システム/Gランク

Last-modified: 2023-12-19 (火) 13:42:47

MHF-Gより実装された、HRの次に獲得できる新たな階級。
読みは「ジーランク」。公式略称:GR
MHFのG級クエストそのものの仕様についてはこちらの記事を参照してほしい。

目次

概要

  • HR7に達し、昇級試験であるシャンティエン撃退をクリアしたハンターに与えられるランク。
    このGRのハンターでなければG級クエストを受注・参加することはできない。
    Gランクのハンターは、MHFのゲーム内登場人物からは「G級ハンター」と呼ばれている。
  • このランクシステムはメインシリーズにおけるマスターランクとほぼ同じ位置付け
    (受注可能クエストの判定やコンテンツの解禁に使われるHRとは別のランク帯、という意味で)ではあるが、
    G級解禁となったMHF-Gアップデートの時点ではメインシリーズ*1ではHRにてG級クエストを管理しており、
    G級ハンターというのも概念のようなものに過ぎなかったため、
    システムとして体系化された「G級ランク」の登場は全シリーズを通しても前代未聞の事であった。
    • このような新ランク創設の理由としては、MHFのHRは当時最大値が999で、
      しかもかなり早い時点でそれに到達しているハンターが多かったことが挙げられるだろう。*2
      メインシリーズではMH4以降の上位までしかない作品でHR999にすることができるため、
      引継ぎ可能な4GとXXではそれぞれ「G級許可証というシステムでG級クエストの受注解禁を管理」
      「引継ぎの時点でHRを8に一括リセット」という形式が採られ、
      MHW:Iより「マスターランク」制度が導入され、MHFのようにHRとMRが別で管理されるようになった。
      ただし、MHFのHRは7で打ち止めであり、旧仕様でもG級昇格条件の1つが「HR999」だったため、
      MHW:IやMHR:Sのように、G級(相当)ランク昇級後にHRが上がっていくということはない。
      過去には別のランクについてはG級昇級後にも上がるケースがあったが、G10でHRに統合され撤廃されている。
  • MHF-G10にてHR/SRシステムが刷新され、
    近年のメインシリーズのようなキークエスト(MHFでは「ギルド指定クエスト」)&緊急クエスト方式となった。
    一方、Gランクについては特に変更もなく、前述の通りMHFのHRは7で打ち止めなので、
    例えるならメインシリーズのHR解放に相当するものがMHFにおけるGランクである、と考えることもできる。

