スウェーデン RankⅤ 自走式対空砲 Vagn Eldledning AutomatKanon 40
概要
Ver1.97 “Viking Fury”にて実装された40mm砲を搭載するスウェーデンRankVの自走式対空砲。
巨大な四角い砲塔が目立つ。Strv 103Aの駆動機構を流用しており履帯や転輪の形が同じである。
レーダーを使って上空を警戒したり管制射撃を行ったりできるが、搭載されているアンテナは1本だけであり捜索と追跡を同時に行うことはできない。
車両情報(v1.97)
必要経費
必要研究値(RP) | 170000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 440000 |
乗員訓練費(SL) | 130000 |
エキスパート化(SL) | 440000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 180 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 7.7 / 7.7 / 7.7 |
RP倍率 | 2.08 |
SL倍率 | 1.5 / 1.3 / 1.8 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 74.9⇒**.* / 50.6⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -5/85 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | **.*⇒**.* |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 一軸・二軸・肩当て式・無し/ *** |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 15 / 15 / 15 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 15 / 15 / 15 |
船体崩壊 | 有 |
重量(t) | 29.0 |
エンジン出力(hp) | 767⇒*** / 478⇒*** |
3,750rpm | |
最高速度(km/h) | 65 / 60 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 142 |
乗員数(人) | 3 |
レーダー
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 有/無 | **/**/** |
追跡レーダー | 有/無 | ** |
光学索敵センサ | 有/無 | **/**/** |
光学追跡センサ | 有/無 | ** |
敵味方識別装置 | 有/無 | ** |
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
機関砲 | 40mm Ivakan m/48 cannon | 2 | 420 | 130 |
機銃 | 7.62mm ksp58 machine gun | 1 | 1000 | - |
弾薬*1
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
40 mm lvakan m/48 | 規定 | SAPHEI/HEFI-T | 66 | 62 | 48 | 34 | 25 | 18 |
slsgr m/484 | HE-VT*/HE-VT*/HE-VT* | 4 | ||||||
slpprj m/42B | AO/AP/AP/HEFI-T | 95 | 90 | 72 | 55 | 42 | 32 |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
7.62 mm ksp 94 | 規定 | AP/T | 10 | 9 | 7 | 4 | 0 | 0 |
弾種
名称 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
HEFI-T | 1 | 44 | 850 | 3 | |||||
SAPHEI | 1 | 43 | 880 | 66 | 62 | 48 | 34 | 25 | 18 |
AP | 1.2 | - | 910 | 95 | 90 | 72 | 55 | 42 | 32 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | ZSU-57-2 (FIN) |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | ItPsV 90 |
解説
特徴
40mm機関砲2門を装備するレーダー対空砲。
7.7対空砲組で比較すると、
利点
・全周索敵可能なレーダー
・最大貫徹力95mmのAPベルト
・車長用7mm機銃
欠点
・連射レートが300発/分と低い
・1門あたり10発撃つ事にリロードが入り、弾幕が途切れがち
・砲口初速850~910m/sと遅い。(M163は1030m/s、ZSU-37-2は1000m/s)
・携行弾数が420発と少ない
といった特徴がある。
【火力】
