日本 RankIV 戦闘機 Ki-61-I hei Hien / 三式戦闘機一型丙 『飛燕』

概要
日本陸軍機ツリーのランク4戦闘機。遣独潜水艦によってもたらされた、貴重なマウザー砲を装備している。
WTの日本機では唯一輸入砲を搭載した戦闘機。(他は機体ごと送られてきたので除く)強力なMG 151 20mm機関砲は日本の20mm機関砲と全く異なるので注意。
日本単発戦闘機屈指の高火力と継戦能力、高い旋回力を兼ね備えた優秀な格闘戦闘機である。
機体情報(v2.39.0.102)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 46,000 |
|---|---|
| 機体購入費(SL) | 155,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 45,000 |
| エキスパート化(SL) | 155,000 |
| エース化(GE) | 820 |
| エース化無料(RP) | 440,000 |
| バックアップ(GE) | 40 |
| 護符(GE) | 1,400 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 5.3 / 4.7 / 4.0 |
| RP倍率 | 1.60 |
| SL倍率 | 0.90 / 2.00 / 4.20 |
| 最大修理費(SL) | 2,033⇒2,588/ 4,605⇒6,805 / 6,057 ⇒ 7,710 |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | 569⇒615 / 553⇒591 |
| (高度6,000m時) | |
| 最高高度(m) | 10,300 |
| 旋回時間(秒) | 21.9⇒20.2 / 22.5⇒21.0 |
| 上昇速度(m/s) | 7.0⇒13.8 / 7.0⇒10.0 |
| 離陸滑走距離(m) | 380 |
| エンジン型式 | 川崎 ハ40 |
| 最大出力(hp) | 940⇒1,145 / 930⇒1,030 |
| 離陸出力(hp) | 1,065⇒1,269 / 1,054⇒1,155 |
| 毎秒射撃量(kg/s) | 3.62 |
| 燃料量(分) | min27:01 / 30:00 / 45:00 / 60:00 / max90:03 |
| 銃手(人) | 0 |
| 限界速度(IAS) | 850 km/h |
| フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)292 km/h, (離陸)282 km/h,(着陸)230 km/h |
| 主翼耐久度 | -8G ~ 11G |
武装
| 分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
|---|---|---|---|---|
| 機銃 | 12.7mm ホ-103 | 2 | 500 | 機首 |
| 機関砲 | 20mm MG151/20 | 2 | 240 | 翼内 |
弾薬
| 武装名 | ベルト名 | 内訳 | 初速 (m/s) | 最大貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
| 12.7 mm ホ103 | 既定 | AP-T/ AP/HEF-I | 780 | 21 | 19 | 13 | 7 | 4 | 3 |
| 汎用 | AP-T/HEF-I/ AP/HEF-I | 780 | 21 | 19 | 13 | 7 | 4 | 3 | |
| 空中目標 | AP-T/HEF-I/ HEF-I/HEF-I | 780 | 21 | 19 | 13 | 7 | 4 | 3 | |
| 曳光弾 | AP-T/ AP/AP-T | 780 | 21 | 19 | 13 | 7 | 4 | 3 | |
| ステルス | AP/HEF-I/ HEF-I/HEF-I | 780 | 21 | 19 | 13 | 7 | 4 | 3 | |
