//航空機テンプレートバージョン17.01.1

*日本 RankII 中型爆撃機/雷撃機 G4M1 / 一式陸上攻撃機 [#A1_Top]

//↑は国家名 Rank(ローマ数字←半角英字で表記) 機種カテゴリ 機体名(機体アイコンマウスオーバーで表示される詳細版・英語表示)を記載してください。
//例:ソ連 RankII 重戦闘機/戦闘攻撃機 Pe-3/Early 
//ただし、ここの機体名に関しては、判りやすいよう日本語表記等を追記しても良いこととします。
//例:日本 RankIII 軽戦闘機 Ki-43-III otsu Hayabusa 一式戦闘機三型乙 隼


&attachref(./_20210911_232411.JPG,nolink);
#fold(Ver2.7以前){{
リモデル前の画像である。
&attachref(./G4M1 (2).jpg,nolink);
}}
**概要 [#A1-1_Summary]
//↓概要説明は実装時のバージョンや機体特性、武装、史実などページ全体の要点をとりまとめたものを2~3行でコンパクトにまとめること。本格的な解説は【解説 [#A3_Explanation]】にて。

ランクIIの双発爆撃機。「一式陸上攻撃機」が正式名称だが、略称の「一式陸攻」のほうが馴染み深い人も多いのではなかろうか。艦隊決戦に先だち、敵艦隊を攻撃漸減する目的で生まれた長距離雷撃機。そのため燃料タンクの容積が大きく、被弾時に燃えやすい。 ワンショットライターと呼ばれていた。
*機体情報(v1.**) [#A2_Data]

//↑情報元クライアントのバージョンを記入して下さい。
//Ver.1.59の時点では、機体アイコンマウスオーバーで表示される性能表が開発状況に合致していない場合がありました。機体カスタマイズ(プレビュー)で画面左上の性能表で、最高速度・旋回時間・上昇速度の数値の下に黄色のバー(開発の進み度合いが判る)が表示されているとき、その数値は正確な数値を示していると言えます。念のためご確認ください。


**必要経費 [#A2-1_Costs]

|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~必要研究値(&color(blue){RP};)|7,900|
|~機体購入費(SL)|10,000|
|>||
|~乗員訓練費(SL)|3,000|
|~エキスパート化(SL)|10,000|
|~エース化(&color(Red){GE};)|130|
|~エース化無料(&color(Blue){RP};)|160,000|
|>||
|~バックアップ(&color(red){GE};)|20|
|~護符(&color(red){GE};)|530|
**BR・報酬・修理 [#A2-2_BR_Rewards_Repair]

|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~項目|~【AB/RB/SB】&br;(初期⇒全改修完了後)|h
|~バトルレーティング|3.0 / 2.7 / 3.0|
|~&color(Blue){RP};倍率|1.12|
//↑課金機体の場合、「(+100%)」と護符分のボーナスを加えて表記。例:「1.72 (+100%)」
|~SL倍率|0.7 / 1.9 / 2.7|
|~最大修理費(SL)|1,000⇒1,266 / 1,400⇒1,772 / 4,300⇒5,443|
**機体性能 [#A2-3_Statistics]

|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~項目|~(初期⇒全改修完了後)&br;【AB/RB&SB】|h
|~最高速度(km/h)|431⇒471 / 422⇒452|
|~|(高度6,000m時)|
|~最高高度(m)|8,000|
|~旋回時間(秒)|33.2⇒31.2 / 33.6⇒32.0|
|~上昇速度(m/s)|5.1⇒10.2 / 5.1⇒7.2|
|~離陸滑走距離(m)|314|
|>||
|~エンジン型式|*** ***|
|~最大出力(hp)|***⇒*** / ***⇒1,290|
|~離陸出力(hp)|***⇒*** / ***⇒1,441|
//|~離陸推力(kgf)|***⇒*** / ***⇒***|
//↑X線画面でエンジンにカーソルを合わせると表示される
|>||
|~毎秒射撃量(kg/s)|-|
|~燃料量(分)|min78 / max261|
|~銃手(人)|5|
|>||
|~限界速度(IAS)|540 km/h|
|~降着脚破損速度(IAS)|300 km/s|
|~フラップ破損速度(IAS)|(戦闘)427 km/h, (離陸)398 km/h,(着陸)250 km/h|
|~主翼耐久度|-3G ~ 5G|
//↑↑フラップ破損は大体の速度でOK。戦闘フラップの代わりに離陸フラップ等がある場合は適宜表記を変更。
//↑主翼耐久度は主翼が折れる直前のGを表記。折れない場合は「-∞G」「∞G」と表記しても良い。一応の耐久度の限界値は設定されているらしいが、通常プレイでデータ取得が難しい場合(20G以上等)は公式英語Wikiやデータシートも参考に。
**武装 [#A2-4_MainWeapons]

