◆忍◆ ニンジャ名鑑#214 【ファランクス】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルド所属のニンジャ。サラマンダーの配下であり、シャドー・コンの上位ランカー。
古代ローマカラテの使い手。同様に古代ローマカラテに精通するザイバツ・ニンジャのセンチュリオンとは犬猿の仲であった。
登場エピソード
「なかなか面白い。ファランクス=サンは実際強いニンジャだ。そして、よく仕上がっていた」──サラマンダー
人物
- Twitter連載順ではセンチュリオン、プリンセプスに続いての登場となった、第三の古代ローマカラテ使い。ザイバツと提携するドージョーの一つである「古代ローマカラテ会」の所属。
- シャドー・コンでは獅子やバイオスモトリを何度も平均の二倍速度で瞬殺し、数度に渡りニンジャをも倒しているベテランで、ランク上位に名を連ねていた。
- ニンジャ名鑑には「ザイバツ所属」とあるが本文中にはその旨の記載は無く、書籍版の登場人物名鑑でも所属は「ザイバツ」ではなく「古代ローマカラテ会」としか紹介されていないため、実際正式なザイバツの構成員であったかは不明。
外見
- 古代ローマカラテ意匠を取り入れたニンジャ装束を身に纏う。
元ネタ・考察
- ファランクス(Phalanx)とは、古代ギリシア世界で広く用いられた長槍と盾を装備した重装歩兵による密集方陣。 特にマケドニア軍によるものが有名。
- 後述の「ジャベリンパンチ」と「ムテキ・アティチュード」は、それぞれローマ重装歩兵の標準的装備であった「投槍」と「大盾」に因むものと思われる。
ワザ・ジツ
- 前述の通り古代ローマカラテの使い手だが、下記のジャベリンパンチがそうなのかは不明。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【シャドー・コン】で明かされたところによると、彼がマスターしていたのは古代ローマカラテのサブ流派で、古代戦士の武装を素手のカラテで再現する形意拳の一種とのこと。
ジャベリンパンチ
- 彼の得意技であり、その名はサラマンダーの耳にも届いていた。
- ジャベリン(Javelin)は投槍の意。ローマ軍で用いられた投槍・ピラム(Pilum)は貫通力に優れ、敵の盾を使用不能とするのに適したものであった。このジャベリンパンチもピラムめいた威力を秘めたヒサツ・ワザであったことは、彼がシャドー・コンで残した戦績が物語っている。
ムテキ・アティチュード
- 全身を鋼鉄の如く硬化し、絶対防御を可能とするジツ。
- 上記のN-FILESによると、大盾めいてムテキで敵の攻撃を防御し、打撃を繰り出した相手の隙をついて槍の突撃めいたジャベリン・パンチで攻撃するという手段を得意としていたようだ。
ストーリー中での活躍
「ファランクス=サン!嘘だ、こんな!こんなバカな事が!」
- 話の冒頭でいきなりアイアンリングによってタコ殴り状態にされていたという、あまりに酷い出オチをぶちかます。
- 本当に一言も喋っていない。「グワーッ!」すら言ってない。
- 結局、イクサの詳細はサラマンダーがアイアンリングのワザマエを確認するために視聴した記録映像として明かされた。
- オジギ終了直後に顎を蹴られ脳震盪を起こしたところにポン・パンチを喰らい、タコ殴りにされた末サマーソルトキックでとどめを刺され爆発四散……というのが、その流れである。
- 本編で発したセリフは爆発四散時の「サヨナラ!」のみということになる。
- 戦闘シーンを省略されはしたが、ファランクス自身のワザマエについてはサラマンダーも「決して弱いニンジャではない」とフォローを入れている。
- 直後に「所詮、此奴(アイアンリング)の相手にはならぬ」と付け加えているが。
- 単純に実力のみで語るならば、正しく作法に則って戦った末に爆発四散した分、それすらままならなかった前両者と較べれば、その差は歴然であったといえよう。
- ムテキで攻撃を無効化しつつヒサツ・ワザを撃ち込むスタイルも、実際脅威だったに違いない。違いないのだが……。
- もう一つ見逃せないのが、古代ローマカラテ使いとしてはおそらく初めて「シナリオ上倒すべき重要な敵として明確に意識された」ニンジャである点。
