日本 RankVII 戦闘ヘリコプター AH-64DJP

概要
Update 1.99 "Starfighters"にて日本ヘリツリーと同時に実装された日本最高ランクヘリコプター。アメリカのAH-64Dを日本がライセンス生産した機体で自衛隊の現用機体である。
本国版や英国版に比べIRCMやMAWなど一部の機能がオミットされているためBRが一段階低い。
機体情報(v2.7.0)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 400,000 |
|---|---|
| 機体購入費(SL) | 1,020,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 290,000 |
| エキスパート化(SL) | 1,020,000 |
| エース化(GE) | 2,800 |
| エース化無料(RP) | 1,080,000 |
| バックアップ(GE) | 20 |
| 護符(GE) | 2,800 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 10.7 / 11.7 / 10.3 |
| RP倍率 | 2.32 |
| SL倍率 | 1.3 / 2.4 / 4.2 |
| 最大修理費(SL) | 2,500⇒4,217 / 4,200⇒7,085 / 3,900⇒6,579 |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | 271⇒319 / 253⇒295 |
| (高度1,000m時) | |
| 最高高度(m) | 5,400 |
| 最大出力(hp) | 1,824×2⇒1,970×2 / 1,810×2⇒1,895×2 |
| 最大推力(kgf) | 140×2⇒160×2 / 140×2⇒150×2 |
| 搭乗員(人) | 2 |
| 燃料量(分) | min38 / max120 |
| 限界速度(IAS) | 460 km/h |
レーダー
| 分類 | 有無 | 装置 | 距離 (km) |
|---|---|---|---|
| 対空レーダー | 〇 | AN/APG-78 | 8.0/4.0 |
| 対地レーダー | 〇 | 8.0/4.0 | |
| レーダー警報装置 | 〇 | AN/APR-39 | - |
| レーザー警報装置 | × | - | - |
| ミサイル接近警報 | × | - | - |
| 赤外線妨害装置 | × | - | - |
| 光学式追跡装置 | 〇 | - | 15.0 |
暗視装置
| 有無 | 種類 | |
|---|---|---|
| パイロット | 〇 | 赤外線 |
| ガンナー | 〇 | 熱線 |
固定武装
| 分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) | 水平旋回角 | 俯角/仰角 | 搭載条件 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 通常 | ||||||||
| G | 30mm M230E-1 cannon | 1 | 1200 | 機首下 | - | ±86° | -60° / +11° | - |
| G & F | 30mm M230E-1 cannon | 1 | 1200 | 機首下 | - | ±86° | -60° / +11° | Flares / Chaff |
| countermeasures | 1 | 30 | 尾部 | 30 | - | |||
| G & A & F | 30mm M230E-1 cannon | 1 | 1200 | 機首下 | - | ±86° | -60° / +11° | AIM-92 / ICM |
| AIM-92 Stinger missiles | 4 | 4 | 翼端 | - | - | |||
| countermeasures | 1 | 30 | 尾部 | 30 | - | |||
弾薬
| 武装名 | ベルト名 | 内訳 | 初速 (m/s) | 最大貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
| 30 mm M230E-1 | 既定 | HEDP | 805 | 51 | |||||