詳細

  • 旧ハンターランクや旧スキルランクと同様のテーブルとなっており、
    G級クエストのクリアに応じてポイントが上昇、GR1からGR999まで上昇する。
    マスターランクがMR解放までキークエスト&緊急クエスト形式で1ずつ上がっていくのに対し、
    こちらは(MHF-G2からは)最初からポイントの累積だけでGRが上がっていく。
  • G級へ昇格すると、Gランクの他にGSR(G級スキルランク)というランクが与えられる。
    こちらは、言わばかつて存在していたスキルランクのG級版であり、各武器種毎に設定されているのが特徴。
    G級版のSRPであるGSRPを獲得していくことで、様々な特典を得られるようになる。
    GSRもまた旧HRやSRと同様のテーブルで上昇し、上限はGSR999である。
    条件を満たすと入手できるポイントにブーストがかかるため、
    同じ武器種を使い込んでいくプレイングだとGRよりもGSRの方が上昇しやすかった(これも旧HRと旧SRの関係に近い)。
  • GRは一定値に達するごとに様々な特典が発生する。
    狩猟可能モンスターについては遷悠種辿異種を除き、全てGR1より狩猟可能。
  • 概略は以下の通り。
    ただし、GR1が参加条件となっているG級クエストのうち至天征伐戦はGR以外にも指定条件があるなど、
    一部のものは必ずしもGランクのみ到達すればプレイ可能になるというわけではない。
    Gランクの到達度新コンテンツの解放既存コンテンツの強化特典
    GR1G級クエスト
    G級秘伝書及び「極ノ型」
    新武器種「穿龍棍」
    新武器種「スラッシュアックスF」
    新武器種「マグネットスパイク」
    グークのお留守番設定に一部選択肢追加
    ストーリークエスト第3章以降解放
    パートナーの装備可能スキルにG級スキル追加
    GR50-マイトレプーギーのG級対応
    GR100G級遷悠クエストマイトレ冒険屋の行先追加
    GR150-ホルクの学びの書の追加、装備可能数増加
    GR200★1辿異クエスト剣晶アイテムに特殊な「上位剣晶」追加
    GR350-マイトレプーギーにアイテムを所持させる設定追加
    GR400★2辿異クエスト-
    GR500-秘伝防具の専用強化アイテム解禁
    アイテムボックスのページ追加
    GR600★3辿異クエストマイガーデンの落とし物ネコやニャカ漬けの壺のG級対応
    マイトレの調合屋や雑貨屋のG級対応
    GR700-狩人珠の第8段階が解放
    GR800★4辿異クエスト狩人珠の第9段階が解放
    一部の武器をG級技巧武器に強化するための素材解禁
    GR999アンリミテッドモード
    巧猟ポイント
    アイテムボックス・装備ボックス2ページ増加
    食材屋で秘伝食材が購入可能となる
    武具工房ショップで過去のイベント武具を購入可能となる
適正防具レベルの上昇
GRが30、50、100、200、300、400に達するごとに防具の適正GRが上昇する。
適正以下のGRの防具には1部位ごとに20×ランク差の防御力ボーナスが入るようになる。
例えば適正レベルが3の時にGR1の防具を装備すると、20×2=40ポイント×部位数のボーナスになる。
一方で、自分の適正レベル以上の防具を装備している場合は防御力に変化は無い。
このシステムはG級でG級に対応した防御力の装備(通称、G級対応防具)を手に入れるまでの間、
既存装備でG級を攻略したいプレイヤー向けのシステムとして存在する。*3
ただし現状のG級ではGRが30になる前にG級対応防具を入手している可能性が極めて高いが。
ちなみに、G級対応防具以外の防具は全てGR1の防具と見なされている。
現在のメリットとしては、GR1扱いになっている天廊防具辿異防具の防御力強化、
及びGR5扱いのG級狩護防具GPシリーズの防御力強化が挙げられる。
ちなみに、補正が最大に発揮された場合の防御力は、
剣士の場合GX防具・始種防具・天廊防具GXシリーズが一式で1800~2000
(GX・始種防具はそもそも補正が全く適用されない)、辿異防具が概ね2400~2800、
烈種防具とG級狩護防具は1700、GX秘伝防具は1600台、非G級の防具は概ね1300台となる。
  • ちなみにこの効果は装備に依存していないため、演習クエストなどの装備貸出クエストでも発生する。
    では発生しないものの、これによって低防御装備が支給される演習クエストなどで、
    わざと死亡してBCに帰還するという戦術が極めてやりづらくなる。
    この補正はG級クエストに限らず有効だが、公式狩猟大会などの競技では無効となる。
サブコンテンツのG級対応
GR1でグークが「ほりだしもの」を拾ってくるようになる。
GR50でマイトレプーギーをG級に対応する事が可能になる。G級対応には60P必要。
GR100でマイトレ冒険屋に新たな行き先が追加され、G級素材を持ち帰るようになる。
GR150でホルクが学びの書を3つ装備できるようになり、新たな学びの書も落とすようになる。
GR200でギルド貢献ポイント交換に属性剣晶の上位版が追加される。
GR350では上述のG級プーギーに「アイテム(回復薬など)」を持たせることができる。
GR500にて、秘伝防具のGXシリーズへの派生に必要な素材が入手可能となる。
また、同じくGR500でアイテムボックスの容量が3ページ増える。
GR600にて、マイガーデンとマイトレ調合屋がG級対応。
GR700では狩人珠の第8段階強化が解禁される。
GR800では一部のG級武器をG級技巧武器へと強化するための素材入手が可能となり、
同時に狩人珠の第9段階強化が解禁される。
  • マイガーデンのG級対応後の詳細についてはこちらを、
    マイトレのG級対応後の詳細についてはこちらを、
