LANCER Evolution III GSR(CE9A)

Last-modified: 2025-10-31 (金) 06:44:45

基本スペック

駆動方式[4WD]/ミッション[5速]
初期馬力[270ps]/カーナンバー:1997
マキシ2~3・車種称号【槍師】
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全長:4,310mm
全幅:1,695mm
全高:1,420mm
最高速度:350km/h

モード別カテゴリー称号
ST無敗【首都高無敗】
夏休み称号【最速のエボ使い】
ワンメイクバトル【エボ3キング】
エンジン形式バトル【直4選手権】
期間限定首都一TA・1【伝説のエボ3】
期間限定首都一TA・2【俺のエボ3】
車種限定バトル・1【ランエボマスター】
車種限定バトル・2グループA制覇】

備考:現在の湾岸マキシでは唯一の「第一世代ランエボ」。その最終型。

ラリーカーベース故に最高速の伸びは悪いものの、直進安定性はそこまで悪くない。加速は平均的には良い方。特に2速・3速の加速は良好な為、対戦やタイムアタックでは有利に働くと思われる。
ハンドリングは車重が軽めであるため操りやすく、切り返し等は行いやすい。コーナリング性能も良い方だが、普段RX-7 等ロータリー車のような滑らない車種を使っている人からすると滑りやすく感じるかもしれないし、シルビア系統を使う人からするとマシに感じるかもしれない。しかしFairlady Z (S30)2000GT (MF10)のようにとにかく滑るわけではなく、リカバリーはしやすい。
ボディも5ナンバーサイズかつ全長も短めでフロントオーバーハングも非常に短く、かなり寄せられる。

全幅もMR2 GT-S (SW20)と同値で擦り抜けも容易であり、バチコンのリスクも低め。
また側面の粘りが強化され、対接触性能は以前よりも向上した。但し、SPRINTER TRUENO GT-APEX(AE86)Cosmo SPORTS (L10B)等といった対接触性能の高さを売りにしている車種には劣る。
6Rになってからブーストのかかりがさらに強くなったため、今まで以上に乱入対戦での活躍が期待できる。

使用者は少ないが、特にクセもなく性能はバランスよくまとまっているため、初心者・上級者問わず扱えるだろう。
第三世代ランエボ(LANCER Evolution VIII MR GSR(CT9A)LANCER Evolution IX MR GSR (CT9A))も良いが、こちらも初心者におすすめできる。

選択可能カラー

カラー名マキシ2~3・色称号
ダンデライオンイエロー【山吹の/獅子色の】
スコーティアホワイト【純白の/雪色の】
クイーンズシルバー(P)【銀色の/白銀の】
モナコレッド【赤い/真紅の】
ピレネーブラック(P)【黒い/漆黒の】
  • スコーティアホワイトを選択するとRSとなり、GSRより5mm車高が下がる。
    その他、純正ホイール*1がスチール製のものに変化し、リアガーニッシュ(トランクにはみ出ている横長のテールランプ)が無くなる。
    また、ドアノブやサイドミラーも黒くなる。

更新回数及び追加カラー/(M)=メタリック

1ダークブルー21ライトイエロー
2ライトブルー(M)22ホワイト
3ガンメタル23シルバー
4オレンジ24レッド
5ライトパープル25ブラック
6ライムグリーン26ベージュ(M)
7コーラル27ダークグリーン2
8ピンク28オリーブ
9ダークピンク(M)29ピンク2
10ダークパープル230ダークオレンジ2
11グリーン2(M)31オレンジイエロー(M)
12ライトブラウン32ダークオレンジ(M)
13マルーン33ブルー(M)
14ゴールド(M)34ペールブルー(M)
15ブルーグリーン(M)35ダークパープル(M)
16イエローグリーン(M)36グリーン
17パープルブルー37ピンク(M)
18ペールブルー238ライトレッド
19ペールピンク39スカイブルー
20ミントグリーン40パールホワイト

