タダオ

Last-modified: 2021-10-17 (日) 17:25:46

登場エピソード

 

「ラオモト=サンはほとんどブッダに近い」


人物

  • ネオサイタマのブディズム界において、カスミガセキ教区を預かるアークボンズ(大僧正)。その地位にふさわしく、ブディズムにおける名誉聖人の認定などを行う権限を持つようだ。
  • しかし、内面は腐りきっており、金の力とブッダの威光を笠に着て、様々な非人道的行為を繰り返しては私腹を肥やしている。
  • 加えて特殊な性的嗜好を持つようで、部下は美形のボンズばかりで固め、孤児院から引き取った愛らしい少年たちを小ボンズとして自身の砦に住まわせている
    • 浄土真宗など一部宗派を除き、女色を戒律で禁じられた近代以前の日本ブディズム界ではボンノの捌け口としてゲイ文化が大いに栄えていた。
    • 特に稚児と呼ばれる出家前のアプレンティスの少年たちの中でも可憐な容姿の者を着飾らせたり女装させるなどして寵愛するボンズが多くみられ、彼らをアプレンティスに付けたいがために猛勉強してグレーターやアークボンズを目指す者もいたそうである。
      • 果ては「少年でありながら少女的特徴を備える彼らはボディサットヴァの生まれ変わりであり、これと交わることによってブッダステージのさらなる高みに立つことができる」などと、彼らとの行為を正当化する教えまで生まれた。欺瞞!
    • タダオの性癖に関する設定は、原作者=サンが上記の日本ブディズムにおける歴史的習俗に取材した結果が反映されたものと思われる。合衆国市民たる原作者=サンにとっては報道等で触れる機会の多かったであろう、カトリック教会の聖職者による少年への性的虐待事件(Wikipedia日本語版及び英語版参照な)にも着想を得たか。
  • 客観的に見ても醜悪極まる歪んだ性根の持ち主だが、彼自身としてはマネー=権力=ブッダの三つを(彼の中では)齟齬なく純粋に信仰しており、ブッダへの信仰心や他者を救おうとする精神自体が全く欠如しているわけでもないようである。そういった信心が下手に残っている分、逆に厄介とも言えるだろうが。

外見

  • ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長183cm。
  • でっぷりとした肥満体に、紫色の上等な法衣を纏い、細い目は金縁サイバーサングラスで隠されている。
    • 紫の法衣というのは現実の日本ブディズム界でも極めて高い徳を修めた僧にしか着用が許されない代物。江戸時代までは天皇の許可が必要であった(これを巡る徳川幕府と朝廷との政治的紛争はテストなどに出る)。こまやかだが、原作者の日本史・日本文化への取材の確かさが見て取れる描写である。

ストーリー中での活躍

  • 知事選を控えるラオモト・カン支持者の一翼として「ネオサイタマ・イン・フレイム」に登場。巨額のマネーや大トロ粉末と引き替えに「以前から決まっていた」名誉聖人認定を知事選前の日取りに決定し、またミッドナイト・オイラン・ニュースの番組上でヘルゲートの「ゆえに、反ブッダ」と対を成す名言「ほとんどブッダ」をはじめとするリップサービスを行う。
     
  • 物理書籍版「ネオサイタマ炎上#4」に独占収録された「コロス・オブリヴィオン」によると、ラオモトとは株券ゴルフで面識を得たようで、自身の拝金主義を糾弾する清廉なボンズや邪魔者を始末するために度々ニンジャの派遣を依頼しているという。「ネオサイタマ~」で見せた生臭ぶりはまだまだ序の口であったことを読者に知らしめた。
    • 本エピソード内でのアーマゲドンを指しての発言から、後々明らかになる彼の特殊な性的嗜好を見抜いた慧眼の持ち主たるヘッズも多かった。
       
  • ソウカイヤ崩壊後、タダオ氏の動向はさっぱり語られなくなる。
  • そして第3部連載もいい感じで進み、「コロス・オブリヴィオン」でようやくその存在を思い出したヘッズも多いであろう中、「ゼア・イズ・ア・ライト」にて彼は予想外な形での再登場を果たすのだった。

この場には、非ニンジャ、非アマクダリ・セクト構成員の姿もある。

だが思いがけず、あの席に座るでっぷり肥ったタダオ大僧正はそうではない!