    マイトレプーギーのG級対応後の詳細についてはこちらをそれぞれ参照して欲しい。
穿龍棍スラッシュアックスFマグネットスパイク使用解禁
G級に昇級することで、MHFオリジナル武器種である「穿龍棍」と「マグネットスパイク」、
新武器種である「スラッシュアックスF」の生産・使用が解禁される。
マグネットスパイクのみ、G級昇級後に工房の親方へ話しかけることで入手イベントが発生し、
それをクリアすると解禁されるという形になる。
穿龍棍もかつてはこれと似た形であったが、今は撤廃されている。
ストーリーイベントとの連動
G3から追加されたストーリーイベントで登場する「歌姫」は、
G級に昇級しないと逢う事ができない(それまでのストーリー自体はHRでも進められる)。
歌姫の歌を聴くと、クエスト中にいくつかの特殊効果が発生したり、
狩人祭で入手できる魂が増量されるといった恩恵を受けられるようになる。
ちなみにストーリーイベントの進行そのものはG級昇級のみが条件であり、
GRがいくつでも進めることはできる。
パートナーのG級スキル習得解禁
G級へ昇級することで、パートナーにG級スキルを習得させることが可能となる。
ただし、パートナーランクが999に到達している必要がある。
G級遷悠種の狩猟解禁
ほぼ全てのG級モンスターはGR1から挑戦可能となっているが、
G級遷悠種はGR100から狩猟が解禁される。
なおG級秘伝書のランクは不問になっているため、GSRを100まで上げなくてもGR100以上なら受注は可能。
辿異種の狩猟解禁
辿異種もG級遷悠種と同様に、クエスト受注に際してGR制限がかかる。
辿異種の登場する「辿異クエスト」には4つのランクがあり、
★1はGR200、★2はGR400、★3はGR600、★4はGR800から挑戦可能となる。
G級秘伝書のランクはこちらも不問。
秘伝書スタイル「極ノ型」解禁
G級昇格後は、全武器種で極ノ型が習得可能となる。
なお、2017年4月19日以前は各武器種のG級秘伝書GSR300以上という条件があった。
詳しくはシステム/スキルランクを参照のこと。
巧猟ポイント
厳密にはGR999の他に、装備中の武器のG級秘伝書がGSR999であることも条件。
ランクのカンスト後は各種ランクポイントを獲得する意味が無くなるため、
その代わりとして巧猟ポイントが入手できるようになる。
ポイントを溜めることで外装解放券が当たるくじが引けるようになるが、
それ以外では特に恩恵はない。
功猟ポイントはモンスターごとに設定されているため、
猟団迎撃戦など、複数頭の狩猟クエストではその分多くのポイントが得られるようになっている
(HRクエストでは入手量が減る)。
また、辿異種については難易度別に専用のボーナスが設けられており、
高難度のものほど多くのポイントが得られる。
アンリミテッドモード
ハードコアクエストのように、一部のクエストのモードを切り替えられる。
ハードコアモードの上位モードとして設定されており、
従来よりも強化されたモンスターに挑むことが可能。
難易度としては、★3辿異クエストと同等に調整されている。
  • メインシリーズのMR解放などと比べるとGRを上げることで実に豊富な機能が解放されていく。
    ただ、これらは段階的に実装されていったものであり、
    GR自体もキャップは最初(MHF-G2)から999というわけではなかった。
    初期の頃の特典や解禁要素はプレイヤーに大きな影響を齎さない些細なものだったのだが、
    「結局GRP稼ぎに躍起にならなければならない」という状況を避けるため、このような特典になったとのこと。
    その後の特典も慎重に検討されながら徐々に徐々に増えていったので、
    G級のシステムが現在の仕様となったMHF-G2以降、全てにおいてGRP稼ぎを最優先すべしという風潮は起こらなかった。
    (特典追加アップデートの時点で当該ランクに到達しているケースが多かった)
    また、GRPブースト要素もアップデートを重ねるごとに充実していったので、
    最終的にはそこまでランク上げを意識する必要は薄かった
    (ハンターナビにてGR200まではGR上げを促進する要素があるにはある)と見られる。
  • G級遷悠種が登場するまでは、クエストの受注にGRによる制限は無かった。
    これは後述の旧仕様の反省から定義されたものである。
    そしてこの定義から2年が経過するMHF-G8でようやく、
    GR500(当時)以上が受注条件の「G級遷悠クエスト」が登場した。
    前述の通りこの頃になると多くのハンターがGR500以上に到達しており、特に問題視されたことはない。
    (G級遷悠クエストの受注ランクが引き下げられたのは別に理由がある)
  • GRはかつてのハンターランクやスキルランクと異なり、ランクや参加人数による入手ポイントの減算補正が無いため、
    デイリーポイントボーナスなどをコツコツ利用していけば着実にGRが上がる仕組みになっている。
    また、連続ログインブーストなどのポイント補正もG級から適用されるようになるため、
    それらを活用することでも、それなりの速度で上げていくことが可能である。
  • GRは最初から999までが解放されていた訳ではない。特に899が上限である時期は長かった。
    これは、各種特典を決めてからランクのキャップ解放を行う方針であったためで、
    特にGR999はひとつの節目であるがゆえに特典を決めかねていたようである。
    • ちなみに、巧猟ポイントはGR899が上限の時期に実装されたもので、
      その頃は当然上限であるGR899(と、GSR999)の状態で獲得することができた。
  • 以上はG2以降にリファインされた今のGRであり、実装時点のGRは全く違うシステムであった。
    G1アップデート初日に大問題となり、
    のちに「G1ショック」と称される事になった旧仕様については以下を参照。

