1985年にカプコン社が稼働開始した2D横スクロールの面クリア型アクションゲーム。
元々は「パックマン」等と同じくアーケードゲームとして開発された作品で、後に家庭用ゲーム機に移植されている。
2023年現在の最新作は初代「魔界村」と「大魔界村」をモチーフにしたリメイク作品の『帰ってきた 魔界村』であり、
様々なハードで発売されている。
また、Nintendo Switch Online加入サービス特典として『魔界村』『超魔界村』の2作品がプレイ可能である。
本項ではMHXX・MHRiseにおけるコラボクエスト、及びクリア報酬で作成可能なコラボ武具も併せて解説する。
目次
概要 
- 鎧に身を包んだ騎士「アーサー」を操作し、魔界の魔物たちを退けながら魔王に囚われた王女の救出を目指す。
シリーズ通して周回プレイが前提のゲームデザインなのが特徴で、
2周目をクリアしないとエンディングを見ることができないというのがシリーズの伝統となっている。
- 硬派な難易度のゲームが多いカプコンだが、その中でも特に高難度のゲームとして有名。
ジャンプの独特な慣性、個性的かつ手強い敵や罠など、
ある程度アクション慣れしているプレイヤーであっても一筋縄ではいかない要素も少なくない。
なお、後発の『大魔界村』や『超魔界村』ではいくらか調整が入り遊びやすくなったが、
逆にFC版は移植に問題があったためにAC版以上の難度になってしまっている。
- 主人公であるアーサーの初期装備は一般的な西洋甲冑と大柄な槍のみだが、
強力な武器と防具を得ることで自身を強化でき様々なプレイスタイルを編み出せることが特徴。
しかし、一度攻撃を受けたり敵に触れたりするだけでもダメージを負い、
鎧が粉々に砕けてパンツ一丁のおっさん姿になってしまう。
その状態で再びダメージを受けると無惨に白骨化、1ミス扱いになる。- アーサーの武器は飛び道具一筋で、槍だろうがハンマーだろうがお構いなしに投げつけて攻撃する。
そして何故か無限に使える
- アーサーの武器は飛び道具一筋で、槍だろうがハンマーだろうがお構いなしに投げつけて攻撃する。
コラボ一覧 
クエスト/魔界村・赤き強敵の危険な炎 
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 獲得PT | 条件 | 配信日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MHXX | 集会所★7 | 狩猟クエスト | 火山 | メイン:15300z サブ:0z | 1600z | メイン:pt サブ:0pt | 受注・参加: HR4~ | 2017年9月8日*1 |
※サブターゲット:なし
- MHXX発売初期に先行配信されたイベントクエストの1つ。獰猛化リオレウスがメインターゲット。
おそらく魔界村シリーズの名物ボス「レッドアリーマー」にちなんだチョイスだろう。
獰猛化しているとはいえ、強化個体では無いのでクリアは難しくない。
狩猟地も地底火山ではなく戦いやすい地形の多い火山であり、火竜の獰猛化素材を集めるのには便利なクエスト。
ちなみにこのクエストで手に入る獰猛化狩猟の証は、
(DLC等の一部クエストを除けば)集★7の獰猛大連続クエストの報酬限定の獰猛化狩猟の証IIIとなっている。- このクエストに限らず、本作で早期配信されたクエストは救済クエストとしての側面を持つものが多かった。
オトモ用の秘伝書集めがしやすい逆転裁判とのコラボクエストがその一例。 - ちなみMHX時代に存在したDLクエスト「紅蓮なる空の王」はこのクエストの内容とほぼ同じであるためか、
このクエストと差し換えられる形で削除されている。
- このクエストに限らず、本作で早期配信されたクエストは救済クエストとしての側面を持つものが多かった。
- コラボクエストをクリアすると、コラボオトモ装備の生産に必要な素材として「アーサーの鎧」を入手できる。
アーサーの鎧の説明文には、
「正義と愛の心に燃える者だけがその身にまとえる騎士の鎧。防御力が上がる…気がする。」と記されている。
ちなみに素材アイテムでは初の装備アイコンとなっており、胴装備の白いアイコンとなっている。
アーサーネコシリーズ 