ブラックロータス

◆忍◆ ニンジャ名鑑#387 【ブラックロータス】 ◆殺◆
アマクダリ所属。カスミガセキ教区を預かるネオサイタマ・ブディズム界の有力者、タダオ大僧正に邪悪なニンジャソウルが憑依。その拝金主義にますます歯止めがかからなくなった。

 

「フォホホホ……救済ですよ戦争は」
「現世利益を生みます。経済をね!人は死にますが、その者らは生まれ変わりますから、実質プラスです」


人物

  • 第3部に入って公開されたニンジャ名鑑によって、なんとニンジャとなってアマクダリに加わったことが明かされた。
  • さらに「ゼア・イズ・ア・ライト」において、アマクダリ・アクシスを束ねる「12人」の一員であることまでも判明したのである。ブッダ!
    • キョート・リパブリックとの開戦・脳サイバネ手術の合法化・監視社会の推進といったアマクダリによる暗黒支配体制の構築に、宗教面から民衆を誘導する役割を担っているようだ。
       
  • 強力なニンジャソウルを宿しているが、どうやらこれはイモータル・ニンジャ・ワークショップからマネーの力で手に入れたらしい。
    • 書籍版にて、キリク・ニンジャのソウルであることが明かされた。
      • ブディズムにはその仏を一文字のサンスクリット文字で象徴する「種字」というものがあり、キリクは阿弥陀如来・千手観音・如意輪観音・大威徳明王の象徴。
  • 人工的にニンジャソウルを憑依させたことに関係してか、リー・アラキから提供されている特殊配合エキスを定期的に首筋に注入している。
    • ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【フェイト・オブ・ザ・ブラック・ロータス】にて、このエキスはINWゾンビーエキスであることが明かされた。
    • 人工的にソウルを憑依させるためには肉体を仮死状態にする必要があるようで、移植手術を受ける者は予備処置として血液をINWゾンビーエキスに置換する。さらにソウル移植後も肉体にソウルが定着するまで定期的なゾンビーエキスの注射が必要になるらしい。高位のソウルほど定着まで時間がかかるため、タダオは移植してしばらく経った後もゾンビーエキスを注射していたというわけである。

外見

  • 普段着ている紫の法衣と同じく、紫色のニンジャ装束を纏う。

元ネタ・考察

  • ロータス(lotus)は「蓮(ハス、ヤマモガシ目ハス科)」の英名。
  • 濁った泥から美しい花を咲かせる蓮はボンノの中から出でる悟り、もしくはブッダの慈悲の象徴とされるブディズムのホーリーフラワーであり、阿弥陀如来のアトリビュートとされる。ナムアミダブツ!
    • ブディズム界の象徴めいた立場にありながらマッポーの汚濁に染まりきった彼をこれ以上なく的確に表す、実にポエットなエスプリ溢れるニンジャネームと言えよう。
    • また、「黒い蓮」は欧米文化圏では「オデッセイア」や「クトゥルー神話」にも出てくるメジャーなガジェットである。どちらも効果はロクでもない。
  • なお、完全に黒い花を咲かせる蓮はまだ現実に存在しておらず、青いバラや青いチューリップ同様、ありえないものの喩えとして使われたりもする。ポエット!

部下

名称備考
アコヤ非ニンジャ。タダオの秘書として悪徳ビジネスに勤しむ
アナンタ部下の中でも最強のニンジャ。タダオの居室に通じる最後の広間を守る
テンプラー僧兵ニンジャ。カスミガセキ・カテドラルを守る
  • タダオの狂信者であるビショップも直属の部下だった可能性がある。
  • 書籍版では、タダオの配下ニンジャは「ブラックロータス純潔聖堂騎士団」なる団体の所属とされている。

ワザ・ジツ

  • 流石に「12人」の一員だけあってワザマエは非常に高く、体型を感じさせないアクロバティックな動きで敵を翻弄する。
  • 無論、肥満体がもたらす圧倒的質量も殴り合いでは大きな強みとなる。後述のディバイン・エンハンスと合わせて、なんとニンジャスレイヤーの全力パンチを正面から受け止められる力を持っているのだ!
  • 自らのニンジャネームに因んでか、はたまたボンズの矜持ゆえか、ロータスを象ったスリケンを使用する。

ディバイン・カラテ

「フォホホホ……ならば、我がディバイン・カラテでジョウブツさせてくれよう。間もなくアクシスも到着する。哀れな亡霊よ、ジョウブツするがいい!」

  • やたら「神聖」だの「高徳」だのと評される特殊エンハンスメント・ジツ(の総称か?)。発動中は後光めいて黄金色のオーラが立ち込め、様々な特殊効果を発揮する。
  • 聖なるエネルギー波とでも称すべき光球をその身に纏わせて攻撃を行うのが基本的なカラテスタイル。衝撃が打ち合う度に光球は弾け、相手の視界を白光で害しつつ、ザンゲを迫るかのような激痛と、それを許すかのようなニルヴァーナめいた浮遊感で苛む。
    • 怨念を身に纏うニンジャスレイヤーには効果覿面で、フジキドのみならずナラク・ニンジャにさえ影響を及ぼす。
  • 神聖な光をかざすことによって、自らの傷を塞ぐことが可能。ただし身体の一部が切断されるほどの重傷は治せない。
  • 移動の際、自身の居た場所にホログラフめいたオーラ残像を残すことで、相手をかく乱できる。ソウルが発するオーラと悪趣味な黄金部屋により、さらに効果が増す。
    • ちなみにオーラ残像の色はだったり黄金だったりする。

