G4M1

Last-modified: 2023-05-13 (土) 22:57:44

日本 RankII 中型爆撃機/雷撃機 G4M1 / 一式陸上攻撃機

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Ver2.7以前

リモデル前の画像である。
G4M1 (2).jpg

概要

ランクIIの双発爆撃機。「一式陸上攻撃機」が正式名称だが、略称の「一式陸攻」のほうが馴染み深い人も多いのではなかろうか。艦隊決戦に先だち、敵艦隊を攻撃漸減する目的で生まれた長距離雷撃機。そのため燃料タンクの容積が大きく、被弾時に燃えやすい。

機体情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)7,900
機体購入費(SL)10,000
乗員訓練費(SL)3,000
エキスパート化(SL)10,000
エース化(GE)130
エース化無料(RP)160,000
バックアップ(GE)20
護符(GE)530

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング3.0 / 2.7 / 3.0
RP倍率1.12
SL倍率0.7 / 1.9 / 2.7
最大修理費(SL)1,000⇒1,266 / 1,400⇒1,772 / 4,300⇒5,443

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)431⇒471 / 422⇒452
(高度6,000m時)
最高高度(m)8,000
旋回時間(秒)33.2⇒31.2 / 33.6⇒32.0
上昇速度(m/s)5.1⇒10.2 / 5.1⇒7.2
離陸滑走距離(m)314
エンジン型式*** ***
最大出力(hp)***⇒*** / ***⇒1,290
離陸出力(hp)***⇒*** / ***⇒1,441
毎秒射撃量(kg/s)-
燃料量(分)min78 / max261
銃手(人)5
限界速度(IAS)540 km/h
降着脚破損速度(IAS)300 km/s
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)427 km/h, (離陸)398 km/h,(着陸)250 km/h
主翼耐久度-3G ~ 5G

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所
機銃
(単装)
7.7mm
九二式
44000上、右、左、前部
機関砲
(単装)
20mm
九九式一号
11000後部

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳費用(SL)
7.7mm
九二式
既定T/AP/Ball/AP/I-
徹甲弾T/AP/AP/AP30
徹甲曳光弾AP/T/AP/T30
20mm
九九式一号
既定T/HEF/AP-I-
徹甲弾HEF-T/AP/AP-I/AP/AP-I80
空中目標HEF/HEF-T/HEF/AP/HEF-T80

追加武装


名称

影響【AB/RB&SB】費用
(SL)
搭載条件
最高速度
(km/h)
上昇速度
(m/s)
旋回時間
(sec)
B60kg
九七式 六番陸用爆弾
12-**/-18.0-**/-1.8+**/+1.6-初期装備合計搭載量
720kg
(爆薬量303.6kg)
B250kg
九八式二五番爆弾
4-**/-20.9-**/-2.4+**/+2.1130爆弾追加 250kg合計搭載量
1,000kg
(爆薬量418kg)
B250kg
九九式二五番陸用爆弾
4-**/-20.9-**/-2.4+**/+2.2140爆弾追加 250kg合計搭載量
1,000kg
(爆薬量457.6kg)
B500kg
五〇番通常爆弾二型
1-**/-7.2-**/-1.2+**/+1.070合計搭載量
500kg
(爆薬量227.7kg)
B800kg
九九式八〇番五号爆弾(徹甲)
1-**/-15.8-**/-1.9+**/+1.710爆弾追加 800kg合計搭載量
800kg
(爆薬量38.53kg)
B800kg
八〇番陸用爆弾
1-**/-15.8-**/-1.9+**/+1.7100爆弾追加 800kg合計搭載量
800kg
(爆薬量429kg)
T935kg
九一式航空魚雷改二
1-**/-18.0-**/-2.1+**/+2.8110九一式魚雷-
T857kg
九一式航空魚雷改三
1-**/-18.0-**/-2.1+**/+2.8130改良済みの魚雷-