| 武装名 | ベルト名 | 内訳 | 初速 (m/s) | 最大貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
| 20 mm MG 151 | 既定 | IT/IT/APHE/ HEI | 785 | 21 | 19 | 8 | 3 | 1 | 1 |
| 汎用 | IT/HEI/HEI/ AP-I | 785 | 27 | 24 | 14 | 7 | 3 | 2 | |
| 空中目標 | AP-I/HEI/HEI/ HEI/HEI/IT | 785 | 27 | 24 | 14 | 7 | 3 | 2 | |
| 徹甲弾 | APHE/APHE/ APHE/IT | 720 | 21 | 19 | 8 | 3 | 1 | 1 | |
| 曳光弾 | FI-T/FI-T/ FI-T/IT/IT | 720 | 21 | 19 | 8 | 3 | 1 | 1 | |
| ステルス | HEI/HEI/HEI/ APHE/AP-I | 785 | 27 | 24 | 14 | 7 | 3 | 2 | |
追加武装
| 分 類 | 名称 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB/SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備 考 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
| B | 50kg 九四式五十瓩爆弾 | 2 | -13.7/-15.8/-15.8 | -1.1/-1.1/-1.1 | +0.4/+0.7/+0.7 | 30 | 7 in | - |
| B | 100kg 九二式百瓩爆弾 | 2 | -26.6/-28.8/-28.8 | -2.1/-2.1/-2.1 | +0.9/+1.4/+1.4 | 75 | 10 in | - |
| B | 250kg 九二式二百五十瓩爆弾 | 2 | -43.2/-47.5/-47.5 | -4.4/-4.4/-4.4 | +2.2/+3.3/+3.3 | 145 | 12 in | - |
機体改良
| Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
|---|---|---|---|
| I | 胴体修理 | 2,000 | 3,900 |
| ラジエーター | |||
| 12.7mm弾薬ベルト | |||
| 爆弾追加 50kg | |||
| II | コンプレッサー | 2,300 | 4,400 |
| 機体 | |||
| 新しい12.7mm機関銃 | |||
| 爆弾追加 100kg | |||
| III | 主翼修理 | 2,500 | 4,800 |
| エンジン | |||
| 20mm弾薬ベルト | |||
| 爆弾追加 250kg | |||
| IV | インジェクター交換 | 4,400 | 8,500 |
| カバー交換 | |||
| 新しい20mm機関砲 | |||
カモフラージュ
| 既定 | |
|---|---|
![]() | |
| 条件 | - |
| 説明 | 第78戦隊迷彩 (1945年 ニューギニア) |
| 第244戦隊迷彩 | |
![]() | |
| 条件 | 200 |
| 説明 | 第244戦隊本部中隊 安藤喜良伍長 搭乗機。 (1944年 東京) スキン制作者:Gudkarma |
研究ツリー
解説
特徴
本機の最大の特徴は主翼内に搭載されたMG151/20である。ゲーム内屈指の威力を誇るMG151/20を搭載したことによって、Ki-61-I otsuでも優秀だった火力がさらに強化され、他の日本機とは段違いの火力を得た。弾薬も本家ドイツのものと同じ内容なので、空中目標またはステルスベルトを使えば素直な弾道と相まってほとんどの敵機を楽に撃墜できるだろう。これまで他の日本機で散々苦汁を嘗めさせられてきたB-25などの爆撃機が相手でも、本機ならばそこまで苦労はしないはずだ。
