イタリア Rank I 自走式対空砲 Camionetta AS 42 Tipo II "Metropolitana"
概要
Ver1.85で実装された、イタリア陸ツリーのランクI自走式対空砲。
イタリアのカミオネッタ(大型四駆偵察車)に火力支援ができるように対空機関砲をポン付けした長距離偵察用の車輌。その姿は正しくテクニカル
よって本来は自走対空砲ではない。
装甲板も何もない剥き出しの乗員が、風と共に潔さを感じさせる一台である。
搭載されている機関砲は射角の問題こそあるものの、優れた火力と車両の機動性が合わさり、非常に攻撃的な仕上がりとなっている。
車両情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 4,000 |
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車両購入費(SL) | 2,100 |
乗員訓練費(SL) | 600 |
エキスパート化(SL) | 1,000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | 110,000 |
バックアップ(GE) | 20 |
護符(GE) | 300 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.3 / 1.3 / 1.3 |
RP倍率 | 1.0 |
SL倍率 | 0.2 / 0.4 / 0.4 |
最大修理費(SL) | 240⇒311 / 270⇒350 / 360⇒466 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 36.1⇒50.0 / 24.4⇒28.7 |
俯角/仰角(°) | -10/90 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 3.9⇒3.0 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 3 / 3 / 3 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 0 / 0 / 0 |
重量(t) | 6.0 |
エンジン出力(hp) | 114⇒140 / 71⇒80 |
2,700rpm | |
最高速度(km/h) | 91 / 84 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 62 |
乗員数(人) | 2 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 20mm Breda Mod. 35 cannon | 1200 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
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10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
規定 | API-T/HEFI-T | **.* | **.* | *** | 40 | 38 | 29 | 20 | 14 | 10 | - |
Granata Mod. 35 | HEFI-T | **.* | **.* | *** | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
Perforante Mod. 35 | API-T | **.* | **.* | *** | 40 | 38 | 29 | 20 | 14 | 10 | 1 |
PzGr 40 | HVAP-T/API-T | **.* | **.* | *** | 64 | 63 | 29 | 20 | 14 | 10 | 1 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | タイヤ | 220 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
Granata Mod. 35 | |||
II | サスペンション | 200 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
砲火調整 | |||
Perforante Mod. 35 | |||
III | フィルター | 370 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
IV | 変速機 | 360 | *** |
エンジン | |||
砲撃支援 | |||
PzGr 40 |
カモフラージュ
研究ツリー
次車両 | CM52 |
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解説
特徴
見たままの通り、軍用車に20㎜ブレダ対空機関砲を乗せただけの車両である。
元がただの軍用車なので装甲もへったくれもなく、搭乗員は完全にむき出しとなっている上に、乗員が二人しかいないので機銃でも掠めようものならRB以上では即お陀仏となる。
