T-64A (1971)

Last-modified: 2025-08-14 (木) 05:57:06

ソ連 RankVI 中戦車 T-64A(1971)

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履帯更新前

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概要

1.71"New E.R.A."で実装された、ソ連初のRankVIにして初の複合装甲(Composite armour)を備えた戦車である。
昔はKE(運動エネルギー弾/AP)やCE(化学エネルギー弾/HEAT)に対して高い防御力を誇り、実装されている多くの砲では貫通は困難を極めていた

車両情報(v1.71)

必要経費

必要研究値(RP)190,000
車両購入費(SL)520,000
乗員訓練費(SL)150,000
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)55
護符(GE)2600

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング9.3 / 9.3 / 9.3
RP倍率2.2
SL倍率1.5 / 2 / 2.3
最大修理費(SL)4,425⇒*** / 4,520⇒*** / 5,775⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)19.0⇒27,2 / 11.9⇒17.0
俯角/仰角(°)-6/14
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
自動装填 7.1
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
80 / 85 / 45
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
180 / 150 / 65
重量(t)38.0
エンジン出力(hp)1085⇒*** / 619⇒***
2,800rpm
最高速度(km/h)67 / 61
実測前進~後退速度(km/h)67 ~ -4 / 41 ~ -4
最大登坂能力(°)40⇒*** / 40⇒***
視界(%)73
乗員数(人)3

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
主砲125 mm 2A26 cannon137**
機銃7.62 mm PKT machine gun12000-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯6,700******
修理キット2,000
砲塔駆動機構6,700
3OF26
3BM9
IIサスペンション7,600******
ブレーキシステム
手動消火器2,300
砲火調整7,600
3BM15
IIIフィルター14,000******
救急セット
昇降機構
IV変速機9,100******
エンジン
エンジン発煙システム
砲撃支援
3BM22
レンジファインダー

カモフラージュ

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既定
T-64A 1.jpg
条件-
説明標準迷彩
三色迷彩
T-64A 2.jpg
条件200GEで購入
説明三色欧州迷彩
三色砂漠迷彩
T-64A 3.jpg
条件200GEで購入
説明三色砂漠迷彩
二色砂漠迷彩
T-64A 4.jpg
条件910撃破/撃墜(AIを除く)
説明標準的な二色砂漠迷彩
変形砂漠迷彩
T-64A 5.jpg
条件200GEで購入
説明1977年以降の変形三色砂漠迷彩
変形森林迷彩
T-64A 6.jpg
条件490撃破/撃墜(AIを除く)
説明1977年以降の変形三色森林迷彩
変形冬季迷彩
T-64A 7.jpg
条件700撃破/撃墜(AIを除く)
説明1977年以降の変形三色冬季迷彩
フィンランド夏季迷彩
T-64A 8.jpg
条件200GEで購入
説明1981年以降のフィンランド陸軍の三色夏季迷彩

研究ツリー

前車両Object 435
派生車両T-64B
次車両T-80B
 

解説

特徴

ソ連戦車の中では、152mm砲と130mm砲に次いで大きい125mm滑腔砲を搭載する。また、側面にはみ出すように付けられている増加装甲が特徴的である。

 

【火力】

搭載された125mm滑腔砲は、同じ世代のT-62の装備する115mm砲より口径が大きくなっているが、自動装填装置のおかげで素の状態でもリロードに10秒かからない。
最初からAPFSDSが使用可能な為、複合装甲や爆発反応装甲持ちにも苦戦することは少ない。装弾数も37発であり、不足はないが調子に乗ってぶっ放しているとすぐに少なくなってしまう。弾数に少しだけ気をつかおう。特徴であり頭痛の種である自動装填装置は28発格納だが、28発撃つと死ぬほど遅い装填作業が待っている。T-64の後退速度を考えると生存が絶望的になるため、後述の榴弾を使用する際は配分と残弾管理に注意が必要だ。

本車両からの特徴として榴弾が強力なものに置き換わっている。史実の『HE-FRAG』と呼ばれる破砕効果を強化したもので、砲塔上部構造物や砲塔前方下部に命中すれば天板を撃ち抜き車内を破壊し尽くすなど非常に強力なものになっている。
反面、かつて格上殺しとして猛威を奮った大口径榴弾ほどでもないにしろ効果が不安定であり、相手車両の形状次第では効果が見込めないことがあるため注意。
また、砲弾のそのもののスペックは低く、HEの特性上壁抜きや空間装甲、炸裂した破片が天板を撃ち抜くようにスペックの低い砲弾で狙い撃たなければならないなど運用面で他より制約多い。(具体的には周りが1000m/sを遥かに超える砲弾を撃ってくる中で、障害物に無力化される戦中戦車レベルの弾速と照準難度の砲弾を取り扱わなければならない)

 