機体改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I胴体修理******
ラジエーター
銃座7mmベルト
爆弾追加 250kg
IIコンプレッサー******
機体
新しい7mm機関銃
九一式魚雷
III主翼修理2600***
エンジン
銃座20mmベルト
改良済みの魚雷
IVインジェクター交換3360***
カバー交換
新しい20mm機関砲
爆弾追加 800kg

カモフラージュ

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標準的な暗緑迷彩
468aacfdb06ab.jpg
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前機体H6K4
派生機体---
次機体H8K2
 
 

解説

特徴

速力は特段速くもなく、爆弾を抱えながら敵戦闘機を振り切れる程ではない。被弾時の防護はライターの悪名に違わぬ貧弱さだが、あたり所によっては意外と落ちずに耐える事も(落ちないだけで大抵はコントロール不能になるが)。また後部の20mm銃座の射角が広く、命中すれば一撃でエンジンを破壊する事も有るので、敵に追われても諦めてはいけない。運動性は同ランク爆撃機の中でもピカイチであり、自由なポジションから爆撃姿勢に入れるが、あまり無茶な姿勢から投下すると着弾がばらけるので注意。
九七式大艇と比較すると、胴体内燃料タンクの容積が減っている為やや燃えにくいが、爆装量でケチがつく。特に800kg爆弾が1発限りなのは手痛く、基地爆撃用途には不適*1。こうした任務には帝国が誇る空中戦艦を発進させるのが賢いだろう。ただ、なにかと便利な250kg爆弾を4発積めるので、自慢の機動性と併せて地上攻撃をメインに戦い、飛行艇たちと差別化を図るのも良い。

立ち回り

【アーケードバトル】
主に地上目標の攻撃がこの双発機のターゲットになる。このランク帯になると、地上攻撃では戦車などの目標が、前線では機銃陣地やトーチカが多いので、60kg爆弾では倒しづらい相手が多い。60kg爆弾は精々機銃陣地にバラまいて黙らすくらいしかできず、戦車やトーチカに対しては連続して直撃させねばならず基本的に無力と思った方がいいだろう。
次に250kg通常爆弾だが、こちらも戦車やトーチカに対しては直撃~極至近弾を狙わねばならないが、60kg爆弾と違い当たりさえすれば一撃である。800kg通常爆弾は範囲が広く、おおざっぱに狙ってもトーチカや戦車を破壊できるが、一発しか無いことを考える必要がある。

基本的に味方からの孤立は避け、常に味方の援護を受けれる状況にすることが生き残るコツである。

 

【リアリスティックバトル】
本機の本領を発揮である。
重巡洋艦、駆逐艦、貨物船は魚雷一発で撃破可能であり、分隊を組んでいないのならばこちらを優先したい。特に米空母はアップデートにより魚雷一発で葬れるので迎撃を避けつつ高速雷撃すると相手のゲージを削れる。魚雷は改二型と改三型で微妙に性能が違うが、だいたい高度300m、速度500km/h前後から魚雷を発射できるという日本独自の高性能魚雷により、かなり自由な位置から雷撃できる…が、相手の対空砲火を考えると高度300mで接近するのは自殺行為であり、いっそのこと目標に接近するまでは高高度を取ったり、雲の中に隠れるなりして敵機をやり過ごし、目標との距離が10km以内になったら空中分解しないよう速度を抑えつつ降下していき、3kmまで接近したら高度10m以下を維持して相手の艦首に照準しつつ、魚雷の進む速度が遅いので1km以内~600m(敵艦に突っ込まないギリギリの距離)の距離で魚雷を発射し、そのまま対空砲火が無くなるまで高度10m以下のまま離脱…とすることで命中と生還がある程度期待できる。ちなみにわざわざ高度10m以下を維持するのには理由があり、高度10mを超えると水上艦から放たれる対空砲弾に被弾し、15m以上になると格段に命中率が上がりあっというまに墜ちてしまう。しかし高度10m前後だと極端に被弾が減るからである。
ただし、高度10mで飛ぶ双発機は相手の戦闘機からしたら恰好の餌である。一応悪あがきとして運動性が高い点を活かして敵の迎撃機の射撃を回避したり、自慢の20mmで逆に撃墜できないことは無いがやはり雷撃する際は味方の掩護を必ず得られる状況にしておきたい。
MECする場合は3,000mあたりで過給機ギアを2速へ

