サラマンダー

Last-modified: 2022-05-17 (火) 11:20:32

◆忍◆ ニンジャ名鑑#76 【サラマンダー】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルドのニンジャ。キョート地下格闘トーナメント「シャドー・コン」を主催し、自らもスゴイ級のジュー・ジツの使い手として恐れられている。

登場エピソード

 

「来い、ニンジャスレイヤー=サン。俺の礎となれ」


人物

  • ザイバツ・グランドマスターの一角にして、地下格闘トーナメント「シャドー・コン」の主催者。
  • 対戦相手を己の「礎」と嘯き、貪欲に技術を吸収しようとする求道者めいた信念の持ち主。
  • かつてはドラゴン・ゲンドーソー率いるドラゴン・ドージョーに在籍しており、アンサラーに教えを授けたという。後にドージョーを抜けザイバツ入りし、シャドー・コンに出場。デビュー戦でグリズリーをニンジャとして再起不能に追いやり、以後カラテのみを頼りに成り上がった。
  • ニンジャスレイヤープラスN-FILES【シャドー・コン】にて、本名が「イワドラ・ヨバル(与原 巌虎)」であることが明かされた。
     
  • かなりの戦闘狂でありながら、シャドー・コンの場では辣腕の経営者としての顔も見せる。リーダーとしても実際優秀で、部下からの信頼も非常に篤い。
  • また、物理書籍版の登場人物名鑑によると、シャドー・コンの経営のみならずガイオンヤクザ組織の支配や、それに付随する違法ドラッグの流通や賭場の管理もこなし、ザイバツの財政に多大な貢献をしていたらしい。
    • N-FILES【シャドー・コン】によると、こうした闇ヤクザビジネスを手中に収めていたがゆえに、警察組織を支配するスローハンドとは特に注意深い緊張関係を築いていたとのこと。
       
  • 余談だが、彼のメインエピソードである「シャドー・コン」が収録された書籍版「キョート殺伐都市#4:聖なるヌンチャク」(初版)の登場人物名鑑において、「サマランダー」というヤバイ級の誤植があった。当然、写植担当者はケジメされた。

外見

  • バーガンディ(深赤色)の地に、銀糸でジゴクめいたサラマンダーが刺繍されたニンジャ装束を身に纏う。
  • 「大柄で風格のあるニンジャ」との描写あり。ニンジャスレイヤーが体格差を感じるほど大柄である。
    • ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長195cm。
  • 書籍版のウキヨエでは両サイドが白くなった黒髪を逆立て、サラマンダーの口を模したメンポが装着されている。

元ネタ・考察

  • サラマンダー(Salamander)は錬金術における火を司る精霊、あるいは伝説上の炎の中に棲む生物。小さなトカゲの姿とされる場合が多いが、時にドラゴンとしても描かれる。
    • ドラゴン・ドージョーの元門弟にふさわしい名と言えよう。
    • ちなみに"Salamander"には「サンショウウオ」の意味もある。日本においてサンショウウオは半分に裂いても自然と再生するという伝説から「ハンザキ」の異称を持ち、異常なほどのニンジャ耐久力を持つ彼にはますます相応しい名である。
  • あるいはコナミの伝説的対戦格闘ゲーム『マーシャルチャンピオン』ラスボスの「沙羅曼蛇(サラマンダ)」も元ネタとして含まれている可能性もある。
    • このラスボスもサラマンダーよろしく全キャラクターの必殺技を使用してくるほか、ゲーム自体も8人によるトーナメント戦・決勝戦直後にサラマンダが乱入して来たりと、「シャドー・コン」に類似する点が多々見受けられる。主人公と同門で師匠に破門されていることも共通。
    • ちなみにこの『マーシャルチャンピオン』を伝説たらしめているのはアメリカンくノ一の「レイチェル」の存在であると言っても過言ではない(その人気たるや「マーシャルチャンピオンを知らなくてもレイチェルは知っている」という格ゲーファンも多々いるほどである。レオタードの上に道着を羽織った装束をまとい、その胸は豊満であった)。なんたるニンジャ奇縁か!
       