本機はMG151/20を搭載するにあたり、その強力な反動や機関砲自体の重量に耐えられるようにするため、飛燕甲・乙と比べて機体自体の強度を上げる改修がなされている。その改修によって機体の乾重量は200kgほど増えているのだが、発動機はハ40のまま据え置きであり、重量増加を補うような改修が施されたわけでもない。
そのため機体性能はKi-61-I otsuと比べて下がっている……はずなのだが、何故かゲーム内ではほとんど機体重量の差が無く、飛行性能は若干下がっているがほぼ据え置きである。*1
という説が蔓延しているが、2380Kgの機体重量に武装160Kgを足すときっかり2540Kgで、ゲーム内武装込み重量は10Kg軽い。丙型は乙型改造機と、主翼を強化した新規の機体の2種が存在しているとされており。機関砲を翼内に大改造なしにのせられるとすれば、単純計算では70Kgから90Kg程度の重量変化となる。寧ろ丙型がかなり軽いだけで、乙型も現実より軽い。昔は丙型は異なった主翼の強度設定を持っていたが、修正で統一された。
ただし、機体性能が据え置きとはいえBRが跳ね上がっているため、上昇力や水平速度では他国機に大きく水を空けられるようになってしまった。
だが周りに旋回力に劣る機体が増えるため、旋回戦では相対的に優位に立てる場面が増えた。
また、Ki-61-I otsuと違い、こちらは600Km/hあたりで全力旋回しても主翼は折れない。
立ち回り
【アーケードバトル】
旋回性と火力と引き換えに速度と(少し)エネ保持を失ったメッサ―と思ってもらえればよいだろう。
BR比で機体性能は劣ると言われているがそこまで心配する必要はない。場合に応じて迂回上昇する程度で十分である。
かなりの旋回性能があるがABではエネルギーがなくなっているとすぐに殴り掛かられるため極力一撃離脱を徹底しよう。
高度4000以上を確保し、敵の頭を抑えて一撃離脱をするといいだろう。格闘戦はフラップが有効かつラダーの効きも良い。
そしてこの機体は高火力のマウザー砲を積んでいる。日本機乗りは他国水準の火力を心行くまで堪能しよう。
火力的に爆撃機に対して強力に見えるが、正面からの被弾には弱いため無闇に爆撃機の後ろについてはいけない。上から急降下するか、無理をしない程度に突き上げよう。翼かエンジンに撃ち込めばすぐ落とせるはずだ。
そしてこの機体は乙型などと同じく250kg爆弾を2つ搭載できる。
総じて万能な機体であるが、同BRの連合国機体には速度で頭一つ離される。旋回性能で勝っている対局は、必然的に格闘戦に頼る事となるだろう。一撃離脱に向いている機体ではあるが、馬力重量比は日本機の中では低い。低速からのつり上げ運動では迫られないように警戒しよう。
味方との連携があれば、一撃離脱がしやすいだろう。既に他の味方が襲っている敵は放置し、交戦中の味方を襲う敵を排除すると戦況は良くなる。
マウザー砲はステルスか空中目標 ホ103はステルスか汎用がお勧め。マウザー砲は弾切れしやすいため、状況に猶予があれば積極的にリロードするとよい。
【リアリスティックバトル】
甲型乙型でもあまり上昇力は高くなかったが、性能そのままにBRが跳ね上がったことにより、そのまま昇れば大抵は頭を押さえられてしまうようになった。
そのため、すぐ低空に突っ込んで格闘するスタイルでもなければ、迂回上昇は必須である。
Ki-61-I otsuより迂回上昇の時間も長くなるため、上昇中に味方が溶ける可能性も高くなる。上を取るか、突っ込むのか、戦況を見る目はより養う必要があるだろう。
一度上を取ったら、自分に高度がより近い手ごろな敵に上から被さり攻撃していこう。火力は非常に高いので当たればすぐに落ちる。
射撃を外した場合は再上昇か、格闘戦に移行して落とすか好きな方を選択しよう。
ただし、相手が降下して逃げるようならば追わずに高度を保ち、別の敵を狙った方がよい。逃げる敵を追っていたずらに高度を減らすと、他の敵に高度優位を取り返されてしまう危険がある。飛燕は上昇力に劣るため、エネルギーは温存したほうがよい。
そうして徐々に相手を低空に押しやりつつ自分も高度を下げていけば自然と勝利できるだろう。
また、迂回上昇しない場合、上空の敵機の降下に注意しつつ格闘戦を展開しても十分に活躍できると思われるが、馬力荷重に劣るためあまり長く全力旋回を続けるとエネルギーが枯渇する。エネルギー管理には注意しよう。