追加武装
ロケット
| 名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
| Hydra-70 M247 | HEAT | 10.16 | 1.19 | 739 | 290 | |||||
空対地ミサイル
| 名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 誘導 方式 | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||||
| AGM-114K Hellfire II | HEAT (tandem) | 45.13 | 9.43 | 475 | 8.0 | Laser +IOG | 1200 | |||||
空対空ミサイル
| 名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量*1 (kg) | 最高速度 (M) | 誘導 方式 | 射程 (km) | 誘導時間 | 最大過負荷 (G) | IRCCM | FOV | 推力変更 | TΔV (m/s) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AIM-92 Stinger | 10.1 | 0.54 | 2.0 | IR, 全方位 | 6.00*2 11.0*3 | 17.0 | 13 | FOV+SSO | 3.0 | × | 1286.44 |
武装オプション
| 分 類 | 名称 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | ||||||
| RKT | Hydra-70 M247 | 76 | -7.9/-7.9 | -5.0/-5.0 | - | - | - |
| AGM | AGM-114K Hellfire II | 8 | -4.3/-5.0 | -2.5/-2.5 | 540 | AGM-114 | - |
| AGM | AGM-114K Hellfire II | 16 | -7.9/-7.9 | -4.7/-4.7 | 1,100 | AGM-114 2 | - |
| RKT & AGM | Hydra-70 M247 | 38 | -4.3/-7.2 | -3.8/-3.8 | 900 | AGM-114 | - |
| AGM-114K Hellfire II | 4 | ||||||
| RKT & AGM | Hydra-70 M247 | 38 | -7.9/-8.6 | -4.9/-4.9 | 1,200 | AGM-114 | - |
| AGM-114K Hellfire II | 8 | ||||||
機体改良
| Tier | 名称 | 開発費(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
|---|---|---|---|---|
| I | 圧縮機 | 15,000 | 22,000 | 290 |
| Flak jacket | ||||
| 新しい 30mm機関砲 | ||||
| チャフ/フレア | ||||
| II | Replacing helicopter blades | 23,000 | 34,000 | 440 |
| Helicopter frame | ||||
| AGM-114 | ||||
| III | エンジン | 19,000 | 28,000 | 370 |
| Replacing helicopter blades | ||||
| NVD(暗視装置) | ||||
| AIM-92 stinger | ||||
| IV | Cover | 49,000 | 72,000 | 950 |
| AGM-114 2 | ||||
カモフラージュ
| 規定 | |
|---|---|
![]() | |
| 条件 | - |
| 説明 | 標準カモフラージュ |
研究ツリー
| 前機体 | AH-1S |
|---|---|
| 次機体 | - |
解説
特徴
Ver2.7.0現在基本性能はAH-64Dと同一であるがIRCM(光波妨害装置)・LWS(レーザー警報装置)・AMASE(アパッチ生存性拡張モジュール)等自己防護系装備が搭載できないため生存性が劣る。