旧仕様

  • G1ではユーザーに明確に提示されていなかったものの、
    G級は「MHF及びMHシリーズの原点に帰るもの」と位置づけられていた。
    そのためこのGランクは当初GR1~GR3(後にGR4が追加され、更に本来はGR5~GR8が用意されていた)しかなく、
    ランク内で更に細分化されたクラスというものが存在した。
    GR1を例にとると、
    • GR1
      • GR1-1⇒極海への立ち入り許可
      • GR1-2⇒イャンクック狩猟解禁
      • GR1-3⇒ダイミョウザザミ狩猟解禁
      • GR1-4⇒ギルド要請クエスト(ポカラドン)→狩猟に成功すると「GR2」になる
    という感じである。
    つまり、「クラスを上げることで狩猟地域や狩猟可能モンスターが増え
    ギルド要請クエストのクリアで次のGRに進み、更に狩猟地域や狩猟可能モンスターが増える
    というイメージである。
    ギルド要請クエストにはG級の新モンスターが控えており、
    G級新モンスターは各GRにおけるいわゆるボスキャラ的存在となっていた。
    他のシリーズを例に取ると、
    MHP2GのG級クエストのG★1、G★2、G★3がMHF-G1におけるGR1・GR2・GR3と言えば分かりやすい。
    そしてクラスはG級クエストをクリアすることで入手できるGRPを上げることで上がっていく
  • G級実装初日に、この仕様は界隈以外にも届くレベルで大問題となった。
    理由は単純明快、GR1-2~GR1-4までに必要なGRPが常軌を逸したレベルで高すぎたためである。
    当時、GR1-2~1-3までに必要なGRPは30000で、1-3~1-4までの必要GRPは60000だった。
    そしてイャンクック狩猟で得られるGRPは700、ダイミョウザザミは800である。
    単純計算で、ポカラドンを狩れるようになるまでは
    「イャンクックを約42戦した後にダイミョウザザミを75戦する」必要があった。
    いくら連戦が当たり前と言われるMHFであっても、
    現在のG級で、1体のモンスターのみを40~75戦するなど早々発生しない事態である。
    しかし当時は昇級した全てのG級ハンターがそれを強要されたのである。
    • 正確に言えば、GR1-3でもイャンクックを狩ることはできるため、
      ダイミョウザザミとの選択になっている状況ではあった。
      だが、当時のG級武器とG級防具には性能上難があったため、
      GRPの高さを考えると実質選択肢は限定されていた。
  • 初日に大きな問題となったことから、応急処置的にGR1-2~1-3のみ必要GRPが大幅緩和されたが、
    それ以降はそのままであり、GR3のヒュジキキを狩猟出来るようになるまでは、
    GR2-1からの累計で560,000ものGRPが要求される状況だった。
    そしてそれまでの過程で最もGRPが高いのはポカラドンのクエスト(約1300GRP)だったため、
    大多数のハンターは武具作成を無視して、
    GR1-4のポカラドンを数百匹狩り続けるという異常事態が発生してしまった。
    ネ実等ではこの有様を「クッキー、蟹、ポカラ丼オンライン」と呼び激しい批難の対象となった。
    ちなみにクッキーはイャンクック、蟹はダイミョウザザミのことである。
    全部食べ物のようにも聞こえるので「地獄のフルコース」と称した人も。
    また、後に行われたMHF-G感謝祭の「反省の宴」では、この有様を
    ポカラドン200頭」とストレートに表現している。
    • ちなみに計算すると分かるが、200頭どころか400頭近く狩らないと、
      ヒュジキキには到達できない。
      一応、途中でファルノックやショウグンギザミに乗り換えるという選択肢も存在しないわけではなかったのと、
      途中でギブアップしたハンターも相当数に上るため、それを踏まえた平均が200頭、なのだろう。
  • MHF-G1ではG級特異個体が存在しなかった*4ため、
    ハメによる募集も大量に行われ、MHFの悪い点が濃縮された原点回帰となってしまう。