|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~分類|~名称|~搭載数|~装弾数|~搭載箇所|h
|BGCOLOR(#FFDDDD):~機銃&br;(単装)|BGCOLOR(#FFDDDD):~7.7mm&br;九二式|4|4000|上、右、左、前部|
|BGCOLOR(#FFDDDD):~機関砲&br;(単装)|BGCOLOR(#FFDDDD):~20mm&br;九九式一号|1|1000|後部|

//分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座

**弾薬 [#A2-5_Shells]

[[''搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く''>搭載武装解説]]
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~武装名|~ベルト名|~内訳|~費用(SL)|h
|BGCOLOR(#FFDDDD):~7.7mm&br;九二式|既定|T/AP/Ball/AP/I|-|
|~|徹甲弾|T/AP/AP/AP|30|
|~|徹甲曳光弾|AP/T/AP/T|30|
|BGCOLOR(#FFDDDD):~20mm&br;九九式一号|既定|T/HEF/AP-I|-|
|~|徹甲弾|HEF-T/AP/AP-I/AP/AP-I|80|
|~|空中目標|HEF/HEF-T/HEF/AP/HEF-T|80|

//分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座

//この項目の表は「搭載武装解説」の各国ページや他の個別ページにすでにある表から、書式をコピー&ペーストすると便利。「搭載武装解説」ページに表が無い場合、余力があれば表を作成したうえで「搭載武装解説」の該当ページにも掲載して頂けると、非常にありがたい。
**追加武装 [#A2-6_PayloadOptions]

//追加武装:無し

|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~分&br;類|~名称|~搭&br;載&br;数|>|>|~影響【AB/RB&SB】|~費用&br;(SL)|~搭載条件|~備&br;考|h
|~|~|~|~最高速度&br;(km/h)|~上昇速度&br;(m/s)|~旋回時間&br;(sec)|~|~|~|h
|>|>|CENTER:SIZE(12):|>|>|CENTER:SIZE(10):|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~B|~60kg&br;九七式 六番陸用爆弾|12|COLOR(Red):-**/-18.0|COLOR(Red):-**/-1.8|COLOR(Red):+**/+1.6|-|初期装備|合計搭載量&br;720kg&br;(爆薬量303.6kg)|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~B|~250kg&br;九八式二五番爆弾|4|COLOR(Red):-**/-20.9|COLOR(Red):-**/-2.4|COLOR(Red):+**/+2.1|130|爆弾追加 250kg|合計搭載量&br;1,000kg&br;(爆薬量418kg)|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~B|~250kg&br;九九式二五番陸用爆弾|4|COLOR(Red):-**/-20.9|COLOR(Red):-**/-2.4|COLOR(Red):+**/+2.2|140|爆弾追加 250kg|合計搭載量&br;1,000kg&br;(爆薬量457.6kg)|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~B|~500kg&br;五〇番通常爆弾二型|1|COLOR(Red):-**/-7.2|COLOR(Red):-**/-1.2|COLOR(Red):+**/+1.0|70|△|合計搭載量&br;500kg&br;(爆薬量227.7kg)|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~B|~800kg&br;九九式八〇番五号爆弾(徹甲)|1|COLOR(Red):-**/-15.8|COLOR(Red):-**/-1.9|COLOR(Red):+**/+1.7|10|爆弾追加 800kg|合計搭載量&br;800kg&br;(爆薬量38.53kg)|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~B|~800kg&br;八〇番陸用爆弾|1|COLOR(Red):-**/-15.8|COLOR(Red):-**/-1.9|COLOR(Red):+**/+1.7|100|爆弾追加 800kg|合計搭載量&br;800kg&br;(爆薬量429kg)|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~T|~935kg&br;九一式航空魚雷改二|1|COLOR(Red):-**/-18.0|COLOR(Red):-**/-2.1|COLOR(Red):+**/+2.8|110|九一式魚雷|-|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~T|~857kg&br;九一式航空魚雷改三|1|COLOR(Red):-**/-18.0|COLOR(Red):-**/-2.1|COLOR(Red):+**/+2.8|130|改良済みの魚雷|-|
|>|>|>|>|>|>|>|>||

