日本 RankV ジェット戦闘機 R2Y2 Kai V1 / 噴進型景雲改一 V1

概要
Ver.1.43アップデートにて追加されたジェット爆撃機。Ver1.89.1.100アップデートでジェット戦闘機に変更された。
大戦末期、開発中止に追い込まれた陸偵・景雲をジェット化する事が提案されており、本機はその架空の姿である。本来Gaijin社は架空機は実装しない主義なのだが、日本のジェット機があまりにも少なかったため、ゲームバランスの観点から特例として実装された。
2025年4月30日付けで全ての景雲改が研究ツリーから削除された。
RPが1以上入っていれば、削除期限を過ぎてから研究を続けることができる。
機体情報(v2.45.0.24)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 95,000 |
|---|---|
| 機体購入費(SL) | 270,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 78,000 |
| エキスパート化(SL) | 270,000 |
| エース化(GE) | 1,500 |
| エース化無料(RP) | 670,000 |
| バックアップ(GE) | 50 |
| 護符(GE) | 2000 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 7.3 / 8.0 / 7.0 |
| RP倍率 | 1.9 |
| SL倍率 | 1.3 / 3.5 / 6.0 |
| 最大修理費(SL) | 3,762⇒4,608 / 10,354⇒12,683 / 14,355⇒17,584 |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | 819⇒883 / 796⇒851 |
| (高度3500m時) | |
| 最高高度(m) | 12,500 |
| 旋回時間(秒) | 31.0⇒29.1 / 31.5⇒30.0 |
| 上昇速度(m/s) | 16.1⇒24.2 / 14.9⇒20.0 |
| 離陸滑走距離(m) | 750 |
| 離陸推力(kgf) | 1,260⇒1,340 / 1,250⇒1,300 |
| 毎秒射撃量(kg/s) | 11.90 |
| 燃料量(分) | min13 / 20 / 30 / max44 |
| 搭乗員(人) | 1 |
| 限界速度(IAS) | 960 km/h |
| フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)565 km/h, (離陸)510 km/h,(着陸)320 km/h |
| 主翼耐久度 | -4G ~ 10G |
武装
| 分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
|---|---|---|---|---|
| 機関砲 | 30mm 五式機関砲 | 4 | 600 | 機首 |
弾薬
| 武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
| 30 mm 五式機関砲 | 既定 | HEF/HEF-I/ HEF-T/APHE | 38 | 36 | 28 | 21 | 16 | 12 |
| 汎用 | HEF-T/HEF-I/ APHE/HEF/HEF | 38 | 36 | 28 | 21 | 16 | 12 | |
| 地上目標 | HEF-T/ APHE/APHE/APHE | 38 | 36 | 28 | 21 | 16 | 12 | |
| 曳光弾 | HEF-T | 5 | 5 | 4 | 3 | 3 | 3 | |
| ステルス | HEF | 5 | 5 | 4 | 3 | 3 | 3 | |
追加武装
| 分 類 | 名称 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | |||||
| BMB | 800kg 八〇番改一爆弾 | 1 | -102.2/-102.2 | -9.5/-9.5 | +2.3/+3.1 | ** | - |
| BMB | 800kg 九九式八〇番五号爆弾(800kg徹甲) | 1 | -102.2/-102.2 | -9.5/-9.5 | +2.3/+3.1 | ** | - |
爆弾
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量*1 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 八〇番通常爆弾一型 (八〇番改一爆弾) | 805 | 420.2 | 105 | 14 | 176 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 九九式八〇番五号爆弾 (800 kg 徹甲) | 800 | 30.1 | 67 | 3 | 45 |