    こういった、多くの人が事前情報で想像していたものよりもかなり作業感の強いバランス調整だったため、
    要望・苦情が殺到し、その後様々な方面からの修正が行われていくこととなったが
    「小手先の修正では最早どうしようもない」という判断から、MHF-G2におけるGR、
    つまり現在のシステムへの改新が図られることになった。
  • ちなみにこの当時の批判として、
    「狩猟できるモンスターが限定されすぎているのが問題である」というものがある。
    事実これを受け、現状システムでは遷悠種以外の全てのモンスターを昇級直後に狩猟できるようになっている。
    だが実際の状況としては、他のモンスターを選択可能になるGR2以降も、
    狩猟されるモンスターの大半がポカラドン一体だけとなっていた。
    これはGRPの稼ぎが(微々たる数値とは言え)ポカラドンが最も高かったためであるのだが、
    多くのプレイヤーがそういう最適解を選択し続けないとやってられないほどのバランスであったのが、
    今となっては根本的かつ最大の問題であったと言えるだろう。
    • 実際、MHF-Zのメインコンテンツである辿異種は初期実装数が旧GR1モンスターより1体多いだけの4体であったが、
      ランクはあくまでGランクのままであるためあくまで装備製作の為に狩る(なので4体全てに狩猟のニーズがある)存在であり、
      尚且つ多くのプレイヤーから見てかつての「覇種」を想起させるような大変貌を遂げていたため、
      初期に狩猟できる数が4体しかいないことそのものへの批判はほぼ見られなかった。
  • なおG1からG2へのG級システム変更はかなり大規模なものとなっているが、
    元々G1仕様でやっていくことを前提に向こう数年の開発・運営スケジュールが組まれていたことを考えると、
    ちゃぶ台返しによる全面作り直し作業をわずか3ヶ月でやりきったことになる。
    これ自体は、長年の経験と技術が集約されたからこそ実現できた対応速度と内容であると言えよう。
    • ただしこれはユーザーからの批判が多すぎたため、
      やらざるを得ないレベルにまで追い詰められたことが最大の理由であると言える。
      当然ながら「なぜ初めからこの仕様にしなかったのか」という声は多かった。
      また、インタビュー等々から、少なくともこの問題が発覚してから数週間は、
      この状況に対して静観の構えを見せていた事が分かっており、その対応の遅さについても批判されていた。
      ちなみにG2以降の新要素に関してはこの時の反省からか、
      バランス関係で重大な問題があった場合はかなり速いタイミングで発表、
      リファインが実施されるようになった。
    また、流石に(本来の)G1での追加モンスター10体の調整までは手が回らず、
    レビディオラやディスフィロアなど高評価のモンスターが居る一方で、
    アノルパティスなど調整不足による不評を被ったモンスターも居る。
    • この時のダメージはかなり深刻だったようで、後に運営Pが語ったところによると
      G1での評価があまりに低すぎたため、G2・G3でも100%満足のいく評価をもらうことは不可能で、
      その次のアップデートで100%の評価をユーザーからもらい、
      真のMHF-Gのスタートにできるよう努力している、とのことである
      (これが、MHF-GGのキャッチフレーズ「真のG」に繋がっている)。
  • ちなみに何故こんな仕様になったのかは上述の通り
    MHシリーズの原点回帰」を図ろうとしていたから、ということなのだが、
    テストが不十分であったことはどう贔屓目に考えても明らかであり、
    事実後に実施されたMHF-G感謝祭において、
    実際にプレイするテストが不十分な状態のまま導入してしまった事を認めている。
    また、いわゆるゲーム性のリセットについても、
    そのことは長年プレイしてきたユーザーにはあまり伝わっていなかったため
    G級を「覇種の延長線上にあるもの」と捉えていた大多数のユーザーの認識とは全く異なるイメージであった。