//分類...爆弾=B,魚雷=T,ロケット=R,ガンポッド=G,爆弾&爆弾=B&B,ロケット&爆弾=R&B
**機体改良 [#A2-7_Modifications]

''[[解説ページを開く>性能・パーツ]]''
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|~名称|~必要&color(Blue){RP};|~購入費(SL)|h
|~I|~胴体修理|***|***|
|~|~ラジエーター|~|~|
|~|BGCOLOR(#FFDDDD):~銃座7mmベルト|~|~|
|~|~爆弾追加 250kg|~|~|
|>|>|>||
|~II|~コンプレッサー|***|***|
|~|~機体|~|~|
|~|BGCOLOR(#FFDDDD):~新しい7mm機関銃|~|~|
|~|~九一式魚雷|~|~|
|>|>|>||
|~III|~主翼修理|2600|***|
|~|~エンジン|~|~|
|~|BGCOLOR(#FFDDDD):~銃座20mmベルト|~|~|
|~|~改良済みの魚雷|~|~|
|>|>|>||
|~IV|~インジェクター交換|3360|***|
|~|~カバー交換|~|~|
|~|BGCOLOR(#FFDDDD):~新しい20mm機関砲|~|~|
|~|~爆弾追加 800kg|~|~|

//名称にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座関連
**カモフラージュ [#A2-8_Camouflage]

#region(''クリックで表示'')

|>|SIZE(12):|c
|>|~標準的な暗緑迷彩|
|>|&attachref(./468aacfdb06ab.jpg,nolink,100%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|-|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|標準カモフラージュ|
|>||
|>|~△△△|
|>|&attachref(,nolink,100%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|△|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|△|
|>||

#endregion
**研究ツリー [#A2-9_Tree]

|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~前機体|''[[H6K4]]''|
|~派生機体|---|
|~次機体|''[[H8K2]]''|

#br
#br


*解説 [#A3_Explanation]


**特徴 [#A3-1_Characteristics]
速力は特段速くもなく、爆弾を抱えながら敵戦闘機を振り切れる程ではない。被弾時の防護はライターの悪名に違わぬ貧弱さだが、あたり所によっては意外と落ちずに耐える事も(落ちないだけで大抵はコントロール不能になるが)。また後部の20mm銃座の射角が広く、命中すれば一撃でエンジンを破壊する事も有るので、敵に追われても諦めてはいけない。運動性は同ランク爆撃機の中でもピカイチであり、自由なポジションから爆撃姿勢に入れるが、あまり無茶な姿勢から投下すると着弾がばらけるので注意。
[[九七式大艇>H6K4]]と比較すると、胴体内燃料タンクの容積が減っている為やや燃えにくいが、爆装量でケチがつく。特に800kg爆弾が1発限りなのは手痛く、''基地爆撃用途には不適''((RBにおいてこのランクの小基地を破壊するには250kg爆弾×8発、800kg爆弾が×2発必要))。こうした任務には帝国が誇る[[空中戦艦>H8K2]]を発進させるのが賢いだろう。ただ、なにかと便利な250kg爆弾を4発積めるので、自慢の機動性と併せて地上攻撃をメインに戦い、飛行艇たちと差別化を図るのも良い。
**立ち回り [#A3-2_HowToFight]