- 上記のコラボクエストの報酬である「アーサーの鎧」を用いて生産できる装備。
魔界村シリーズの主人公・アーサーの着ている鎧を模したものとなっている。
特徴的な立派な髭もしっかり再現されており、再現度は中々のもの。
モンスターの攻撃で鎧が壊れたりはしないのでご安心を。
防御力は頭が106、胴が190と、レア7の猛○○装備と遜色ない数値を持つ。
一式での耐性は両部位共に火と雷耐性がマイナスで、その他の属性はプラス。- G級版のアーサーXシリーズは頭142・胴256と
コラボ防具の中ではきこなし烈海王と並んでかなり高い防御力を誇る(レア9の獰○○装備相当)ため、
攻略段階で生産できれば非常に頼りになる。
だが必要な粋な重端材は老山龍を討伐した後でないと入手できない*2。
そのためあらかじめ製作に必要な生産素材を貯めておき、
粋な重端材が入手できるようになったら一気に作製して攻略に活用する、といった使い方がいいだろう。
調整次第では超魔界村で登場した青銅の鎧や黄金の鎧風のカラーにすることも可能。 - G級版のアーサーXシリーズは頭142・胴256と
- 武器は「アーサーネコランス」という、原作の武器の一つ「槍」を模したオトモ武器。
魔界村シリーズではアーサーが初期装備として装備している鈍色の槍で、
モンハンのランスとは異なり「槍投げ」で攻撃する投擲武器である。
モンハンではさすがに投げることはできないが、
原作での扱いを反映してか槍型ながらブーメラン特化型の性能となっているのが特徴。
- 本コラボで製作できる武器は「槍」のみだが、
モンハンにもそれぞれ短剣、斧、松明、十字架によく似たオトモ武器が存在するので、
それらを装備してより原作の気分を味わってみるのもいいだろう。
まあ投げるのは結局ブーメランなのだが…辛うじて十字架ならそれっぽく見せられるかもしれない
クエスト/たとえ鎧が砕けても 
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 生態情報 |
---|---|---|---|---|---|
MHRise | 集会所★6 | 大連続狩猟クエスト | 溶岩洞 | 14400z | メインターゲットのみ |
- 郵便屋のセンリ
- 『帰ってきた魔界村』から、
スペシャルなクエストだぞニャ!
魔界村に現れる魔物のような、
赤みを帯びたモンスター3頭を
狩猟するぞニャ!成功したら
勇敢な騎士になれる、重ね着
装備の素材が貰えるぞニャ!
- 2021年9月30日配信のTGS2021にて、
MHRiseに於けるカプコンコラボ第5弾が「帰ってきた 魔界村」に決定したと発表された。
クエスト配信は2021年10月30日とされていたが、MHRiseのイベントクエストは毎週金曜日配信のため、実際は1日前倒しの10月29日に配信された。
- 久しぶりに登場した、HR4~7のプレイヤーでも参加できるイベントクエストでもある。
例によって、今回のコラボクエストも郵便屋さんのゲーム名を紹介する、非常にメタい依頼文となっている。
- 内容は溶岩洞での大連続狩猟で最初はバサルモスとラングロトラのみフィールドに登場しており、
どちらかを狩猟するとリオレウスが出現する。- リオレウスがトリを務めるのはやはりレッドアリーマーを思わせるからだろうか。
魔界村を代表する敵キャラで、空中を飛ぶ中ボスだったりラスボスだったり、
作品によっては主役になったりとリオレウスと多くの共通点をもつ。 - バサルモスのみ赤色ではないが、身体の一部が赤熱化するという特徴を持つ。
魔界村に登場する敵キャラ達は全身、あるいは体のどこかが赤い傾向が非常に強いため、
テーマ通りの相手としてしっかり統一されているのが分かる。
また場所が溶岩洞であるのも「不気味で美しい」という魔界村の宣伝文句にピッタリ。 - ラングロトラのような転がる敵キャラやバサルモスのような地中から出てくる敵キャラは多く、
しかしその大半はザコや中ボス程度のため、なるほど確かに魔界村らしさを感じさせる配役である。 - 上位ラングロトラが出現し、なおかつ金冠の可能性のあるクエストでは数少ない通常の狩猟フィールドが舞台となるクエストである。
