2019年より流行した、金獅子ラージャンにまつわるネットミーム。
目次
概要
- 時は2019年9月、ラージャンがMHW:Iの新大陸にて登場という報せを受け、多くのファン達が喜びに満ちていた。
そんな中、MHシリーズTwitter公式アカウントのリプライ欄に公式紹介映像のスクリーンショットを用いて、
何者かによって人間のサムズアップを合成したラージャンのコラ画像がツイートされた。
そのツイート画像にはこう記されていた。『イージャン』
そして超攻撃的生物であるラージャンが攻撃そっちのけで調子に乗っているというギャップの差がファンに大ウケし、
次々と画像を貼り始めるユーザーが続出したのである。
終いにはMHW:Iの最新情報ツイートのリプライ欄がイージャンだらけになるという奇妙な光景も見られた。(一例)- サムズアップポーズの元となったのは、紹介映像の25秒辺りで拘束攻撃を受けて立ち上がれないハンターに
拳を叩き込もうとするシーンを切り抜いたもの。
紹介映像の演出でスローモーションになっているので、どのカットが使われているかは解りやすい。
『スゲージャン』
これをイージャンの画像とコラージュして「イージャン・イージャン・スゲージャン」という合わせ技にしたり、
雀卓を囲む「マージャン」、剣を構える「ラージャンピエールポルナレフ」など新たなコラ画像が作られたりもした。- あまり知られていないが、「イージャン」から「スゲージャン」に派生する言葉遊びには由来がある。
それは2007年リリースのAAA(DEN-O form)の楽曲「Climax Jump」の歌詞
『いーじゃん!いーじゃん!スゲーじゃん?!』である。
この楽曲は特撮番組「仮面ライダー電王」の主題歌になっており、
当時視聴していた世代によってネットミームに昇華したと思われる。
- サムズアップポーズの元となったのは、紹介映像の25秒辺りで拘束攻撃を受けて立ち上がれないハンターに
公式化
- 当時はイージャンの人気度が異常なほど高く、とうとう公式をも動かしてしまった。
手始めに2019年開催の「モンスターハンターフェスタ'19-'20」東京会場において、
なんと公式のイージャン透過画像の配布が決定。
さらに、猿仲間としてサムズアップをするギンセンザルの画像や背景画像も作られた。
まさかラージャンとギンセンザルもこれを公式の持ちネタにされるとは思いもしなかっただろう。
元々、ラージャンは感情表現豊かな猿ゴリラの枠組みでバラエティ性に富んだモンスターとして不動の人気を持っていたが、
この流行を機にネタキャラとしての路線を歩むこととなった。- また、狩王決定戦のレベルの高さに感嘆した辻本Pがスゲージャンを作りたい旨の発言をしている。
どういうポーズを取らせるのだろうか……?
- また、狩王決定戦のレベルの高さに感嘆した辻本Pがスゲージャンを作りたい旨の発言をしている。
LINEスタンプ
- 当初はスゲージャン発言は興奮から出た冗談の一種と思う人も多かったが、
2020年1月19日にて発表された公式LINEスタンプに本当にスゲージャンが登場してしまった。
と言っても元々のイージャン画像にスゲージャンのセリフを付け加えただけのもので
様々なスタンプのひとつとしてスゲージャンがあるというだけだが。
なお、このスタンプにはさらっと大団長がラージャンと共演するものも含まれており、
ギンセンザルに加えてアン・イシュワルダも巻き添えを喰らうようにスタンプ化されている。
ノリが良いラスボスである
対象キャラ | 文字(内容) |
---|---|
ラージャン | イージャン |
めっちゃイージャン | |
(キリンの角をかじって)うめージャン | |
スゲージャン!! | |
(サムズアップに集中線が付いた立ち絵) | |
超イージャン | |
おつイージャン | |
さよならーじゃん | |
(キラリと輝いてサムズアップ) | |
まあイージャン? | |
Wイージャン | |
(愛をこめて両手サムズアップ) | |
まあまあイージャン | |
さみしーじゃん | |
激昂したラージャン | イージャン |
(スピード感のあるサムズアップ) | |
大団長 | (サムズアップ) |
イーーージャーーーン!! | |
かっこイージャン | |
イージャン | |
大団長&ラージャン | おたがイージャン |
ダブルイージャン | |
ノってきたジャン | |
明日があるジャン | |
ギンセンザル | じゃん! |
やるじゃん! | |
明日でいーじゃん | |
もーいーじゃん | |
ギンセンザルの集団 | まとめていーじゃん! |
大団長 | (ラージャンの影に迫られ)やべーじゃん |
ギンセンザル&ラージャン | つえーじゃん… |
アン・イシュワルダ | みんなイージャン |
ゲーム実装
- あまりの語呂の良さから公式にとってもお気に入りのネタになったのか、
MHST2ではラージャンの絆技「ギガンティックメテオ」の説明文には
なんの脈略もなくラストに「イージャン!」と書かれている。
- ブームから時は流れて2023年7月20日、MHR:Sのイベントクエストとして
激昂したラージャン2頭を狩猟する「凶双襲来:獅子が奏でる肉体美」が配信された。
報酬は重ね着装備のマッスル極シリーズと称号がいくつかといった内容なのだが、
その称号の中に何を隠そう、『イージャン』が含まれていたのだ。
つまり、これによって遂に(?)ハンターもイージャンをその名に冠することが可能となったのである。- 同作の有利DLCではぬいぐるみの見た目になる重ね着武器が配信されており、
弓はラージャンをモチーフにしたものなのだが、抜刀すると両腕で弦を張ってイージャンの構えになる。
- 同作の有利DLCではぬいぐるみの見た目になる重ね着武器が配信されており、
メディア展開
- 2024年4月から7月まで開催されたリアルイベント『豊橋へ 一狩りいこうぜ!』のデジタルスタンプラリーの景品として配布される
「カプ旅ステッカー」のラインナップの中には、牟呂八幡宮の「ええじゃないか」お札降りの様子を描いたイラストがあるのだが、
「えーじゃん!!」「えーじゃん!!」と掛け声を寄せながらノリノリに踊っているラージャンの姿があった。
- S.H.MonsterArtsという可動フィギュアでは、2025年1月に激昂したラージャンのものが発売されるのだが、
手の付け替えパーツの中になんとイージャンのサムズアップが含まれており、
勢いよくイージャン!するラージャンが再現できるようになっている。
宣材写真には上記のLINEスタンプにおける「めっちゃイージャン」のポーズで載せられている。
もはやラージャンとイージャンは切り離せないものになっているのだろうか…?- イージャンネタでは実に多彩な表情を見せるラージャンだが、
本キットに付属する表情パーツは「通常顔」「怒り顔」の2種のみ。
笑顔でイージャン!するラージャンなど再現できないシチュエーションも多いが
「通常顔」「怒り顔」だけでもそれなりに楽しめるクオリティーの高い逸品である。
- イージャンネタでは実に多彩な表情を見せるラージャンだが、
関連項目
モンスター/ラージャン
モンスター/ラージャン/派生作品
モンスター/激昂したラージャン
環境生物/ギンセンザル
登場人物/大団長