''【アーケードバトル】''
主に地上目標の攻撃がこの双発機のターゲットになる。このランク帯になると、地上攻撃では戦車などの目標が、前線では機銃陣地やトーチカが多いので、60kg爆弾では倒しづらい相手が多い。60kg爆弾は精々機銃陣地にバラまいて黙らすくらいしかできず、戦車やトーチカに対しては連続して直撃させねばならず基本的に無力と思った方がいいだろう。
次に250kg通常爆弾だが、こちらも戦車やトーチカに対しては直撃~極至近弾を狙わねばならないが、60kg爆弾と違い当たりさえすれば一撃である。800kg通常爆弾は範囲が広く、おおざっぱに狙ってもトーチカや戦車を破壊できるが、一発しか無いことを考える必要がある。

基本的に味方からの孤立は避け、常に味方の援護を受けれる状況にすることが生き残るコツである。
#br
''【リアリスティックバトル】''
本機の本領を発揮である。
重巡洋艦、駆逐艦、貨物船は魚雷一発で撃破可能であり、分隊を組んでいないのならばこちらを優先したい。特に米空母はアップデートにより魚雷一発で葬れるので迎撃を避けつつ高速雷撃すると相手のゲージを削れる。魚雷は改二型と改三型で微妙に性能が違うが、だいたい高度300m、速度500km/h前後から魚雷を発射できるという日本独自の高性能魚雷により、かなり自由な位置から雷撃できる…が、相手の対空砲火を考えると高度300mで接近するのは自殺行為であり、いっそのこと目標に接近するまでは高高度を取ったり、雲の中に隠れるなりして敵機をやり過ごし、目標との距離が10km以内になったら空中分解しないよう速度を抑えつつ降下していき、3kmまで接近したら高度10m以下を維持して相手の艦首に照準しつつ、魚雷の進む速度が遅いので1km以内~600m(敵艦に突っ込まないギリギリの距離)の距離で魚雷を発射し、そのまま対空砲火が無くなるまで高度10m以下のまま離脱…とすることで命中と生還がある程度期待できる。ちなみにわざわざ高度10m以下を維持するのには理由があり、高度10mを超えると水上艦から放たれる対空砲弾に被弾し、15m以上になると格段に命中率が上がりあっというまに墜ちてしまう。しかし高度10m前後だと極端に被弾が減るからである。
ただし、高度10mで飛ぶ双発機は相手の戦闘機からしたら恰好の餌である。一応悪あがきとして運動性が高い点を活かして敵の迎撃機の射撃を回避したり、自慢の20mmで逆に撃墜できないことは無いがやはり雷撃する際は味方の掩護を必ず得られる状況にしておきたい。
[[MEC]]する場合は3,000mあたりで過給機ギアを2速へ

陸戦RBでも使えるが、爆撃機故に必要SPは高い。同格の彗星などは実質250kg爆弾しかなく、[[二式飛行艇>H8K2]]や[[九七式飛行艇>H6K4]]、[[九七艦攻>B5N2]]が遅いのに対しこちらは高速で800kg爆弾を投下できるメリットがある。800kg爆弾は戦車に対して過剰なほど効果的で、多少着弾地点がズレても重戦車ですら爆殺できる。迎撃機に警戒しつつ必中の精神を持って爆弾をプレゼントしてあげよう。