    コンセプトが説明された現在でも「ゲーム性のリセット」に関しては疑問を呈する声が多く、
    そちらについても「やりすぎたかもしれない」と謝罪するまでに至った。
  • なお、改新後のGランクシステムそのものについては特に問題となる事象は起こっていないのだが、
    当初GRが進むごとにギルドマスターやG級受付嬢からG級のストーリーが語られており、
    それらが全てオミットされてしまったため、ギアオルグ以降のG級モンスターのバックボーン、
    特に最果ての地とディスフィロアの発見経緯などがやや分かりにくくなってしまった部分がある。
    • 後にG3で実装されたストーリーイベントにて、当初襲来理由がはっきりしていなかった、
      レビディオラの襲来に繋がる経緯についてはある程度補完されることになった。
    また、G級昇級時点で全てのG級クエストを受注可能であるため、
    G級自体が中弛みした印象を受けるという声や、
    G級に昇級しても何をすればいいか分からないという意見もある。
    前者についてはG6.1現在の最高峰クエストの一つで、受注に一定条件が設けられている至天征伐戦、
    後者についてはハンターナビの実装である程度の解決を見た。
  • ちなみに正式実装前の先行テストの時点ではさらに凄いことになっており、
    現在の防御減算補正(正確には、MHF-G2前半までのもの)に加えて、
    防具に設定されているGRが出発したG級クエストと異なる場合(上にも下にも)、
    防御力が減算されてしまうという仕様になる予定だった。
    そのため、FXLv7まで強化した秘伝防具一式でGR3のクエストに赴くと、
    防御力-450された状態からさらに防具の補正で減算されてしまうため、
    結果として装備無しと同等の防御力になった。
    「作ったものがすぐ無駄になる」「装備を組み合わせる楽しみが減る」
    といった意見が殺到したため、これを取り入れた修正として、
    G1時点からハンター自身のGRと防具のGRによって防御力が上昇する、現行に近い仕様になった。
    • なお、先行テスト用のデータでは全ての秘伝防具が用意された状態から始まったので、
      「G級では秘伝防具は通用しない」という(当初の)現実を強烈に印象づけることになった。
    • ちなみに現在の防御減算補正はMHF-G1本実装時に追加されたという指摘もあるが、
      実際には鍛えこんだGR3のGF防具(つまり防具自体の減算が発生しない)でも、
      G1・G2初期と大差ないダメージを受けていることが動画等で確認できる。
      つまりクエストによる防御減算補正は当初から存在していたといえる。
  • なお、遷悠種と辿異種*5を除いた現在のG級における最高難易度は★7つまりGR7で、
    本来のGR8はどこに行ったのか…と思う人も居るかもしれない。
    これに関してはハッキリと言及されている訳ではないものの、
    「シャンティエンとディスフィロアは本来★7の難易度よりも上のランクで登場する予定だった」
    という発言や素材の並び順から、
    ミ・ル、シャンティエン、ディスフィロアの3体が本来のGR8における登場モンスターであったと推測される。
    MHF-G1は当初の予定では半年間で全モンスターが出揃う予定だった事が明かされているが、
    当初の仕様ではここに到達するまでどれほどの連戦が必要な仕様になっていたのであろうか…

関連項目

システム/G級クエスト/MHF
システム/ハンターランク
システム/スキルランク


*1 当時「G級」が存在する最新CSは実質単発作品にあたるMH3Gであった。
*2 かつてのG級昇格条件の1つがHR999だったが、発表された際にHR999は厳しすぎると言った声がほぼ無かったこともそれを裏付ける
*3 導入経緯はもう少し複雑なものである。詳しくはこちらを参照のこと。
*4 運営インタビューや当時のプレビューサイトから、G級特異個体の実装は相当後になってから、と考えていた節が見られる
*5 G級遷悠クエストは★8と明記されている。辿異クエストは難易度表示が専用のものになっているが、防御力に-1050の減算がかかることから、内部的には★8の扱いになっている。