A6M3 mod 22

Last-modified: 2025-12-10 (水) 20:27:14

日本 RankIII 海軍戦闘機 A6M3 mod 22 / 零式艦上戦闘機二二型

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概要

オープンベータ以前からある日本海軍のランクIII艦上戦闘機。
零戦三二型の航続距離を延長するため、燃料タンクを増積し翼端周りを零戦二一型相当にダウンデートした先祖帰り機体。
零戦三二型で僅かに低下した旋回性能が回復しているが、横転性や速度も零戦二一型零戦三二型の中間あたりに戻ってしまった。

機体情報(v2.21.1.11)

必要経費

必要研究値(RP)26,000
機体購入費(SL)76000
乗員訓練費(SL)32,000
エキスパート化(SL)110,000
エース化(GE)500
エース化無料(RP)320,000
バックアップ(GE)60
護符(GE)1,100

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング4.3 / 4.0 / 4.0
RP倍率1.42
SL倍率0.9 / 3.0 / 2.7
最大修理費(SL)2,180⇒2,759 / 7,010⇒8,874 / 6,170⇒7,811

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)522⇒563 / 509⇒542
(高度6,000m時)
最高高度(m)11,050
旋回時間(秒)15.9⇒15.3 / 16.6⇒15.5
上昇速度(m/s)10.2⇒18.1 / 10.2⇒13.8
離陸滑走距離(m)288
エンジン型式中島 栄二一型
最大出力(hp)***⇒*** / ***⇒***
離陸出力(hp)***⇒*** / ***⇒***
毎秒射撃量(kg/s)2.40
燃料量(分)min*** / *** / *** / max***
限界速度(IAS)703 km/h
降着脚破損速度(IAS)240 km/s
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)397 km/h, (離陸)368 km/h,(着陸)220 km/h
主翼耐久度-6G ~ 14G

レーダー

なし

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所購入費用(SL)
通常/ステルス
機銃7.7mm
九七式七粍七固定機銃
21400機首130/190
機関砲20mm
九九式一号機関砲
2200翼内40/60

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳初速
(m/s)
最大貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
7.7 mm
九七式機銃
既定T/AP/IAI/AP/I73013127320
汎用T/AP/IAI/AP73013127320
曳光弾T/T/T/AP73013127320
ステルスI/AP/AP/AP/IAI73013127320
 
武装名ベルト名内訳初速
(m/s)
最大貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
20 mm
九九式一号
既定T/HEF-I/
HEF-I/APHE
600191812753
汎用HEF-T/HEF/
HEF/APHE
600212013853
地上目標APHE/APHE/
APHE/APHE/
HEF/HEF-T
600212013853
曳光弾HEF-T600332110
ステルスHEF/HEF/HEF/
APHE/APHE
600212013853

追加武装


名称
種類


影響【AB/RB&SB】費用
(SL)
搭載条件備考*1
最高速度
(km/h)
上昇速度
(m/s)
旋回時間
(sec)
B60kg
九七式六番陸用
2-9.4/-10.1-1.6/-1.6+0.6/+0.8309.in(mod30)合計搭載量
120kg
(爆薬量50.6kg)

爆弾

名称重量
(kg)
爆薬量*2
(kg)
最大貫通力
(mm)
装甲車両
破壊距離(m)
非装甲車両
破壊距離(m)
九七式六番陸用爆弾60.425.9665270
 

機体改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I胴体修理******
ラジエーター交換
プライマリ7mmベルト
IIコンプレッサー交換******
機体交換
新しい7mmマシンガン
III翼修理******
エンジン交換
プライマリ20mmベルト
IV新しいエンジン噴射******
カバー交換
新しい20mm機関砲

カモフラージュ

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説明標準カモフラージュ
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[添付]
条件
説明
標準スキンの機体に関する小ネタ

この機体の標準スキンである三菱第3869号機はニューギニアのバボ飛行場を米国人により1991年に調査、回収された機体である。その後米国人航空博物館オーナーの手に渡り、ロシアで新造すれば安上がりに出来るので売れると見込み、ロシアでリバースエンジニアリングを主軸に三菱重工協力の下、3機の零戦が新造された。3869号のナンバーをつけたそのうち1機はプレーンズ・オブ・フェイムへと送られ、別のアメリカ製エンジン(C-47のエンジン)を付けられ尾翼呼称番号X-133として飛行可能状態となっている。余談ではあるが、リバースエンジニアリングされた3機目、三菱第3858号のナンバーを付けた尾翼呼称A1-112が日本人によって買い取られ、現在日本で耐空証明の取得および長期的な維持を目指しているとのこと。
このX-133、A1-112は、史実では21型が出撃してるはずだが、映画『パールハーバー』にも出演している。

研究ツリー

前機体A6M3
派生機体A6M3 mod 22 ko
次機体A6M5
 
 

解説

特徴

現在、本機を含む九九式一号銃搭載機にはバグが発生しており、
APが貫通0mm発火率0になっている。 *3
九九式二〇粍一号銃は必ずAPの含まれていない規定または曳光弾ベルトを使う事。