【防御】

これはまさに圧倒的といえるだろう。車体装甲が一見すると頼りない数値に見えるが、複合装甲を採用したことで、その防御力は計り知れないものになっている。化学エネルギー弾に対しては450mm相当、運動エネルギー弾に対しては305mm相当の装甲を持っていることになり、APFSDS以外には抜かれないものと考えていい(ただし、チーフテンのAPDSは貫徹力が400mmを超えているので注意)。砲塔装甲はさらに強化され、運動エネルギー弾に対しても400mm相当の装甲厚を発揮する。側面に張り出ている装甲も、斜めからこっち目掛けて飛んでくる化学エネルギー弾に対して防御力を発揮し、車体への貫徹を防いでくれる(運動エネルギー弾には効果がないうえ、被弾すると取れる)。
とは言え、弱点もある。まず第一に車体装甲なのだが、車体正面下部には複合装甲がないので容赦なく抜かれることと、側背面装甲は傾斜も無いので非常に薄っぺらいことである。車体下部は面積が狭いので晒す機会は少ないだろうが、側面が薄いのは致命的である。HVAPベルトを装填したゲパルトType 87にもぶち抜かれる。できる限り、孤立化は避けたい。次に、砲塔装甲である。砲塔の複合装甲は後部と上部を除いた大半をカバーしてくれているが、砲身付け根付近の左右には無いため、ここだけはどうしても薄くなっており(とは言え傾斜のおかげで300mm以上はあるが)、100mmしかない部分も範囲は狭いが存在している。砲塔を振るなり車体を動かしていればまず抜かれないが、一応注意してもらいたい。
そしてソ連戦車お馴染みの、狂気としか思えない弾薬と燃料タンクの配置である。燃料タンクの配置はまだいいとして、弾薬の配置が完全に危なく、砲塔直下に綺麗に円状に並べられているのである。先に述べたように、側面はかなり薄いので、ここを撃たれようなものなら砲塔がびっくり箱のようにすっ飛んでいく。

 

【機動性】

T-64単体で見れば特にこれと言った不満点はない。ただし、他国戦車は遥かに超える展開力を持っているため常に迂回される危険性があるほか、対応が後手に回ることが多い。特に少数乱戦になりやすい終盤だと厳しい。また、後退速度が4km/hとガタ落ちしているので、一度突出すると基本的にはやり直しができず、占領などでは完全に周辺をクリアしなければ生き残るのも難しい。

 

史実

T-64mod1972.jpg
ソ連が1960年代初頭に開発したMBTである。ハリコフ機械設計局にて設計され、1964年より生産を開始。主砲換装、電動遠隔操作式銃架や赤外線投光器搭載などを行った改良型であるT-64Aは1969年から1976年にかけて製造された。特に本車両は1971年以降の小改良型である。
自動装填装置、大口径の125mm砲(最初期のT-64は115mm砲を搭載)、複合装甲、ステレオ光学式の照準器など最新技術がふんだんに盛り込まれ、当時としては非常に先進的な戦車であった。エンジンは小型ながら700馬力の出力を持つ対向ピストン型のディーゼルエンジン、5TDFを搭載した。前任のT-62と比較して大幅に性能が向上したものの重量は36トンと非常に軽く、最高速度は路上65km/h、路外30~40km/hと高い機動性を実現した。総じて、T-64は当時の戦車としては非常に高性能であり、後の第三世代MBTのコンセプトを先取りしていたと言えるだろう。

 

しかしながら、革新的な装備は高価で、機械的信頼性の低さにより兵士からの評判は芳しくなかったとされている。
ただし、これらの評価はT-64の低率生産が終わり、T-64A以降の本格生産後には改善された部分が多い。
また、自動装填装置の可動範囲が広く、搭乗員が腕を巻き込まれ最悪の場合死亡する可能性があったが(いわゆる「人食い戦車」)、これはT-64搭載の自動装填装置6ETs10での話であり、本車、T-64A搭載の自動装填装置6ETs15では改善されている。
ソ連の戦車としては珍しく、同盟国・友好国に供給が行われなかった。

 

評価には微妙にケチもついている本車ではあるが、新機軸を盛り込んだ高性能戦車であることは確かだった。同世代の西側MBTと比較しても、その先進性は凄まじい。
先述した欠点から失敗作と評されることもあるが、1万3000両弱の大量生産がされ、2020年代になってもロシア、ウクライナなど旧ソ連構成国の他、コンゴのように経済的・工業的に弱体な途上国でまで輸出・運用が行われていることを鑑みるに、それはいささかアンフェアな見方と言えるだろう。
装甲や火器、そして自動装填装置のレイアウトは本車以降T-90まで一貫して受け継がれており、T-44と並ぶ、ロシアの戦車開発史における重要なメルクマールである。

 

小ネタ

車体側面部にある左右4枚ずつの板。これは、対HEAT弾用の展開式エラ型補助装甲である。ロケット弾やHEATFSによる前方側面からの攻撃を補助装甲によって減衰させ、車体側面へのダメージを低減させるべく発案・導入された。
しかし展開中は側面から見ればガラ空きになってしまうことや、展開するための車体取り付け部が脆かったことから期待通りのパフォーマンスは発揮されなかった。T-72戦車にも装備されたが1970年代後半には姿を消していった。
本ゲームでは展開状態で維持されており、史実では、後方に折りたたむことができた。車両を斜め前から見ると、シュルツェンのように、車体側面が隠れるのが確認できるだろう。
出典:T-64中戦車-戦車研究所

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

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インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算