陸戦RBでも使えるが、爆撃機故に必要SPは高い。同格の彗星などは実質250kg爆弾しかなく、二式飛行艇九七式飛行艇九七艦攻が遅いのに対しこちらは高速で800kg爆弾を投下できるメリットがある。800kg爆弾は戦車に対して過剰なほど効果的で、多少着弾地点がズレても重戦車ですら爆殺できる。迎撃機に警戒しつつ必中の精神を持って爆弾をプレゼントしてあげよう。

 

【シミュレーターバトル】
現状SBでは趣味で乗る機体に留まる。それでも使いたいという海鷲たちの為に使う利点を述べるとすれば以下の通り。
60kg爆弾を9個投下すれば小基地を一つ壊せる。任務で登場する軽車輌目標への攻撃は250kg爆弾×4か一発だけだが範囲が広い800kg爆弾でも十分に使える。
ただしSPフリーで出せる九七式重爆は50kg爆弾×20で基地を2つ、地上目標も100kg爆弾×10が強力で純粋な爆装量では九七式重爆が勝るが、速力、高高度性能、防護銃座などの機体性能ではこちらが勝る。また、九七式重爆は双発だがエンジンが二基とも同方向に回転する為カウンタートルクが発生するが、こちらはニ基がそれぞれ反対方向に回転するため離着陸や操縦性はこちらの方が安定している。SPフリーな天山とは同じく800kg爆弾と魚雷を搭載できる機体と比較した場合、速力や被弾面積では劣るものの250kg爆弾以下の搭載量と防護銃座、及び機体の操縦安定性で勝る。
それぞれの機体に利点がある為状況次第で選ぶのも良いだろう。

史実

一式陸上攻撃機は第二次世界大戦中の大日本帝国海軍の陸上攻撃機である。「一式陸攻」と縮めて呼ばれる事も多い。開発・製造は三菱。連合国側のコードネームは「Betty」(ベティー)。

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昭和12年。海軍は漸減邀撃作戦*2を担う新型陸上攻撃機を求めていた。この案に基づき同年9月に「十二試陸上攻撃機」を三菱にのみ発注。三菱は九六式陸攻の設計主務者であった本庄季郎技師を中心に開発に臨む事になる。
 
この際に出された海軍からの要求仕様は
・前任の九六式陸上攻撃機と同等のサイズ
・実用試験中の火星を二発搭載
・最高速度:400km/h以上
・航続距離:4.800km以上(偵察過荷状態)
・武装:20mm機銃、爆弾搭載量最大800kg、または1t魚雷x1 前方、尾部銃座の設置
・防弾を考慮する事
という当時としては極めて過酷なものであった。
 
当初本庄技師は「火星の双発では燃費の兼ね合いから燃料搭載の増大を招き、余剰搭載量の不足から防弾装備を設計に盛り込むのは困難」との認識を持っていた。そのため多少機体のサイズが大きくなっても、小型低燃費の1000馬力級発動機を積んだ4発機にして、防弾を充実させる代案を用意し軍と開発検討会に当たった。しかしこの4発機案は却下され、十二試陸上攻撃機は海軍の要求通り双発機として設計が進むこととなる。試作機は昭和14年に初飛行。その後銃座の増設やそれに伴う様々な小改修を繰り返し、昭和16年に一式陸上攻撃機として制式化された。
 