  • また、サイコガンでおなじみの、痛快特に宇宙コミック『コブラ』に、「サラマンダー」という名の敵の大幹部が登場する。
    • このサラマンダーがヒロインを惨殺したため、激怒したコブラは復讐を決意し、サラマンダーの本拠地に乗り込むが、ガードが固く手が出せない。そんな時、サラマンダーがプロレスを愛好し、近く地下プロレス大会を主催するという情報をコブラは入手する。それをチャンスと考えたコブラは参加選手(都合よくマスクマンである)にロッカーの中でお休みいただき、自分がすり替わって出場する……といったストーリーである。
    • 恐らくはオマージュであろう。もちろん細部やその後の展開は全く違うため、その辺に気を揉んでしまうヘッズも実際ごあんしんください。

部下

名称位階備考
バンシーマスター側近。音波による範囲攻撃を得意とする
ミラーシェード側近。ステルス能力に秀で、シャドー・コンにおいても活躍する
フューズフィンガー不明名前のみ登場。ある事情からセプクさせられる
ミノタウル

ワザ・ジツ

  • ミラーシェードが「神々しきまでのカラテ」と賞賛し、あまつさえ涙したほどの凄まじいワザマエの持ち主。
  • 憑依したニンジャソウル自体は名無しのゲニンのものに過ぎないが、対戦した相手のカラテをニューロンで記憶・即座に習熟する非凡極まりないカラテ学習能力が、彼を現在の地位に押し上げている。
  • ナラク共鳴状態のニンジャスレイヤーの大ワザを何度受けても立ち上がるニンジャ耐久力にも目を見張るものがある。

カラテ学習能力

  • 対戦相手のカラテを瞬時に見切り、相手以上のワザマエで再現して繰り出す。ジツの類ではない。
  • 方向性は違うが、エーリアス・ディクタスなどが見せたように、元々ニンジャの学習能力は常人離れしており、それをカラテ方面に特化させたのだろう。
  • N-FILES【シャドー・コン】で明かされたところによると、ドラゴン・ドージョー時代にチャドー奥義の真髄を習得することはついぞ叶わなかったらしく、それ故にチャドー呼吸に個人的に強く執着し、ニンジャスレイヤーから真髄を奪い取ることを目論んでいたようだ。
     
  • ジツを持たないゲニン憑依者であるサラマンダーが反物質兵器生物爆弾生成サイキックカラテなどがひしめくグランドマスター位階にあるのも、全てはこのカラテ故。地の文=サンより「なんたる恐るべきインガオホーカラテか!」と語られたこのワザは、忍殺世界の基本理念が一つ「ノーカラテ、ノーニンジャ」の究極と言える。
  • 自己研鑽の成果であるカラテをヒトットビに己の礎にしてしまう姿に、対戦者は例え致命傷を免れても心を折られることは必至であろう。

ストーリー中での活躍

「くだらん話は後でいい!リージョン?犬の餌にでもしろ。俺はネタバレを見に来たのだ」

  • 時系列順では「ブレードヤクザ・ヴェイカント・ヴェンジェンス」で初登場(書籍版ではこれより早く、「ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル」にてワンカットのみ登場している)。他のグランドマスターと共にケジメニンジャのイクサを観戦していた。
    • この時からすでに戦闘狂の様子が伺える。
       
  • 本格的な活躍は「シャドー・コン」で見られる。拉致されたユカノを引き取り、ニンジャスレイヤーをおびき寄せてチャドーの奥義を我が物とするため、何かにつけてユカノのパラゴンへの引き渡しを先延ばしにしていた。
  • ミラーシェードをも下したアイアンリング(ニンジャスレイヤー)の前に立ちはだかり、兄弟子として拳を交える。この時はアイアンリング優勢から完全決着の寸前に割って入り、ミラーシェードの命を助ける好采配でヘッズに好印象を与えた。
  • カラダチを駆使した立ち回りや、アラバマオトシをアラバマオトシで返す、ナラク共鳴タツマキケンで吹っ飛んだのにすぐ復帰、お返しとばかりにさらに強力なタツマキケンを叩き込むといった圧倒的な実力で優位に立つ。ニンジャスレイヤー、最早万策尽きたか?
     
