スウェーデン RankIV 中戦車 Strv 81
概要
Ver1.97 “Viking Fury”にて実装された84mm砲を搭載するスウェーデンRankIVの中戦車。
1950年代にイギリスから輸入されたCenturion Mk.3のスウェーデン陸軍配備仕様である。基本性能は本家と特に変わらない。
車両情報(v1.97)
必要経費
必要研究値(RP) | 82,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 240,000 |
乗員訓練費(SL) | 68,000 |
エキスパート化(SL) | 240,000 |
エース化(GE) | 990 |
エース化無料(RP) | 620,000 |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 1,900 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 7.7 / 7.7 / 7.3 |
RP倍率 | 1.84 |
SL倍率 | 1.2 / 1.8 / 2.0 |
最大修理費(SL) | 5,500⇒*** / 4,800⇒*** / 12,000⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 19.0⇒**.* / 11.9⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -10/20 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 8.19⇒6.3 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸/ - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 76 / 50 / 38 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 152 / 89 / 89 |
重量(t) | 50.8 |
エンジン出力(hp) | 1007⇒*** / 575⇒*** |
2,550rpm | |
最高速度(km/h) | 39 / 35 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 119 |
乗員数(人) | 4 |
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 84 mm kan Strv 81 | 65 |
機銃 | 8 mm ksp m/39 B | 3600 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
84 mm kan Strv 81 | slpprj | APCBC | 9.1 | - | 1,000 | 232 | 229 | 216 | 206 | 187 | 173 |
slpprj m/54 | APDS | 3.2 | - | 1,400 | 285 | 283 | 262 | 239 | 218 | 198 | |
slsgr m/53 | HE | 7.5 | 1.13 | 600 | 15 | ||||||
rökgr m/53 | Smoke | 9.3 | 0.05 | 250 | - |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
8 mm ksp m/39 B | 規定 | API-T/AP/IT | 10 | 9 | 7 | 4 | 3 | 3 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
△△△ | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
△△△ | |
[添付] | |
条件 | △ |
説明 | △ |
研究ツリー
前車両 | Strv 74 |
---|---|
派生車両 | Strv 81 (RB 52) |
オリジナル車両 | Centurion Mk.3 |
次車両 | Strv 101 |
解説
特徴
【火力】
開発を進めると使用できる自慢のAPDSは針を刺すように長く一直線に加害するのが特徴で横への加害が極端に少ない。優秀な装填速度を生かして手数で弱点を狙撃したり乗員をちまちまと潰す必要がある。またワンパンを目指す場合、会敵する車両の弾薬庫配置を覚えておくとよい。即応弾は8発しかなく、撃ちきると装填が10秒ほどに伸びてしまうので気をつけよう。
なお、全ての砲弾の初速が1000m/sを超えるため、偏差射撃がしやすく、遠距離からでも当てやすいのが特徴。仰俯角は変わらない。
ちなみに、本車両から2面スタビライザーが搭載されており、飛び出し撃ちや行進間射撃が非常に行いやすい。
【防御】
端的に纏めると、平凡な装甲である。車体正面装甲は傾斜しているものの、マッチングする戦車の弾をを防げる程ではない。しかし、砲塔正面の特に防循付近は戦中戦車の物理弾なら防げるくらいの装甲があり、ハルダウンはある程度有効である(被弾面積を減らす意味でも)。ただ本車両のBR帯では既にHEATFSやAPDSが飛び交っているため装甲に頼った立ち回りは推奨されない。
【機動性】
加速自体は悪くないものの、最高速度は40km/hに満たず、中戦車としては非常に不満の残る速力である。ただし、後退速度は加速、最高速度共に優秀である。