どうでもいいことだが、センチュリオンと何がどう犬猿の仲だったのかも結局不明のままであった。どちらの古代ローマカラテが強いかどうかで揉めたのかもしれない。ゴジュッポ・ヒャッポ!- 「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」の回想にて、このイクサの更なる詳細が明らかとなった。
- アイサツ直後に「獅子の構え」に入ろうとして出端を挫かれ、ヤバレカバレの「鷹の構え」も防がれた末に「シャドー・コン」冒頭のタコ殴りに至ったらしい。
- 彼の死を覚悟した狂熱はニンジャスレイヤーの記憶に大きく残り、スパルタカス戦における「鷹の構え」対策の助けとなった。
- 「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」の回想にて、このイクサの更なる詳細が明らかとなった。
一言コメント
- ファランクス=サン!嘘だ、こんな!こんなバカな事が! -- 2012-01-24 (火) 22:37:05
- 相当に強いはずなのに…ナムサン! -- 2012-01-24 (火) 22:37:51
- 病気をサラマンダー=サンにすら隠し通り、無理を押しての出場だったとしか… -- 2012-01-24 (火) 22:38:58
- sono -- 2012-02-07 (火) 23:03:40
- きっとそんな不運も含めての古代ローマカラテ会 ナムアミダブツ・・・・ -- 2012-02-07 (火) 23:04:51
- 攻防に優れるが、手数とスピードが足りなかったのに違いない -- 2012-11-25 (日) 20:51:20
- そもそも相手が最低でもグラマス級のフジキ…イチロー=サンだったのはさすがに不運としか言いようが無い。大抵のマスター級レベルでは囲んでボーで叩いてやっと手傷追わせれるな化け物相手である。 -- 2013-03-16 (土) 23:33:14
- ムテキ・アティチュードに古代ローマカラテ…一見強そうな組み合わせだが古代ローマカラテが足引っ張ってたのかしら -- 2013-03-20 (水) 00:23:34
- 堅物のセンチュリオン=サンは古代ローマカラテを見世物に使われるのが嫌だったんだろう。俺知高分 -- 2013-05-07 (火) 22:38:48
- そもそも古代ローマをモデルとして実際強かったキャラクターとかっているのだろうか・・・俺はアソビオウのケントウ・ケモノクラン -- 2013-08-19 (月) 23:06:53
- 名前が思い出せないがサキガケ・オトコ・ゼミナールのダイゴウイン=サンをほぼ相打ちまで持ち込んだチャリオット使いのあの人もそこそこ強いような -- 2013-08-20 (火) 08:59:25
- スパルタカス=サンな。男塾は荒唐無稽なバトルとか胡散臭い中国拳法真実とか忍殺と近いものがある -- 2013-08-20 (火) 21:04:21
- 名鑑ではザイバツ所属となっているが実際は正規団員ではない? -- 2013-12-31 (火) 20:04:03
- モミジ=サンはグリズリー時代にザイバツの下部組織に属してシャドーコンに出場していたとのことだから、シャドーコン提携ドージョーの中にはザイバツ下部組織扱いのものも存在していて、所属選手も広義のザイバツニンジャ扱いだったのかもしれない。古代ローマカラテ会もそうだったのかも? -- 2014-02-10 (月) 01:45:42
- ファランクスなのに1人で戦っていた人 -- 2014-05-11 (日) 16:09:55
- ↑つまりファランクス=サンには一千忍分のブンシン・ジツが必要であることですね? -- 2014-05-13 (火) 12:36:56
- #1開始時点、背景情景の描写に1文字も使う前から、トドメ刺されている真最中進行形殺されなうという、ある意味で古代ローマからて最強のおとこ -- 2014-05-28 (水) 23:49:00
- 書籍版のデザインがカッコイイ -- 2015-11-29 (日) 20:13:10
- いかに便利なワザやジツを取得していても使う前に叩きのめされたら意味がないしね。 -- 2016-12-14 (水) 16:24:21
- カラテモンスター(+能力と弱点看破のカンニング機能付)とかオタッシャ重点な。 -- 2020-06-16 (火) 10:45:09