#br
''【シミュレーターバトル】''
現状SBでは趣味で乗る機体に留まる。それでも使いたいという海鷲たちの為に使う利点を述べるとすれば以下の通り。
60kg爆弾を9個投下すれば小基地を一つ壊せる。任務で登場する軽車輌目標への攻撃は250kg爆弾×4か一発だけだが範囲が広い800kg爆弾でも十分に使える。
ただしSPフリーで出せる[[九七式重爆>Ki-21-Ia]]は50kg爆弾×20で基地を2つ、地上目標も100kg爆弾×10が強力で純粋な爆装量では九七式重爆が勝るが、速力、高高度性能、防護銃座などの機体性能ではこちらが勝る。また、九七式重爆は双発だがエンジンが二基とも同方向に回転する為カウンタートルクが発生するが、こちらはニ基がそれぞれ反対方向に回転するため離着陸や操縦性はこちらの方が安定している。SPフリーな[[天山>B6N2 Model 12]]とは同じく800kg爆弾と魚雷を搭載できる機体と比較した場合、速力や被弾面積では劣るものの250kg爆弾以下の搭載量と防護銃座、及び機体の操縦安定性で勝る。
それぞれの機体に利点がある為状況次第で選ぶのも良いだろう。
**史実 [#A3-3_History]
一式陸上攻撃機は第二次世界大戦中の大日本帝国海軍の[[陸上攻撃機>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E6%94%BB%E6%92%83%E6%A9%9F]]である。「一式陸攻」と縮めて呼ばれる事も多い。開発・製造は三菱。連合国側のコードネームは「Betty」(ベティー)。

#region(クリックで展開)
昭和12年。海軍は漸減邀撃作戦((太平洋からやってくる米艦隊を航空機や潜水艦を用いて攻撃して敵を減らし、艦隊決戦を有利しようとする考え))を担う新型陸上攻撃機を求めていた。この案に基づき同年9月に「十二試陸上攻撃機」を三菱にのみ発注。三菱は九六式陸攻の設計主務者であった本庄季郎技師を中心に開発に臨む事になる。
 
この際に出された海軍からの要求仕様は
・前任の九六式陸上攻撃機と同等のサイズ
・実用試験中の火星を二発搭載
・最高速度:400km/h以上
・航続距離:4.800km以上(偵察過荷状態)
・武装:20mm機銃、爆弾搭載量最大800kg、または1t魚雷x1 前方、尾部銃座の設置
・防弾を考慮する事
という当時としては極めて過酷なものであった。
 
当初本庄技師は「火星の双発では燃費の兼ね合いから燃料搭載の増大を招き、余剰搭載量の不足から防弾装備を設計に盛り込むのは困難」との認識を持っていた。そのため多少機体のサイズが大きくなっても、小型低燃費の1000馬力級発動機を積んだ4発機にして、防弾を充実させる代案を用意し軍と開発検討会に当たった。しかしこの4発機案は却下され、十二試陸上攻撃機は海軍の要求通り双発機として設計が進むこととなる。試作機は昭和14年に初飛行。その後銃座の増設やそれに伴う様々な小改修を繰り返し、昭和16年に一式陸上攻撃機として制式化された。
 
一式陸攻の特徴としてその太い胴体が挙げられる。後に葉巻型と呼ばれるこの胴体は、爆弾を胴体に収容し、尾部に20mm機関砲を搭載するためのものであり、4発機並みの太さを誇った。太くなった胴体による空気抵抗の増大を相殺するため、前方から40%の位置に胴体の最大断面を持ってくる「紡錘形理論」を採用した。これにより、太い胴体にもかかわらず空気抵抗は増えるどころかむしろ減ったという。
しかし爆弾倉は小さく、ペイロードの大半を燃料に取られて最大でも単発機程度の1tしか積めず、対地爆撃では効果が今ひとつであった。フィリピン侵攻初期のように複数の飛行隊を投入しと大編隊で飛ばすならまだしも、損失が増えダーウィン空襲のように少数編隊で飛ばすしかなくなった中盤以降は被害の割に目立つ戦果を挙げていない。
漸減邀撃作戦の一翼を担う機体なので、長い航続距離の要求を実現するため、主翼構造を燃料タンクにする「セミインテグラル式タンク」を採用しているのも特徴のひとつである。これにより一一型は偵察過荷で“5882”kmという海軍の要求を大きく上回る長大な航続距離を得るに至った。
しかしインテグラル式タンクはその性質上、被弾するとほぼ確実に燃料が漏れるという欠点があった。漏れ出した燃料は酸素を得て熱に反応し燃える為防漏タンクが必須であった。だが当時の日本ではゴムの製造技術でアメリカに大きく劣っており、防漏タンクに必要な耐油性ゴムや独立気密性ゴムが実用化できなかった。その為最も効果がある内袋式ではゴムが燃料に反応して溶けてしまう為、簡単ではあるが効果は今ひとつな外装式を採用するしかなかった。初期の11型は申し訳程度に主桁前後とタンク側面にゴム板を貼ったが効果は薄く、仮称13型と22型、24型では空気抵抗が増え性能低下することに目を瞑り主翼下部にも防弾ゴムを張った。しかし外装式である以上根本的な火災対策にはなっておらず、末期に登場した34型の生産途中でようやく内袋式防弾タンクが実用化されたがその頃には陸上攻撃機自体が無用の長物になった為少数生産に終わった。&color(Gray){この一連の流れが、後に「ワンショットライター」として揶揄される原因となる...};
また、火災発生時の対策として仮称13型の初期では炭酸ガスを用いた手動の消火装置を、途中から自動消火装置が装備されたが、大量の燃料を積み不十分な防漏性能では文字通り焼け石に水であった。
また、''エンジン部分に被弾すると容易に爆発を起こし、さらに燃料タンクも誘爆するという致命的欠陥があった。''この欠陥は米軍がニューギニア沖海戦で気付き、全部隊に伝達されておりこの部分を集中的に狙うよう指導されていた。