史実
Stridsvagn 81(ストリッツヴァグン オッティエット)とは、1950年代にイギリスから輸入されたCenturion Mk. 3およびMk. 5のスウェーデン陸軍配備仕様である。
・経緯
第二次大戦中にフィンランドで鹵獲されたT-34からもたらされた情報は、スウェーデン陸軍に危機感を与えていた。
1943年に生産が開始されたばかりの新鋭戦車Stridsvagn m/42は、生産時点で既にT-34に対してやや力不足感が否めない性能だったからである。
戦後になるとスウェーデン陸軍の機甲戦力は完全に時代遅れとなっており、冷戦の緊張が高まる中で各国の水準に追いついた新型戦車の開発が急務であった。
その一方で独自戦車にこだわったスウェーデン陸軍は、Stridsvagn Leo、Pilen、Lansenなどを経て、KRV(EMIL)計画を開始した。
しかし、要求の肥大化に対して技術がついて行けなかった事から開発は遅延し、スウェーデン陸軍は新型戦車の輸入を検討する事になる。
当時のスウェーデン陸軍の方針では10~20トン級と30トン級の新型戦車をそれぞれ開発・導入する予定であり、海外の戦車の中からその要件に近い戦車を模索していた。
そこでフランスのAMX 13とちょうど朝鮮戦争で活躍していたイギリスのCenturionが注目されたのであった。
AMX 13は軽戦車の割にスウェーデンが想定するよりも高コストであった事から導入は1953年4月に中止となり、Stridsvagn m/42の近代化改修計画がその代替になった。
なお、AMX 13は(冷戦初期に懸念されていた)核戦争が起きた際、気密性の低さゆえに耐核防護能力の無さが問題になるのではないかと指摘された事も不採用の一因だったようだ。
逆にCenturionは重量50トンとかなり要件を超過していたものの、核戦争では十分な装甲が重要だという認識から購入へと至る事になる。
1952年12月、イギリスとスウェーデンの協議の結果、240輌のCenturionの売買契約が締結された。
1953年5月3日、まず80輌のCenturion Mk. 3がスウェーデンに到着し、当初Strv C3(Stridsvagn Centurion 3)と呼ばれていた。
スウェーデン陸軍が導入した8cm級の主砲を持つ1番目の戦車だった事から、すぐに命名規則に基づいてStridsvagn 81に改名された。
1955年には第2陣として160輌のCenturion Mk. 5がスウェーデンに到着し、Mk. 3とMk. 5の差異は殆ど無かった事から同じくStridsvagn 81に統一された。
この時点では殆どイギリス版と同じ仕様のCenturionであったが、無線機のみはスウェーデン製のものに載せ替えていた。
なお、これらStridsvagn 81の調達がKRV計画を中止させた大きな要因であった。
1958年、現状のCenturionでは将来的に力不足になる事を危惧したスウェーデン陸軍は、その代替となるStridsvagn Sの開発をスタートさせた。
その一方でスウェーデン陸軍は1960年代に10cm級の主砲が戦車に必須となる事を予見し、新開発されていたL7 105mm戦車砲を搭載するCenturionの購入交渉をイギリスと行った。
そして、1959年~1960年にかけて110輌のCenturion Mk. 10がスウェーデンへ到着し、これらは10cm級の主砲を搭載した1番目の戦車だった事からStridsvagn 101と名付けられた。
Stridsvagn 101は車体正面装甲が従来のStridsvagn 81の76mmから120mmへ増厚され、燃料タンクも拡張された事で航続距離が延長されていた。
・改良
当然ながらスウェーデン陸軍はStridsvagn 81の強化も怠ってはおらず、L7 105mm戦車砲を搭載して無線機を更新する近代化改修計画も開始した。
1964年~1966年にかけて240輌のStridsvagn 81は全てStridsvagn 102へ改修されていった。
つまり、本ゲームに登場するStrv 81仕様のCenturionはスウェーデンには現存していないという事になる。
1973年からレーザー測量儀を搭載するなどの更なる近代化改修が行われ、Stridsvagn 101RとStridsvagn 102Rへと改修された。
基本的にCenturionの延命治療とでも言うべき改修であり、これは当時のスウェーデン陸軍が予算不足と定数維持に板挟みにされた事に起因する。
これによって本来はStridsvagn 103と代替される予定だったCenturionたちも長期延命させる必要があった。
Stridsvagn 101Rへの改修は1983年まで、Stridsvagn 102Rへの改修は1985年まで少しづつ進められた。
ちなみにスウェーデン陸軍が1970年代に新規導入した戦車はInfanterikanonvagn 91のみであり、これはStridsvagn 74の性能や耐用年数が原因なので必要不可欠であった。
1982年、レバノン内戦にてイスラエルが運用したSho't Kal Gimelを参考に、スウェーデンのCenturionにも爆発反応装甲の導入が進められた。
また、1953年に輸入された最古参のStridsvagn 102に抜本的な改修を施すべく、これまたイスラエルのSho't Kal Gimelを参考にM60と同じアメリカ製の高出力ディーゼルエンジンへ変更された。
この近代化改修が行われたCenturionはStridsvagn 104と呼ばれ、結果として1953年の導入から2000年までCenturionを延命させる事に成功した。