BR改定までは相対的に無類の強さを誇った本機だが、アップデートでいつの間にかBRは11.7まで引き上げられ、他国ヘリと比べ苦境に立たされているのが現状。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
主武装としてタンデム弾頭で最大貫通力1200mmを誇るAGM-114K Hellfireミサイルを最大16発搭載できる。
このHellfireは発射後に自動でトップアタック軌道をとりながら飛翔し、目標に接近するとダイブして命中する特徴を持つので、他のミサイルに比べ加害や撃破が容易になっている。
一方でその軌道から着弾まで時間がかかるので、誘導中の攻撃に注意が必要だ。
固定武装のM230 30mmチェーンガンは全距離最大51mm貫通のHEAT弾で、光学ロックと組み合わせた対空戦闘だけでなく軽車両の撃破などにも十分有用である。*4
スタブウィング端には計4発のAIM-92スティンガー対空ミサイルを装備できる。スティンガーは最大Gこそ13Gと低いものの、オールアスペクトミサイルで全周6km、後方11kmからのロックオンが可能な上、IRCCMも備えているので、自衛用として装備するだけでなく、後述するレーダーを活かして積極的な撃墜も挑める。ペイロードも圧迫されないので開発後は常に装備しておいて損はないだろう。
また本機の大きな特徴であるAN/APG-78ロングボウ・レーダーは対空/対地の切り替えが可能で、対空全周8km、対地前方4km以内の目標を探知できる。
現状L型Hellfireが実装されていない*5ため対地レーダーは陸RBにおいては有用性が低い一方、対空レーダーは十分有用で、接近するヘリや航空機を事前に探知して遮蔽物に隠れたり、スティンガーを使って早期に迎撃できるので、試合開始と同時にレーダーを対空に切り替えておくことをおすすめする。
一方で、自衛隊版アパッチの弱点として、他国AH-64Dが装備するLWS,IRCM,MAWS,AMASEの自己防護機能が省略されている。特にLWS,IRCMの非搭載は致命的で、敵ヘリからのレーザー照射や誘導ミサイル接近に気付けない場合が多い。またCMも30発しかないため、誘導に長時間姿を晒す必要のあるK型Hellfireと総じてややミスマッチな仕様となっている。
幸いロングボウレーダーで敵ヘリの存在を早期に認知することはできるので、相手がスティンガーやHellfireの射程外の場合はおとなしく隠れるのが得策である。
BR改定前は11.0という性能比で破格の低BRによりかなり使いやすかった本機だが、BR改定で11.7へと引き上げられたことで他国の強力なヘリとマッチングするようになり本機の優位性が失われただけでなく、地上対空兵器や航空機の圧倒的な性能向上で本機が活躍できる機会はかなり限定的になっている。
それでも絶対的な性能は悪くはないので、ヘリでの立ち回りと性能面の長所・短所をしっかり理解して行動すれば地上部隊の支援に十分活用できる。はずだ
今まで苦汁をなめてきた日陸民へのご褒美と思ってもよいほどの高性能機体である。
ヘルファイア対戦車ミサイルを装備する。基本的にはヘルファイアによる攻撃が基本となるだろう。
ヘルファイアは最大1200mmという十分な貫通力を有するほか、ミサイルは発射後に自動でトップアタック軌道をとりながら飛翔するため、命中・撃破が容易である。
また、アパッチの装備する30ミリ機関砲はHEAT弾であり、全距離で貫通力51㎜とAH-1Sが装備していた20㎜チェーンガン*6に比して高い威力を持つ。精度こそ比較的悪いが、対空対地の両方において十分な性能を持つため状況に応じて活用しよう。
対空装備としてスタブウイング端に4発のスティンガー空対空ミサイルを装備することができる。元がMANPADSであるため決して優秀と言い切れないミサイルではあるが、マーカーがなく索敵の難易度が上がる陸RBでは十分な脅威となり得る。
本機の欠点として、すでに何度か触れられている通りIRCMやMAWSを装備しておらず、CMも30発しかないなど自己防御機能の低さが目立つという点が挙げられる。
一方で、BR11.0とヘルファイアを16発装備可能なヘリコプターとしては破格の低BRを得ている*7。このBR設定はBR11.0に90式およびTKX(P)を擁する日本ツリーのためといっても過言ではない。ぜひ活用しよう。
【シミュレーターバトル】
基本の運用方法は他のヘリと同じなので割愛。