一式陸攻の特徴としてその太い胴体が挙げられる。後に葉巻型と呼ばれるこの胴体は、爆弾を胴体に収容し、尾部に20mm機関砲を搭載するためのものであり、4発機並みの太さを誇った。太くなった胴体による空気抵抗の増大を相殺するため、前方から40%の位置に胴体の最大断面を持ってくる「紡錘形理論」を採用した。これにより、太い胴体にもかかわらず空気抵抗は増えるどころかむしろ減ったという。
しかし爆弾倉は小さく、ペイロードの大半を燃料に取られて最大でも単発機程度の1tしか積めず、対地爆撃では効果が今ひとつであった。フィリピン侵攻初期のように複数の飛行隊を投入しと大編隊で飛ばすならまだしも、損失が増えダーウィン空襲のように少数編隊で飛ばすしかなくなった中盤以降は被害の割に目立つ戦果を挙げていない。
漸減邀撃作戦の一翼を担う機体なので、長い航続距離の要求を実現するため、主翼構造を燃料タンクにする「セミインテグラル式タンク」を採用しているのも特徴のひとつである。これにより一一型は偵察過荷で“5882”kmという海軍の要求を大きく上回る長大な航続距離を得るに至った。
しかしインテグラル式タンクはその性質上、被弾するとほぼ確実に燃料が漏れるという欠点があった。漏れ出した燃料は酸素を得て熱に反応し燃える為防漏タンクが必須であった。だが当時の日本ではゴムの製造技術でアメリカに大きく劣っており、防漏タンクに必要な耐油性ゴムや独立気密性ゴムが実用化できなかった。その為最も効果がある内袋式ではゴムが燃料に反応して溶けてしまう為、簡単ではあるが効果は今ひとつな外装式を採用するしかなかった。初期の11型は申し訳程度に主桁前後とタンク側面にゴム板を貼ったが効果は薄く、仮称13型と22型、24型では空気抵抗が増え性能低下することに目を瞑り主翼下部にも防弾ゴムを張った。しかし外装式である以上根本的な火災対策にはなっておらず、末期に登場した34型の生産途中でようやく内袋式防弾タンクが実用化されたがその頃には陸上攻撃機自体が無用の長物になった為少数生産に終わった。この一連の流れが、後に「ワンショットライター」として揶揄される原因となる...
また、火災発生時の対策として仮称13型の初期では炭酸ガスを用いた手動の消火装置を、途中から自動消火装置が装備されたが、大量の燃料を積み不十分な防漏性能では文字通り焼け石に水であった。
また、エンジン部分に被弾すると容易に爆発を起こし、さらに燃料タンクも誘爆するという致命的欠陥があった。この欠陥は米軍がニューギニア沖海戦で気付き、全部隊に伝達されておりこの部分を集中的に狙うよう指導されていた。

一方で『燃料タンクに着火することは実際は稀で、多数の被弾を受けても基地に帰還した機体が多数存在する』と、一式陸攻の防御性能を見直す動きも存在するという。実際、防火能力を考慮しあえてセミインテグラルタンクを装備した陸軍の四式重爆撃機がその一例で、設計者の小沢久之亟技師曰く「タンクから漏洩するガソリンが機内にたまるようでは、引火した時とうてい防ぎ得ないので、漏ったガソリンが機内にとどまらないようにするために努力をした。タンクの下面が翼の外板をなすようにした。(中略)成績の詳細は知らないが、他機に対しては、火がつきやすいとの非難が集中していた折にも、本機に対しては、格別そのことについて耳にするところがなかったので、効果があったものと信じている。」とのこと。
が、四式重爆に関してはともかく一式陸上攻撃機に関しては生き残った搭乗員が口を揃えて燃えやすい機体と非難しており、海軍航空本部でも火災対策の不備を指摘している。ましてや後世での防御性能を見直す主張とやらは一式陸上攻撃機とはなんら関わりの無い者達による、結果だけを見た評価でしかないことには留意が必要である。
 