→2021年4月28日アップデートで九九式一号銃の貫通力の修正が行われ、APに貫通力が付与された*4
     
各部の耐久力は低く、AB・RB・SBどのゲームモードでも被弾しない運用が求められる。特にRB・SBでは急降下制限速度が630km/h程度と低く、二一型と同様にダイブ時は空中分解しないよう注意が必要。武装面では20粍一号銃×2、7.7粍機銃×2と据え置き。
プレイヤーが巴戦しか出来ないジャクのままでは、高性能な敵エース機には立ち向かえないだろう。一方で史実と同様、熟練搭乗員が操るこの機体は、低速を経験と戦況分析で補い、TAS的な効率性で頭を押さえて戦う危険な存在だ。
確かに巴戦が得意ではあるが、このランク帯で「零戦だから低空旋回」は戦力外と心得て、敵であっても、自機であっても侮ってはならない機体である。

立ち回り

【アーケードバトル】
ABでのマウス操作では横方向への急旋回で機首が上を向いた後、斜めに下がっていく。丁度A6M2とA6M3を組合わせたような挙動になっている。同じ零戦でもそれぞれ挙動が違うので注意しよう。敵機を狙う際、一号銃は弾道が下がる傾向があるので、照準見越し点の少し先を狙うのがコツ。

 

【リアリスティックバトル】
離陸後は時速245km/hを維持できるよう上昇角を調整しながら敵方向へ飛び4,000mを目安に上昇、中高度の制空権や低空攻撃機を始末しながら迂回上昇中の味方機の為に初動の時間を稼ぐといい。
高高度の味方に追い落とされた敵戦闘機を低空で待ち受け巴戦で片づければ制空権を奪えるだろう。
1対1の格闘戦なら負けなしだが実戦ではそうもいかないので序盤は自分より低い敵戦闘機に一撃離脱で安全な空戦を心がけるといい。

手動エンジン管制(MEC)を行なう場合、混合比は72%、過給機ギア切換え高度はスロットル100%なら3,400m、WEP状態なら2,800mあたりで良いだろう。

 

【シミュレーターバトル】
二一型の操縦性に三二型の弾数とエンジンを併せ持ち、初心者がSB初撃墜を決めるには最適。低空でウロウロしている敵を追いかけて機銃を乱射すれば、逃げ切れない奴が一機くらい居る筈だ。しかしそこで満足せず、高空の敵エースや銃座持ちを倒して試合に絡もうとすると難易度が跳ね上がる。
こうした敵に対して有利を得るには、襲撃ポイントに先回りする必要があるからだ。迂直の計をマスターすれば初心者卒業なのだが、本機では経験で補うべき巡航速度が遅すぎるので、初心者は試製雷電や鐘馗に乗り換えたほうが良いと言う結論になってしまう。
むしろ、初心者の立ち回り構築にとっては、単純旋回で簡単に後ろが取れてしまう事自体が、そこで工夫を止めてしまい巴戦からの脱却を妨げるという意味で障害になり得る。結局巴戦では組みする敵を選べない以上、立ち回り論など夢のまた夢だ。
巴戦から一撃離脱へ、そして本物の格闘戦へとステップアップが無ければ、今後のBR帯への移行も困難になりかねない。よって貴方が初心者なら、SBの雰囲気に慣れたら、敢えて零戦系以外に乗り換えてゆく事をお薦めする。そして索敵と戦況判断に自信がついたら、本機の立ち回りを改めて考え、実際に試して自分の力量を確認しよう。

史実

三二型で浮き彫りになった航続距離不足を解決するために急遽開発、生産が進められた型がこの二二型である。
三二型で不満が出た航続距離の減少は新たな翼内燃料タンクを増加し、それによる重量増加を、あるいは三二型で低下した格闘性能を補うため主翼の長さを二一型と同じ長さに戻し、伸びた翼の分の翼端折り畳み機構も復活させた。
三二型と比べると急降下制限速度などが低下しているが、代わりに航続距離が伸びた。

小ネタ

◆機体名称後ろの「○○型」について

当初機体の型番を表す際、発動機の換装は一号や二号、機体の改修は一型や二型と表されており、初期量産型は一号一型、次の量産型は一号二型と表されていた。
しかし1942年夏に、二桁の数字(所謂十の位が本体の、一の位が発動機の変更回数)で示すように変更、一一型や二二型と表記するようになった。
 
つまり最初期量産型であった一一型は「一番目の本体+一番目のエンジン(栄一二型)」に、二番目の二一型は「二番目の本体+一番目のエンジン」、次の三二型は「三番目の本体+二番目エンジン(栄二一型)」となる。