SBではコブラ、ヴァイパーなどの他ヘリに比べてエンジン出力を絞っても急に落ちないので、格段に運用がしやすい。対地レーダーは現状まともに使う機会がないので、出撃後は対空レーダにすぐ切り替えるのがおすすめ。高ランクSBでは相変わらずソ連ヘリが一番の脅威なので、気付かれないように敵ヘリポートに近付いてカサッカを減らすことを心がけよう。(ほとんどの場合、着く頃には既に味方が壊滅状態になっているのは内緒)
史実
日本の陸上自衛隊が計13機導入、現在は12機を運用している。
調達された13機は陸上自衛隊航空学校、陸上自衛隊研究本部などを除くと西部方面隊西部方面航空隊第1戦闘ヘリコプター隊*8に配備されている。
第1戦闘ヘリコプター隊での配備数は第1飛行隊に3機、第2飛行隊に3機の計6機。
日本の導入したAH-64Dは、AH-64シリーズでは初めてAIM-92を装備可能にするなどの改修をおこなったAH-64DブロックIIとなる。ボーイング社はこの日本向けAH-64DブロックIIをAH-64DJPと命名しているが、陸上自衛隊では略称をAH-64D、愛称をアパッチ・ロングボウとしており、DJPという名称は使用していない。
また、AH-1Sは「対戦車ヘリコプター」に分類されているが、AH-64Dは「戦闘ヘリコプター」に分類されている。
(出典:Wikipedia)
小ネタ
L型Hellfireについて
実機のAH-64Dをご存知の方ならば、ゲーム内本機の武装を見たときにこう思ったのではないだろうか。
「L型Hellfireはどこ?」と。
実はゲーム内にはAGM-114Lは実装されていない。これは日本ツリーに限らず他国ツリーのAH-64でも同様である。
AGM-114Lは通称ロングボウ・ヘルファイアと呼ばれ、基本的ににAH-64Dのロングボウ・レーダーと組み合わせて運用される、いわばAH-64Dとニコイチのミサイルである。
このL型Hellfireはロングボウレーダーで捕捉した目標のデータを入力し発射、発射後はロングボウレーダーを使った母機からの誘導のほか、慣性誘導および弾頭に搭載されたミリ波レーダーシーカーでミサイル自身が目標を補足し自立して飛翔できる。
つまるところ、ARHによって完全な撃ちっ放し能力を持つミサイルなのである。
ではなぜゲームに実装されていないのか。一言で言ってしまえばまだ早いという理由。
というのもL型はARHという性質上、一度レーダーシーカーに補足されると発煙弾による隠蔽が通用しないので、現状地上車両は遮蔽物に完全に身を隠す以外に有効な回避方法がほぼ存在しない。*9
これに加えてAH-64Dのロングボウレーダーはメインローターの上部に設置されているため、ヘリ側からは遮蔽物の裏からレーダーだけを露出させて目標の捕捉が可能。
という点で、現状の惑星にこれらが放り込まれるとまず間違いなくパワーバランスが崩壊してしまう。
実機がそうだからといえば確かにそうなのだが、こういった背景がありL型Hellfireはまだ実装されていないのである。
しかしゲーム内でも更に時代が進めばいずれL型Hellfireが実装される可能性もあるので、そういった点ではこのAH-64DJPにも希望は残されていると言えるだろう。
L型が実装されるならそれなりに対抗できる兵器が同時に実装されそうではあるが。
ちなみに、撃ちっ放し能力を持つAGM自体はすでにゲームにも実装されている。
ヘリで運用されるものではSpike ER(通称スパイク)とPARS 3 LR(通称トリガート)の2つがあり、どちらも目標をロックオンして発射した後は母機がミサイルに干渉しなくとも自立して目標へ飛翔する。
ただしこれらのミサイルの誘導方式はどちらも赤外線画像シーカーを用いた赤外線ホーミングで、スモークや遮蔽でミサイルから姿を隠せば容易に回避可能である。
ゲーム内ではSpike ERがAH-129D、Tiger HAD Block 2(実機は装備しない)、AH-60 (IL)、PARS 3 LRがEC-665 Tiger UHTにそれぞれ実装されている。
(出典:Wikipedia)
要人絶対殺すヘルファイア
本機に搭載されているAGM-114Hellfireは西側の攻撃ヘリに広く搭載されている汎用なミサイルで、その運用国の多さと性能から派生型も数多く存在している。
その中の一つに、AGM-114R9Xというタイプが存在する。
このミサイルは数あるHellfireの中でも一際異色を放っている。
というのも、このR9Xは対人目標の殺害に特化したミサイルで、殺害方法はなんと斬殺である。