 
開戦直後の緒戦ではフィリピン攻略やマレー沖海戦などに参加。特にマレー沖海戦では、英国王立海軍東洋艦隊に配備されていた新鋭艦キングジョージV世級戦艦二番艦『プリンス・オブ・ウェールズ』と巡洋戦艦レナウン級二番艦『レパルス』を撃沈した。この戦いは「史上初めて、作戦行動中の戦艦を航空戦力のみで撃沈した」ということで有名であるが、一式陸上攻撃機側も迎撃機もなく対空砲火も散発的な状況に関わらず15%にあたる4機を喪失しており、圧倒的有利な状況に関わらず凄惨な行く末を暗示する戦いとなった。
そしてその後は防御力の低さがたたり、ニューギニア沖海戦やガダルカナル攻防戦以降では度々全滅と多くの被害を出すこととなった。本来の任務である雷撃を行うが、小さな単発機ですら多大な被害が出る雷撃において双発機としても巨大な本機は自殺同然の行為であった。多大な損害に見合った戦果はついに挙がらず、戦局が悪化し戦線が縮小して行く中では無駄に長い航続距離を持つ以外強みがなく、コストの高い陸上攻撃機と銀河陸上爆撃機は無用の長物であった。この頃になると海軍は陸攻という機種を冷ややかに見ており、単発攻撃機へと生産を集中させることとなった。その煽りを受けて一式陸攻は桜花母機以外はどんどん生産数が削られた。
桜花母機の24型丁は2t以上ある桜花を無理矢理搭載したものの、ペイロードの限界を超えており飛行特性が大幅に悪化し鈍足で操縦が難しく、やっとの思いで出撃しても近海の空で米軍機に一方的に屠られる結果となった。
漸減邀撃作戦という机上の空論を基に航続距離を重視し、防弾を軽視して作られた本機は航空攻撃の主力を務めてることを期待されていた。しかし妄想が実現するほど現実は甘くはなく、戦果の割に多大な被害を生むこととなった。そして次第に海軍は陸上攻撃機という機種自体に興味を失い、その結果桜花母機という唾棄すべき航空機へと作り替えられて散華した。
総生産数は海軍では零戦に次いで多い2435機。
 
派生型として、
・エンジンの高高度性能を向上し、さらに防弾ゴムを装備した一二型
・搭載エンジンを変更し、防御機銃を強化した二二型
・エンジンの減速比を変更し、自動消火装置及び防弾板を装備した二四型
・ゴム防弾及び防御火力を強化した三四型(「銀河」の登場によって生産が切り替えられたため、総生産数は約60機と少ない。)
などが存在している。
二四型には特攻兵器「桜花」を搭載できるように改修された丁型がある。また二四型以降の後期型では防弾性能が比較的向上しており、動画サイトなどで確認できる米軍機のガンカメラの映像では機銃斉射に耐え飛び続ける陸攻の姿が映っている。

小ネタ

某フライトシムの監修をした実戦経験者は一式陸上攻撃機の被弾即炎上に
「そんな簡単に燃える機体ではなかった」と憤慨、修正を要望したとの逸話がある。


山本五十六が搭乗中、P-38Gに攻撃されて戦死したのも本機である。海軍甲事件である。


銀河鉄道999でお馴染み、松本零士先生の作品にも出演!

…している(OVA『ザ・コックピット』の内の一本『音速雷撃隊』)のだが、主役はどちらかと言うと末期の一式陸攻とセットになっていた、あの"桜花"(とその搭乗員の人間周り)である。
そして母機で出演しているのも当機(G4M1)ではなく、改良型の24型(G4M2)…をさらに改修した24丁型(G4M2E)である。どれくらい違うかって?最低でもエンジン・排気管・プロペラ翅数etc…そうだね、かなり別物だね。即ちこの11型で代役は色んな意味で荷が重すぎるね!
とまぁ「G4M2系列に書くべきでは?」と突っ込まれそうな小ネタになってしまってるが、実装されていないので致し方なし(🐌はよ)
作品自体も心に響く『名作』と言って過言ではないほどであり、未視聴な陸攻乗り諸兄は是非一度ご覧になって頂きたい。