エアロパーツセット

A:角のある箱車っぽいエアロ。ウィングも箱形に。ヘッドライトは丸目4灯に変化する。
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B:ラリー仕様。
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C:純正を笑ったような形状にアレンジしており、サイドカナードも付く。フロント・リアにはライトカバーが付く。
190E 2.5-16 Evolution II (W201)のようなウィングが付く。
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D:シンプルな造形。TRUTHとフェニックスパワーを足した様な形状。
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E:フロントはエボVIIの純正をゴツくして装着した感じで、リアバンパーもエボVIIに似ている。
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F:フロントに二段サイドカナード、リアに細かなディフューザーが付いた比較的ゴツめのエアロ。
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G:全体的に張り出したエアロ。エアロDのようにシンプルで、エボIVの雰囲気も強い。マフラーが両出しになる。
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H:エアロFからサイドカナードを取り、ウィングを控えめなものにしたようなエアロ。マフラーが2x2本出しになる。
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I:スッキリとしたエアロ。かなり小さめのリップスポイラーが付く。まとまりが良い。
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J:
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K:フロントはVarisのZ34 KAMIKAZEワイドボディキット風。ウイングはローマウントのGTウイング
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ダクト付きボンネット

A:
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カーボンボンネット(ダクト付1):
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B:エボⅧやⅨのようなボンネットになる。
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C:BNR34のNISMOボンネットに似た排気ダクトが付く。
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D:
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カーボンボンネットダクト付き2:
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カーボンボンネットダクト付き3:エボ9とエボ3のFRPボンネットAが合体したようなボンネット。
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車種専用ウィング

A:エボIIのウィング。多少の違いはあるものの、純正にこれを付けるとエボIIに似せることができる。
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B:エボ9のエアロFのウイングに仕切りをつけたような形状。
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C:車体色混じりカーボンの低めの二段GTウイング
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エアロミラー

ラリーカーらしい砲弾型エアロミラー。RSで装着した場合、ボディと同色になる。
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カーボントランク

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ウィングレス
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ワークスステッカー

ラリーアートステッカーが貼られ、リアウィングの色が赤に変化する。
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サイドステッカー

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雑記

  • 第四世代まで進化を重ねたランサーエボリューションの内、いわゆる「第一世代」の最終進化形にあたる。
  • キャッチコピーは“進化は、とまらない。”
  • 元々はCD型ランサーのスポーツグレードであるGSR"1800"をベースに、湾岸マキシにも登場するGALANT VR-4 (E-E39A)から名機4G63を頂戴し、それより150kgも軽い車重を利してWRCへの参戦を目的に開発されたのがランサーエボリューションの出発点である。
    しかしそのスタートは順風満帆というわけではなく、シャーシに対して明らかにエンジンがオーバースペックであったことと足回りの熟成不足*2から、超直線番長*3であり極度のアンダーステアに悩まされた。
    ところが性能の問題やホモロゲーション取得用モデル故にプロモーションを殆ど行わなかったにも関わらず、合計で5,000台の限定生産*4はあっという間に完売した。
    上記のエボIの反省を活かし1994年にはエボIIが登場、このエボIIから型式名はCD9AからCE9Aに変更される。
  • 足回りの見直しとタイヤサイズの拡大、ボディ剛性の強化で酷いアンダーステアは軽減*5
    ギア比を低めることでダッシュ力に磨きをかけ、WRCの舞台はもとよりスカイラインGT-RやRX-7、スープラに負けず劣らずのパフォーマンスを披露。
    ここから大型エアロパーツの追加で空力特性と冷却性能を改善、さらなるパフォーマンスアップを果たしたのが、このエボIIIとなる*6*7
    しかし、パワーを上げるためにブーストだけでなく圧縮比も上げてしまったため、ちょっとブーストを上げるだけでトラブルを誘発するという弱点を抱えてしまった。
    そのためエボIIやエボIXのピストンを流用して圧縮比を下げるチューニングが多用された。
    • また、このエボIIIにて量産車として初となる「二次エア排給システム(PCCS)」が採用された。
      スバルで言うところの「ミスファイアリングシステム」で、排ガス規制に抵触することから市販状態では作動しないようにプログラミングされているが、作動させるとアクセルオフで専用に点火時期をマネジメント。エキゾースト・マニホールド内で排気ガスを再度燃焼させ、その際に発生する爆発を利用し強制的にタービンブレードを回転させて、ブースト圧が負圧以下に落ち込まないようにすることでターボラグを消し去る。
    • 本来スバル三菱でシステムの呼称は違っていたはずなのだが、「頭文字D」の劇中において登場人物である須藤京一や岩城清次らが頻繁に原作内で発言したことで、「ターボラグ低減=ミスファイアリング」という知識の定着がなされたとも言える。
      現在のレース業界ではアンチラグシステムと言う呼称が広く使われているが、車好きの中にはレースカテゴリーやメーカーによって言い方を使い分ける人もいる。だが、呼び方が違うというだけでメカニズム等は全く同じである。
  • ちなみに頭文字Dでお馴染みの「パンパン」というやかましい音は燃調の制御が不十分でアフターファイヤと共に発せられるものであり*8、元来は「ボンボン」「ボコボコ」という太鼓を叩いたような音が正しい。ただし、全日本ラリーでは現在でもランエボ勢(第三、第四世代)が「パーン!」や「バリバリバリ!」といった非常にやかましい音を奏でており、ある意味ランエボ勢の代名詞となっている。
  • 余談であるがエボ1~3の第一世代は、ルーフの裏に入る補強剤を固定する為の接着剤が良くないらしく、中古車等で売りに出ている物の中には、補強剤とルーフの接合面が錆び、ボコボコになってしまってる物も出回っている。交換には莫大な時間とコストが掛かるので注意されたし。
  • 元気の看板ゲームの一つである「街道バトルシリーズ」のボス「エモーショナルキング」こと"フォーエバーナイツ"の愛車である。赤と黒のADVANカラーを思い起こさせるペイントが特徴的で、覚えている人も多いのでは?
  • ホワイトのRS仕様に純正エアロ、またはエアロB・エアロミラー・ENKEI Racing WRC TARMAC EVO FORGED(現在使用不可)・ワークスステッカーを装着すれば、実在のラリーカー風に仕上げることが可能だった。ここからエアロBと車種別ウイングAを装着すればナイトステージ仕様に仕立て上げることもできた。
  • ピレネーブラック(P)のエボIIIなら、頭文字Dの登場人物であるラーメン屋須藤京一のエボIIIを再現できる。
    外装はほぼノーマルのため、ステッカーとナンバーを除けば一番再現しやすいが、マフラーの形状が異なる*9。『Emperor 』というあえて「最後にスペースを入れた文字列」のウィンドステッカーを貼ればそれっぽくなる。
  • WRC Gr.Aに1995年第4戦ツール・ド・コルスから1996年第9戦ラリー・カタルーニャまで14戦に参戦し、1995年第4戦ラリー・オーストラリア、1996年第1戦スウェディッシュ・ラリー、第2戦サファリラリー、第5戦ラリー・アルゼンチン、第6戦1000湖ラリー、第7戦ラリー・オーストラリアで優勝した。なお、1996年にはトミ・マキネンが自身初のドライバーズタイトルを獲得している。またグループNではグスタボ・トレレスが王座を獲得している。