上空の敵機に狙われた場合は味方のほうに降下して逃げよう。
このBR帯では、同エネルギーの敵機に水平に逃げられると飛燕ではまず追いつけない。
また、上昇でも劣るため、距離を保って緩上昇旋回などをされてしまえば、最終的にエネルギーが枯渇したところを簡単に食われてしまう。
1:1でこの状況に陥ると巻き返すのは非常に厳しいが、最終手段としては400Km/h以上を保ちながら水平飛行し、相手が攻撃してきたところに合わせてカウンターとなる。意外にもソ連機(ラボーチキン以外)やアメリカ機には格闘戦で勝てる。
なお、日本軍機には珍しい水冷エンジン戦闘機である。空冷エンジンと違い、水冷関係が破壊されてしまうとエンジンがオーバーヒートし、あっという間に焼き付いてしまう。よって、一撃離脱、ヘッドオン厳禁である。ゼロ戦や隼で格闘をしてきた諸兄には申し訳ないが、一撃離脱戦法に重きを置いた機体であることに留意したい。
【シミュレーターバトル】
鍾馗のような圧倒的な上昇力は無いにせよ、重たいアメリカ機などの頭を押さえるには十二分に昇る。加えて日本機随一の降下速度とくれば、最後のピースは火力ということになる。2門のマウザー砲に薄殻榴弾をたっぷり装填して、マップ中央より敵陣寄りの3500~4000mに憶さず攻め入ろう。低空の零戦隊を援護する時は、海面高度まで降りるよりダイブ後再上昇中の敵を狙うか、敵の増援の上に降って行くとよい。また、肉入り重爆は言わずもがな、4000m付近に出現するタスクBotを狩り尽くすのにも最適だ。どんどん敵のチケットを削って、得点面でチームに貢献しよう。
以前はあまりにも高額な修理費で使用するには赤字の覚悟が必要だったが、アップデートにより他機と比べても安価な修理費になった。存分に使い倒そう。
史実
飛燕一型丙は、飛燕一型のうち昭和18年9月から翌年7月にかけて生産されたタイプ。翼内にMG151/20(通称マウザー砲)を搭載した重武装型である。
もともと陸軍は開戦以前から航空機用の20mm機関砲開発では出遅れており、昭和18年にやっとホ5の試作品が完成した程度であった。そのため飛燕にはドイツから輸入したMG151/20を搭載している。ホ103の2倍近い重量のあるMG151/20を搭載するにあたり、翼内の搭載スペースを確保しつつ、その強力な射撃の反動や機関砲自体の重量に耐えられるようにするため機体の構造強度を上げる改修がなされている。この改修によって甲乙と比べ機体の乾重量が200kgほど増えているのだが、エンジンは据え置きのため飛行性能は悪化している。
しかし当時の日本軍搭乗員からは「B-25爆撃機の左翼がバタンとへし折れた」「貫通砲弾の出口に直径1m程の大きな風穴が空いていた」などと、その大威力を高く評価されており、飛行性能の悪化を補って余りあるほどにMG151/20の威力は素晴らしかった。また、油圧レバーをガチャガチャと操作して弾詰まりを解消する日本製機関砲と比べて、電動操作のボタン一つですぐに弾詰まりが直るMG151/20の工作精度の高さを見て、当時の日本人パイロットたちは驚いたという。
小ネタ
本機で搭載されているマウザー砲とその弾薬は潜水艦で輸送された分(砲:800門、弾:400,000発)しかなかったため、機体の生産数は少ない。また弾薬の生産が日本では不可能であったため使い捨てであった。生産は本土での新規生産と、砲が届いた現地での改造によるものが行われ、弾が尽きた後は再改造して別の機銃を乗せることとなった。
なお、それら弾薬は搭載機体を鹵獲したアメリカにもコピーできなかったと言われており、ドイツの技術力の高さが窺える。
飛燕丙には既存の飛燕に改造を施して丙型とした場合と、新規生産された強化主翼の丙型が存在するとする説がある。このゲームの丙型が乙型より微々たる重量増加しかないのは、甲型か乙型の主翼に機関砲を載せているためかもしれない。飛燕丙の機体強度は過去に高く設定されていたが、いつかのアップデートで統一された。これも、主翼を共有している説の補強となる。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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