その見た目がこちら。

(引用:乗りものニュース「「ニンジャ・ブレード」がシャキーンと展開 「暗殺」に特化したミサイルなぜできた?」)
R9Xには炸薬が装填されておらず、代わりに6枚のブレードを展開して目標を押し潰したり切り刻んで殺害する。
そんな殺意マシマシなR9Xだが、開発経緯はむしろ人道的である。
かつて上空からの暗殺任務では精密誘導兵器の誘導性能が低く、その上爆薬によって殺害する都合上被害が大きくなりやすいことから、目標人物の周囲にいる民間人を巻き込んでしまうリスクがあった。
そこでR9Xでは炸薬を完全に取り除きミサイルのもつエネルギーとブレードの殺傷能力のみで殺害することで、目標以外への巻き添え被害を最小限に抑えている。
R9Xは秘密裏に何度も実戦投入されており*10、着弾地点の写真を見てみるとどれも被害が最小限に留まっていることがわかる。
例:目標2名が乗った自動車にR9Xが突入し殺害した後の写真(血痕が映っているので閲覧注意)
車両の天井がブレードの形に裂け大破しているがそれ以外の車両や路面に被害は見受けられない。
このようにR9Xはその物騒な見た目とは全く逆の意図を持ったミサイルなのである。
(出典:Wikipedia)
調達数62機→13機
陸上自衛隊ではそれまで運用していた対戦車ヘリコプターであるAH-1Sが2000年代に減数が始まることを受けて、後継機の選定(AH-X)を開始した。
選定に際して、日商岩井(現・双日)と富士重工業(現・SUBARU)が提案するボーイングAH-64Dと、三井物産エアロスペースと三菱重工業が提案するAH-1Zの2機種が候補となった。
両者の性能やコストなどの比較が行われた結果、2001(平成13年)年8月27日にAH-64Dの採用が決定、調達総数は62機とした。
採用決定の翌年である2002年(平成14年)度予算には2機分の予算が計上され、2006年(平成18年)度から陸上自衛隊への納入が開始された。
陸上自衛隊では他の装備と同様に一括調達ではなく、毎年1から2機の調達・導入を行ったことから量産効果による価格低下が望めなかった。これに加えてアメリカでAH-64DブロックIIの生産が終了したことなどを理由に、陸上自衛隊は2008年(平成20年)度予算で調達を打ち切り、調達数を62機から13機に縮小することを決定した。
しかし、2008年度予算の概算要求に計上された3機の調達費には、残りの52機の調達費に分割するはずだったライセンス生産料金や設備投資費などを上乗せしたため、単価が216億円にまで高騰してしまった。その結果3機分の予算計上は見送られ、わずか10機で調達を終了することになった。
富士重工はボーイング側に支払ったライセンス料や設備投資費など約350億円を回収できなくなったため、国を提訴し、地裁では請求棄却となったが高裁で請求の全部が認容された。結局、見送られていた3機分の予算は中期防衛力整備計画(平成23年度~平成27年度)で再び盛り込まれ、2011年度から2013年度までに1機ずつ予算計上されて、13機の調達を終了した。調達再開後は1機あたり52億円で取得しているが、最終的な1機当たりの平均単価は、本来含まれる筈のライセンス料と設備投資費(賠償金である350億)が含まれるため約95億円となっている。
(出典:Wikipedia)
墜落事故
まだ記憶に新しいだろうが2018年2月5日16時43分頃、第3対戦車ヘリコプター隊所属の本機が、佐賀県のとある民家に墜落した。このとき民家にいた女子小学生(当時)が避難の際に打撲をした程度で済んだのだが、当のパイロット二名が亡くなるという痛ましい事故があった。ご冥福をお祈りします。合掌。
当初は操縦ミスや整備不良が疑われたが、5月の報告ではメインローターと機体をつなぐパーツの破損で墜落したとして前述の二つを否定した。この影響を受けて台湾は飛行停止した。アメリカはE型の不具合を発見し製造元に勧告を出したがD型である本機との関連は不明。(アメリカでは2013年以降5機も墜落した模様)
なおこの時の様子は偶然佐賀城北自動車学校の送迎車のドライブレコーダーに映し出されていた。二人の死者を出しているので閲覧注意であるが、興味のある方はYoutube等に転がっているので見てみてはいかがだろうか?
(出典:Wikipedia)
外部リンク
コメント
【注意事項】
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