過去の修正

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G4M1/一式陸上攻撃機一一型

解説

ランクIIの中型爆撃機。「一式陸上攻撃機」が正式名称だが、略称の「一式陸攻」のほうが馴染み深い人も多いであろう。
『 山本五十六大将が奇襲されたときに搭乗していた 』、『 特攻兵器「桜花」を運んだ 』、『被弾したら即火がついた』などとあまりいい話を聞かない機体ではあるが、終戦まで戦い続けた、帝国海軍を代表する機体でもある。
戦前に蔓延した、武装を捨ててでも速度を求め迎撃機を振り切ろうとする「高速爆撃機」思想に大きく影響を受けており、防弾装備はあまり考慮されなかった。更に広い太平洋をカバーしたいという事情から燃料タンクの面積が大きく、被弾時に燃えやすい。このあたりについては他にも諸説あるが、非常に長いので割愛する。
「ワンショットライター」「フライング・ジッポー」と形容された撃たれ弱さは残念ながらゲーム中でも健在だが、当たり所によっては意外と耐えることも。
自慢の速度はそれなりだが、爆弾を抱えながら敵戦闘機を振り切れるほどのものではないことに注意。航続距離に至ってはゲーム仕様上メリットが薄く、むしろ過剰気味な燃料はデッドウェイトにすらなりかねない。ただし、機動力は同RANKの爆撃機の中でもピカイチ。自由なポジションから爆撃姿勢に入れるのは自慢か。
爆装は60kg爆弾×12、250kg爆弾×4、800kg爆弾×1の3つの組み合わせに加え、魚雷一本の装備も可能。ちなみに桜花母機とされた二四丁型とは構造自体が違い、桜花は装備できない。史実が史実なため、今後追加される可能性も薄いだろう。

 

H6K4と比較すると、爆装量と装甲でケチがつく。特に800kg爆弾の搭載量が2発から1発へ減ったのは痛く、多少遅くとも基地爆撃ならH6K4のほうが強い、という意見も。差別化するには自慢の機動力で250kg爆弾×4を上手く使い、地上攻撃をメインに戦うなどの工夫が求められる。

 

余談だが、当機は連合軍に「Betty」というコードネームで呼ばれていた。爆撃機には女性名をつける、という連合軍の規則に沿ったもので、「Betty」の由来は ある軍曹の彼女(Betty)の身体的特徴が一式陸攻の側面にあるふくらみに似ていたため。やっぱりエロじゃないか!