  • ……その時、フジキドの脳内に響いたのは、二人に共通する師の言葉であった。

(相手がワザマエで勝るならば肉を捨て骨となれ。骨のオヌシには何が残る?問うべし。そしてチョップし、チョップせよ)

 
  • サラマンダーに対し、ニンジャスレイヤーがとった最後の手段は「何の変哲もないチョップ」の連打であった。アラシノケンより速く鋭い「基本技」が、サラマンダーのワザマエを上回ったのである!
  • 幾度ものチョップを受け、胸にも達する傷を負ったサラマンダーはたまらず倒れこむ。そして最期は大きく両手を広げ、勝者を迎え入れるようにカイシャクを受け入れたのであった。
     
  • ニンジャスレイヤーのチャドーを己の礎にしようとこだわりすぎた、慢心にも似た散漫な精神故の敗北であったと見ることもできる。かたやニンジャを殺すこと一筋に全てをかけるフジキド。その決着も、両者の精神性を表すメタファーめいている。
  • ダークニンジャデスドレインのそれとは正反対の意味でノーカラテ・ノーニンジャの真髄に迫る、本作におけるカラテの奥深さを物語る名シーンであった。

サラマンダー語録

「そしてお前のネタバレを見て、実際この目で理解することができた。よくぞ現れた。わが弟ヘッズよ」

「くだらん話は後でいい!モスマン?犬の餌にでもしろ。俺はニンジャスレイヤーの戦いぶりを見に来たのだ」

 

「勝ち上がって来い。俺の礎になりに来い……」

  • 「シャドー・コン」に臨むアイアンリング=ニンジャスレイヤーを、ユカノと共に観戦しながら。
    • 最終局面への期待を煽る、典型的な強者の台詞。本エピソードのスポコンめいたアトモスフィアをより強くしている。
 

「……そしてお前のカラテを見て、実際この目で理解することができた。よくぞ現れた。わが弟弟子よ」

  • ついに訪れた兄弟弟子対決の時。どことなく『北斗の拳』の世紀末覇者を彷彿とさせる。
 

(……サラバ。ニンジャスレイヤー=サン)

  • 激戦を制したのはニンジャスレイヤーであった。最後の力を振り絞って腕を広げ、潔いカイシャクを迎えるサラマンダー。

一言コメント

「見事!見事なコメントだ!わざわざこうして相手してやる甲斐は十二分にあったぞ!」

  • サラマンダーの死後に彼の派閥のニンジャたちがパーガトリーやスローハンドにセプクさせられたのは、スローハンドとの権力基盤の対立も理由の一つだったのかな -- 2020-02-22 (土) 20:52:04
  • サラマンダー=サンの憑依ソウルのオリジンは名もなきレッサーらしいが、もし今後ソウルの再憑依が起きたらカラテコピー能力も引き継がれるのだろうか。そうなったら、異常に強いレッサーソウルという扱いになるのだろうか -- 2020-02-28 (金) 18:02:04
  • 「だいたい分かった」が決めセリフのマスラダ=サンと戦ったらどうなるか。非常に気になる。 -- 2020-03-20 (金) 18:20:42
  • インタビューコーナーによれば、多数のワザやジツを取得した場合、精度が広く浅くになっちゃうらしいからできれば一つのワザやジツを極めた方がいいらしいが、サラマンダー=サンは基本中の基本のワザに負けこそしたが、広く浅くのタイプとは次元が違うバケモンだと改めて認識できる。 -- 2020-08-07 (金) 20:12:57
  • 今更だが、憑依者であるサラマンダー=サンも、離反せず真っ当にドラゴン・ドージョーで修行を積み、ニンジャクエストを達成すればオハナミ儀式を経てカイデンできたのだろうか。その場合、憑依していたレッサーソウルがアーチに昇格してアーチ級憑依者なのかカイデン時にリアルアーチニンジャになるのか…気になります! -- 2021-03-02 (火) 23:51:01
  • 邪悪ではあるが、雑草から成り上がったカラテ・ドリームの体現者という魅力は作中屈指な存在 -- 2021-04-03 (土) 22:39:09
  • 時代が4部に移ってもやはり忘れられない非常に印象深いツワモノだしな。そんなのもあってか後の部だとレッサー級でもカラテ強い奴らが増えたし。 -- 2021-04-05 (月) 19:22:27
  • 憑依前からドラゴン・ドージョーでニンジャの基礎を学んでいたからカラテ学習能力のブーストがあったという事なのだろうか…立場的にもキャラ的にも一戦で消えるには惜しすぎたニンジャ。 -- 2021-06-24 (木) 21:38:52
  • ニンジャなんてジツとカラテあわせても3つ4つ得意技あれば器用なほうだからな 超高耐久でいくらでもスケッチ使えるドーブルってところか -- 2022-01-13 (木) 08:04:10
  • サラマンダー=サン、どこかでスパカスと実力同程度ってあったけど本当なの? -- 2022-04-25 (月) 22:39:30