三二型からの改修機ながら二二型である不思議、並びに四二型について

上記の型番の方式であれば、二型の機体本体を改修しエンジンは据え置きの当機は二型となる、しかし二型(=以前の二一型と同じ本体)の型番が振られている。

この三二の次に二二が当てられた事や、量産機に存在しない四二型(ならびに四○型シリーズ)についての論争は様々な説が有り、未だにはっきりこうだと言える資料が見つかっていないとされている。四で始まる型はシ(死)と読める(四二=シニ=死に)故に忌み数で除外した説(この説は試作止まりではあったが彗星四三型が存在する為疑問符がつく)、とある雑誌*5内で載せれた「五二型の試作機体にあたる機体が四二型である」とする説(別の雑誌*6ではあるが四一型*7も計画止まりであるが存在したとの事)等々。この解説で触れた話も、現在までに生まれた有力な説の一部に過ぎないので、興味のある人は調べてみると面白いかもしれない。


◆塗装のモデル

この機体の特徴は何と言ってもその迷彩。
恐らくあの有名な零戦の写真をモデルにしていると思われる。

その写真

A6M3_Model22.jpg

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

[Video]Pages of History: A6M Zero

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • なんかこの前のアプデで22型シリーズの名前にロシア語混じってるんですが、、、 -- 2016-07-01 (金) 12:28:15
    • みんなそうなってるで。翻訳の何かがバグってるらしい -- 2016-07-01 (金) 20:57:57
  • あれ、ここの写真いつの間に変わったん?過去ログ見ても変えた報告とか無い(必要ではなかったはずではあるが)し、個人的には前のやつの方が見やすいから戻したほうがいいと思うんだが…。これがどこか特徴的な部分写せてるならいいけど、20mmが長身ってのも見にくい…。 -- 2016-07-01 (金) 21:14:02
    • あっ違えこいつはまだ1号砲だった…。ごめんなかった事にして…。 -- 2016-07-01 (金) 21:14:58
  • 21型と比べて旋回性能はどうですか? あまり変わらないのならこっちに乗り換えたいです。 -- 2016-07-13 (水) 23:52:14
    • RBだが、21型乗りこなせるなら気にならんね。それより速度、急降下耐性が向上してるから使える機体だと思うよ。21型の20ミリ当てにくいと感じるなら甲のほうも開発してみるといいかな。 -- 2016-07-17 (日) 17:27:31
  • こいつの機体番号ってなんなん?A6M3じゃ三二型と同じだしな…当時どうやって分けてたんだろ? -- 2016-08-13 (土) 08:15:28
    • 海外の文献だと普通にA6M3 Model22ってなってる。丁度戦争の潮目が変わった時期だし52型がA6M5なところを見ると42型が縁起悪かった説と同じでA6M4も避けたんじゃないかな -- 2016-08-13 (土) 08:59:44
    • 三二型が失敗作(とされた)から急遽代替で作ったのが二二型だから、三二型を完全に置き換えた結果同じA6M3に・・・という可能性もあるな。今風に言えば、三二型は黒歴史だったのかも -- 2016-09-09 (金) 18:28:00
  • 大日本帝国万歳 -- 2016-09-15 (木) 11:47:39
    • バンザアアアアァァァァァァァァァァイ -- 2016-10-06 (木) 11:37:14
    • おおスゴイな、RB? -- 2016-10-06 (木) 11:46:29
  • なんかちょっと変わったな -- 2016-09-30 (金) 17:58:32
  • 25番 -- 2016-10-08 (土) 18:30:41
  • 42型→死に型で草 -- 2017-01-05 (木) 14:23:05
    • 縁起悪いので52型にしました。 -- 2017-01-07 (土) 11:43:19
    • まあ海外でもホテルの13号室は無くて12.5号室になってたりとかするしそういうのって結構気にするもんよ -- 2017-01-08 (日) 01:49:52
      • ハリポタの九と四分の三番線思い出した -- 2017-03-08 (水) 02:33:54
  • 開発史として「32→42(没)→22→52」の説を説明しているようだけど、同じく没になった41型計画発足が昭和18年4月で22型の量産化(昭和17年12月)の後って書類(航本機密第五七九一号)がある今では「32→22→42(没)→52」の順番だったって話が主流だと思う。変えない? -- 2017-02-20 (月) 12:30:04
    • その時に22型って航続距離激減な32型の角型短縮翼を21型と同様の主翼に戻したもの(32型用の各種改修・修正は盛り込んだままだから純然に21型機体に戻したわけではない)だから型番逆戻りって説明にしてあげれば良いと思う。42型がどーのというゼロ戦開発史ミステリーで付番経緯を曖昧にしないでさ。 -- 2017-02-20 (月) 13:25:44
  • 恐らく最高の零戦。こいつの武装が2号銃から1号銃になったら22型甲が最高だと思う。 -- 2017-03-12 (日) 12:46:28

*1 爆薬量はTNT換算
*2 爆薬量はTNT換算
*3 ただし発火率0は仕様の可能性あり
*4 AP弾の発火率に関しては不明
*5 『スケールアヴィエーション』2001年11月号掲載「零式艦上戦闘機42型の検証」
*6 歴史群像太平洋戦史シリーズ33 零式艦上戦闘機2』 Column 小池田忠「検証・零戦一二型と四一型」、潮書房『丸』2002年3月号 No.671、小池田忠「特別研究 まぼろしの零戦「一二型&四一型」の正体をさぐる」
*7 二一型の20mm機銃をベルト給弾式の九九式四型を換装した物