Stridsvagn 105のようにサスペンションを中心に更に改修を施した試作戦車も製作されたが、流石にそれ以上の延命は叶わなかった。
・退役
スウェーデン陸軍におけるCenturionは人気の戦車であり、元搭乗員の中には車内の匂いやミーティアエンジンの音が忘れられないという者もいたのだとか。
2000年頃、ドイツから輸入された第3世代主力戦車Stridsvagn 121 / 122 (Leopard 2)の導入に伴い、Stridsvagn 101・102・104らCenturionはStridsvagn 103と共に完全に退役した。
退役したCenturionたちはBärgningsbandvagn 81といった回収車になったり、演習用の標的として撃破されたが、少なくとも1輌のStridsvagn 104がアーセナル博物館に稼働状態で現存している。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
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- 誘導ムズすぎてもっぱら対戦者ロケットとして運用してるわ。きちんと誘導してあてられる人いる? -- RB 2016-10-11 (火) 06:46:27
- テキトーにあてにいくと稀にあたるけど。狙って当てたことはないな… -- 2016-10-11 (火) 08:19:32
- 俺はミサイルの仕組みを知らないから普通の砲と同じようにできるだけ装甲の薄い所に行くように誘導してる。2キロくらい離れてると、当てることしか考えないけど少なくとも誘導はしてるね -- 2016-10-11 (火) 12:32:00
- 射線クリアで静止目標の相手なら一応誘導はそこまで難しくはない。最初発射してからすぐは少し上気味に誘導して、その後徐々に上下左右をあわせればいい。それに慣れると壁とか丘の後ろに隠れた敵を撃てる様になるぞ。 -- 2016-10-12 (水) 01:06:51
- TigerIIと対峙したときの絶望感、伝統の炸薬なし砲弾のせいで、初手取れても反撃の88で爆散 -- 2016-11-27 (日) 12:17:54
- お前イギリスは初めてか?力抜けよ -- 2016-11-27 (日) 13:14:20
- 高ランク紅茶戦士は、当たり前のように虎Ⅱの砲塔正面を狙い撃ちするようになってからが本番。実際慣れると遠距離狙撃でも砲手殺せる。 -- 2017-01-21 (土) 13:03:16
- 虎Ⅱの砲塔正面狙い撃ちはどの国でも必須技能だから、紳士になるつもりが無くても出来なきゃ死ぬぞ -- 2017-01-21 (土) 17:36:46
- ようやくここまで来たけど良いね、砲もミサイルも素晴らしい -- 2016-12-06 (火) 01:09:47
- すっげえ沢山いる はっきりわかんだね -- 2017-01-20 (金) 22:39:49
- メガバンドルに入ってたからな -- 2017-01-21 (土) 17:44:53
- こいつなんて読めばいいの? -- 2017-01-21 (土) 17:22:34
- ストリッツヴァグン -- 2017-01-21 (土) 17:42:14
- StrvってのはStridsvagn(戦車の意らしい)の略称なのでお好きにどうぞ -- 2017-01-21 (土) 17:49:46
- こいつってミサイルに被弾したら撃破される? -- 2017-01-22 (日) 08:29:18
- 逆に被弾しても死なない奴がいるのか -- 2017-01-29 (日) 15:07:24
- 俺が持ってるわけじゃないから詳しくは知らんが、クーゲルの掃射で3つとも真っ黒にしても死ななかったやつは見たことある -- 2017-01-29 (日) 18:03:15
- 逆に被弾しても死なない奴がいるのか -- 2017-01-29 (日) 15:07:24
- テストドライブで障害物想定して天板抜きの練習してるけど距離感がイマイチわからなくて難しいな。直線で当てるだけなら簡単なんだが -- 2017-01-23 (月) 08:52:30
- こいつほど何もしないで撃破される戦車は他にいない -- RB 2017-02-11 (土) 10:21:17
- まぁ言いたい事はわかる。ご自慢のミサイルぶっ放そうと車体晒した瞬間穴だらけだもんな…結局普通に砲に頼ってしまう… -- 2017-02-13 (月) 14:26:40
- 頑張れば虎Ⅱも食えるいい子だぞ(相手が糞noobの時に限る) まあ6.7独はプレイヤーの質が玉石混交だから虎Ⅱ相手でも案外4kill位できて勝てちゃう事も多い -- 2017-02-13 (月) 21:08:52
- 昔は一人だけ高倍率の照準器持ってたから狙撃がはかどる強車両だったんだけどね。今は普通のセンチュと変わらん -- 2017-02-13 (月) 21:15:09
- そういえばいつの間にか防盾のカバーがなくなってるね -- 2017-02-13 (月) 21:15:31
- 多分多くの人が初めて対峙するミサイル車両の一つだと思うんだけど、後進の遅い英国車両・独パンター車体だとほんと回避できない… どう対策するべきか… -- 2017-03-10 (金) 08:53:03
- 斜めに前進する。大体のやつはロケット感覚でぶっ放してくるし、上下はともかく左右まで修正してると大体しくじる -- 2017-03-10 (金) 13:44:44