機体改良
| Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
|---|---|---|---|---|
| I | 胴体修理 | 8,000 | 13,000 | 220 |
| 30mm弾薬ベルト | ||||
| II | 機体 | 18,000 | 29,000 | 490 |
| III | 主翼修理 | 10,000 | 16,000 | 270 |
| 新しい30mm機関砲 | ||||
| IV | エンジン | 13,000 | 21,000 | 350 |
| カバー交換 | ||||
カモフラージュ
研究ツリー
| 前機体 | P1Y1 |
|---|---|
| 次機体 | R2Y2 Kai V2 |
解説
特徴
高速時の旋回性は良好で、武装も30mm五式機関砲が4門搭載されているため火力や継戦能力に困ることはない。
ただしエンジン出力が機体重量に対して弱く、エネルギー保持が劣悪で加速力も上昇力もない。
燃料タンクは胴体に一つのみ、かつ燃えやすいため慎重な立ち回りを要する。
また、アップデートにより爆撃照準器は使用できなくなった。
立ち回り
【アーケードバトル】
空中リロードのあるABでは、降下による加速を生かした一撃離脱や対地攻撃で戦果が期待できるだろう。尚、爆弾のリロードには数分ほどの時間が必要なため、基地爆撃を主とした運用は不可。
弾薬ベルトにはAPHEやHEF-Tなどの優秀な弾薬が込められているため、機を狙って地上目標を一気に蹴散らしてしまうのもアリ。
【リアリスティックバトル】
ジェット爆撃機として空中スタートをしていた頃は猛威を振るっていたが、アップデートにより空中スタートが削除、爆撃照準も外されたため、精密爆撃には向かないだろう。
一撃離脱を行う上で五式機関砲四門の瞬間火力は百点満点と言えるが、あいにく本機は加速が遅く上昇力も低い。一撃離脱に十分な環境を整えるには、必ず降下や迂回上昇をすること。
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
景雲(けいうん)は、太平洋戦争中に試作された日本海軍の偵察機。略符号は「R2Y」。
戦前の海軍にとって偵察機は「敵艦隊を発見するための物」で、それゆえ艦艇に搭載される水偵や空母艦載機で十分と考えていた。
しかし戦域が中国大陸、後には南太平洋の島々に拡大すると、敵艦隊を発見する以上に、陸上の敵基地を発見・偵察する事が重要になってくる。ところが水偵や艦載機では上昇限度や速度に制約が有り、厳重な防空網が張り巡らされた敵基地を偵察するのは難しかった。
こうして海軍は、敵の防空網を高速で突破して敵地を偵察できる高性能偵察機の必要性に気付く事になる。そこで今更遅すぎとは言わないお約束だがアメリカからセバスキー陸上複戦*2を急遽導入、或いは陸軍から融通された九七式司偵や百式司偵を海軍仕様に改修し、或いは不如意に終わった十三試陸戦を流用して偵察任務に当たらせていた。
一方、海軍による独自の陸上偵察機開発の試みは迷走を極め、日中戦争たけなわの十三試高速陸偵計画を皮切りに、十五試、十七試、十八試と延々未完の開発計画を重ねながら、一機の配備も見る事なく*3終戦を迎えた。この十八試陸上偵察機こと、最後の未成機が試製景雲である。
試製景雲は当時の日本の軍用機としては非常に野心的な設計であり、技術的に未成熟ながら排気タービンや与圧室も備えていた。エンジン配置には一層の技巧を凝らし、熱田30を並列に組み合わせたハ70発動機*4を採用、これを機体中央に搭載し、長大な延長軸を介して機首の6翅ペラを回転させる独特の構造とした。これにより実質的には双発機ながら、エンジンナセルを廃して空気抵抗の削減を目指したのである。
しかし、水冷・双子エンジン・延長軸・与圧室・排気タービンと技術的難所の塊のような景雲の試作は遅々として進まず、戦局悪化に伴って機種整理の対象となり計画は放棄された。
WarThunderにある3機の「景雲改」なる代物は全てジェット機であるが、このような機体が制作された事実はない。一説には「景雲にネ330*5を搭載できないか昭和19年秋頃から考えられており、その旨をしたためたメモが残っている」などと言われるが、実際にはジェット化の方策を具体的に示す資料は確認されておらず、ジェット景雲はペーパープランとしてすら存在した確証は無い*6。
唯一の事実は「ジェット化が比較的容易であるから、実験機として飛行試験を行う」という名目で機種整理後も試製1号機の製作が続行された事だ。つまりジェット景雲の実情とは、高速陸偵計画のお家断絶を回避しようとでっち上げられた、役所的文学上の存在ではないかというのである。
真相は闇の中であるが、戦時下7年を費し1機だけ組み上がった試製景雲はわずか10分の飛行で双子エンジンが炎上、修繕を試みるも空襲を受けて失われ、ここに高速陸偵計画は完全に潰えたのだった。
小ネタ
外部リンク
コメント
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