砲はLvkv 42から据え置きだが、二門に増え、1門あたりの連射速度も少し上がっている。近接信管付きのHE-VTを使用できるようになった。
全体的に同武装のM247に近い性能をしているが、こちらの弾薬は1門あたり10発毎のクリップ、という方式のため、20発撃ち切る度に細かいリロードが挟まれる弾幕に隙が生じやすくなっている。
この点は戦闘中にベルトの変更が可能と言う事と、砲身過熱を抑えるという点では利点にもつながっている。
携行弾が420発と非常に少ない点がネック。これはレーダー搭載型AAの中で最低の数字である。その為対地用、対空用で弾薬を分ける際には分量の調整に悩まされることとなるだろう。
レーダーに関しては概要にある通り索敵レーダーと追尾レーダーが兼ねたものになっているため、こちらはロック時は索敵が出来なくなる点で劣っている。
またこちらはM247も同じであるが、他国のレーダーと比べ仰角方向の索敵範囲が狭いために敵を見つけてもレーダーに乗らず三人称ロックが出来ないという事が頻発する。その為スコープを覗いてロックを行う事に慣れておいた方が良いだろう。幸いM247と異なりスコープの投影範囲は比較的広く、デフォルトズーム倍率は1.5倍と現実的な数字の為自力でのロックは十分に可能である。
かつてはHE-VTの炸薬が純TNTに設定されていたため、M247より大幅に火力が低く思うようにキルが出来ず無意味な「ヒット!」に悩まされることが多かったのだが、Ver2.9時に炸薬に変更が入り現在は十分な火力を得ている。*2しかしM247と比べると弾速が劣っている点は変更がないため、レーダーロックを使用せずに迎撃を行う際は少し偏差を大きめにとる意識をしておきたい。
アップデートによりHE-VTの射撃半径(敵機の検知距離)が調整され、この車両のHE-VTについては15m→4mへと大幅短縮された。これにより、炸薬の命中量が増えてさらに撃墜しやすくなっている。
アップデートによりHE-VTは削除された。
ジェットが飛び交うBRにある本車だが、前述の通り連射速度や砲口初速が低く、HE-VTがない今、防空性能が高いとは言い難い。
【防御】
ない。全周5-15mm程度しかない為に12mmクラスの機銃から容易に抜かれる。車体に関しては操縦士がおらず変速機とエンジンしかない為こちらは案外打たれ強い。車体を撃たせたのちに自慢のAP弾で反撃――と言う事も可能かもしれない。
ただしこの非常に目立つ箱型砲塔のおかげで隠匿性は非常に低く感じられるだろう。はみ出した部分を抜かれて弾薬誘爆などを起こさないようにしたい。
【機動性】
車体はStrv 103Aがベースなため、見た目のわりに非常に良好である。
29トンの車体に540hpという強力なエンジンを搭載しているため軽戦車並みの加速を誇る。後退速度も中々に良好で動き回るのは得意と言える。
史実
Lvkv VEAK 40(Luftvärns artilleri kanonvagn VEAK 40)とも呼ばれる、Strv.103のエンジンおよびトランスミッションと走行装置を流用した車体を持つ自走式対空砲。"VEAK 40"とは「Vagn, Eldledning, AutomatKanon, 40mm」の略で、スウェーデン語で「射撃管制装置付機関砲搭載自走砲、40ミリ型」を意味する。
Strv.103と走行装置およびエンジンは同一だが、Strv.103とは形状の異なる車体を持ち、重量は29トン、最高時速60km/h。装甲厚は5-15mm。車体後半部に40mm連装機関砲と対空レーダーを装備した多面体構成の大型回転砲塔を搭載している。操縦席は車体ではなく砲塔左側前部にあり、乗員は3名(車長/砲手/操縦士)で、全乗員が砲塔内に配置される方式であった。Strv.103と同じく油気圧式可変懸架装置を備えるが、全体車高の上下が可能なのみで、Strv.103のような前/後傾機構はない。
Strv.103と並行して1960年より開発計画が開始され、ランズベルク社が開発主体として選定された。1962年には試作車の製作を開始したが、車格的に軍が当初要求していた「自車のみで目標の捜索/評定が可能で、独立した全天候対空戦闘が可能なもの」という性能を達成する事が可能なレーダー(波長3cm、捜索範囲:周囲20km/高度10,000mのものが搭載される予定であった)と情報処理装置を搭載することが難しく、要求性能は「目標情報は別個の広域捜索レーダーより伝達され、その情報に従い自車は目標追尾と射撃照準のみを行う」ものに下方修正された。新たな車載レーダーはエリクソン社が開発を担当したが、これも砲塔にレーダーアンテナと情報処理装置を搭載することが重量的に難しく、最終的には射撃照準のみが可能な小型のものが搭載され、このレーダーは旧式で捕捉範囲が非常に短かった。
1964年には試作1号車が完成したが、開発当初に予定した全天候射撃性能を発揮することが不可能になった上、開発に想定以上の期間と費用を要し、1両あたりの価格が予定した配備数を調達することが難しいものとなる、と結論された。「高度な射撃管制装置と大口径機関砲を備えた自走対空砲」というもの自体に対する費用対効果も疑問視され、量産は行われず試作のみに終わった。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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