*1 GSR用はOZ製でよく見るとロゴが入っている
*2 1993年度のFIAのホモロゲーション取得に間に合わせるためだったとされる。何もしていなかった訳ではなく、ボディやシャシは最も剛性の高い仕様になっている中近東のタクシー仕様のものをベースに開発したりもしたが、根本的に250psも出ているマシンに15インチのタイヤ&ホイールは圧倒的にキャパ不足である。
*3 筑波バックストレートではR32に食らいつくレベルではあった
*4 当初は2,500台限定だったが、わずか3日で完売したため追加でもう2,500台が造られた
*5 ただしリリース当時は「タイヤサイズもブレーキ容量も小さすぎるのではないか」「サスもスポーツ走行や公道違法レースには弱いのでは」「電子装備が多いが、むしろその分車重が増えたデメリットの方が強くなっているのでは」とけっこう懐疑的に見られていたそうな。原作でもエボⅢの使用経験があるエイジがこのへんを前提にした「R32時代より(自分は)遅くなる、と思われていたと思う」「32だと速すぎてかえって相手にされなくなったので、GT-Rから離れることにした」と発言するシーンがある。電子装備については『頭文字D』のエンペラーメンバーの「ランエボは強いと認めたうえでそのあたりを利点・欠点ではなく車種特性として言及する」シーンがあるなど、このクルマを速いと見ていた層からもやはり特殊なクルマとしては見なされていたようだ。
*6 ただし、シャシーやタイヤ以上にエンジンが進化したため、エボIIよりもアンダー気味になってしまったようである
*7 当時、このエアロをエボⅠ、エボⅡに流用した車両も多かった
*8 『ARCADE STAGEシリーズ』プレイヤー車も最終チューニングで「ミスファイアリングCPU」という電装系パーツを装着すれば、こちらに近い表現で鳴る・火を噴く。ちなみにそれを付けずにフルチューンにすることも可能。その場合はタービン交換でパワーアップを図る
*9 マキシでは砲弾マフラーだが京一のエボⅢはメガホン型。おそらくしげの先生オリジナルのデザインで、特定の実在社外マフラーをモデルにしているわけではない模様?