ディバイン・カラテミサイル

  • 光球状のオーラは、カラテミサイルとして飛ばすこともできる。
  • 後光の中に小さな複数のタダオの幻が出現するという、奇怪な神々しいマンダラ絵図めいた実際派手な攻撃だが、ラオモトのカラテミサイルと比べれば威力は低い。
    • こちらも上記の光球攻撃と同じく、命中すると視界が奪われたり幻覚が見えたりする効果がある。

ストーリー中での活躍

「哀れよの!何たる哀れ!ネタバレから解放してくれる!」

  • 「ゼア・イズ・ア・ライト」においては他のアマクダリ大幹部と共にキョートとの戦争を現実のものとすべく暗躍。上述の台詞と共に、「戦争は経済的、倫理的、神秘的利益」とのたまう姿はヘッズをマッポーの只中に誘うには十分すぎるものであった。
  • しかし、彼の俗欲に塗れた活動の裏に蠢く存在は、ついに我らが暗黒非合法探偵の感知する所となる。
     
  • 「フェイト・オブ・ザ・ブラック・ロータス」においては、ついに始まったアマクダリによるネオサイタマ掌握に向け、世論を操作しながら電子ハカバ計画とサイバー・ネンブツ計画を推し進めていた。
  • マネーの力にブッダの加護、大枚をはたいて得たニンジャソウル、そして難攻不落のハイ・テック大ブッダ要塞の守りを過信するタダオは、ニンジャスレイヤー襲撃の可能性をラオモト・チバから訴えられても気に留めぬばかりか、チバに対して強く特殊な好意から来る笑みを浮かべるのみであった。
  • しかし、その少し後に、マジェスティを倒したニンジャスレイヤーの次なる標的として襲撃を受け、ナンシー・リーの攻撃で大ブッダ要塞の地下シェルター化機能が発動。タダオは物理・電子の両面で外界から隔離され、ラット・イン・ア・バッグとなってしまった。
  • ニンジャスレイヤーとナンシーに部下を差し向けるもついに自身の部屋まで到達され、対決。神聖なるディバイン・カラテで優勢に立ち回り、アルゴスによるシェルター化の解除とアクシスの到着を待った持久戦に持ち込むタダオであったが、ナンシーのアシストを受けたフジキドの猛攻を食らい、ゾンビーエキス注射装置も踏み潰され、完全に追い詰められてしまう。
    • フジキド指名手配時の様子からするに、アマクダリはこの時すでにタダオは死んだものとして行動を起こしていた可能性が高い。サツバツ!
  • そうこうしている内に、ゾンビーエキスが切れたことでソウル移植の副作用が起こり、タダオは塗り仏めいたおぞましい姿のゾンビーニンジャに変じてしまう。
    • 「塗り仏」とは、黒い体で目玉が下がった入道のオバケ。詳細な説明がなく「なまぐさ坊主をおどかす仏像のオバケ」だとか「この場合の塗は不浄、仏は死人の意味でズンビーの一種」といった説がある。「びろーん」というどこかカワイイ・アトモスフィアを感じさせる別名もある。
  • 部下からも仏敵と思われて銃撃され、致命傷を負い、とどめにかつて自身の陰謀で破滅に追いやったカムロ・シロキの銃弾を暗黒非合法探偵の拳で額に打ち込まれ、インガオホーの極みたる死を遂げたのだった。

「見た所、この黄金部屋にブッダ像はひとつもないようだな。オヌシが何の力を信じているかは一目瞭然だ」──ニンジャスレイヤー

  • この言葉通り、最後の最後までマネーパワーを信仰していたタダオであったが、ニンジャスレイヤーに対しては対峙した瞬間から死ぬ前の命乞いまで「聖人である私の力でお前の穢れを浄化し、ジョウブツさせ救ってやる」という説教を(全く意味を為さなかったが)貫いていた。
     
  • その後、「フェアウェル・マイ・シャドウ」にてネオサイタマ全土に違法電波配信されたKMC放送でのナンシーの告発により、表社会における非道とアマクダリの「12人」という裏の顔が「腐れペド野郎」という性癖とセットで暴露され、同日のうちに社会的にも抹殺されてしまう。
    • 折しも、タダオが爆発四散してから丸一年経った日の更新における出来事であった。ここまでされる謂れは実際ある。

一言コメント

「フォホホホ!神聖なるコメントが漲ってきたわ!」