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • RBでスピッド4機連続撃墜出来たんだが、20mmの粉砕榴弾やばいな、味方に英語でyou bad assって言われた -- 2016-12-15 (木) 16:19:32
    • 重箱の隅とっついて申し訳ないが機体はスピッド(do)じゃなくてスピット(to)、HEFは粉砕じゃなく破砕(はさい)榴弾だゾ -- 2016-12-16 (金) 13:17:55
    • まーどの爆撃機の大体言えることだけど後ろに張り付くのはNG。真上とか旋回中に主翼狙われたらすぐに炎上して撃墜されるね -- 2016-12-16 (金) 13:32:47
  • こいつのコックピット視点で心折れたわ・・・。 -- 2016-12-22 (木) 18:17:34
    • クッソ視界悪いな。SBならF6索敵必須 -- 2017-01-27 (金) 16:34:17
    • コイツ一番航空機で好きなんだけど、あのコックピットの出来は・・・ -- 2017-02-05 (日) 06:54:50
      • タミヤのキッド送ってやりたいわ(笑) -- 2017-02-05 (日) 12:27:06
      • タミヤのキッド送ってやりたいわ(笑) -- 2017-02-05 (日) 12:27:10
      • タミヤはいい仕事してるよねー。同じく国産だと、ハセガワと青島がマニアックな機体とか出してくれるからgood! -- 2017-02-05 (日) 12:41:13
  • まあでも実装されたばかりだし、少しずつ丁寧な造りになってくでしょうね。 -- 2016-12-22 (木) 18:21:06
  • さっきABでこれ使ってる人の動画見たが、高度9000付近まで登れるのな。なんか、低空で雷撃ってイメージしか無かったから意外やわ -- 2016-12-24 (土) 13:21:10
    • 爆撃機の中でも上昇力はかなり良い方だよ。しばしば迎撃を諦めるほどの高空で黙々と基地爆してる一式陸攻を見かける。 -- 2016-12-24 (土) 14:02:06
  • 陸攻のコックピット何で四つもエンジンメーターあるの? -- 2016-12-25 (日) 19:51:11
    • 今のコックピットは仮であって多分全ての既に実装されていたものを除いて爆撃機が同じ物だったと思う。実機に合わせて作ってある訳じゃないから四発機にも対応出来るように作ってあるんじゃないかな -- 2016-12-25 (日) 20:48:17
  • こいつに護符当たった -- 2017-01-01 (日) 17:23:58
    • いいなあ。狙われやすく燃えやすい機だが、基地爆から対戦車爆撃までいけるから是非使ってほしいな。個人的には魚雷を積んで駆逐艦だとか重巡、軽巡の土手っ腹にぶつけるのが楽しい、脳汁出まくりでたまんねえぜ。 -- 2017-01-01 (日) 17:33:26
      • 二式大艇ばっかり使ってたが、この機会に使ってみる -- 2017-01-01 (日) 17:36:48
  • 日本の爆撃機だとこいつが一番見た目美しいと思う・・・史実補正かかってるだろうけど -- 2017-02-03 (金) 15:15:37
    • 近未来モノレールで走ってそう。(コナミ) 何と言うか、現代・未来にも十分通用する良い形してるよね。 -- 2017-02-05 (日) 12:48:45
    • かっこいい(それだけ) -- 2017-02-13 (月) 12:12:23
      • 機動性活かした対地攻撃で活躍するからそれだけじゃないで -- 2017-02-13 (月) 12:37:57
  • そういえばこれって11型?21型? -- 2017-02-25 (土) 00:21:37
    • 11型のはず -- 2017-02-25 (土) 00:37:45
      • ごめん嘘言った。試製一三型だわ -- ? 2017-02-25 (土) 00:58:32
      • 最近x-rayに追加されたエンジン情報見てみたら地味に火星15型積んでる型だったんだな。 -- 2017-02-25 (土) 01:13:37
      • 実装されないかなぁ22型と34型・・・末期の34型なんかは20mmを4門、7.7mmを2門積んでたって話だし、攻撃機ツリーにぶちこんでも良いのよ? -- 2017-02-27 (月) 03:10:31
      • 呑龍は嫌という程実装されてるんだからこいつも派生型を格納実装してほしい -- 2017-02-27 (月) 12:03:01
      • WT惑星だと一式陸攻の翼端掩護機役に立つと思うんだがな.. -- 2017-02-27 (月) 16:34:30
  • ゲームだと被弾に弱く燃え易いイメージだけど、米軍側の記録とか手記とか見ると実際は直に火を噴く訳でもなく頑丈で落としにくい機体だったみたいだね。 -- 2017-02-27 (月) 17:08:24
    • 燃えにくいの後期生産型のはず。「一掃射で火を噴く一式陸抗を守り抜くのは無理があった。」って手記にもあるし...まあ改良•派生型を調べてみよう -- 2017-02-27 (月) 17:18:31
      • 誤字ってたわスマン 陸"攻" -- 2017-02-27 (月) 17:22:36
      • 以前調べた時は日本側の記録だと「燃えやすく脆い」って記述が多いけど、米軍側だと「頑丈で落しにくく手強い相手」って記述ばかりでしたね。 まぁ、これはやる側とやられる側の印象の違いかもしれない。 -- 2017-02-27 (月) 22:30:44
      • やる側とやられる側の違いはかなり大きいからねぇ・・・ 日本からしてみれば豆鉄砲な25mm機銃とか米軍からしたら即応性が高くて威力も大きく射程も長いかなりいやらしい機銃だった。なんてこともあるし -- 2017-03-02 (木) 20:40:46
  • 海軍ABだと上空から駆逐も巡洋艦も800kgで沈めれる上に稼ぎも良い、BR3.0なのでデイリーのタスクの消化にも使える -- 2019-11-01 (金) 00:30:50

*1 RBにおいてこのランクの小基地を破壊するには250kg爆弾×8発、800kg爆弾が×2発必要
*2 太平洋からやってくる米艦隊を航空機や潜水艦を用いて攻撃して敵を減らし、艦隊決戦を有利しようとする考え