他の選択肢はほぼ闘技場でのバサルモスとの同時狩猟しかないため、単純な倒しやすさではこちらが上。
ただ、こっちもこっちでやはりバサルモスを倒さなければいけない上、余計なオマケとしてリオレウスまでくっついてくるので、
周回のしやすさを考えるとどちらが効率的なのかは微妙なところ。
- リオレウスがトリを務めるのはやはりレッドアリーマーを思わせるからだろうか。
- このクエストの前に強化クエストがいくつも配信されていたため身構えたくなるが、
今回は特別強化されていることはなく、ストーリー攻略中に挑んでも問題はない。
- クリアすると追加報酬として「砕けた騎士の鎧」なるものが手に入る。
これを4つ集めて加工屋へ行くことで重ね着「アーサー」を製作できる。
持ち主はその辺で白骨化したりしていないだろうか・・・
- ちなみに上位上がりたての段階で上位の溶岩洞に行けるクエストでもある。
当然ユニオン鉱石や獄炎石のフライングゲットが狙えるが、
レウスSシリーズ目的でないなら、こっちの方がいいか。
一応溶岩洞の巨大ガマの方でもリオレウスは出てくるが、
出てくるかはランダムな上に時間が経つと去ってしまうのでじっくり相手する暇はない
- BGMもしっかり帰ってきた魔界村と同様のものが流れる。
特に、クエスト中のBGMは耳に残りやすい特徴的な曲のため、
魔界村を知らずともどこかで聞き覚えのあるハンターも多いだろう。
アーサー(重ね着) 
- ハンターの重ね着装備として登場、『帰ってきた魔界村』準拠デザインのアーサーになりきれる。
また、投げクナイが「槍」に変化・クエストクリア時に特殊演出が流れる他、
ハンターのボイスがなくなるなど、こだわりが強いコラボ重ね着となっている。
裏を返せば大技発動前にハンターが発する警戒を促すボイスもなくなるため、
思わぬ場面でこの仕様が影響を及ぼす可能性もある。
そして、流石にハンターが力尽きた際に骨になる所までは再現されなかった。- 原作のアーサーは終始一言もしゃべらず、ひどく驚いた時以外では口も開かない(ヒゲは動く)。*3
カメラワークも一定で、画面がアップになることはあっても決してキャラクターに寄りすぎないため、
「魔界村」という原作の雰囲気に忠実に配慮された仕様なのが分かる。
しかし魔界村をよく知らないプレイヤーからは演出やモーションの仕様が寂しいという声がチラホラ。
「魔界村」という原作の雰囲気に(ry
- 原作のアーサーは終始一言もしゃべらず、ひどく驚いた時以外では口も開かない(ヒゲは動く)。*3
- 特徴的なのは槍投げのモーションで、その場で立ち止まり右手を瞬時に振り降ろして投げる。
アーサー特有のコミカルなモーションが存分に再現されている。
そのため連射はできるが投げている間はその場から動けない。その代わりなのか若干攻撃力が高い。
例えばクナイ投げで2~3程のダメージの部位に対して6~7くらいのダメージが出る。
そのため丁寧に連射するとなかなかの威力が稼げる。普通に攻撃した方が強いとか言わない。
またクナイでないからか、はたまたモーションの再現か、照準へ投げようとすると必ず照準の方を振り向く。
そのためクナイの感覚で投げようとすると本当に気持ち程度だがタイムラグが生じる。
- アーサーと言えば今作でも登場している槍の他、これまでのシリーズではおの、大剣、
ハンマー、ボウガンなども扱う事ができる。
システムが違うモンスターハンターにおいても原作に近い再現ができるのは喜ぶべき事だろう。
原作ではほとんどブン投げて使うが気にしてはいけない。大剣は辛うじて振るう武器だが、素早く振り回せるので原作に近いかと言われると…- アイテムや武器を投擲することに目をつけ、猟具生物やアイテムを存分に駆使した狩りに興じるのもおもしろい。
おだんごスキルの他にボマーや翔蟲などのそれらしいスキルを組み合わせてスキルシミュレーターを回し、
検索できる最低防御力の防具で大型モンスターに挑めばまさにアーサー気分。
魔界村よろしく、一瞬の油断が命取りになるギリギリのハンティングアクションが待っていることだろう。
まぁ狩猟時間は延びに延びるだろうが・・・これも一種の浪漫と言いきれるアナタに。
- アイテムや武器を投擲することに目をつけ、猟具生物やアイテムを存分に駆使した狩りに興じるのもおもしろい。