優れた火力と機動力を持つため、実は対空より対戦車戦闘向き。ついでに車高が低いため、発見されにくいのも地味な利点。敵の警戒の間隙を縫い、通り魔的に穴だらけにしてやろう。
【火力】
この車両でも高貫徹なPzGr 40弾種が使えるので近距離の対戦車戦闘に強く、そのため速やかに研究しておきたい。
搭載されている20㎜機関砲は対空用途には装弾数が少なく、持ち前の撃たれ弱さも相まって少々苦しいが、装弾数が12発とAB41やL6/40より多く、リロード速度も倍近く早いため、遙かに高い投射弾量を発揮できる。
難点として、実は砲塔は限定旋回であり、後方約60度は操縦手の後頭部がつっかえて全く回らないのである。割と深刻な問題であり、本車の旋回性能は大した事がないので後方の敵の対応には常にもたつきがちになる。ついでにデザインがデザインなので咄嗟にどっちが前か忘れる、なんて事態も起こりうるので常々スペアタイヤの方向を確認しよう。
また俯角も10度取れるため、命がけのハルダウンなんて事も可能である。
【防御】
ない。完全にない。紙キレ同然の構造用鋼3㎜である。*2前述のとおり乗員が二人しかいないので、全方向からの7㎜弾でも致命傷となるため、ちょっと離れた砲撃支援や爆弾の爆風ですら気が抜けない。ただ、車体側面は予備弾薬でびっしりであるが逆に過貫通が起きやすいのと、低い車高から隠密性は多少高いのが防御力と言えるかもしれない。
【機動性】
車両の軽さとそこそこの馬力のおかげでなかなか優秀な速度を発揮できる。しかし、装輪車の宿命として悪路走破性が低い。
ステアの効きが鈍く、切れ角も狭いので急制動には不向きであるが、逆に言えば制御不能の蛇行運転には陥りにくいのが長所ともいえる。また後退は20キロ程度であり、AB41ほど後退で逃げ回る事には向いていないが、それでも十分早い部類である。
史実
SPA-Viberti AS.42 saharianaはイタリアの偵察車。AB 41の駆動系を流用し、SPA-Vibertiによって開発された。主に砂漠での使用が考えられており、砂漠用のトランスミッション 2×4を備えている。
AS.42はAB41のシャーシを流用していたがAB 41が4×2だったのに対しこちらは2×4になっている。100馬力のSPA ABM 36気筒ガソリンエンジンを後部に配置、車体の中央に最大五人まで乗れるスペースが設けられている。だが実戦で五人乗ることは滅多になく乗るのは四人程度だった。運転手は車体全部正面に座り、他四人は側面にある折り畳みしきの椅子に座る。AS.42には、145リットルの内部燃料タンクの他に20個のジェリカンもあり、広大な砂漠での使用を考えていたのが窺える。ジェリカンは側面の前輪カバーと後輪カバーの間にきれいに整えられて入っており、中身は計80Lの水と400Lの燃料であった。満タンの燃料タンクと外部のジェリカンのおかげで航続距離は1500kmにも及んだ。
が、War Thunderに実装されている本車は初期AS.42の改良型であるAS.42 Camionetta II(Metropolitana)で、初期AS.42との違いは側面の上部のジェリカンがなくなり10個になった。このスペースは弾薬箱に変わっている。また、タイヤも新装されている。
AS.42には以下の武装が検討されていた。
・1門または2門のBreda 8mm model37機関銃
・Breda 20mm model35機関砲
・20mm ゾルトゥルンS18/1000対戦車ライフル
・Breda 47mm 47/32対戦車砲
War Thunderに実装された本車はBreda 20mm model35機関砲を備えたタイプである。基本的にはこの20mm搭載型が量産されている。中には後部にBreda 8mm機関銃を備えたタイプもあった。
1942年9月から11月にかけて14台の車両がイタリア軍に納入され、1942年12月に就役している。これらはLRDG(長距離砂漠挺身隊)に配属された後、第10アルディティ連隊の第103大隊、第112軍、第113軍、第123大隊に配置された。この内第103大隊に配属された車両はアフリカでの任務やチュニジアでの作戦に参加している。
生き残った車両は後にシチリア島と南イタリアの防衛のため第10連隊の第2大隊に配属され使用された。同部隊と機動部隊を備えた突撃部隊は1943年9月8日にローマ防衛のため「サハリアーナ」と「メトロポリターナ」を採用した。その後、数台のサハリアーナがムッソリーニと共にイタリア北部に滞在している。東部戦線では第2降下猟兵師団の7両が戦い、1944年から1945年にかけてフランス、ベルギー、オランダで東部戦線の偵察車両として活躍した。一部の車両はXªMAS Flotillaによって使用された。
第二次世界大戦が終結したがAS.42はその機動性と信頼性から戦後はイタリア警察でチェリーレッドに塗られて、部門セレリと公安部門に配備された。この警察仕様AS.42は1954年まで使用されたと思われる。
小ネタ
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外部リンク
コメント
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