一方で『燃料タンクに着火することは実際は稀で、多数の被弾を受けても基地に帰還した機体が多数存在する』と、一式陸攻の防御性能を見直す動きも存在するという。実際、防火能力を考慮しあえてセミインテグラルタンクを装備した陸軍の四式重爆撃機がその一例で、設計者の小沢久之亟技師曰く「タンクから漏洩するガソリンが機内にたまるようでは、引火した時とうてい防ぎ得ないので、漏ったガソリンが機内にとどまらないようにするために努力をした。タンクの下面が翼の外板をなすようにした。(中略)成績の詳細は知らないが、他機に対しては、火がつきやすいとの非難が集中していた折にも、本機に対しては、格別そのことについて耳にするところがなかったので、効果があったものと信じている。」とのこと。
が、四式重爆に関してはともかく一式陸上攻撃機に関しては生き残った搭乗員が口を揃えて燃えやすい機体と非難しており、海軍航空本部でも火災対策の不備を指摘している。ましてや後世での防御性能を見直す主張とやらは一式陸上攻撃機とはなんら関わりの無い者達による、結果だけを見た評価でしかないことには留意が必要である。
 
 
開戦直後の緒戦ではフィリピン攻略やマレー沖海戦などに参加。特にマレー沖海戦では、英国王立海軍東洋艦隊に配備されていた新鋭艦キングジョージV世級戦艦二番艦『プリンス・オブ・ウェールズ』と巡洋戦艦レナウン級二番艦『レパルス』を撃沈した。この戦いは「史上初めて、作戦行動中の戦艦を航空戦力のみで撃沈した」ということで有名であるが、一式陸上攻撃機側も迎撃機もなく対空砲火も散発的な状況に関わらず15%にあたる4機を喪失しており、圧倒的有利な状況に関わらず凄惨な行く末を暗示する戦いとなった。
そしてその後は防御力の低さがたたり、ニューギニア沖海戦やガダルカナル攻防戦以降では度々全滅と多くの被害を出すこととなった。本来の任務である雷撃を行うが、小さな単発機ですら多大な被害が出る雷撃において双発機としても巨大な本機は自殺同然の行為であった。多大な損害に見合った戦果はついに挙がらず、戦局が悪化し戦線が縮小して行く中では無駄に長い航続距離を持つ以外強みがなく、コストの高い陸上攻撃機と銀河陸上爆撃機は無用の長物であった。この頃になると海軍は陸攻という機種を冷ややかに見ており、単発攻撃機へと生産を集中させることとなった。その煽りを受けて一式陸攻は桜花母機以外はどんどん生産数が削られた。
桜花母機の24型丁は2t以上ある桜花を無理矢理搭載したものの、ペイロードの限界を超えており飛行特性が大幅に悪化し鈍足で操縦が難しく、やっとの思いで出撃しても近海の空で米軍機に一方的に屠られる結果となった。
漸減邀撃作戦という机上の空論を基に航続距離を重視し、防弾を軽視して作られた本機は航空攻撃の主力を務めてることを期待されていた。しかし妄想が実現するほど現実は甘くはなく、戦果の割に多大な被害を生むこととなった。そして次第に海軍は陸上攻撃機という機種自体に興味を失い、その結果桜花母機という唾棄すべき航空機へと作り替えられて散華した。
総生産数は海軍では零戦に次いで多い2435機。
 
