤー=サンとやりあって未だ存命中、再登場に備えよう。 -- 2013-03-13 (水) 00:02:07
- ネーミングセンスや爆弾製造技術、足技多用のカラテ、特徴的な台詞回し、全てにおいてレネゲイドと被るのが気になる -- 2013-03-14 (木) 09:51:27
- ↑途中送信ごめんなさい。ただ、ウチコワシ→ザイバツ→???のアブサーディティとソウカイヤ→ザイバツ→アマクダリのレネゲイドでは同一人物説には無理があるのだろうか? -- 2013-03-14 (木) 09:54:16
- 名鑑の記述は実際そこまでアテにならない。いいね? -- 2013-03-14 (木) 11:01:08
- 闇に消えていったのか、どこかで活動しているのか… -- 2013-12-03 (火) 05:48:35
- 書籍版シージ見るにアマクダリに投降したのかな、やっぱ -- 2014-04-13 (日) 22:01:17
- 思いのほかグッドルッキングであった -- 2014-04-13 (日) 22:21:31
- 鋭く、虚無的な眼差し。 -- 2014-04-13 (日) 22:45:35
- 書籍の書き下ろしで再登場…人気爆発!みたいな流れを重点 -- [[ ]] 2014-04-18 (金) 20:00:42
- でもカラテはTWITTER連載時の方が冴えてた気がする。 -- 2014-04-19 (土) 00:05:02
- ワザマエは確かだが、目的を持たない虚無主義者ゆえにエピソードの軸になることは決して無い気がする。大一番の脇でひっそりと爆発四散していそうなアトモスフィア -- 2014-05-03 (土) 16:20:40
- やたらニンジャスレイヤー=サンのバトウ・ジツが冴え渡っていたのが実際印象的な -- 2014-07-19 (土) 03:06:10
- ↑「やる気も無いのにわざわざ人殺すな!」ってツッコミ入れたくなるのかもしれん。 -- 2014-11-04 (火) 16:24:19
- 爆風で吹き飛ばした先の着地点に時間差で起爆する第2・第3の爆弾を仕掛けていくタクティクスが実際致命的な。 -- 2015-03-05 (木) 15:17:52
- ↑ボーダーブレイクでいうところのピタゴラ・・・?古代ギリシャカラテ案件では? -- 2015-03-09 (月) 00:28:24
- さて、ニチョーム・ウォーの記述はどうしますかね。レネゲイドの方とも合わせないといけませんが -- 2015-07-14 (火) 13:49:33
- このままでいいんじゃない?某シュリケン=サンも某ギロチンチャブ=サンの記述はしてないし。(リンクだけ。)この後「アブサーディティ」として行動しだしたらまた編集しましょう。 -- 2015-07-14 (火) 13:56:40
- ではレネゲイドの方に記述すべきですかね -- 2015-07-14 (火) 14:39:48
- あ、登場エピソードどうしましょう -- 2015-07-15 (水) 11:36:56
- イッキ・ウチコワシ時代はどんなニンジャネームを名乗っていたのだろう? -- 2015-10-07 (水) 16:37:35
- 革命に絶望して「もう理想なんか信じないぞ!!今後は不条理を名乗って悪のニンジャ組織の一員になってやる!!!1」って物凄くナイーブな反応のような気が… 革命思想信じてた頃と根本的には変わってないのでは? -- 2015-10-26 (月) 19:38:29
- どことなくデスナイト=サンめいている -- 2015-11-11 (水) 23:03:42
- ネヴァーダイズ終盤になんか特徴的な来歴のニンジャが居るなと思ったけどコイツの名前がなかなか思い出せなかった -- 2016-08-09 (火) 06:20:27
- この人結局アマクダリ潰れるまで再登場しなかったな カメレオンとか同様いつの間にかオタッシャしてたりするんだろうか -- 2022-09-14 (水) 16:08:05
- ヒント:レネゲイド -- 2022-09-14 (水) 21:54:39