派生型として、
・エンジンの高高度性能を向上し、さらに防弾ゴムを装備した一二型
・搭載エンジンを変更し、防御機銃を強化した二二型
・エンジンの減速比を変更し、自動消火装置及び防弾板を装備した二四型
・ゴム防弾及び防御火力を強化した三四型(「銀河」の登場によって生産が切り替えられたため、総生産数は約60機と少ない。)
などが存在している。
二四型には特攻兵器「桜花」を搭載できるように改修された丁型がある。また二四型以降の後期型では防弾性能が比較的向上しており、動画サイトなどで確認できる米軍機のガンカメラの映像では機銃斉射に耐え飛び続ける陸攻の姿が映っている。
#endregion


**小ネタ [#A3-4_Tips]
某フライトシムの監修をした実戦経験者は一式陸上攻撃機の被弾即炎上に
「そんな簡単に燃える機体ではなかった」と憤慨、修正を要望したとの逸話がある。
----
山本五十六が搭乗中、[[P-38G-1]]に攻撃されて戦死したのも本機である。海軍甲事件である。
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#region(銀河鉄道999でお馴染み、松本零士先生の作品にも出演!)
…している(OVA『ザ・コックピット』の内の一本『音速雷撃隊』)のだが、主役はどちらかと言うと末期の一式陸攻とセットになっていた、あの"桜花"(とその搭乗員の人間周り)である。
そして母機で出演しているのも当機(G4M1)ではなく、改良型の24型(G4M2)…をさらに改修した24丁型(G4M2E)である。&color(Silver){どれくらい違うかって?最低でもエンジン・排気管・プロペラ翅数etc…そうだね、かなり別物だね。即ちこの11型で代役は色んな意味で荷が重すぎるね!};
とまぁ「G4M2系列に書くべきでは?」と突っ込まれそうな小ネタになってしまってるが、実装されていないので致し方なし(🐌はよ)
作品自体も心に響く『名作』と言って過言ではないほどであり、未視聴な陸攻乗り諸兄は是非一度ご覧になって頂きたい。

//----

//--加筆求む--

//----

//--加筆求む--
#endregion


*外部リンク [#A4_Links]
#br

●[[WarThunder公式英語Wiki>http://wiki.warthunder.com/index.php?title=G4M1]]
//↑対応する航空機のURLを添付。公式英語Wikiトップ→ http://wiki.warthunder.com/
#br

●[[WTフォーラム・データシート>https://forum.warthunder.com/index.php?/topic/161911-mitsubishi-g4m1/]]
//↑対応する航空機のデータシートのURLを添付。WTフォーラム航空機データシートトップ→ http://forum.warthunder.com/index.php?/forum/312-aircraft-data-sheets/
#br

●[[インターネット百科事典ウィキペディア>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%BC%8F%E9%99%B8%E4%B8%8A%E6%94%BB%E6%92%83%E6%A9%9F]]
//↑対応するインターネット百科事典ウィキペディアのURLを添付。

#br

*コメント [#A5_Comments]

&color(Red){''【注意事項】''};
-誤解や混乱を防ぐために、&color(Red){使用感を話題にする際は''ゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。''};
-&color(Red){''荒らし行為''に対しては''スルー''してください。};不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、&color(Red){''荒らし共々BAN''される可能性もあります。};
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